有価証券報告書-第41期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
a)経営成績
当連結会計年度の当社グループにおきましては、新元号制定に伴い過去最長の10連休となりましたゴールデンウィークが大きな追い風となり、各施設での集客に向けた多様な取り組みも奏功し、九州の遊園地をはじめ、3ゴルフ場ならびに北海道の遊園地において、その利用者数は増加いたしました。
また、土木・建設資材事業につきましても、バイオマス火力発電所への燃料投入業務の受託が堅調だったことに加え、客土用土の販売が好調に推移し、売上を大きく伸ばしました。
以上により、当連結会計年度の業績につきましては、売上高8,359,645千円(前期比549,117千円増)、営業利益684,457千円(前期比119,665千円増)、経常利益691,557千円(前期比143,548千円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は386,972千円(前期比85,399千円増)となりました。
次に、事業の種類別セグメントの概況をご報告申し上げます。
(遊園地事業)
まず、九州の『グリーンランド』におきましては、1月の冬休み期間と週末毎の夜間営業に合わせ、「光のファンタジー」と題して、園内を色鮮やかなイルミネーションで演出いたしました。今回は、桜並木に電飾を施した「さくらの散歩道」を新たに誕生させるなど、園内100カ所以上のイルミネーションスポットをご用意し、多くのお客様にお楽しみいただきました。
また、2月には、約500個のLEDスカイランタンを上空一面に浮かべるお客様参加型のイベント「Sky Lantern Star Night Dream(スカイランタンスターナイトドリーム)」を実施し、会場全員が一体となって、幻想的な夜空を楽しみました。
春には、幅広い層の集客を図り、異なるメインターゲットを意識して3大イベントを開催いたしました。
まず一つは、絵本シリーズを中心に大人気となった「おしりたんてい」のパビリオンとして、「おしりたんてい ププっとかいけつ!なぞときフェスティバル」を開催いたしました。会場では、絵本やアニメでお馴染みの世界観を体感できる内容が大好評を博し、関連グッズの販売も非常に盛況となりました。
もう一つは、男児を中心に人気の高い「仮面ライダージオウ」が主役の「仮面ライダージオウ バトルステージ」を開催し、全面リニューアルした屋外ステージを所狭しと繰り広げられる大迫力のバイクスタントやバトルアクションで、会場は大歓声に包まれました。
更に、数々の大ヒット曲により、若者を中心に幅広い世代から愛されるアーティスト「GReeeeN」とのコラボレーションイベント「GReeeeNLAND」を開催し、オリジナルテーマソング「ミドリイロ」を書き下ろしいただき、ミュージックビデオも遊園地を舞台に撮影されました。また、特設のフォトスポットやアトラクション乗車中にはGReeeeNメンバーからのスペシャルメッセージも流れるという、まさにグリーンランドが“ミドリイロ”に染まるイベントで、幅広いファン層に訴求することができました。
また、7月1日より、人気お笑い芸人「ガンバレルーヤ」とのコラボレーションイベントを開催し、園内を多くの面白スポットで演出したほか、夏のメインイベントとして、九州初となるイベント「ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲの森であそぼう!!」を開催いたしました。
加えて、秋には、未就学児ファミリーをメインターゲットとして、大人気キャラクター「しまじろう」の体験型パビリオン「しまじろうプレイパーク」を開催したほか、ハロウィンイベントや年末の「カウントダウンパーティ2020」など、1年間を通じて何度でも来園したくなるような、多彩なイベント開催に取り組んでまいりました。
アトラクションにおいては、春には、「スーパーシューティングライド モンスターヒーローズ」、「ウエスタン列車 悪モンバスターズ」、そして「レーザーシューティング」を3大シューティングアトラクションとしてリニューアルオープンし、夏には、日本初登場となる新規アトラクション「グッジョブ大作戦」を導入したほか、「ウォーターパーク(プール)」では、8月10日から8月18日までの期間、「ナイトプール」と題して初めての夜間営業を展開いたしました。
そのほか、継続的なアトラクションの刷新や多彩なイルミネーションスポットの拡充等の魅力増大施策に向け、9月14日より入園料金ならびにアトラクションフリーパス料金の値上げを実施し、一層の収益基盤の強化を図りました。
このような様々な取り組みに加え、2018年秋に全国公開されました、グリーンランドを舞台とした映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」に喚起された多方面からのご来園者もあり、また、営業強化による各種新規団体や修学旅行団体の獲得が好調に推移し、利用者数は、前期比65,354人増加の913,404人、売上高は前期比390,782千円増加の3,873,139千円となりました。
『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、4月のオープンより、「仮面ライダージオウ」、「スター☆トゥインクルプリキュア」、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」など、人気の最新キャラクターショーを開催し、子どもを持つファミリー層をメインターゲットとして集客を図りました。また、10連休となりましたゴールデンウィーク期間中には、「おしりたんてい」のショーなど話題性の高いイベントを開催し、園内は大いに賑わいました。
