有価証券報告書-第42期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
a)経営成績
当連結会計年度の当社グループにおきましては、年初となる1月より始まった国内の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う4月の緊急事態宣言発令により、当社グループ各施設も、ゴールデンウィーク期間を中心に臨時休業を余儀なくされるなど多大な影響を受けたほか、7月の集中豪雨、9月の大型台風接近などの自然災害発生が続き、レジャー事業にとっては非常に厳しい経営環境となり、九州の遊園地をはじめとする当社グループ各施設の利用者数は大きく減少いたしました。
以上により、当連結会計年度の業績につきましては、売上高4,616,869千円(前期比3,742,775千円減)、営業損失461,933千円(前年同期は684,457千円の利益)、経常損失348,149千円(前年同期は691,557千円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は633,537千円(前年同期は386,972千円の利益)となりました。
次に、事業の種類別セグメントの概況をご報告申し上げます。
(遊園地事業)
九州の『グリーンランド』におきましては、まず1月に、冬季のイルミネーションイベントとして、「ワンダーイルミネーション」を開催したほか、3月には、「夜桜ワンダーイルミネーション」と題して、正面メインゲート付近の桜並木をピンク色の照明で鮮やかにライトアップいたしました。
春には、幅広いターゲット層の獲得に向け、話題性の高いテーマを取りそろえて3大イベントを開催いたしました。
まず一つは、長年にわたり高い人気を誇る「クレヨンしんちゃん」の最新作映画をテーマとした「クレヨンしんちゃんワールド ラクガキングダムとワクワク!グリーンランドだゾ!」を開催いたしました。子ども心をかき立てるラクガキコーナーや様々な遊びの仕掛けをご用意し、ワクワクと楽しめるイベントは、ファミリー層を中心に好評を博し、夏にも特別開催いたしました。
また、令和最初の仮面ライダーを主役とした「仮面ライダーゼロワン バトルステージ」を開催し、日本最大級の全長70メートルの屋外ステージ「グリーンスタジアム」を舞台に、230インチの巨大LEDスクリーンによる映像演出や特殊効果を織り交ぜ、大迫力のアクションショーを繰り広げました。
さらに、お笑い芸人「クロちゃん」による初の展覧会イベントとなる「クロちゃんのモンスターパーク in グリーンランド」を開催し、クロちゃん本人によるオリジナルアイドルソングが聴けたり、クロちゃんと密室で2人きりになってしまうVR鑑賞も体験出来たりと、クロちゃんの魅力満載のイベントとなりました。
夏におきましては、春先に外出を自粛されたお客様の来園促進を図り、最新の「仮面ライダー」シリーズや「プリキュア」シリーズなど、子どもたちに人気の高いキャラクターショーを開催したほか、お盆期間のサマーナイト打上花火ショーや「タマホームプレゼンツ 疫病退散祈念花火~千の花火に願いを込めて~」を実施いたしました。
秋には、様々なキャラクターショーのほか、恒例の「タマホームスペシャル花火物語2020」を開催し、30分間で5,000発の打上げ花火で、盛大に夜空を彩りました。
そのほか、新型コロナウイルス感染防止対策下における『グリーンランドの新・絶叫スタイル』を提唱して、マスクに貼る絶叫の口の形をした「絶叫マスクシール」をご来園者全員に配布し、マスク着用のままアトラクションを楽しんでいただく取り組みを行い、大変好評を博しました。
また、その第2弾といたしまして、『デコRIDE!ラリー』と題して、それぞれ趣向を凝らしたマスクシールを対象アトラクション乗車時に配布し、マスクシールでデコレーションしたお客様のマスク姿の写真をSNSに投稿していただき、抽選で賞品をプレゼントするイベントを展開いたしました。
アトラクションにおきましては、宇宙をテーマに、不思議で幻想的な体験が出来る日本初登場のアトラクション「コズミックメイズ」をオープンいたしました。
そのほか、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、入園券の自動販売機の新規設置や電子チケットの販売を行うことで、ご来園時における混雑緩和に取り組み、また、午後から料金割引となる「アフタヌーンパス」の販売により、お客様の来園分散化を図りました。
このように様々な取り組みを行い、秋以降には、個人客ならびに修学旅行等の団体客のご利用回復の兆しが見られたものの、ゴールデンウィークを中心とする春の行楽シーズンに臨時休園したことに加え、夏休み期間に帰省自粛が見られたほか、プール営業ならびにカウントダウンイベントなどの一部の集客イベント開催中止等の各種対応を行った結果、利用者数は、前期比522,678人減少の390,726人、売上高は前期比2,074,714千円減少の1,798,425千円となりました。
『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、1月の記録的な雪不足による営業期間の縮小に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴うインバウンド客ならびにスキー団体等の大幅な減少もあり、来場者数、売上高ともに前期に比べて減少いたしました。
