四半期報告書-第23期第3四半期(平成26年8月1日-平成26年10月31日)

【提出】
2014/12/10 10:00
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一部の景気指標に弱さがみられるものの、各種政策の効果による持続的な成長が期待されております。しかしながら、消費マインドの低下や海外景気の下振れなどが、わが国の景気を下押しするリスクとなっております。
当社に関連するエンタテインメント業界では、家庭用ソフトについては、ニンテンドー3DSのタイトルを中心にミリオンタイトルを含めた複数のタイトルが好調に推移しております。家庭用ハードについては、新型ハード機である「プレイステーション4」が平成26年2月に、「Xbox One」が同年9月に国内販売されるなど、家庭用ゲーム市場に明るい兆しが見えております。また、ソーシャルゲームやダウンロードコンテンツを含むオンラインゲーム市場は、引き続き好調を維持しております。
このような状況のもと、当社グループのデジタルコンテンツ事業におけるゲームソフト分野におきまして、受託ソフトでは、当社の代表作であるアメリカの人気プロレス団体WWE(World Wrestling Entertainment)をモデルにしたシリーズ最新作「WWE 2K15」について、Xbox 360・プレイステーション3用が平成26年10月より、つづいて、シリーズ初となるXbox One・プレイステーション4用も平成26年11月より海外にて発売されております。
自社ソフトでは、ダウンロード販売となる、ロボットファイティング/ボクシングゲーム「REAL STEEL」(Xbox LIVE・PlayStation Network用:平成23年10月配信開始)と、格闘ゲーム「PACIFIC RIM」(Xbox LIVE・PlayStation Network用:平成25年7月配信開始)の2作品ともに、引き続き堅調に推移しております。
パチンコ・パチスロ分野におきましては、受託タイトルの出荷台数が堅調に推移しており、ロイヤリティ収入が発生しています。
モバイルコンテンツ分野におきましては、配信中の受託タイトルの売上が引き続き堅調に推移しており、ロイヤリティ収入が大きく発生しております。
新規案件につきましては、各分野において複数のプロジェクトの開発が順調に進んでおります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は3,373百万円(前年同期比18%増)、経常利益は531百万円(前年同期比17%減)、四半期純利益は319百万円(前年同期比46%減)となりました。
なお、当社グループは、デジタルコンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの業績の記載を省略しております。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、157百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
有価証券報告書(平成26年4月25日提出)の記載から重要な変更又は新たな発生はありません。