四半期報告書-第28期第2四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

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2018/08/10 11:57
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを変更しています。まず、(1)前連結会計年度での仮想通貨マイニング事業への新規参入及びGMOコインで展開する仮想通貨交換事業において取引高の急増があり重要性が増加したことから、「仮想通貨事業」セグメントを新たに報告セグメントに追加しています。これに伴い、従来「インターネット金融事業」セグメントに含めていた仮想通貨交換事業を「仮想通貨事業」セグメントに変更しています。そして(2)「モバイルエンターテイメント事業」セグメントについては、「その他」の区分に変更しています。なお、前年同期の数値についても新たな報告セグメントに組み替えて表示しています。
<当第2四半期連結累計期間(平成30年1月~6月)業績の概要>(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減額増減率
売上高74,34091,27016,93022.8%
営業利益7,49711,7834,28657.2%
経常利益7,37911,3373,95853.6%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
1,9524,2312,279116.8%

当社グループは「すべての人にインターネット」のコーポレートキャッチのもと、成長性の高いインターネット市場に経営資源を集中しています。当該市場は、スマートフォンなどデバイスの普及および多様化、ソーシャルメディアの利用、クラウド技術などテクノロジーの進化といった外部環境の変化により高成長が続いています。また、企業間取引(BtoB)、個人間取引(CtoC)、O2O、IoTといった新しい動きもあり、市場自体も拡大を続けています。さらに、仮想通貨の領域においては改正資金決済法の施行もあり、取引が拡大しています。これらの動きもあり、インターネット市場は今後も更なる成長が見込まれ、インターネット上のデータ量、トランザクションは級数的に増加し、インターネットのインフラ、サービスインフラを提供する当社グループの収益機会もますます拡大すると考えています。
このような良好な事業環境のもと、(1)多くのサービスが国内No.1となっているインターネットインフラ事業においては、決済事業・セキュリティ事業・アクセス事業をはじめ各事業が好調に推移し、最高業績を更新しました。(2)インターネット広告・メディア事業においては、ネット広告市場の変化に対応すべく、自社商材の機能強化・販売に注力してまいりました。(3)インターネット金融事業においては、店頭FXの収益改善が進み、好調に推移しました。(4)仮想通貨事業においては、①仮想通貨マイニング事業ではマクロ環境の悪化により収益性が低下しました。②仮想通貨交換事業では、第2四半期は黒字となったものの、1月に計上したポジション評価損を補うには至らず、損失計上となりました。さらに(5)インキュベーション事業においては、投資先のIPOに伴う保有株式の売却がありました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は91,270百万円(前年同期比22.8%増)、営業利益は11,783百万円(同57.2%増)、経常利益は11,337百万円(同53.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,231百万円(同116.8%増)となりました。

<当第2四半期連結累計期間(平成30年1月~6月)セグメント毎の売上高・営業利益の状況>(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減額増減率
インターネットインフラ事業
売上高40,18048,2148,03320.0%
営業利益3,9515,3531,40235.5%
インターネット広告・メディア事業
売上高22,57423,2797053.1%
営業利益450376△73△16.4%
インターネット金融事業
売上高12,44815,7123,26426.2%
営業利益3,5915,9092,31864.6%
仮想通貨事業
売上高03,2933,292-
営業利益△93△480△386-
インキュベーション事業
売上高3242,1981,874578.2%
営業利益961,5091,413-
その他
売上高1,503990△513△34.1%
営業利益△536△918△382-
調整額
売上高△2,691△2,417273-
営業利益3631△4-
合計
売上高74,34091,27016,93022.8%
営業利益7,49711,7834,28657.2%


各セグメントの事業の内容は、以下のとおりとなっています。