また、北海道最大級の野外音楽フェス「JOIN ALIVE(ジョインアライブ) 2019」が、7月13日から2日間に亘り開催され、10回目の節目を迎えた今回は、多くの人気アーティストの出演により約40,000人の観客動員数となり、ライブ会場は、例年以上の盛り上がりを見せました。
また、7月には「いわみざわ彩花まつり花火大会」、8月には「いわみざわ公園花火大会」がそれぞれ開催され、遊園地も大いに賑いました。
そのほか、8月10日から8月18日までの期間において、「フリースタイルモトクロス」を開催し、日本トップクラスのライダーの圧巻のパフォーマンスに、会場は大歓声に包まれました。
秋には、「ワンワンとあそぼうショー」など人気の高いキャラクターイベントを開催し、3連休などの集客の山場を更に盛り上げました。
『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、1月はインバウンド客ならびに自衛隊訓練の利用件数増加や客単価増加が見られましたものの、12月に入ってからの雪不足やそれに伴う営業日の減少が影響し、利用者数ならびに売上高は低調に推移いたしました。
この結果、北海道の遊園地ならびにスキー場を合わせた利用者数は、前期比17,205人増加の227,921人となり、売上高は前期比89,984千円増加の765,754千円となりました。
以上の結果、利用者数は前期比82,559人増加の1,141,325人となり、売上高は前期比480,766千円増加の4,638,894千円、セグメント利益につきましては前期比119,905千円増加の738,983千円となりました。
(ゴルフ事業)
ゴルフ事業におきましては、お客様目線に立った快適なプレー環境の整備に注力し、きめ細やかな樹木の剪定・伐採やカート道路の補修のほか、新たにレディスティを設置するなど、3ゴルフ場各々の特色を活かしながら、一層の魅力向上に努めました。
また、韓国人ゴルファーの利用促進ならびに新規会員権販売に向け、新たな韓国人スタッフを加え、韓国内のゴルフツアー造成会社との連携強化を推進いたしました。
『グリーンランドリゾートゴルフコース』におきましては、多彩な機能を持つ最新鋭のナビゲーションシステムをPRすることで、オープンコンペ参加者獲得のほか、慶事コンペなど各種コンペの利用拡大に努めました。
また、若年層ゴルファーの取り込みを図り、シニア層ゴルファーとのペアマッチコンペやゴルフ場スタッフがお客様と対戦する「スタッフが挑戦コンペ」を新たに開催したほか、友の会会員拡大に取り組むなど、パブリックゴルフ場の強みを活かした営業展開に注力いたしました。
また、施設面においては、ベントグリーンの拡張のほか、ゴルフ場のフロントカウンターの改装など、プレー
ヤーの利便性ならびに快適性向上に努めました。
『大牟田ゴルフ場』、『広川ゴルフ場』の両メンバーシップコースにおきましては、九州ゴルフ連盟主催の各種競技大会の開催に伴い、練習ラウンド客の取り込みに注力したほか、ビジター客の獲得に向け、各種団体向けセールスやWEB会員拡大に努めました。
また、快適なナビゲーションシステムのPRに加え、『大牟田ゴルフ場』ではセルフプレーでのゴルフカートの一部コース内への乗り入れにも取り組むなど、より快適なプレー環境を提供することで、利用者層の拡大に努めました。
更に、メンバー会員に向けた新たなサービスとして、ポイントカードシステムを導入し、両メンバーシップコースの相互利用を含めた会員の利用促進を図りました。
以上の結果、3ゴルフ場を合わせた利用者数は前期比2,499人増加の132,930人となり、売上高は前期比27,117千円増加の994,876千円、セグメント利益につきましては、前期比20,798千円増加の41,864千円となりました。
(ホテル事業)
『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』では、グリーンランドリゾートのオフィシャルホテルとしての機能性向上と合わせ、確固たるブランド力の確立に注力し、更なるリピーターの獲得を図りました。
『ホテルブランカ』におきましては、好調なネット予約による客室稼働率向上に加え、遊園地やゴルフ場に隣接する立地を活かし、各施設利用を目的としたファミリー客や団体客を中心に集客を図りました。また、新たに客室にテレビモニターを利用したインフォメーションシステムを導入したほか、客室やトイレの改装、中庭の景観整備等を鋭意取り進めて利用者の満足度向上に努めました。
また、夏のバーベキューとともに好評な秋・冬の鍋バイキングでは、新たな食材を取り入れるなど、サービス拡充にも趣向を凝らし、地元客を中心に多くのリピーターを獲得いたしました。
そのほか、エレベーターの新設により館内移動の利便性を高め、法事など各種宴会場利用客の拡大や屋上テラス「シエロガーデン」の利用促進を図りました。
『ホテルヴェルデ』におきましては、新たに「仮面ライダージオウルーム」を造成したほか、大観覧車を望むコロッセオ広場の景観整備を行うなど、遊園地のオフィシャルホテルとしての特色を打ち出して、ファミリー層を中心に訴求いたしました。
また、夏休み期間においては、新たに、遊園地2日間の入園無料ならびにプール1日入場無料を宿泊特典として打ち出して集客拡大に努め、秋以降につきましても、遊園地利用時の優位性を前面にアピールし、1泊2食付プランを主力とした予約獲得に努めることで、インバウンド客の減少を売上面でカバーいたしました。
また、好評なタラバガニ&ステーキバイキングや地酒の会ならびにプレミアムビール祭りなど、近隣他施設と差別化した飲食イベントを定期的に開催し、話題性の喚起とともに安定した顧客獲得に努めました。
