有価証券報告書-第152期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/07/02 9:42
【資料】
PDFをみる
【項目】
69項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要はあるが、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、景気の緩やかな回復基調が続いております。
しかしながら、葬儀業界におきましては、家族を中心とした小規模の葬儀形態が年々増加傾向にあり、葬儀単価の低廉化に歯止めがかからない厳しい状況が続きました。
このような状況のもと、当社は近年の葬儀ニーズの変化に対応するとともに、環境対策に万全を期した、安全で安心してご利用頂ける斎場作りを目指し行っておりました四ツ木斎場全面建替え工事が無事完了し、平成28年12月より営業を再開いたしました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ5億8,672万円増加し、488億7,009万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ4億51万円減少し、36億6,128万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ9億8,724万円増加し、452億880万円となりました。
b. 経営成績
当事業年度の経営成績は、売上高86億5,881万円(前年同期比5.3%増)、営業利益25億2,305万円(同13.4%減)、経常利益26億673万円(同14.1%減)、当期純利益18億1,236万円(同28.3%減)となりました。
これにより、当期の自己資本利益率は4.0%と前年同期に比べ1.8ポイント低下いたしました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
1)町屋斎場
町屋斎場においては、売上高は20億382万円と前年同期比3億5,328万円(14.9%)の減収、営業利益は11億1,458万円と前年同期比2億4,587万円(18.0%)の減益となりました。
2)落合斎場
落合斎場においては、売上高は13億2,666万円と前年同期比3,973万円(2.9%)の減収、営業利益は5億7,332万円と前年同期比2,185万円(3.6%)の減益となりました。
3)代々幡斎場
代々幡斎場においては、売上高は13億2,619万円と前年同期比1,322万円(1.0%)の増収、営業利益は6億1,769
万円と前年同期比2,558万円(4.3%)の増益となりました。
4)四ツ木斎場
四ツ木斎場においては、売上高は13億2,080万円と前年同期比8億2,829万円(168.1%)の増収、営業損失は2億8,755万円(前事業年度営業損失2億900万円)となりました。
5)桐ヶ谷斎場
桐ヶ谷斎場においては、売上高は17億1,001万円と前年同期比959万円(0.5%)の減収、営業利益は6億6,128万円と前年同期比6,878万円(9.4%)の減益となりました。
6)堀ノ内斎場
堀ノ内斎場においては、売上高は9億7,132万円と前年同期比194万円(0.1%)の減収、営業利益は5億1,261万円と前年同期比1,864万円(3.7%)の増益となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金の増加が38億463万円であったことと、投資活動による資金の増加9億1,626万円と財務活動の結果使用した資金13億7,210万円より、前事業年度に比べ33億4,879万円増加し、90億9,439万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動による資金の増加は38億463万円であり、前事業年度に比べ16億7,676万円(78.8%)増加いたしました。これは、主に、税引前当期純利益が25億8,872万円と前年同期比11億1,189万円減益であったことと、減価償却費の増加4億2,302万円、貸倒引当金の増減額の増加7億1,500万円、その他の資産の増減額の減少13億8,527万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果増加した資金は9億1,626万円(前事業年度は使用した資金52億9,754万円)となりました。これは、主に、投資有価証券の償還による収入5億円と、定期預金の減少額5億円と、貸付金の回収による収入3億4,521万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は13億7,210万円(前事業年度は増加した資金22億1,640万円)となりました。これは、主に、長期借入金返済による支出5億5,000万円と、配当金の支払による支出8億1,366万円によるものです。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
1)生産実績
該当事項はありません。
2)商品仕入実績
当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
前年同期比(%)
町屋斎場 (千円)123,595△19.1
落合斎場 (千円)73,628△7.8
代々幡斎場 (千円)70,748△4.8
四ツ木斎場 (千円)88,987104.8
桐ヶ谷斎場 (千円)101,306△0.5
堀ノ内斎場 (千円)56,9211.3
合計 (千円)515,1871.2

