有価証券報告書-第24期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/26 10:05
【資料】
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【項目】
110項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループにおきましては、「世界No.1のグローバル・オンライン・コミュニティ・カンパニー」を目指し、オンラインゲーム事業からスマートフォンアプリ事業へ事業主体の移行を進めてまいりました。
当社グループの当連結会計年度における業績の概況は以下のとおりであります。
当連結会計年度は、連結売上高724,270千円(前期比56.0%増)となり、大幅な増収となりました。
これは、スマートフォンアプリ事業において平成28年5月から「Arcane(アーケイン)」英語版、平成28年8月から「Arcane(アーケイン)」日本語版のダウンロード配信開始により、売上高が前期と比較して大幅に増加したことによります。
また、販売費及び一般管理費につきましては、「Arcane(アーケイン)」英語版及び日本語版のダウンロード配信開始に伴い、マーケティング活動費用が増加したことから、営業損失399,809千円(前期は営業損失426,822千円)、経常損失411,433千円(前期は経常損失447,266千円)親会社株主に帰属する当期純損失404,809千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失470,952千円)となりました。
なお、来期リリースに向けて、PCオンラインゲーム「Rapplez(ラペルズ)」を題材にしたスマートフォンゲームアプリの開発を進めております。
セグメントの業績の概況は次のとおりであります。
① 日本
日本セグメントでは、当社が平成28年5月から「Arcane(アーケイン)」英語版(Android)のダウンロード配信を北米、アジア、オセアニアその他の地域において開始し、英語版(iOS)の配信についても平成28年8月に開始しております。さらに、平成28年9月に南アメリカ、平成28年10月にヨーロッパにおいて、それぞれダウンロード配信を開始しております。
また、「Arcane(アーケイン)」日本語版につきましては、国内子会社㈱ガーラジャパンにおいて、平成28年8月より配信を開始しております。
配信開始後の売上高は概ね順調に推移しており、前期と比較し売上高(内部取引を含む)が大幅に増加いたしました。売上高の増加に伴う売上原価の増加により、営業費用が増加しております。
なお、当社連結子会社であるGala Lab Corp.が開発し、平成29年1月に韓国語版のダウンロード配信を開始したスマートフォンゲームアプリ「Flyff Legacy(フリフレガシー)」の日本語版の配信に向けて準備を行っております。
これらの結果、日本セグメントにおける売上高は394,661千円(内部取引を含む)と前期比で305,019千円(340.3%)の増収となり、セグメント損失が349,944千円(前期は302,458千円の損失)となりました。
② 韓国
韓国セグメントでは、Gala Lab Corp.のオンラインゲーム事業で主力ゲームの「Flyff Online(フリフオンライン)」及び「Rappelz(ラペルズ)」において、ユーザーへのアイテム販売減少によるロイヤリティの減収やライセンス期間終了によるライセンスフィーの減収等から売上高が減少いたしました。
スマートフォンアプリ事業では、「Flyff All Stars(フリフオールスターズ)」のサービス終了に伴いロイヤリティ収入(内部取引)が減少したものの、「Arcane(アーケイン)」の運営管理業務収入(内部取引)が増加し、また、「Flyff Legacy(フリフレガシー)」韓国語版を平成29年1月にダウンロード配信を開始したことから売上高が増加いたしました。
これらの結果、韓国セグメントの売上高は428,510千円(内部取引を含む)と前期比で18,672千円(4.2%)の減収となり、セグメント損失が63,197千円(前期は127,198千円の損失)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べて252,373千円増加し、558,138千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、獲得した資金は370,621千円(前期は1,155,296千円の資金使用)となりました。支出の主な内訳は税金等調整前当期純損失411,244千円であり、収入の主な内訳は前払費用の減少541,584千円、売上債権の減少45,023千円であります。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、獲得した資金は9,164千円(前期は167,066千円の資金使用)となりました。収入の主な内訳は定期預金の払戻による収入100,000千円であり、支出の主な内訳は無形固定資産の取得による支出85,451千円であります。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、使用した資金は131,600千円(前期は1,255,202千円の資金獲得)となりました。これは短期借入金の減少額131,600千円であります。