以上のような取り組みを鋭意行いましたものの、秋以降のインバウンド客の減少等も影響し、『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』を合わせた宿泊者数は前期比3,934人減少の67,489人となり、また、婚礼獲得数の減少等で特に宴会部門の落ち込みが目立ち、売上高は前期比49,899千円減少の1,373,893千円となりました。
北海道の『ホテルサンプラザ』におきましては、遊園地やスキー場など多様なレジャー施設との連携の強さを最大限に打ち出して、ファミリー層、インバウンド客ならびに企業団体など、幅広い集客活動に努めました。
北海道の『北村温泉ホテル』におきましては、好調なネット予約を中心に宿泊部門を伸ばしたほか、ステーキセット、北村ラーメン、居酒屋メニューなどの飲食メニューの強化により、レストラン部門の売上増大にも注力いたしました。
また、和室用の椅子・テーブルセットの導入により、より快適な会場利用をPRし、高齢層を中心に宴会獲得を図りました。
以上のような取り組みの結果、宿泊者数は堅調に推移し、『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』の宿泊者数は前期比1,099人増加の24,599人となり、売上高は前期比30,709千円増加の640,018千円となりました。
以上の結果、宿泊者数は前期比2,835人減少の92,088人となり、売上高は前期比19,189千円減少の2,013,911千円、セグメント利益につきましては前期比7,411千円減少の25,843千円となりました。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、九州のグリーンランドリゾート一帯の賃貸事業を中心に堅調に推移いたしました。売上高は前期比2,047千円増加の158,061千円となり、セグメント利益につきましては、前期比2,274千円増加の120,978千円となりました。
(土木・建設資材事業)
土木・建設資材事業におきましては、新たに運送業務受託を開始し、バイオマス火力発電所への燃料投入業務の受託が堅調だったことに加え、土木工事受注ならびに客土用土の販売が好調に推移したため、ポゾテックの製造量は落ち込んだものの、売上高は前期比58,375千円増加の553,902千円となり、セグメント利益につきましては前期比7,983千円増加の89,783千円となりました。
(注)セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と調整を行っており、上記すべてのセグメント利益合計1,017,452千円より、各報告セグメントに配賦していない一般管理費を含む332,995千円を差し引いた684,457千円が当連結会計年度の営業利益となります。
b)財政状態
当連結会計年度末の資産額合計は、21,313,875千円(前連結会計年度比301,446千円減少)となりました。
当連結会計年度末の負債額合計は、10,034,058千円(前連結会計年度比560,981千円減少)となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、11,279,817千円(前連結会計年度比259,535千円増加)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ29,624千円増加し、350,742千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、1,109,291千円となり、前年同期比281,313千円の増加となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が増加したこと及び売上債権が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、321,955千円となり、前年同期比79,708千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出及び無形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、757,711千円となり、前年同期比363,414千円の増加となりました。これは主に、長期借入による収入が減少したことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
前連結会計年度、当連結会計年度ともに、販売実績が総販売実績の100分の10以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
2.上記金額には消費税等は含まれておりません。
3.当社グループは、遊園地事業、ゴルフ事業、ホテル事業を基幹としているため生産、受注の実績については、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2020年3月27日)現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益及び資産の状況に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
見積り及び判断に影響を及ぼす重要な会計方針としては以下のようなものがあると考えております。
a)貸倒引当金
当社グループの保有する債権に係る損失が見込まれる場合、その損失に充てる必要額を見積り引当計上しておりますが、将来、債務者の財務状況が著しく悪化し、その支払能力が低下した場合等は、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。