『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、新型コロナウイルスの影響により、オープン時期が当初予定の4月から6月初旬にずれ込んだほか、平日を中心に開園期間の短縮も行い、また、恒例の大型音楽イベント「JOIN ALIVE」や花火大会についても開催中止となるなど、思うように集客を図ることが出来ませんでした。なお、10月の開園期間を例年より延長したこともあり、学校行事利用など近郊の学校団体の取り込みは好調に推移いたしましたものの、全体でのご利用団体数は減少し、休園期間の集客の落ち込みをカバーすることが出来ず、来園者数は落ち込みました。
また、『いわみざわ公園管理』におきましては、外出自粛ムードの中にあっても、屋外型レジャーであるキャンプ場のニーズは高まりを見せたものの、やはり営業期間短縮の影響は大きく、来場者数は伸び悩みました。
この結果、北海道の遊園地ならびにスキー場を合わせた利用者数は前期比109,978人減少の117,943人となり、売上高は前期比258,344千円減少の507,410千円となりました。
以上の結果、利用者数は前期比632,656人減少の508,669人となり、売上高は前期比2,333,059千円減少の2,305,835千円、営業利益につきましては前期比631,408千円減少の107,574千円となりました。
(ゴルフ事業)
ゴルフ事業におきましては、コース整備や設備の拡充による顧客満足度向上を基本に据え、3ゴルフ場各々の特性や強みを活かした集客施策を行ってまいりました。また、最新式の空気清浄機の設置等、徹底した新型コロナウイルス感染防止体制を整えた上で、顧客ニーズに応じたスループレープランの促進など、安全安心のプレー環境整備に注力いたしました。
『グリーンランドリゾートゴルフコース』におきましては、海外からの入国制限に伴う韓国人プレー客の減少をカバーすべく、各季節に合わせてテーマを持たせたオープンコンペや「スタッフに挑戦コンペ」を開催して、リピーターの獲得に努めた結果、堅調な集客に繋げることができました。
施設面においては、更なる魅力増大に向けて、バンカーやレディス向けのティーイングエリアを新設し、山頂レストランにおいては、新たにウッドデッキの拡充を実施いたしました。
『大牟田ゴルフ場』、『広川ゴルフ場』の両メンバーシップコースにおきましては、会員限定のご利用ポイント制度やカート乗り入れサービスによるメンバーの利用促進に加え、各種クラブコンペの開催により、メンバーを中心とした集客拡大を図りました。
そのほか、『大牟田ゴルフ場』におきましては、新たにさく井工事を行っており、事業用水の一部を地下水利用へ切り替えることで、中長期的な運営経費の削減を図りました。
以上の取り組みを行いましたものの、緊急事態宣言発令期間における利用減少のほか、新型コロナウイルスの影響による大型コンペの減少が見られ、また、7月の豪雨被害により、一時的に『大牟田ゴルフ場』の営業に支障が生じたこともあり、3ゴルフ場を合わせた利用者数は、前期比10,837人減少の122,093人となり、売上高は前期比128,318千円減少の866,557千円、営業損失につきましては、40,301千円(前年同期は41,864千円の利益)となりました。
(ホテル事業)
『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』では、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、グリーンランドリゾートオフィシャルホテルとしての万全な営業体制を維持しつつ、両ホテルにおいて、スタッフや原材料等の経営資源の集約や効率的な活用を促進し、経営基盤の安定化に努めてまいりました。
九州の『ホテルブランカ』におきましては、バルコニー付きの部屋でのバーベキューや屋上庭園「シエロガーデン」の活用など、他のホテルにはない魅力のPRに取り組みました。
九州の『ホテルヴェルデ』におきましては、ホームページの全面的なリニューアルやWi-Fi環境の整備を行い、遊園地ご利用者の宿泊特典を強くアピールするとともに、宿泊部門では、新たに「仮面ライダーゼロワンルーム」を造成したほか、料飲部門では、外出を控える地元のお客様に向けたレストランのテイクアウトメニューやデリバリーサービスに注力し、売上の拡大を図りました。
そのほか、宴会部門では、料飲イベント「秋の大収穫祭」や「純烈ディナーショー」の開催に加え、おせちの販売などを積極的に行い、更なる顧客拡大に向け、多彩な魅力発信にも努めました。
以上の取り組みの結果、秋以降のGoToトラベルキャンペーン期間においては、特に宿泊部門において著しい回復が見られましたものの、年間を通じて最大の集客時期であるゴールデンウィークの遊園地休園ならびに夏季のプール営業の中止の影響は大きく、『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』を合わせた宿泊者数は前期比29,897人減少の37,592人となり、また、婚礼をはじめとする各種宴会ご利用の落ち込みも大きく、売上高は前期比686,958千円減少の686,935千円となりました。
北海道の『ホテルサンプラザ』におきましては、どうみん割やGoToトラベルキャンペーンを最大限に活用したプラン造成により、遊園地やスキー場ご利用を中心としたファミリー客や団体客の取り込みに注力いたしました。料飲部門につきましては、完全予約制でのビアガーデンイベントを開催したほか、GoToイートキャンペーンを活用した様々な企画による顧客獲得に努めました。
北海道の『北村温泉ホテル』におきましては、大規模リニューアル工事を開始した7月までの営業期間は、学校や企業を対象とした団体宿泊の取り込みに注力したほか、比較的堅調な日帰り入浴客の利用促進に努めました。