事業区分主要業務
インターネット
インフラ事業
ドメイン事業・「.shop」、「.tokyo」などのドメインを管理するレジストリ事業
・『お名前.com』、『ムームードメイン』、『VALUE-DOMAIN』で展開するレジストラ事業
クラウド・ホスティング事業・『お名前.comレンタルサーバー』、『GMOアプリクラウド』、『ConoHa by GMO』、『Z.com Cloud』、『GMOクラウドVPS』、『GMOクラウドALTUS』、『GMOクラウド Private』、『KaKing』、『ロリポップ!』、『heteml』、『30days Album』などで展開する共用サーバー、VPS、専用サーバー、クラウドの提供・運用・管理・保守を行うホスティングサービス
EC支援事業・『カラーミーショップ』、『MakeShop』で展開するネットショップ構築のASPサービス
・CtoCハンドメイドマーケット『minne』の運営
・EC事業者・020事業者向け支援サービスなど
・Web制作・運営支援・システムコンサルティングサービスなど
セキュリティ事業・『クイック認証SSL』、『企業認証SSL』などのSSLサーバー証明書、『コードサイニング証明書』、『PDF文書署名用証明書』、『クライアント証明書』などの電子証明書発行サービス
決済事業・通販・EC事業者向け『PGマルチペイメントサービス』、公金・公共料金等の『自治体・公共機関向けクレジットカード決済サービス』などの総合的な決済関連サービス及び『早期入金サービス』、『トランザクションレンディング』、『GMO 後払い』などの金融関連サービス
アクセス事業・『GMOとくとくBB』などのインターネット接続サービス
インターネット広告・メディア事業インターネット広告事業・リスティング広告、モバイル広告、アドネットワーク広告、リワード広告、アフィリエイト広告などの総合的なインターネット広告サービス
・企画広告制作サービス
インターネット
メディア事業
・ブログ(『ヤプログ!』、『JUGEM』等)、インターネットコミュニティ(『freeml』、『ポイントタウン』等)、共同購入型クーポンサイト『くまポン』などのインターネットメディアの運営及びファッション共有SNS『コーデスナップ』などのスマートフォン向けアプリの開発・運営並びに自社メディアへの広告配信
・SEMメディア事業
日本語キーワード『JWord』の運営・販売、SEOの販売
インターネットリサーチ・その他事業・インターネットリサーチシステムの提供・リサーチパネルの管理・運営『GMOリサーチ・クラウド・パネル』など
インターネット金融事業インターネット金融事業・オンライン証券取引、外国為替証拠金取引(FX)などの運営
仮想通貨事業仮想通貨交換事業・仮想通貨の現物取引・レバレッジ取引の提供
仮想通貨マイニング事業・ビットコイン・ビットコインキャッシュなどの採掘事業
インキュベーション事業ベンチャーキャピタル事業・インターネット関連企業を中心とした未上場会社への投資事業

当第2四半期連結累計期間のセグメント別の業績は以下のとおりです。
① インターネットインフラ事業
当該セグメントにおいては、インターネットビジネスを手掛けるお客様のビジネス基盤となるサービスをワンストップで提供しています。主な商材は、インターネットにおける住所となる「ドメイン」、データを保管するための「サーバー」、ネットショップ導入のためのシステムを提供する「EC支援」、ECで必須の「決済」、これら取引の安全を図る「セキュリティ」です。これら5大商材全てを自社グループ内で開発・提供しており、いずれも国内トップシェアを有しています。この他、個人向けにインターネット接続サービスを提供するアクセス事業を運営しています。当該セグメントの各事業別の業績は下記のとおりです。
1)ドメイン事業
当該事業では、他のインフラ商材の起点となる事業であり、低価格戦略による顧客基盤の拡大を継続しています。当第2四半期連結累計期間のドメイン登録・更新数は247万件(前年同期比2.6%減)、当第2四半期連結累計期間末の管理累計ドメイン数は605万件(同1.1%減)、売上高は4,246百万円(同5.0%増)となっています。
2)クラウド・ホスティング事業
当該事業では、お客様の利用ニーズの多様化に対応するため、共用サーバー、VPS、専用サーバー、クラウドの各サービスにおいて、多ブランド展開を行なっています。当第2四半期連結累計期間末の契約件数は81.5万件(前年同期比2.4%増)、売上高は7,047百万円(同0.3%減)となっています。
3)EC支援事業
当該事業では、ネットショップ向けのASPカートサービス、CtoCハンドメイドマーケット『minne』、O2O支援サービスなどを提供しています。EC市場の拡大という追い風の中、ASPカートサービスでは機能改善、セミナー・イベント開催により顧客であるEC事業者の売上拡大支援に取り組んでまいりました。また『minne』を圧倒的No.1のサービスとするため、プロモーション投資に加え、リアルイベントの開催、スマートフォンアプリの機能強化、クーポンによる販促強化に取り組んでまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間末のASPカートサービスの有料店舗数は7.3万(前年同期比2.6%減)、流通総額は1,404億円(同6.9%増)とインシデントを受け一部顧客の離脱はあったものの流通総額は好調に推移しました。また『minne』の流通総額は59.3億円(同20.5%増)となり、当該セグメントの売上高は4,890百万円(同14.9%増)となっています。