b)投資有価証券
当社グループが保有する時価のある有価証券については、下落率等の一定基準により、時価のない有価証券については、投資先の純資産額等による実質価値の下落率や業績予想等による回収可能性等により総合的に判断し処理しておりますが、将来、保有する株式の時価の下落や投資先の財務状況が悪化した場合には、評価損を計上する可能性があります。
c)繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a)経営成績
当連結会計年度における経営成績の概況については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a)経営成績」に記載しております。
b)財政状態
当連結会計年度末の資産額合計は、21,313,875千円(前連結会計年度比301,446千円減少)となりました。
流動資産は、724,893千円(前連結会計年度比56,291千円減少)となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が減少したことによるものであります。
固定資産は、20,588,981千円(前連結会計年度比245,154千円減少)となりました。これは主に、建物及び構築物、土地が減少したことによるものであります。
当連結会計年度末の負債額合計は、10,034,058千円(前連結会計年度比560,981千円減少)となりました。
流動負債は、3,811,568千円(前連結会計年度比107,632千円減少)となりました。これは主に、未払法人税等が増加したものの、短期借入金が減少したことによるものであります。
固定負債は、6,222,489千円(前連結会計年度比453,349千円減少)となりました。これは主に、長期借入金、長期預り金が減少したことによるものであります。
当連結会計年度末の純資産合計は、11,279,817千円(前連結会計年度比259,535千円増加)となりました。これは主に、利益剰余金が増加したことによるものであります。
③経営成績に重要な影響を与える要因について
「2 事業等のリスク」に記載しております。
④経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営戦略と課題は、多様化するお客様のニーズに的確にお応えする施設の充実を図り、同時に低コスト体質を維持しながら高い収益力を得ることにあると認識しております。
取り組みとしては、業績の更なる向上を目標に、組織の再編を始めとする活力ある組織の構築、その他経営全般にわたる効率化のための諸施策等を推進することで収益基盤を強化し、激動する環境に耐え得る企業体質作りを目指すとともに、当社グループが保有する経営資源を有効に活用して収益及び資本効率の向上に努める所存であります。
⑤資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費です。設備資金需要の主なものは、遊園地事業における遊園地施設の維持更新、新設等です。
当社グループの運転資金及び設備資金の調達につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄っております。
次期におきましても、主に資産の維持更新等を目的とした設備投資を計画しており、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄う予定です。
⑥経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループを取り巻く環境は、余暇市場に対する競合施設や活動種類の多様化が進み、旧来型の観光・行楽施設だけでなく、あらゆる集客施設との顧客争奪が激化の様相を呈しております。
このような状況のもとで、当社グループは時流に対応した積極的な営業展開はもとより、徹底的な経費の削減に取り組むことで売上高経常利益率の拡大を目標としております。当連結会計年度におきましては、売上高経常利益率8.3%(前期7.0%)となりましたが、今後も引き続き堅実性ある経常利益の拡大を目指してまいる所存であります。
①財政状態及び経営成績の状況
a)経営成績
当連結会計年度の当社グループにおきましては、新元号制定に伴い過去最長の10連休となりましたゴールデンウィークが大きな追い風となり、各施設での集客に向けた多様な取り組みも奏功し、九州の遊園地をはじめ、3ゴルフ場ならびに北海道の遊園地において、その利用者数は増加いたしました。
また、土木・建設資材事業につきましても、バイオマス火力発電所への燃料投入業務の受託が堅調だったことに加え、客土用土の販売が好調に推移し、売上を大きく伸ばしました。
以上により、当連結会計年度の業績につきましては、売上高8,359,645千円(前期比549,117千円増)、営業利益684,457千円(前期比119,665千円増)、経常利益691,557千円(前期比143,548千円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は386,972千円(前期比85,399千円増)となりました。
| 当連結会計年度 (千円) | 前連結会計年度 (千円) | 増減額 (千円) | 増減率 (%) | |
| 売上高 | 8,359,645 | 7,810,527 | 549,117 | 7.0 |
| 営業利益 | 684,457 | 564,791 | 119,665 | 21.2 |
