有価証券報告書-第46期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/20 9:25
【資料】
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【項目】
112項目

対処すべき課題

「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(3)経営成績の分析」に記載したとおり、人材不足によるコストの増加や激しい価格競争などが引き続き懸念されるため、事業環境の先行きは不透明な状況が続くものと判断されます。
このような状況下において、当社グループはスケールメリットの発揮による利益成長を図ることを基本方針として、市場環境に即して会社環境を設定すること、組織や個々の社員が経営環境の変化への適応力を高めること、多方面から新たな視点で課題に対峙し解決策を探り実行することに取り組んでまいります。
具体的には、①ソフトウェア開発事業のエンタープライズソリューション分野、基盤環境構築ソリューション分野並びにオリジナルパッケージ開発及び販売事業における競合他社との激しい価格競争への対応及び開発力強化、②ソフトウェア開発事業のエンベデッドソリューション分野における市場環境の変化に対応した注力領域の見直し並びに新規市場の開拓及び技術革新、③一部不採算事業の見直し又は縮小撤退の検討といった課題を克服していく必要があり、そのためには広範な事業ポートフォリオを保有するのではなく、より「選択と集中」を推し進め、得意分野の確立とその領域での質・価格の優位性を高めていくことが重要であると考え、施策を実施してまいります。