4)セキュリティ事業
当該事業では、GMOクラウドの連結子会社であるGMOグローバルサインが『GlobalSign』ブランドを世界展開しております。常時SSL化の浸透という追い風の中、大手顧客への直販、販売代理店の活用により国内外のシェア拡大を進めております。売上高は2,908百万円(前年同期比13.0%増)と伸長し、海外売上高比率は約70%となっています。
5)決済事業
当該事業では、GMOペイメントゲートウェイを中核として、クレジットカード等の決済代行サービスを提供しています。物販のみならず物販以外のサービス領域のEC化の促進、キャッシュレス化の進展など、事業環境は極めて良好に推移しています。当第2四半期連結累計期間においては、流通額(決済処理件数、決済処理金額)の増大のため、早期入金サービス・トランザクションレンディング・後払いといったマネーサービスビジネスの拡充により、顧客である加盟店の売上拡大支援に継続的に取り組んでまいりました。
これらの結果、決済処理件数と決済処理金額についても順調に拡大し、売上高は13,568百万円(前年同期比22.0%増)と大きく伸長しています。
6)アクセス事業
当該事業では、個人向けのインターネット接続サービスを提供しております。スマートフォンなどデバイスの普及によりモバイルインターネットの利用が進んでいることに加え、製品ラインナップの拡充もあり、当第2四半期連結累計期間末の契約回線数は120.2万件(前年同期比57.4%増)、売上高は12,047百万円(同43.0%増)となっています。
以上、各事業において顧客基盤が拡大した結果、インターネットインフラ事業セグメントの売上高は48,214百万円(前年同期比20.0%増)となりました。決済・セキュリティといった利益率の高い商材が伸びたことにより、営業利益は5,353百万円(同35.5%増)と大幅増となりました。
② インターネット広告・メディア事業
当該セグメントにおいては、インターネットビジネスを手掛けるお客様の集客支援サービスを提供しています。当該セグメントの各事業別の業績は下記のとおりです。
1)インターネット広告事業
当該事業では、広告代理、アドプラットフォームの提供など総合的なネット広告サービスを提供しております。インターネット広告市場では、インターネット広告市場では、従来活用されてきた運用型広告だけでなく、動画広告をはじめとしてインターネット広告をマス広告のように「認知」向上に活用する事例が増加しており、インターネット広告を活用する広告主のすそ野が拡大しております。今後も市場の拡大が進むことが見込まれています。当第2四半期連結累計期間においては、スマートフォン向けアドネットワーク『AkaNe』、レコメンドウィジェット『TAXEL』といった自社アドテク商材は引き続き好調に推移したものの、広告代理事業において、アドフラウド問題に端を発し、一部顧客で広告予算の一時的な抑制がありました。これらの結果、売上高は15,397百万円(前年同期比5.9%増)となりました。
2)インターネットメディア事業
当該事業では、自社メディアの運営を通じた広告枠の提供、集客支援サービスを提供しています。アフィリエイト広告が好調に推移したものの、前年同期に起こったアドネットワーク広告の配信レギュレーション変更によるバナー広告の減少の影響により、売上高は6,388百万円(前年同期比0.7%減)となりました。
以上、これらを含めたインターネット広告・メディア事業セグメントの売上高は23,279百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益はセールスミックスの悪化、アドフラウド問題などの影響があり376百万円(同16.4%減)となりました。引き続き、市場のニーズをとらえた自社商材の開発・販売に注力します。
③ インターネット金融事業
当該セグメントにおいては、個人投資家向けにインターネット金融サービスを展開しています。当第2四半期連結累計期間においても顧客基盤、取引高の拡大に取り組みました。当第2四半期連結累計期間末における取引口座数は、店頭FX口座が72.5万口座(前年同期比9.4%増)、証券取引口座が34.6万口座(同9.2%増)と顧客基盤の拡大が続いています。当該セグメントの売上・利益の過半を占める店頭FX取引は、取引高の減少があったものの、ビッグデータ解析による収益率の改善が進んでいます。
以上、インターネット金融事業セグメントの売上高は15,712百万円(前年同期比26.2%増)、営業利益は5,909百万円(同64.6%増)となりました。
④ 仮想通貨事業
