訂正有価証券報告書-第17期(平成27年3月1日-平成28年2月29日)

【提出】
2017/05/26 16:29
【資料】
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【項目】
114項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度における我が国経済は、輸出・生産面に減速の影響がみられるものの、政府による継続的な経済政策や金融政策の効果により、企業収益および雇用環境など緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、米国の金融政策正常化が進む中、中国を中心とする新興国経済の成長減速が続き、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループにおきましては経営基盤の強化や徹底したコスト管理を行い、全グループを挙げて生産性向上と原価低減に取り組みました。
この結果、当連結会計年度につきましては、売上高9,322百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益144百万円(前年同期比245.0%増)となりました。経常損益につきましては、貸倒引当金繰入額153百万円を計上したことにより、経常利益22百万円(前年は経常損失97百万円)となり、また、子会社株式売却益359百万円、債権譲渡損215百万円を計上したことにより当期純利益21百万円(前年は当期純損失496百万円)となりました。
事業区分別の売上高は、以下のとおりであります。
(システムソリューション事業)
当事業におきましては、既存顧客に対してはシステム開発における追加提案・改修提案に努め、新規顧客開拓も積極的に展開しておりましたが、少額の案件受注が重なりました。その結果、売上高は296百万円(前年同期比23.0%減)、売上構成比は3.6%となりました。
セグメント利益(営業利益)は64百万円(前年同期比422.4%増)となりました。
(メディアソリューション事業)
当事業におきましては、強力な営業力をもってスポット売上と一般売上に関して、売上実績が予想以上に増加いたしました。その結果、売上高は7,916百万円(前年同期比8.3%増)、売上構成比は84.5%となりました。
セグメント利益(営業利益)は203百万円(前年同期比9.3%減)となりました。
(コストマネジメント事業)
当事業におきましては、利益向上の為、仕入の見直しを行い経費削減に努めましたが、前期同様減少傾向が続いております。その結果、売上高は272百万円(前年同期比7.3%減)、売上構成比は3.0%となりました。
セグメント損失(営業損失)は24百万円(前年はセグメント損失18百万円)となりました。
(シェイプファンデ事業)
当事業におきましては、新商品導入による売上の増加に注力し、エステサロンに関しては新規顧客開拓と販路拡大策を積極的に展開いたしました。その結果、売上高は575百万円(前年同期比13.9%増)、売上構成比は6.2%となりました。
セグメント利益(営業利益)は42百万円(前年はセグメント損失68百万円)となりました。
(アイラッシュケア事業)
当事業におきましては、アイラッシュ(まつげエクステンション)サロンに特化した商材卸事業、教育事業を展開するアイラッシュケア事業を営むエムアンドケイ株式会社グループを子会社化した以降、今後の成長が見込まれるアイラッシュ市場に本格進出し、事業内容の見直しを行い更なる改善・向上に努めてまいりました。その結果、売上高は225百万円となり、売上構成比は2.4%となりました。セグメント利益(営業利益)は12百万円となりました。
なお、アイラッシュケア事業は第3四半期連結会計期間に新設されたため、前年同期比較は記載しておりません。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ506百万円増加し、1,121百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による資金の増加は817百万円となりました。
これは主に税金等調整前当期純利益の計上、貸倒引当金の増加、仕入債務の増加によるものであります。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金の減少は666百万円となりました。
これは主に子会社株式の取得によるものであります。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による資金の増加は356百万円となりました。
これは主に短期借入金による収入によるものであります。