以上のような取り組みを行いましたが、『北村温泉ホテル』のリニューアル工事に伴う休館もあり、宿泊客の獲得が思うように進まず、『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』の宿泊者数は前期比13,362人減少の11,237人となり、新型コロナウイルスの影響による料飲部門ならびに宴会部門の落ち込みも大きく、売上高は前期比377,242千円減少の262,775千円となりました。
以上の結果、宿泊者数は前期比43,259人減少の48,829人となり、売上高は前期比1,064,200千円減少の949,711千円、営業損失は417,342千円(前年同期は25,843千円の利益)となりました。
(不動産事業)
不動産事業における賃貸収入につきましては、グリーンランドリゾートエリアの既存テナントの一部賃料改定により収益性が向上したものの、新規テナントの獲得には至らず、売上高は前期比6,415千円増加の164,476千円となり、営業利益につきましては、前期比11,486千円減少の109,492千円となりました。
(土木・建設資材事業)
土木・建設資材事業におきましては、ポゾテックの販売が好調だったほか、バイオマス発電所への燃料投入業務の受託が堅調に推移したものの、客土用土の販売が減少し、売上高は前期比223,613千円減少の330,289千円となり、セグメント利益は前期比9,994千円減少の79,788千円となりました。
(注)セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と調整を行っており、上記すべてのセグメント損失合計160,788千円に、各報告セグメントに配賦していない一般管理費を含む301,144千円を加えた461,933千円が当連結会計年度の営業損失となります。
b)財政状態
当連結会計年度末の資産額合計は、21,195,666千円(前連結会計年度比118,208千円減少)となりました。
当連結会計年度末の負債額合計は、10,641,128千円(前連結会計年度比607,070千円増加)となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、10,554,538千円(前連結会計年度比725,278千円減少)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ125,571千円増加し、476,314千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は、624,383千円(前年同期は1,109,291千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、191,559千円となり、前年同期比130,396千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、941,514千円(前年同期は757,711千円の支出)となりました。これは主に、短期借入金及び長期借入金が増加したことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
前連結会計年度、当連結会計年度ともに、販売実績が総販売実績の100分の10以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
2.上記金額には消費税等は含まれておりません。
3.当社グループは、遊園地事業、ゴルフ事業、ホテル事業を基幹としているため生産、受注の実績については、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a)経営成績
当連結会計年度における経営成績の概況については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a)経営成績」に記載しております。
b)財政状態
当連結会計年度末の総資産は、21,195,666千円(前連結会計年度比118,208千円減少)となりました。
流動資産は、988,431千円(前連結会計年度比263,537千円増加)となりました。これは主に、現金及び預金、その他(未収法人税等、未収消費税等)が増加したことによるものであります。
固定資産は、20,207,235千円(前連結会計年度比381,746千円減少)となりました。これは主に、建物及び構築物が減少したことによるものであります。
当連結会計年度末の負債合計は、10,641,128千円(前連結会計年度比607,070千円増加)となりました。
流動負債は、4,413,884千円(前連結会計年度比602,315千円増加)となりました。これは主に、未払法人税等及び未払金が減少したものの、短期借入金が増加したことによるものであります。
固定負債は、6,227,244千円(前連結会計年度比4,754千円増加)となりました。これは主に、長期預り金が減少したものの、長期借入金が増加したことによるものであります。
当連結会計年度末の純資産合計は、10,554,538千円(前連結会計年度比725,278千円減少)となりました。これは主に、利益剰余金が減少したことによるものであります。
②経営成績に重要な影響を与える要因について
「2 事業等のリスク」に記載しております。
③経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営戦略と課題は、多様化するお客様のニーズに的確にお応えする施設の充実を図り、同時に低コスト体質を維持しながら高い収益力を得ることにあると認識しております。