当該セグメントにおいては、仮想通貨の「マイニング」、「交換」に関わる事業を展開しています。当該セグメントの各事業別の業績は下記のとおりです。
1)仮想通貨交換事業
当該事業では、GMOフィナンシャルホールディングスの連結子会社であるGMOコインが、仮想通貨の現物取引、レバレッジ取引を提供しています。当第2四半期連結累計期間は、仮想通貨のボラティリティの減少を背景に、取引高は減少傾向で推移したものの口座数は16.9万口座と伸長しています。業績面では1月に一時的なポジションの評価損の計上があったものの、その後ポジションをコントロールするなど対策が進んだことから収益は安定的に推移しました。これらの結果、売上高は1,612百万円となったものの、評価損の計上を補いきれず損失計上となりました。
2)仮想通貨マイニング事業
当該事業では、当社及び欧州における連結子会社がビットコインなどの仮想通貨マイニング事業を展開しています。マイニング設備の拡張及び採掘が計画通りに進んだことから、売上高は1,680百万円となったものの、ビットコイン価格の停滞及びハッシュレートの上昇というマクロ環境の悪化によりマイニング収益性が低下したことから固定費の増加を補えず、損失計上となりました。
以上、仮想通貨事業セグメントの売上高は3,293百万円、営業損失は480百万円となりました。
⑤ インキュベーション事業
当該セグメントにおいては、キャピタルゲインを目的としたインターネット関連企業への投資、事業拡大への支援、企業価値向上支援を行なっております。当第2四半期連結累計期間の売上高は投資先のIPOに伴う保有株式の売却があったことから2,198百万円(前年同期比578.2%増)、営業利益は1,509百万円となりました。
(2) 連結財政状態の分析
(資産)
当四半期連結会計期間末(平成30年6月30日)における資産合計は、前連結会計年度末(平成29年12月31日)に比べ4,109百万円増加し、753,269百万円(0.5%増)となっております。主たる変動要因は、現金及び預金が3,422百万円増加(2.9%増)したこと、有形固定資産が6,654百万円増加(76.9%増)したこと、証券業等における顧客資産の変動により諸資産(証券業等における預託金・証券業等における信用取引資産・証券業等における短期差入保証金・証券業等における支払差金勘定)が15,193百万円減少(3.2%減)したことであります。
(負債)
当四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ4,498百万円減少し、670,307百万円(0.7%減)となっております。主たる変動要因は、連結子会社であるGMOペイメントゲートウェイにおける転換社債型新株予約権付社債の発行により17,501百万円増加したこと、証券業等における顧客資産の変動により諸負債(証券業等における預り金・証券業等における信用取引負債・証券業等における受入保証金・証券業等における受取差金勘定・証券業等における有価証券担保借入金)が16,211百万円減少(3.8%減)したことであります。
(純資産)
当四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ8,607百万円増加し、82,961百万円(11.6%増)となっております。主たる変動要因は、利益剰余金が2,801百万円増加(7.4%増)(親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により4,231百万円の増加、配当金の支払いにより1,381百万円の減少など)したことであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当四半期連結会計期間末(平成30年6月30日)における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末(平成29年12月31日)に比べ、4,210百万円増加し、122,028百万円(3.6%増)となっております。当四半期における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動においては445百万円の資金流入(前年同期は3,408百万円の資金流出)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上により12,014百万円、減価償却費の計上により3,508百万円の資金流入があった一方、インターネット金融事業において顧客資産の増加を受け、諸資産が増加したことにより1,018百万円、預り金の減少により5,331百万円の資金流出があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動においては20,296百万円の資金流出(前年同期は5,151百万円の資金流出)となりました。これは主に、マイニング機器などの有形固定資産の取得により17,450百万円、無形固定資産の取得により2,041百万円の資金流出があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動においては24,537百万円の資金流入(前年同期は6,999百万円の資金流出)となりました。これは主に、配当金の支払により1,372百万円の資金流出があった一方、手元流動性を高めるため長短借入金の増減により9,334百万円、連結子会社であるGMOペイメントゲートウェイにおける転換社債型新株予約権付社債の発行により17,510百万円の資金流入があったことによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
