有価証券報告書-第23期(平成29年1月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/03/27 15:11
【資料】
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【項目】
125項目

対処すべき課題

当社グループは、不動産及び不動産金融に関する専門家集団として、綿密な調査力と確かな不動産関連ノウハウを駆使し、常に変化する不動産市場の動静を冷静に分析・評価することにより、顧客である不動産投資家に対して最大の投資リターンの実現を目指して事業を展開してまいりました。
今後も、目的意識と誠実さを重んじ、顧客や役職員、そして投資家の皆様との長期的な信頼関係の構築とコンプライアンスの徹底を通じ、企業価値を最大化することにより社会に貢献してまいりたいと考えております。
当社グループは、上記会社の基本方針を踏まえ、3カ年の中期経営計画「Partners in Growth, Next 2020」(以下、「本計画」)を平成30年2月9日に公表いたしました。以下に本計画の基本方針、定量計画及び計画の達成に必要な重点施策を記載いたします。
① 本計画の基本方針
a. 不動産アセットマネジメントを中心とするビジネス領域の拡充
b. 機動的かつ戦略的な投資の推進
c. 時代の変化を捉えた新たな成長分野の開拓
d. 持続的成長と社会的責任の両立に向けた経営基盤の強化
② 定量計画
指標計画数値(連結)
ROE3年平均 10.0%以上
総還元性向3年平均 50.0%以上

③ 重点施策
a. 不動産アセットマネジメントを中心とするビジネス領域の拡充
■ 受託資産残高(AUM)と安定収益の拡大につながる多様な投資機会の創出
■ 国内外における顧客投資家層の拡大と投資家リレーションの深化
■ 投資案件の組成力と運用力を向上させる運用体制の強化
■ アセットマネジメントの付加価値を高める関連サービスの強化
■ ビジネス領域の拡充に資する戦略的M&Aや事業提携の模索
b. 機動的かつ戦略的な投資の推進
■ 顧客投資家との共同投資の推進
■ 当社グループ運用ファンドの成長につなげる機動的な投資の実行
■ 海外や成長分野でのビジネス拡大に資する戦略的な投資の実行
■ 分散と規律の保たれた投資ポートフォリオの維持とモニタリング体制の強化
■ 財務の健全性と透明性の堅持
c. 時代の変化を捉えた新たな成長分野の開拓
■ アジア市場における事業の拡大
■ 米国市場でのアウトバウンド投資ビジネスの推進
■ ホテル、民泊、サービスアパート等の滞在型施設運営ビジネスの推進
■ 「不動産×金融×テクノロジー」に焦点を当てた新ビジネスの立ち上げ
d. 持続的成長と社会的責任の両立に向けた経営基盤の強化
■ 組織と個人の生産性を高める社内インフラの進化
■ ケネディクスモデルの礎となる多様な人材の確保・育成
■ 社会の変化に応じた柔軟な働き方の追求
■ ESG(環境、社会、ガバナンス)への取り組み推進