取り組みとしては、業績の更なる向上を目標に、組織の再編を始めとする活力ある組織の構築、その他経営全般にわたる効率化のための諸施策等を推進することで収益基盤を強化し、激動する環境に耐え得る企業体質作りを目指すとともに、当社グループが保有する経営資源を有効に活用して収益及び資本効率の向上に努める所存であります。
④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ125,571千円増加し、476,314千円となりました。
営業活動により使用した資金は、624,383千円(前年同期は1,109,291千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失によるものであります。
投資活動により使用した資金は、191,559千円となり、前年同期比130,396千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
財務活動により得られた資金は、941,514千円(前年同期は757,711千円の支出)となりました。これは主に、短期借入金及び長期借入金が増加したことによるものであります。
今後の当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費です。設備資金需要の主なものは、遊園地事業における遊園地施設の維持更新、新設等です。
当社グループの運転資金及び設備資金の調達につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄っております。
次期におきましても、主に資産の維持更新等を目的とした設備投資を計画しており、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄う予定です。
⑤経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループを取り巻く環境は、余暇市場に対する競合施設や活動種類の多様化が進み、旧来型の観光・行楽施設だけでなく、あらゆる集客施設との顧客争奪が激化の様相を呈しております。
このような状況のもとで、当社グループは時流に対応した積極的な営業展開はもとより、徹底的な経費の削減に取り組むことで売上高経常利益率の拡大を目標としております。当連結会計年度におきましては、売上高経常利益率△7.5%(前期8.3%)となりましたが、今後も引き続き堅実性ある経常利益の拡大を目指してまいる所存であります。
⑥重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。また、新型コロナウイルス感染症の影響についての会計上の見積りの仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載されているとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益及び資産の状況に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
見積り及び判断に影響を及ぼす重要な会計方針としては以下のようなものがあると考えております。
a)貸倒引当金
当社グループの保有する債権に係る損失が見込まれる場合、その損失に充てる必要額を見積り引当計上しておりますが、将来、債務者の財務状況が著しく悪化し、その支払能力が低下した場合等は、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。
b)投資有価証券
当社グループが保有する時価のある有価証券については、下落率等の一定基準により、時価のない有価証券については、投資先の純資産額等による実質価値の下落率や業績予想等による回収可能性等により総合的に判断し処理しておりますが、将来、保有する株式の時価の下落や投資先の財務状況が悪化した場合には、評価損を計上する可能性があります。
c)繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
d)固定資産の減損
当社グループは固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び判定に当たっては、慎重に検討しておりますが、市場環境の変化により、その見積額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合には、減損処理が必要となる可能性があります。
①財政状態及び経営成績の状況
a)経営成績
当連結会計年度の当社グループにおきましては、年初となる1月より始まった国内の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う4月の緊急事態宣言発令により、当社グループ各施設も、ゴールデンウィーク期間を中心に臨時休業を余儀なくされるなど多大な影響を受けたほか、7月の集中豪雨、9月の大型台風接近などの自然災害発生が続き、レジャー事業にとっては非常に厳しい経営環境となり、九州の遊園地をはじめとする当社グループ各施設の利用者数は大きく減少いたしました。
以上により、当連結会計年度の業績につきましては、売上高4,616,869千円(前期比3,742,775千円減)、営業損失461,933千円(前年同期は684,457千円の利益)、経常損失348,149千円(前年同期は691,557千円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は633,537千円(前年同期は386,972千円の利益)となりました。