①当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、上場会社であり当社株式は自由に売買できるものである以上、当社株式に対する大規模な買付行為を一概に否定するものではなく、当該買付行為を受け入れるか否かの判断は、最終的には、当社株式を保有する株主の皆様の自由な意思によってなされるべきものと考えております。
しかしながら、近年、わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣との協議や合意のプロセスを経ることなく、いわば敵対的に、突如として一方的に大規模な買付行為を強行するといった動きが顕在化しつつあります。このような一方的且つ大規模な買付行為の中には、株主の皆様に対して当該買付行為に関する十分な情報が提供されず株主の皆様に株式の売却を事実上強要するおそれがあるものや、株主の皆様が当該買付行為の条件・方法等について検討し、また、当社の取締役会が、これを評価・検討して取締役会としての意見を取りまとめて公表するための十分な時間を確保しないもの、その他真摯に合理的な経営を行う意思が認められないなど当社の企業価値・株主の皆様の共同の利益を著しく損なう買付行為もあり得るところです。
当社グループは、『すべての人にインターネット』のコーポレートキャッチのもと、Ⅰ.ドメイン、クラウド・ホスティング、EC支援、セキュリティ、決済、アクセスなどの事業を主とする、インターネットインフラ事業、Ⅱ.インターネット広告、インターネットメディアなどの事業を主とする、インターネット広告・メディア事業、Ⅲ.技術力を強みとして、FX取引高でナンバーワンを誇るインターネット金融事業、Ⅳ.仮想通貨交換事業、仮想通貨マイニング事業からなる仮想通貨事業、Ⅴ.未公開会社等への投資育成を行うインキュベーション事業を中心として、総合的なインターネットサービスを提供しております。これらの事業はそれぞれが独立したものではなく、相互に有機的に一体として機能することによって相乗効果が生じ、より高い企業価値を創造していると考えております。また、インターネット関連技術は技術革新の進歩が極めて速く、それに応じた業界標準及び顧客ニーズも急速に変化しております。したがって、当社の経営は、上記のような事業特性及びインターネットサービスに関する高度な専門知識を前提とした経営のノウハウ、並びに、技術革新に対応するための優れた技術、能力を有する従業員、有機的一体的企業結合体の中で各事業を担うグループ会社、取引先及び顧客等のステークホルダーとの間に築かれた関係等への理解が不可欠であると考えております。このような当社の事業に対する理解なくして当社の企業価値の把握は困難であり、株主の皆様が大規模な買付行為を評価するに際しても、当該買付行為の買付者から提供された情報だけではなく、当社の事業特性等を十分に理解している当社取締役会の当該買付行為に対する評価・意見等が適切に提供されることが極めて重要であると考えております。
当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、上記の当社の事業を理解し、当社の企業価値の様々な源泉及び当社を支える各利害関係者との間に築かれた関係等を理解した上で、当社の企業価値・株主の皆様の共同の利益を確保し又は向上させることを真摯に目指す者でなければならないと考えております。
以上の考え方に基づき、当社取締役会といたしましては、上記のような当社の企業価値・株主の皆様の共同の利益を著しく損なうおそれのある大規模な買付行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であると考えております。
②当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の会社支配に関する基本方針の実現に資する特別な取組み
当社は上記①記載の基本方針(以下、「基本方針」といいます。)の実現に資する特別な取組みとして、以下の取組みを行っております。
当社は、『すべての人にインターネット』をコーポレートキャッチに、たゆまぬベンチャー精神のもと、『インターネットの文化・産業とお客様の笑顔・感動を創造し、社会と人々に貢献する』を企業理念として掲げております。
当社はこの企業理念を具現化するため、すなわち、お客様の笑顔・感動を創造するため、最高のサービスをより多くのお客様に提供することに注力いたしております。