(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.四ツ木斎場は、建替工事完了により平成28年12月から営業を再開しております。
b. 受注実績
該当事項はありません。
c. 販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
前年同期比(%)
町屋斎場 (千円)2,003,826△14.9
落合斎場 (千円)1,326,664△2.9
代々幡斎場 (千円)1,326,1911.0
四ツ木斎場 (千円)1,320,800168.1
桐ヶ谷斎場 (千円)1,710,013△0.5
堀ノ内斎場 (千円)971,323△0.1
合計 (千円)8,658,8195.3

(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.四ツ木斎場は、建替工事完了により平成28年12月から営業を再開しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者は決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える様々な要因・仮定に対し、過去の実績等を勘案し合理的に判断して見積りを行っております。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、個々の「重要な会計方針及び見積り」については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載のとおりであります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ5億8,672万円増加の488億7,009万円(前事業年度末482億8,336万円)となりました。
流動資産は、現金及び預金33億4,879万円の増加と、流動資産その他に含まれる未収消費税等5億4,623万円の減少等により28億1,851万円増加し94億2,029万円となりました。固定資産のうち有形固定資産は、減価償却等による8億5,225万円の減少により、276億108万円となりました。無形固定資産は減価償却等による2,068万円の減少により9,163万円となりました。投資その他の資産は、所有する債券の一部償還と時価評価による投資有価証券5億2,179万円の減少と、定期預金の払戻しによる長期預金5億円の減少等により、13億5,884万円減少し117億5,708万円となりました。この結果、固定資産は394億4,980万円となりました。
(負債合計)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ4億51万円減少し、36億6,128万円となりました。
流動負債は、堀ノ内斎場の火葬炉排風機交換工事等による未払金7,690万円の増加等により1億4,382万円増加し17億3,248万円となりました。固定負債は、返済による長期借入金5億5,000万円の減少等により5億4,434万円減少し19億2,880万円となりました。
(純資産合計)
当事業年度末の純資産は、当期純利益18億1,236万円の計上による増加、剰余金の配当による8億1,000万円の減少等により、前事業年度末に比べて9億8,724万円増加し452億880万円となりました。この結果、自己資本比率は前事業年度末の91.5%から92.5%へ増加いたしました。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、四ツ木斎場の営業再開により、休業中は他社斎場へ流出していた火葬取扱件数を回復することができ、前事業年度に比べ5.3%増の86億5,881万円となりました。そのうち、火葬料売上高は、前事業年度に比べ5.4%増の41億2,013万円、容器料売上高は、前事業年度に比べ5.6%増の8億2,857万円、休憩料売上高は、前事業年度に比べ3.0%増の6億3,493万円、殯館料売上高は、前事業年度に比べ7.8%増の23億4,137万円、菓子飲料売上高は、前事業年度に比べ1.0%減の7億3,379万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、四ツ木斎場に係る減価償却費等経費の増加により、前事業年度に比べ18.6%増の50億2,630万円となりました。
販売費及び一般管理費は、四ツ木斎場に係る繰延消費税償却費等経費の増加により、前事業年度に比べ3.8%増の11億946万円となりました。
(営業利益)
営業利益は、前事業年度に比べ13.4%減の25億2,305万円となりました。
(営業外収益・費用)
営業外収益は、貸付金利息等増により、前事業年度に比べ12.9%増の1億3,883万円となりました。
営業外費用は、貸倒引当金繰入計上、借入金利息増により、前事業年度に比べ2684.3%増の5,515万円となりました。
(経常利益)
経常利益は、前事業年度に比べ14.1%減の26億673万円となりました。
(特別損益)
特別利益は、前事業年度に貸倒引当金戻入計上により、6億6,500万円減となりました。
特別損失は、固定資産除却損増により、前事業年度に比べ1077.5%増の1,800万円となりました。
(当期純利益)
法人税等は、前事業年度に比べ33.7%減の7億7,636万円となりました。
この結果、当期純利益は、前事業年度に比べ28.3%減の18億1,236万円となりました。