| 当連結会計年度 (千円) | 前連結会計年度 (千円) | 増減額 (千円) | 増減率 (%) | |
| 売上高 | 4,616,869 | 8,359,645 | △3,742,775 | △44.8 |
| 営業損益 | △461,933 | 684,457 | △1,146,391 | - |
| 経常損益 | △348,149 | 691,557 | △1,039,706 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純損益 | △633,537 | 386,972 | △1,020,510 | - |
次に、事業の種類別セグメントの概況をご報告申し上げます。
(遊園地事業)
九州の『グリーンランド』におきましては、まず1月に、冬季のイルミネーションイベントとして、「ワンダーイルミネーション」を開催したほか、3月には、「夜桜ワンダーイルミネーション」と題して、正面メインゲート付近の桜並木をピンク色の照明で鮮やかにライトアップいたしました。
春には、幅広いターゲット層の獲得に向け、話題性の高いテーマを取りそろえて3大イベントを開催いたしました。
まず一つは、長年にわたり高い人気を誇る「クレヨンしんちゃん」の最新作映画をテーマとした「クレヨンしんちゃんワールド ラクガキングダムとワクワク!グリーンランドだゾ!」を開催いたしました。子ども心をかき立てるラクガキコーナーや様々な遊びの仕掛けをご用意し、ワクワクと楽しめるイベントは、ファミリー層を中心に好評を博し、夏にも特別開催いたしました。
また、令和最初の仮面ライダーを主役とした「仮面ライダーゼロワン バトルステージ」を開催し、日本最大級の全長70メートルの屋外ステージ「グリーンスタジアム」を舞台に、230インチの巨大LEDスクリーンによる映像演出や特殊効果を織り交ぜ、大迫力のアクションショーを繰り広げました。
さらに、お笑い芸人「クロちゃん」による初の展覧会イベントとなる「クロちゃんのモンスターパーク in グリーンランド」を開催し、クロちゃん本人によるオリジナルアイドルソングが聴けたり、クロちゃんと密室で2人きりになってしまうVR鑑賞も体験出来たりと、クロちゃんの魅力満載のイベントとなりました。
夏におきましては、春先に外出を自粛されたお客様の来園促進を図り、最新の「仮面ライダー」シリーズや「プリキュア」シリーズなど、子どもたちに人気の高いキャラクターショーを開催したほか、お盆期間のサマーナイト打上花火ショーや「タマホームプレゼンツ 疫病退散祈念花火~千の花火に願いを込めて~」を実施いたしました。
秋には、様々なキャラクターショーのほか、恒例の「タマホームスペシャル花火物語2020」を開催し、30分間で5,000発の打上げ花火で、盛大に夜空を彩りました。
そのほか、新型コロナウイルス感染防止対策下における『グリーンランドの新・絶叫スタイル』を提唱して、マスクに貼る絶叫の口の形をした「絶叫マスクシール」をご来園者全員に配布し、マスク着用のままアトラクションを楽しんでいただく取り組みを行い、大変好評を博しました。
また、その第2弾といたしまして、『デコRIDE!ラリー』と題して、それぞれ趣向を凝らしたマスクシールを対象アトラクション乗車時に配布し、マスクシールでデコレーションしたお客様のマスク姿の写真をSNSに投稿していただき、抽選で賞品をプレゼントするイベントを展開いたしました。
アトラクションにおきましては、宇宙をテーマに、不思議で幻想的な体験が出来る日本初登場のアトラクション「コズミックメイズ」をオープンいたしました。
そのほか、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、入園券の自動販売機の新規設置や電子チケットの販売を行うことで、ご来園時における混雑緩和に取り組み、また、午後から料金割引となる「アフタヌーンパス」の販売により、お客様の来園分散化を図りました。
このように様々な取り組みを行い、秋以降には、個人客ならびに修学旅行等の団体客のご利用回復の兆しが見られたものの、ゴールデンウィークを中心とする春の行楽シーズンに臨時休園したことに加え、夏休み期間に帰省自粛が見られたほか、プール営業ならびにカウントダウンイベントなどの一部の集客イベント開催中止等の各種対応を行った結果、利用者数は、前期比522,678人減少の390,726人、売上高は前期比2,074,714千円減少の1,798,425千円となりました。
『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、1月の記録的な雪不足による営業期間の縮小に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴うインバウンド客ならびにスキー団体等の大幅な減少もあり、来場者数、売上高ともに前期に比べて減少いたしました。
『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、新型コロナウイルスの影響により、オープン時期が当初予定の4月から6月初旬にずれ込んだほか、平日を中心に開園期間の短縮も行い、また、恒例の大型音楽イベント「JOIN ALIVE」や花火大会についても開催中止となるなど、思うように集客を図ることが出来ませんでした。なお、10月の開園期間を例年より延長したこともあり、学校行事利用など近郊の学校団体の取り込みは好調に推移いたしましたものの、全体でのご利用団体数は減少し、休園期間の集客の落ち込みをカバーすることが出来ず、来園者数は落ち込みました。
