有価証券報告書-第26期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/03/28 14:19
【資料】
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【項目】
139項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、株式や不動産担保を活用した自己資金による融資及び顧客の預金を原資とした流動性の高い金融資産運用等を行っております。また、資金調達については、顧客の預金を募る他、金融機関からの借入や、社債発行による方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である営業貸付金は、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されております。当該リスクについては、顧客の信用状況を適宜把握するとともに、月次で回収状況及び債権残高を把握することを通じてリスクの軽減を図っております。
銀行業における顧客の預金を原資として運用する有価証券は、発行体の信用リスク、金利・為替の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されております。当該リスクについては、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握することでリスク軽減を図っております。
銀行業における預金は、顧客の預金であるため、金利の変動リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
・信用リスク(取引先の契約不履行に係るリスク)の管理
当社グループは、営業債権については社内規程に従い、取引先毎の残高管理を行うとともに、取引先の財務状況に応じ与信限度額の設定を行っております。
・市場リスク(株式の市場価格及び為替・金利等の変動リスク)の管理
有価証券については、定期的に株価や発行体の財務状況等を把握し、市況を勘案し保有状況を継続的に見直しております。
・資金調達に係る流動性リスクの管理
当社グループは、適時にグループ全体の資金管理を行うほか、資金調達の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バランスの調整などによって、流動性リスクを管理しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
連結貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)現金及び預金18,84718,847-
(2)営業貸付金177,446
貸倒引当金(※)△9,131
168,314167,695△618
(3)銀行業における有価証券15,03315,033-
資産計202,195201,576△618
(1)銀行業における預金177,716178,547830
負債計177,716178,547830

(※)営業貸付金に対して計上している一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
当連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)
連結貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)現金及び預金28,28928,289-
(2)営業貸付金213,083
貸倒引当金(※)△10,157
202,926203,157231
(3)銀行業における有価証券20,94520,945-
資産計252,161252,392231
(1)銀行業における預金224,165225,2501,085
負債計224,165225,2501,085

(※)営業貸付金に対して計上している一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
資 産
(1)現金及び預金
これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(2)営業貸付金
市場リスク及び信用リスクを考慮し、返済スケジュールに伴う将来キャッシュ・フローを現在価値に割引くことにより算定しております。
また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権については、担保及び保証等に基づいて貸倒引当金を算定しているため、時価は連結決算日における連結貸借対照表価額から個別に計上している貸倒引当金を控除した金額を時価としております。
(3)銀行業における有価証券
株式は取引所の価格、債券等は業界団体の公表する価格、取引金融機関から提示された価格及び評価機関から提示された評価技法を使用して算定された価額を時価としております
負 債
(1)銀行業における預金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)によっております。
また、定期預金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来キャッシュ・フローを割り引いて算定しております。なお、預入期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していると考えられることから、当該帳簿価額によっております。
3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2020年12月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
5年以内
(百万円)
5年超
10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
現金及び預金18,847---
営業貸付金(※)85,05583,3816,6722,298
銀行業における有価証券
その他有価証券のうち満期があるもの(国債)-723--
その他有価証券のうち満期があるもの(社債)5284,783--

(※)営業貸付金のうち、回収予定が見込めない39百万円は含めておりません。
当連結会計年度(2021年12月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
5年以内
(百万円)
5年超
10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
現金及び預金28,289---
営業貸付金94,87697,14619,2961,764
銀行業における有価証券
その他有価証券のうち満期があるもの(国債)732---
その他有価証券のうち満期があるもの(社債)1,1757,640--


4.銀行業における預金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2020年12月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
5年以内
(百万円)
5年超
10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
銀行業における預金78,97898,65879-

当連結会計年度(2021年12月31日)
1年以内
(百万円)
1年超
5年以内
(百万円)
5年超
10年以内
(百万円)
10年超
(百万円)
銀行業における預金132,98091,11371-