b. 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の経営に影響を与える大きな要因としては、季節的変動、法的規制等があります。
季節的変動については、当社の売上高が冬場の12月・1月・2月及び3月の寒い時期に火葬取扱件数が増加し、他の月に比べて高くなる傾向にあるものであります。暖冬の年には、火葬取扱件数は減少傾向にあり、寒冬の年は増加傾向にあります。また、風邪やインフルエンザの流行にも火葬取扱件数は影響を受けます。この対策と致しましては、まず近隣の他社経営の火葬場や公営火葬場にはない質の高いサービスを提供し、ご来場者に常に最適な環境でご利用頂けるよう努めることにより他社等との差別化を図り、火葬取扱件数を増やすこと、高級炉のご利用、高級容器のご購入、また菓子飲料のリピートオーダーを推し進めるよう葬儀業者への働きかけに努めることであります。
尚、厚生労働省及び総務省の人口推計では現在の130万人の死亡人口が2040年にはピークを迎え170万人近くなると予測されており、20年で30%増加が見込まれ一層の高効率化と省エネ対策を進めてまいります。
法的規制等については、当社は火葬場を運営しているため「墓地、埋葬等に関する法律」により、法的規制等を受けているというものであります。今後、新たな法的規制が設けられる場合には、業績に影響を与える可能性があります。当社といたしましては、例えば四ツ木斎場の全面建替工事において、安全でクリーンな最新鋭の火葬システムを導入することにより万全な環境対策を講じるなど、独自に高い基準を設け社会貢献、社会的責任を果たして参ります。
c. 資本の財源及び資金の流動性
資本需要
当社の資金需要は主に大きく分けて運転資金需要と設備投資需要の二つがあります。
運転資金需要のうち主なものは斎場の運営に関わる労務費、燃料費、修繕費等の役務原価、斎場での販売のための商品の仕入、共通するものとして販売費及び一般管理費等であります。また、設備投資需要としては建物、機械装置、工具器具備品等固定資産購入によるものであります。
財務政策
当社は現在、運転資金につきましては、内部資金より充当しております。また設備資金につきましては、設備資金計画に基づき調達計画を作成し、内部資金で不足する場合は、長期借入金により調達を行っております。現時点で進めております堀ノ内斎場の火葬炉排風機交換工事に関しては、すべて内部資金より充当しております。この運転資金及び設備資金につきましては、当社本社において一元管理しております。
d. セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
1)町屋斎場
売上高は、四ツ木斎場の営業再開の影響を受け火葬取扱件数が大幅に減少したことにより、前事業年度比14.9%の減の20億382万円となりました。
営業利益は、売上高が大幅な減少したことにより、前事業年度比18.0%減の11億1,458万円となりました。
セグメント資産は、火葬炉断熱扉改修工事、空調機交換工事等固定資産取得額が減価償却額を上回り、前事業年度末に比べ2,835万円増加の23億6,686万円となりました。
2)落合斎場
売上高は、四ツ木斎場の営業再開の影響を受け火葬取扱件数が減少したことにより、前事業年度比2.9%減の13億2,666万円となりました。
営業利益は、売上高が減少したことにより、前事業年度比3.6%減の5億7,332万円となりました。
セグメント資産は、空調機交換工事、アスファルト舗装工事等固定資産取得額が減価償却額を下回り、前事業年度末に比べ5,779万円減少の46億9,369万円となりました。
3)代々幡斎場
売上高は、火葬取扱件数が増加したことにより、前事業年度比1.0%増の13億2,619万円となりました。
営業利益は、売上高が増加したことにより、前事業年度比4.3%増の6億1,769万円となりました。
セグメント資産は、式場間仕切り改修工事、境界目隠しフェンス設置工事等固定資産取得額が減価償却額を下回り、前事業年度末に比べ7,196万円減少の16億7,942万円となりました。
4)四ツ木斎場
売上高は、平成28年12月営業再開(前事業年度は4ヶ月の営業、当事業年度は12ヶ月の営業)により、火葬取扱件数が大幅に増加したことにより、前事業年度比168.1%増の13億2,080万円となりました。
営業損失は、売上高が増加したものの、減価償却額の増により、2億8,755万円(前事業年度営業損失2億900万円)となりました。
セグメント資産は、スポットライト新設工事等固定資産取得額が減価償却額を大幅に下回り、前事業年度末に比べ6億2,313万円減少の124億1,338万円となりました。
5)桐ヶ谷斎場
売上高は、四ツ木斎場の営業再開の影響を受け火葬取扱件数が減少したことにより、前事業年度比0.5%減の17億1,001万円になりました。
営業利益は、売上高が減少したこと、屋上防水工事等による修繕費増により、前事業年度比9.4%減の6億6,128万円となりました。
セグメント資産は、絨毯張替工事等固定資産取得額が減価償却額を下回り、前事業年度末に比べ1億5,667万円減少の54億79万円となりました。
6)堀ノ内斎場
売上高は、火葬取扱件数が増加したものの、菓子飲料等売上が伸びず、前事業年度比0.1%減の9億7,132万円となりました。
営業利益は、売上高が減少したものの、人件費等の減により、前事業年度比3.7%増の5億1,261万円となりました。
セグメント資産は、空調機交換工事等固定資産取得額が減価償却額を上回り、前事業年度末に比べ8,827万円増加の9億3,132万円となりました。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。