また、『いわみざわ公園管理』におきましては、外出自粛ムードの中にあっても、屋外型レジャーであるキャンプ場のニーズは高まりを見せたものの、やはり営業期間短縮の影響は大きく、来場者数は伸び悩みました。
この結果、北海道の遊園地ならびにスキー場を合わせた利用者数は前期比109,978人減少の117,943人となり、売上高は前期比258,344千円減少の507,410千円となりました。
以上の結果、利用者数は前期比632,656人減少の508,669人となり、売上高は前期比2,333,059千円減少の2,305,835千円、営業利益につきましては前期比631,408千円減少の107,574千円となりました。
(ゴルフ事業)
ゴルフ事業におきましては、コース整備や設備の拡充による顧客満足度向上を基本に据え、3ゴルフ場各々の特性や強みを活かした集客施策を行ってまいりました。また、最新式の空気清浄機の設置等、徹底した新型コロナウイルス感染防止体制を整えた上で、顧客ニーズに応じたスループレープランの促進など、安全安心のプレー環境整備に注力いたしました。
『グリーンランドリゾートゴルフコース』におきましては、海外からの入国制限に伴う韓国人プレー客の減少をカバーすべく、各季節に合わせてテーマを持たせたオープンコンペや「スタッフに挑戦コンペ」を開催して、リピーターの獲得に努めた結果、堅調な集客に繋げることができました。
施設面においては、更なる魅力増大に向けて、バンカーやレディス向けのティーイングエリアを新設し、山頂レストランにおいては、新たにウッドデッキの拡充を実施いたしました。
『大牟田ゴルフ場』、『広川ゴルフ場』の両メンバーシップコースにおきましては、会員限定のご利用ポイント制度やカート乗り入れサービスによるメンバーの利用促進に加え、各種クラブコンペの開催により、メンバーを中心とした集客拡大を図りました。
そのほか、『大牟田ゴルフ場』におきましては、新たにさく井工事を行っており、事業用水の一部を地下水利用へ切り替えることで、中長期的な運営経費の削減を図りました。
以上の取り組みを行いましたものの、緊急事態宣言発令期間における利用減少のほか、新型コロナウイルスの影響による大型コンペの減少が見られ、また、7月の豪雨被害により、一時的に『大牟田ゴルフ場』の営業に支障が生じたこともあり、3ゴルフ場を合わせた利用者数は、前期比10,837人減少の122,093人となり、売上高は前期比128,318千円減少の866,557千円、営業損失につきましては、40,301千円(前年同期は41,864千円の利益)となりました。
(ホテル事業)
『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』では、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、グリーンランドリゾートオフィシャルホテルとしての万全な営業体制を維持しつつ、両ホテルにおいて、スタッフや原材料等の経営資源の集約や効率的な活用を促進し、経営基盤の安定化に努めてまいりました。
九州の『ホテルブランカ』におきましては、バルコニー付きの部屋でのバーベキューや屋上庭園「シエロガーデン」の活用など、他のホテルにはない魅力のPRに取り組みました。
九州の『ホテルヴェルデ』におきましては、ホームページの全面的なリニューアルやWi-Fi環境の整備を行い、遊園地ご利用者の宿泊特典を強くアピールするとともに、宿泊部門では、新たに「仮面ライダーゼロワンルーム」を造成したほか、料飲部門では、外出を控える地元のお客様に向けたレストランのテイクアウトメニューやデリバリーサービスに注力し、売上の拡大を図りました。
そのほか、宴会部門では、料飲イベント「秋の大収穫祭」や「純烈ディナーショー」の開催に加え、おせちの販売などを積極的に行い、更なる顧客拡大に向け、多彩な魅力発信にも努めました。
以上の取り組みの結果、秋以降のGoToトラベルキャンペーン期間においては、特に宿泊部門において著しい回復が見られましたものの、年間を通じて最大の集客時期であるゴールデンウィークの遊園地休園ならびに夏季のプール営業の中止の影響は大きく、『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』を合わせた宿泊者数は前期比29,897人減少の37,592人となり、また、婚礼をはじめとする各種宴会ご利用の落ち込みも大きく、売上高は前期比686,958千円減少の686,935千円となりました。
北海道の『ホテルサンプラザ』におきましては、どうみん割やGoToトラベルキャンペーンを最大限に活用したプラン造成により、遊園地やスキー場ご利用を中心としたファミリー客や団体客の取り込みに注力いたしました。料飲部門につきましては、完全予約制でのビアガーデンイベントを開催したほか、GoToイートキャンペーンを活用した様々な企画による顧客獲得に努めました。
北海道の『北村温泉ホテル』におきましては、大規模リニューアル工事を開始した7月までの営業期間は、学校や企業を対象とした団体宿泊の取り込みに注力したほか、比較的堅調な日帰り入浴客の利用促進に努めました。
以上のような取り組みを行いましたが、『北村温泉ホテル』のリニューアル工事に伴う休館もあり、宿泊客の獲得が思うように進まず、『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』の宿泊者数は前期比13,362人減少の11,237人となり、新型コロナウイルスの影響による料飲部門ならびに宴会部門の落ち込みも大きく、売上高は前期比377,242千円減少の262,775千円となりました。
