有価証券報告書-第26期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/24 15:41
【資料】
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【項目】
141項目
(3)【監査の状況】
① 監査役監査の状況
イ.組織・人員
当社監査役会は、4名(うち1名が常勤監査役)で構成されており、より独立した立場での監査機能を発揮する観点からすべての監査役を社外監査役としております。
監査役の選定基準としましては、最低1名は財務及び会計に関して相当程度の知見を有するものを含めることとし、その他候補者につきましては法律もしくは会計に関する高度な専門性、或いは企業経営に関する高い見識・経験を有することを基軸として、全体としてバランスの取れた体制を確保することとしております。
常勤監査役である古屋俊一は、長年に亘り金融機関に勤務し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有するものであり、非常勤監査役3名は上記趣旨に沿った人選となっております。
ロ.監査役会の活動状況
監査役会は定期的(原則毎月)、また必要に応じ臨時に監査役会を開催しており、当事業年度におきましては13回開催いたしました。個別の監査役の出席状況は以下のとおりです。
氏名役職出席回数
古屋 俊一常勤監査役13回
北谷 賢司非常勤監査役13回
佐藤 淳子非常勤監査役13回
粂川 操非常勤監査役13回

監査役会での主要な議題としましては、①監査方針、監査計画及び業務分担、②会計監査人に関する評価、③常勤監査役の月次執行状況、④取締役会議題に関する意見交換であります。
ハ.監査役の主な活動
当社監査役監査は、監査役会にて審議・決定した監査方針及び業務分担等に従い、以下を実施いたしました。
a.取締役モニター
・取締役会への出席・意見開述
・代表取締役/CFOとの定例意見交換(常勤は月次、非常勤含めては半期毎目処)
・必要に応じ各事業担当取締役及び執行役員・部長との面談
b.業務監査
・子会社を含む各部門に係る業務の執行状況につき個別に監査
(今期重要テーマ:内部統制に係る改善状況確認、リスク情報の把握、各事業の進捗確認)
・経営会議やリスク判定会議を含む重要な社内会議に出席すると共に重要書類の閲覧・確認
・金券類等の棚卸状況確認
c.会計監査
・会計監査人と監査計画の策定から監査終了まで随時意見・情報を交換、また四半期毎に会計監査人から監査結果の報告を受け、監査結果報告を作成
・監査報酬並びに会計監査人の評価・再任に関する議論
ニ.連携
上記活動の実効性を高めまた効率的に運営すべく、各部門との連携を推進しております。
a.業務監査室から監査計画、監査結果並びにその他監査に関する事項について定期的に意見交換を実施
b.四半期に1回グループ監査役連絡会(三様監査会議)を開催し、子会社監査役・業務監査室・会計監査人のほか執行部門を招聘し、リスク情報を中心とした各種情報の収集・共有
c.社外取締役とも定期的に(四半期毎目処)情報共有・意見交換を実施
② 内部監査の状況
業務監査担当者3名は、「内部監査規程」に則り策定した監査計画に基づき、内部監査を実施し、その結果を代表取締役社長、取締役会及び監査役会に報告しております。
③ 会計監査の状況
a.監査法人の名称
仁智監査法人
b.継続監査期間
7年間
c.業務を執行した公認会計士
指定社員 業務執行社員 森永 良平
指定社員 業務執行社員 渡邊 公太郎
d.監査業務に係る補助者の構成
公認会計士9名
e.監査法人の選定方針と理由
当社の監査役会は、監査法人が実施する監査計画の内容の妥当性並びに職務執行状況(含む監査役との連携体制)、内部管理体制、報酬の見積りの算定根拠の適切性等を総合的に勘案し、監査法人を選定しております。
また、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める事項に該当すると認められる場合は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨及びその理由を報告いたします。
なお、監査法人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合には、監査役会は、取締役会との協議等を踏まえ検討を行ったうえで、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定いたします。
f.監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役会は、監査法人に対しての評価を毎期行っております。監査法人より監査計画や監査・レビュー結果の報告を受け、監査法人の職務の執行状況(含む監査役との連携体制)等を確認の上、監査役会で審議すること等により、監査法人の評価を行っております。
なお、2022年6月24日に開催した第26回定時株主総会において、新たに当社の会計監査人としてHLB Meisei有限責任監査法人が選任されました。同監査法人を選定した理由につきましては、「g.監査法人の異動」に記した臨時報告書の記載内容をご参照ください。
g.監査法人の異動
当社の会計監査人は以下のとおり異動しております。
第26期(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)(連結・個別)仁智監査法人
第27期(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)(連結・個別)HLB Meisei有限責任監査法人
当該異動について臨時報告書を提出しております。臨時報告書に記載した事項は次のとおりであります。
(1)当該異動に係る会計監査人の名称
① 選任する会計監査人の名称
HLB Meisei有限責任監査法人
② 退任する会計監査人の名称
仁智監査法人
(2)当該異動の年月日
2022年6月24日(第26回定時株主総会開催予定日)
(3)退任する会計監査人が会計監査人となった年月日
2015年6月30日
(4)退任する会計監査人が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項
該当事項はありません。
(5)当該異動の決定又は当該異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人である仁智監査法人は、2022年6月24日開催予定の第26回定時株主総会の終結の時をもって任期満了となります。現在の会計監査人の監査継続年数を考慮し、新たな視点での監査が期待できることに加え、監査法人としての独立性、専門性、品質管理体制および監査報酬等を総合的に勘案した結果、HLB Meisei有限責任監査法人を当社の会計監査人として適任と判断いたしました。
(6)上記(5)の理由及び経緯に対する意見
① 退任する会計監査人の意見
特段の意見はない旨の回答を得ております。
② 監査役会の意見
妥当であると判断しております。
④ 監査報酬の内容等
a.監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく
報酬(千円)
監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく
報酬(千円)
提出会社29,810-29,810-
連結子会社6,730-6,730-
36,540-36,540-

(注) 仁智監査法人は、当社の連結子会社1社の会計監査人に就任しております。
b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(a.を除く)
該当事項はありません。
c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
d.監査報酬の決定方針
監査法人との協議のうえ、監査役会の同意により決定しております。
e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
当社監査役会は、会計監査人の監査計画の内容の妥当性並びに会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠が適切であるかどうか等を総合的に勘案し、報酬等の額について同意しております。