| 経常利益 | 691,557 | 548,009 | 143,548 | 26.2 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 386,972 | 301,572 | 85,399 | 28.3 |
次に、事業の種類別セグメントの概況をご報告申し上げます。
(遊園地事業)
まず、九州の『グリーンランド』におきましては、1月の冬休み期間と週末毎の夜間営業に合わせ、「光のファンタジー」と題して、園内を色鮮やかなイルミネーションで演出いたしました。今回は、桜並木に電飾を施した「さくらの散歩道」を新たに誕生させるなど、園内100カ所以上のイルミネーションスポットをご用意し、多くのお客様にお楽しみいただきました。
また、2月には、約500個のLEDスカイランタンを上空一面に浮かべるお客様参加型のイベント「Sky Lantern Star Night Dream(スカイランタンスターナイトドリーム)」を実施し、会場全員が一体となって、幻想的な夜空を楽しみました。
| 春催事 | ・おしりたんてい ププっとかいけつ!なぞときフェスティバル ・仮面ライダージオウ バトルステージ ・GReeeeNLAND(音楽グループ「GReeeeN」とのコラボレーションイベント) ・HANABIフェスティバル |
| 夏催事 | ・ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲの森であそぼう!! ・ガンバレルーヤ×グリーンランド ・仮面ライダージオウ スペシャルショー ・仮面ライダージオウ 出演俳優トークショー ・さのよいファイヤーカーニバル2019 |
| 秋催事 | ・しまじろうプレイパーク ・タマホームスペシャル2019 第16回「花火物語」 ・グリーンランドハロウィン&ハロウィンスペシャル花火 ・プリキュアオールスターズがやってくる |
| 冬催事 | ・イルミネーション「ワンダーイルミネーション」 ・「ルパン三世 THE FIRST」タイアップイベント ・オーロライリュージョン ・グリーンランドカウントダウンパーティー2020 |
春には、幅広い層の集客を図り、異なるメインターゲットを意識して3大イベントを開催いたしました。
まず一つは、絵本シリーズを中心に大人気となった「おしりたんてい」のパビリオンとして、「おしりたんてい ププっとかいけつ!なぞときフェスティバル」を開催いたしました。会場では、絵本やアニメでお馴染みの世界観を体感できる内容が大好評を博し、関連グッズの販売も非常に盛況となりました。
もう一つは、男児を中心に人気の高い「仮面ライダージオウ」が主役の「仮面ライダージオウ バトルステージ」を開催し、全面リニューアルした屋外ステージを所狭しと繰り広げられる大迫力のバイクスタントやバトルアクションで、会場は大歓声に包まれました。
更に、数々の大ヒット曲により、若者を中心に幅広い世代から愛されるアーティスト「GReeeeN」とのコラボレーションイベント「GReeeeNLAND」を開催し、オリジナルテーマソング「ミドリイロ」を書き下ろしいただき、ミュージックビデオも遊園地を舞台に撮影されました。また、特設のフォトスポットやアトラクション乗車中にはGReeeeNメンバーからのスペシャルメッセージも流れるという、まさにグリーンランドが“ミドリイロ”に染まるイベントで、幅広いファン層に訴求することができました。
また、7月1日より、人気お笑い芸人「ガンバレルーヤ」とのコラボレーションイベントを開催し、園内を多くの面白スポットで演出したほか、夏のメインイベントとして、九州初となるイベント「ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲの森であそぼう!!」を開催いたしました。
加えて、秋には、未就学児ファミリーをメインターゲットとして、大人気キャラクター「しまじろう」の体験型パビリオン「しまじろうプレイパーク」を開催したほか、ハロウィンイベントや年末の「カウントダウンパーティ2020」など、1年間を通じて何度でも来園したくなるような、多彩なイベント開催に取り組んでまいりました。
アトラクションにおいては、春には、「スーパーシューティングライド モンスターヒーローズ」、「ウエスタン列車 悪モンバスターズ」、そして「レーザーシューティング」を3大シューティングアトラクションとしてリニューアルオープンし、夏には、日本初登場となる新規アトラクション「グッジョブ大作戦」を導入したほか、「ウォーターパーク(プール)」では、8月10日から8月18日までの期間、「ナイトプール」と題して初めての夜間営業を展開いたしました。
そのほか、継続的なアトラクションの刷新や多彩なイルミネーションスポットの拡充等の魅力増大施策に向け、9月14日より入園料金ならびにアトラクションフリーパス料金の値上げを実施し、一層の収益基盤の強化を図りました。
このような様々な取り組みに加え、2018年秋に全国公開されました、グリーンランドを舞台とした映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」に喚起された多方面からのご来園者もあり、また、営業強化による各種新規団体や修学旅行団体の獲得が好調に推移し、利用者数は、前期比65,354人増加の913,404人、売上高は前期比390,782千円増加の3,873,139千円となりました。
『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、4月のオープンより、「仮面ライダージオウ」、「スター☆トゥインクルプリキュア」、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」など、人気の最新キャラクターショーを開催し、子どもを持つファミリー層をメインターゲットとして集客を図りました。また、10連休となりましたゴールデンウィーク期間中には、「おしりたんてい」のショーなど話題性の高いイベントを開催し、園内は大いに賑わいました。