当社グループでは、ドメイン、レンタルサーバーや決済など数多くの事業(サービス)においてナンバーワンの実績をあげており、そのお客様の多様なニーズ、特にインターネットビジネスに取り組むお客様が求める、導入から活用そして集客までを当社グループで一貫して完結できる基盤が整っております。
これらの事業を有機的に結合し、相乗効果を最大化させる取組みにより企業価値・株主の皆様の共同の利益の向上を目指しております。
③基本方針に照らして不適切な者によって当社の財産及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み
当社は、基本方針に照らして不適切な者によって当社の財産及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、特定株主グループ(以下において用いられる用語は、本事業報告に別段の定めのある場合又は文脈上別意に解すべき場合を除き、平成18年3月13日付プレスリリース「当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(買収防衛策)について」において定められる意味を有するものとします。)の議決権割合を20%以上とすることを目的とする当社株券等の買付行為、又は結果として特定株主グループの議決権割合が20%以上となる当社株券等の買付行為(いずれについてもあらかじめ当社取締役会が同意したものを除き、また市場取引、公開買付等の具体的な買付方法の如何を問いません。)が行われる場合には、大規模買付ルールの遵守を求め、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しない場合、又は、大規模買付ルールを遵守した場合であっても、大規模買付行為が当社株主の皆様の共同の利益及び当社の企業価値を著しく損なうと認められる場合につき対抗措置を発動することがあること等を定めております。
当社は、平成18年3月13日開催の取締役会において、当社株式の大規模買付行為に関する対応方針を決定し、以後毎年開催される当社定時株主総会において選任された取締役が、本対応方針を継続するか否かを決定することとなります。(なお、対応方針の内容の詳細につきましては、当社ホームページ(URL:https://www.gmo.jp)に掲載されている平成18年3月13日付プレスリリース「当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(買収防衛策)について」にて公表しておりますので、そちらをご参照ください。)
④上記②の取組みについての取締役会の判断
上記②の取組みは、当社グループ全体の企業価値を向上させ、それを当社の株式の価値に適正に反映させていくことにより、当社株主の皆様の共同の利益を著しく損なう大規模買付行為が行われる危険性を低減させるものと考えられるため、上記①の基本方針に沿うものであります。
また、かかる取組みは、当社グループ全体の企業価値を向上させるための取組みであり、株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、また、当社役員の地位の維持を目的とするものではないと考えております。
⑤上記③の取組みについての取締役会の判断
i) 上記③の取組みは、十分な情報の提供と十分な検討等のための期間の確保の要請に応じない大規模買付者、及び、当社の企業価値・株主の皆様の共同の利益を害するおそれのある大規模買付行為を行う大規模買付者に対して対抗措置を発動できることとしております。したがいまして、上記③の取組みは、上記①の基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、当社の上記①の基本方針に沿うものであると考えております。
ⅱ)上記③の取組みは、当社の企業価値・株主の皆様の共同の利益を確保することを目的として、大規模買付者に対して、当該大規模買付者が実施しようとする大規模買付行為に関する必要な情報の事前の提供及びその内容の評価・検討等に必要な期間の確保を求めるための取組みであります。また、かかる取組みにおいては、対抗措置の発動について取締役会による恣意的な判断を防止し、その判断の合理性・公正性を担保するために、特別委員会を設置し、特別委員会の勧告を最大限尊重して対抗措置を発動することを定めており、また、対抗措置を発動するに際しては、社外取締役監査等委員を含む取締役監査等委員の全員の賛成を得た上で、取締役全員の一致により決定することとしております。したがいまして、上記③の取組みは、株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、また、取締役会の地位の維持を目的とするものではないと考えております。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は79百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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