以上の結果、宿泊者数は前期比43,259人減少の48,829人となり、売上高は前期比1,064,200千円減少の949,711千円、営業損失は417,342千円(前年同期は25,843千円の利益)となりました。
(不動産事業)
不動産事業における賃貸収入につきましては、グリーンランドリゾートエリアの既存テナントの一部賃料改定により収益性が向上したものの、新規テナントの獲得には至らず、売上高は前期比6,415千円増加の164,476千円となり、営業利益につきましては、前期比11,486千円減少の109,492千円となりました。
(土木・建設資材事業)
土木・建設資材事業におきましては、ポゾテックの販売が好調だったほか、バイオマス発電所への燃料投入業務の受託が堅調に推移したものの、客土用土の販売が減少し、売上高は前期比223,613千円減少の330,289千円となり、セグメント利益は前期比9,994千円減少の79,788千円となりました。
(注)セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と調整を行っており、上記すべてのセグメント損失合計160,788千円に、各報告セグメントに配賦していない一般管理費を含む301,144千円を加えた461,933千円が当連結会計年度の営業損失となります。
b)財政状態
当連結会計年度末の資産額合計は、21,195,666千円(前連結会計年度比118,208千円減少)となりました。
当連結会計年度末の負債額合計は、10,641,128千円(前連結会計年度比607,070千円増加)となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、10,554,538千円(前連結会計年度比725,278千円減少)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ125,571千円増加し、476,314千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は、624,383千円(前年同期は1,109,291千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、191,559千円となり、前年同期比130,396千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、941,514千円(前年同期は757,711千円の支出)となりました。これは主に、短期借入金及び長期借入金が増加したことによるものであります。
| 項目 | 当連結会計年度 (千円) | 前連結会計年度 (千円) | 増減額 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | △624,383 | 1,109,291 | △1,733,674 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △191,559 | △321,955 | 130,396 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 941,514 | △757,711 | 1,699,226 |
③生産、受注及び販売の実績
販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | |
| 販売実績(千円) | 前連結会計年度比(%) | |
| 遊園地事業 | 2,305,835 | △50.3 |
| ゴルフ事業 | 866,557 | △12.9 |
| ホテル事業 | 949,711 | △52.8 |
| 不動産事業 | 164,476 | +4.1 |
| 土木・建設資材事業 | 330,289 | △40.4 |
| 合計 | 4,616,869 | △44.8 |
(注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
前連結会計年度、当連結会計年度ともに、販売実績が総販売実績の100分の10以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
2.上記金額には消費税等は含まれておりません。
3.当社グループは、遊園地事業、ゴルフ事業、ホテル事業を基幹としているため生産、受注の実績については、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a)経営成績
当連結会計年度における経営成績の概況については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a)経営成績」に記載しております。
b)財政状態
当連結会計年度末の総資産は、21,195,666千円(前連結会計年度比118,208千円減少)となりました。
流動資産は、988,431千円(前連結会計年度比263,537千円増加)となりました。これは主に、現金及び預金、その他(未収法人税等、未収消費税等)が増加したことによるものであります。
固定資産は、20,207,235千円(前連結会計年度比381,746千円減少)となりました。これは主に、建物及び構築物が減少したことによるものであります。
当連結会計年度末の負債合計は、10,641,128千円(前連結会計年度比607,070千円増加)となりました。