また、北海道最大級の野外音楽フェス「JOIN ALIVE(ジョインアライブ) 2019」が、7月13日から2日間に亘り開催され、10回目の節目を迎えた今回は、多くの人気アーティストの出演により約40,000人の観客動員数となり、ライブ会場は、例年以上の盛り上がりを見せました。
また、7月には「いわみざわ彩花まつり花火大会」、8月には「いわみざわ公園花火大会」がそれぞれ開催され、遊園地も大いに賑いました。
そのほか、8月10日から8月18日までの期間において、「フリースタイルモトクロス」を開催し、日本トップクラスのライダーの圧巻のパフォーマンスに、会場は大歓声に包まれました。
秋には、「ワンワンとあそぼうショー」など人気の高いキャラクターイベントを開催し、3連休などの集客の山場を更に盛り上げました。
『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、1月はインバウンド客ならびに自衛隊訓練の利用件数増加や客単価増加が見られましたものの、12月に入ってからの雪不足やそれに伴う営業日の減少が影響し、利用者数ならびに売上高は低調に推移いたしました。
この結果、北海道の遊園地ならびにスキー場を合わせた利用者数は、前期比17,205人増加の227,921人となり、売上高は前期比89,984千円増加の765,754千円となりました。
以上の結果、利用者数は前期比82,559人増加の1,141,325人となり、売上高は前期比480,766千円増加の4,638,894千円、セグメント利益につきましては前期比119,905千円増加の738,983千円となりました。
(ゴルフ事業)
ゴルフ事業におきましては、お客様目線に立った快適なプレー環境の整備に注力し、きめ細やかな樹木の剪定・伐採やカート道路の補修のほか、新たにレディスティを設置するなど、3ゴルフ場各々の特色を活かしながら、一層の魅力向上に努めました。
また、韓国人ゴルファーの利用促進ならびに新規会員権販売に向け、新たな韓国人スタッフを加え、韓国内のゴルフツアー造成会社との連携強化を推進いたしました。
『グリーンランドリゾートゴルフコース』におきましては、多彩な機能を持つ最新鋭のナビゲーションシステムをPRすることで、オープンコンペ参加者獲得のほか、慶事コンペなど各種コンペの利用拡大に努めました。
また、若年層ゴルファーの取り込みを図り、シニア層ゴルファーとのペアマッチコンペやゴルフ場スタッフがお客様と対戦する「スタッフが挑戦コンペ」を新たに開催したほか、友の会会員拡大に取り組むなど、パブリックゴルフ場の強みを活かした営業展開に注力いたしました。
また、施設面においては、ベントグリーンの拡張のほか、ゴルフ場のフロントカウンターの改装など、プレー
ヤーの利便性ならびに快適性向上に努めました。
『大牟田ゴルフ場』、『広川ゴルフ場』の両メンバーシップコースにおきましては、九州ゴルフ連盟主催の各種競技大会の開催に伴い、練習ラウンド客の取り込みに注力したほか、ビジター客の獲得に向け、各種団体向けセールスやWEB会員拡大に努めました。
また、快適なナビゲーションシステムのPRに加え、『大牟田ゴルフ場』ではセルフプレーでのゴルフカートの一部コース内への乗り入れにも取り組むなど、より快適なプレー環境を提供することで、利用者層の拡大に努めました。
更に、メンバー会員に向けた新たなサービスとして、ポイントカードシステムを導入し、両メンバーシップコースの相互利用を含めた会員の利用促進を図りました。
以上の結果、3ゴルフ場を合わせた利用者数は前期比2,499人増加の132,930人となり、売上高は前期比27,117千円増加の994,876千円、セグメント利益につきましては、前期比20,798千円増加の41,864千円となりました。
(ホテル事業)
『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』では、グリーンランドリゾートのオフィシャルホテルとしての機能性向上と合わせ、確固たるブランド力の確立に注力し、更なるリピーターの獲得を図りました。
『ホテルブランカ』におきましては、好調なネット予約による客室稼働率向上に加え、遊園地やゴルフ場に隣接する立地を活かし、各施設利用を目的としたファミリー客や団体客を中心に集客を図りました。また、新たに客室にテレビモニターを利用したインフォメーションシステムを導入したほか、客室やトイレの改装、中庭の景観整備等を鋭意取り進めて利用者の満足度向上に努めました。
また、夏のバーベキューとともに好評な秋・冬の鍋バイキングでは、新たな食材を取り入れるなど、サービス拡充にも趣向を凝らし、地元客を中心に多くのリピーターを獲得いたしました。
そのほか、エレベーターの新設により館内移動の利便性を高め、法事など各種宴会場利用客の拡大や屋上テラス「シエロガーデン」の利用促進を図りました。
『ホテルヴェルデ』におきましては、新たに「仮面ライダージオウルーム」を造成したほか、大観覧車を望むコロッセオ広場の景観整備を行うなど、遊園地のオフィシャルホテルとしての特色を打ち出して、ファミリー層を中心に訴求いたしました。
また、夏休み期間においては、新たに、遊園地2日間の入園無料ならびにプール1日入場無料を宿泊特典として打ち出して集客拡大に努め、秋以降につきましても、遊園地利用時の優位性を前面にアピールし、1泊2食付プランを主力とした予約獲得に努めることで、インバウンド客の減少を売上面でカバーいたしました。
