四半期報告書-第26期第3四半期(令和4年6月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/11 16:30
【資料】
PDFをみる
【項目】
44項目
4. セグメント情報
(1) 一般情報
当社グループは、インターネットサービス、フィンテック及びモバイルという3つの事業を基軸としたグローバル イノベーション カンパニーであることから、「インターネットサービス」、「フィンテック」及び「モバイル」の3つを報告セグメントとしています。
これらのセグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっています。
「インターネットサービス」セグメントは、インターネット・ショッピングモール『楽天市場』をはじめとする各種ECサイト、オンライン・キャッシュバック・サイト、旅行予約サイト、ポータルサイト、北米地域でのデジタルコンテンツサイト等の運営、メッセージングサービスの提供や、これらのサイトにおける広告等の販売、プロスポーツの運営等を行う事業により構成されています。
「フィンテック」セグメントは、インターネットを介した銀行及び証券サービス、クレジットカード関連サービス、生命保険サービス、損害保険サービス、電子マネーサービスの提供及び暗号資産(仮想通貨)の媒介等を行う事業により構成されています。
「モバイル」セグメントは、通信サービス及び通信技術の提供、電力供給サービスの運営並びに北米地域以外でデジタルコンテンツサイト等の運営等を行う事業により構成されています。
(2) 事業セグメントの売上収益と損益の測定に関する事項
報告されている事業セグメントの会計処理の方法はIFRSに基づいており、事業セグメントの売上収益及び損益は一部の連結子会社を除き連結修正を考慮していない内部取引消去前の金額です。経営者が意思決定する際に使用する社内指標は、IFRSに基づく営業利益に当社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を調整したNon-GAAP営業利益ベースです。
経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しています。なお、非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する基準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が低い、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形資産の償却費等のことです。
また、当社グループは、最高経営意思決定者が使用する事業セグメントへ、資産及び負債を配分していません。
(3) 事業セグメントの売上収益と損益の測定方法の変更等に関する事項
第2四半期連結会計期間より、本社管理部門と事業部門におけるポイント費用の集計方法を変更し、遡及適用しています。この変更に伴い、遡及適用前と比較して前第3四半期連結累計期間のインターネットサービスセグメントにおける売上収益及びセグメント損益がそれぞれ3,156百万円減少しています。また、前第3四半期連結会計期間のインターネットサービスセグメントにおける売上収益及びセグメント損益がそれぞれ806百万円減少しています。なお、連結上の売上収益、Non-GAAP営業損失、営業損失に与える影響はありません。
前第3四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
インターネット
サービス
フィンテックモバイル合計
セグメントに係る売上収益699,092455,589162,2081,316,889
セグメント損益80,24568,236△302,519△154,038

当第3四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)
(単位:百万円)
インターネット
サービス
フィンテックモバイル合計
セグメントに係る売上収益765,425487,300254,2391,506,964
セグメント損益58,40274,388△380,196△247,406

前第3四半期連結会計期間(自 2021年7月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
インターネット
サービス
フィンテックモバイル合計
セグメントに係る売上収益238,631150,86454,941444,436
セグメント損益23,68921,162△105,237△60,386

当第3四半期連結会計期間(自 2022年7月1日 至 2022年9月30日)
(単位:百万円)
インターネット
サービス
フィンテックモバイル合計
セグメントに係る売上収益259,726166,45089,256515,432
セグメント損益19,84725,176△120,868△75,845

セグメントに係る売上収益から連結上の売上収益への調整は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間
(自 2021年1月1日
至 2021年9月30日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
セグメントに係る売上収益1,316,8891,506,964
内部取引等△116,315△142,256
連結上の売上収益1,200,5741,364,708

(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間
(自 2021年7月1日
至 2021年9月30日)
当第3四半期連結会計期間
(自 2022年7月1日
至 2022年9月30日)
セグメントに係る売上収益444,436515,432
内部取引等△37,533△44,322
連結上の売上収益406,903471,110


セグメント損益から税引前四半期損失(△)への調整は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間
(自 2021年1月1日
至 2021年9月30日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
セグメント損益△154,038△247,406
内部取引等5,179△8,574
Non-GAAP営業損失(△)△148,859△255,980
無形資産償却費△5,615△7,160
株式報酬費用△7,727△9,530
非経常的な項目(注)153,839△14,423
営業損失(△)△108,362△287,093
金融収益及び金融費用△16,230△20,875
持分法による投資利益又は損失(△) (注)25,276△4,090
税引前四半期損失(△)(注)2△119,316△312,058

(注) 1 前第3四半期連結累計期間に計上された非経常的な項目には、Altiostar Networks, Inc.の完全子会社化に伴う段階取得に係る差益59,496百万円及び楽天ポイントの規約等の変更によるポイント引当金の増加に伴う費用5,578百万円が含まれています。また、当第3四半期連結累計期間に計上された非経常的な項目には、楽天ポイントの規約等の変更によるポイント引当金の増加に伴う費用、子会社の元従業員及び取引先の共謀による不正行為に関連して発生した費用が含まれています(なお、後者は要約四半期連結損益計算書においてその他の費用に含まれています)。
2 前第4四半期連結会計期間において、持分法適用関連会社である株式会社西友ホールディングスにおける企業結合に係る暫定的な会計処理の確定が行われたことに伴い、前第3四半期連結累計期間の数値を遡及修正しています。なお、詳細は、注記14. 持分法による投資利益をご参照ください。
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間
(自 2021年7月1日
至 2021年9月30日)
当第3四半期連結会計期間
(自 2022年7月1日
至 2022年9月30日)
セグメント損益△60,386△75,845
内部取引等2,651△2,744
Non-GAAP営業損失(△)△57,735△78,589
無形資産償却費△1,281△2,495
株式報酬費用△2,296△3,125
非経常的な項目(注)53,839△5,809
営業損失(△)△7,473△90,018
金融収益及び金融費用△10,545△6,232
持分法による投資損失(△)△5,781△1,321
税引前四半期損失(△)△23,799△97,571

(注) 前第3四半期連結会計期間に計上された非経常的な項目には、Altiostar Networks, Inc.の完全子会社化に伴う段階取得に係る差益59,496百万円及び楽天ポイントの規約等の変更によるポイント引当金の増加に伴う費用5,578百万円が含まれています。また、当第3四半期連結会計期間に計上された非経常的な項目には、子会社の元従業員及び取引先の共謀による不正行為に関連して発生した費用が含まれています(要約四半期連結損益計算書においてその他の費用に含まれています)。