流動負債は、4,413,884千円(前連結会計年度比602,315千円増加)となりました。これは主に、未払法人税等及び未払金が減少したものの、短期借入金が増加したことによるものであります。
固定負債は、6,227,244千円(前連結会計年度比4,754千円増加)となりました。これは主に、長期預り金が減少したものの、長期借入金が増加したことによるものであります。
当連結会計年度末の純資産合計は、10,554,538千円(前連結会計年度比725,278千円減少)となりました。これは主に、利益剰余金が減少したことによるものであります。
②経営成績に重要な影響を与える要因について
「2 事業等のリスク」に記載しております。
③経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営戦略と課題は、多様化するお客様のニーズに的確にお応えする施設の充実を図り、同時に低コスト体質を維持しながら高い収益力を得ることにあると認識しております。
取り組みとしては、業績の更なる向上を目標に、組織の再編を始めとする活力ある組織の構築、その他経営全般にわたる効率化のための諸施策等を推進することで収益基盤を強化し、激動する環境に耐え得る企業体質作りを目指すとともに、当社グループが保有する経営資源を有効に活用して収益及び資本効率の向上に努める所存であります。
④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ125,571千円増加し、476,314千円となりました。
営業活動により使用した資金は、624,383千円(前年同期は1,109,291千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失によるものであります。
投資活動により使用した資金は、191,559千円となり、前年同期比130,396千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
財務活動により得られた資金は、941,514千円(前年同期は757,711千円の支出)となりました。これは主に、短期借入金及び長期借入金が増加したことによるものであります。
今後の当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費です。設備資金需要の主なものは、遊園地事業における遊園地施設の維持更新、新設等です。
当社グループの運転資金及び設備資金の調達につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄っております。
次期におきましても、主に資産の維持更新等を目的とした設備投資を計画しており、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄う予定です。
⑤経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループを取り巻く環境は、余暇市場に対する競合施設や活動種類の多様化が進み、旧来型の観光・行楽施設だけでなく、あらゆる集客施設との顧客争奪が激化の様相を呈しております。
このような状況のもとで、当社グループは時流に対応した積極的な営業展開はもとより、徹底的な経費の削減に取り組むことで売上高経常利益率の拡大を目標としております。当連結会計年度におきましては、売上高経常利益率△7.5%(前期8.3%)となりましたが、今後も引き続き堅実性ある経常利益の拡大を目指してまいる所存であります。
⑥重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。また、新型コロナウイルス感染症の影響についての会計上の見積りの仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載されているとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益及び資産の状況に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
見積り及び判断に影響を及ぼす重要な会計方針としては以下のようなものがあると考えております。
a)貸倒引当金
当社グループの保有する債権に係る損失が見込まれる場合、その損失に充てる必要額を見積り引当計上しておりますが、将来、債務者の財務状況が著しく悪化し、その支払能力が低下した場合等は、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。
b)投資有価証券
当社グループが保有する時価のある有価証券については、下落率等の一定基準により、時価のない有価証券については、投資先の純資産額等による実質価値の下落率や業績予想等による回収可能性等により総合的に判断し処理しておりますが、将来、保有する株式の時価の下落や投資先の財務状況が悪化した場合には、評価損を計上する可能性があります。
c)繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
d)固定資産の減損
当社グループは固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び判定に当たっては、慎重に検討しておりますが、市場環境の変化により、その見積額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合には、減損処理が必要となる可能性があります。