また、好評なタラバガニ&ステーキバイキングや地酒の会ならびにプレミアムビール祭りなど、近隣他施設と差別化した飲食イベントを定期的に開催し、話題性の喚起とともに安定した顧客獲得に努めました。
以上のような取り組みを鋭意行いましたものの、秋以降のインバウンド客の減少等も影響し、『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』を合わせた宿泊者数は前期比3,934人減少の67,489人となり、また、婚礼獲得数の減少等で特に宴会部門の落ち込みが目立ち、売上高は前期比49,899千円減少の1,373,893千円となりました。
北海道の『ホテルサンプラザ』におきましては、遊園地やスキー場など多様なレジャー施設との連携の強さを最大限に打ち出して、ファミリー層、インバウンド客ならびに企業団体など、幅広い集客活動に努めました。
北海道の『北村温泉ホテル』におきましては、好調なネット予約を中心に宿泊部門を伸ばしたほか、ステーキセット、北村ラーメン、居酒屋メニューなどの飲食メニューの強化により、レストラン部門の売上増大にも注力いたしました。
また、和室用の椅子・テーブルセットの導入により、より快適な会場利用をPRし、高齢層を中心に宴会獲得を図りました。
以上のような取り組みの結果、宿泊者数は堅調に推移し、『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』の宿泊者数は前期比1,099人増加の24,599人となり、売上高は前期比30,709千円増加の640,018千円となりました。
以上の結果、宿泊者数は前期比2,835人減少の92,088人となり、売上高は前期比19,189千円減少の2,013,911千円、セグメント利益につきましては前期比7,411千円減少の25,843千円となりました。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、九州のグリーンランドリゾート一帯の賃貸事業を中心に堅調に推移いたしました。売上高は前期比2,047千円増加の158,061千円となり、セグメント利益につきましては、前期比2,274千円増加の120,978千円となりました。
(土木・建設資材事業)
土木・建設資材事業におきましては、新たに運送業務受託を開始し、バイオマス火力発電所への燃料投入業務の受託が堅調だったことに加え、土木工事受注ならびに客土用土の販売が好調に推移したため、ポゾテックの製造量は落ち込んだものの、売上高は前期比58,375千円増加の553,902千円となり、セグメント利益につきましては前期比7,983千円増加の89,783千円となりました。
(注)セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と調整を行っており、上記すべてのセグメント利益合計1,017,452千円より、各報告セグメントに配賦していない一般管理費を含む332,995千円を差し引いた684,457千円が当連結会計年度の営業利益となります。
b)財政状態
当連結会計年度末の資産額合計は、21,313,875千円(前連結会計年度比301,446千円減少)となりました。
当連結会計年度末の負債額合計は、10,034,058千円(前連結会計年度比560,981千円減少)となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、11,279,817千円(前連結会計年度比259,535千円増加)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ29,624千円増加し、350,742千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、1,109,291千円となり、前年同期比281,313千円の増加となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が増加したこと及び売上債権が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、321,955千円となり、前年同期比79,708千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出及び無形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、757,711千円となり、前年同期比363,414千円の増加となりました。これは主に、長期借入による収入が減少したことによるものであります。
| 項目 | 当連結会計年度 (千円) | 前連結会計年度 (千円) | 増減額 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,109,291 | 827,977 | 281,313 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △321,955 | △401,664 | 79,708 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △757,711 | △394,296 | △363,414 |
③生産、受注及び販売の実績
販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | |
| 販売実績(千円) | 前連結会計年度比(%) | |
| 遊園地事業 | 4,638,894 | +11.6 |
| ゴルフ事業 | 994,876 | +2.8 |
| ホテル事業 | 2,013,911 | △0.9 |
| 不動産事業 | 158,061 | +1.3 |
| 土木・建設資材事業 | 553,902 | +11.8 |
| 合計 | 8,359,645 | +7.0 |
(注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
前連結会計年度、当連結会計年度ともに、販売実績が総販売実績の100分の10以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
2.上記金額には消費税等は含まれておりません。
3.当社グループは、遊園地事業、ゴルフ事業、ホテル事業を基幹としているため生産、受注の実績については、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2020年3月27日)現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益及び資産の状況に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
見積り及び判断に影響を及ぼす重要な会計方針としては以下のようなものがあると考えております。
a)貸倒引当金
当社グループの保有する債権に係る損失が見込まれる場合、その損失に充てる必要額を見積り引当計上しておりますが、将来、債務者の財務状況が著しく悪化し、その支払能力が低下した場合等は、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。
b)投資有価証券
当社グループが保有する時価のある有価証券については、下落率等の一定基準により、時価のない有価証券については、投資先の純資産額等による実質価値の下落率や業績予想等による回収可能性等により総合的に判断し処理しておりますが、将来、保有する株式の時価の下落や投資先の財務状況が悪化した場合には、評価損を計上する可能性があります。
c)繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a)経営成績
当連結会計年度における経営成績の概況については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a)経営成績」に記載しております。
b)財政状態
当連結会計年度末の資産額合計は、21,313,875千円(前連結会計年度比301,446千円減少)となりました。
流動資産は、724,893千円(前連結会計年度比56,291千円減少)となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が減少したことによるものであります。
固定資産は、20,588,981千円(前連結会計年度比245,154千円減少)となりました。これは主に、建物及び構築物、土地が減少したことによるものであります。
当連結会計年度末の負債額合計は、10,034,058千円(前連結会計年度比560,981千円減少)となりました。
流動負債は、3,811,568千円(前連結会計年度比107,632千円減少)となりました。これは主に、未払法人税等が増加したものの、短期借入金が減少したことによるものであります。
固定負債は、6,222,489千円(前連結会計年度比453,349千円減少)となりました。これは主に、長期借入金、長期預り金が減少したことによるものであります。
当連結会計年度末の純資産合計は、11,279,817千円(前連結会計年度比259,535千円増加)となりました。これは主に、利益剰余金が増加したことによるものであります。
③経営成績に重要な影響を与える要因について
「2 事業等のリスク」に記載しております。
④経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営戦略と課題は、多様化するお客様のニーズに的確にお応えする施設の充実を図り、同時に低コスト体質を維持しながら高い収益力を得ることにあると認識しております。
取り組みとしては、業績の更なる向上を目標に、組織の再編を始めとする活力ある組織の構築、その他経営全般にわたる効率化のための諸施策等を推進することで収益基盤を強化し、激動する環境に耐え得る企業体質作りを目指すとともに、当社グループが保有する経営資源を有効に活用して収益及び資本効率の向上に努める所存であります。
⑤資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費です。設備資金需要の主なものは、遊園地事業における遊園地施設の維持更新、新設等です。
当社グループの運転資金及び設備資金の調達につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄っております。
次期におきましても、主に資産の維持更新等を目的とした設備投資を計画しており、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄う予定です。
⑥経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループを取り巻く環境は、余暇市場に対する競合施設や活動種類の多様化が進み、旧来型の観光・行楽施設だけでなく、あらゆる集客施設との顧客争奪が激化の様相を呈しております。
このような状況のもとで、当社グループは時流に対応した積極的な営業展開はもとより、徹底的な経費の削減に取り組むことで売上高経常利益率の拡大を目標としております。当連結会計年度におきましては、売上高経常利益率8.3%(前期7.0%)となりましたが、今後も引き続き堅実性ある経常利益の拡大を目指してまいる所存であります。