有価証券報告書-第48期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)
(業績等の概要)
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響からヒトやモノの動きが鈍化し、企業活動や個人消費が減少する等景気は厳しい状況で推移いたしました。
このような経済環境下、雇用情勢については、企業業績の不透明さや時短要請による飲食業、サービス業の活動停止等により採用の凍結等が生じており、当社の戦略地域である静岡県においては2021年2月の有効求人倍率が前年同月比0.27ポイント下降の1.00倍となり、雇用環境の厳しい状況が継続しております。
このような状況において当社グループでは、サブスクリプション型課金モデルである採用管理システムを提供するサービス『ワガシャ de DOMO』の拡販施策に注力いたしました。当該サービスにおいては、自社正社員向けWEB商品である『JOB(ジョブ)』やグループ商品である新卒向け求人サイト『TSUNORU(ツノル)』とのコネクトによるオプション商品の販売を開始いたしました。また、顧客課題の解決に向け、新たなオプションの開発にも取り組んでおります。コストにつきましては求人紙媒体に係る直接コストの印刷費や流通費、求人情報サイトに係る広告販促費の圧縮、他経費の全面的な見直し等を図りました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの連結業績は、売上高は3,100百万円(前連結会計年度比31.9%減)となりました。売上原価は1,156百万円(同21.9%減)、販売費及び一般管理費は2,488百万円(同13.6%減)となりました。新型コロナウイルス感染症拡大による売上高の減少額をコスト圧縮では補うことができず、営業損失は545百万円(前連結会計年度は営業利益190百万円)、経常損失は518百万円(同経常利益224百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は当社子会社の固定資産の回収可能性を検討した結果、減損損失を44百万円計上したため、500百万円(同親会社株主に帰属する当期純利益174百万円)となりました。
セグメント別の業績(セグメント間の内部取引消去前)を示すと、次のとおりであります。
(情報提供事業)
情報提供事業では、採用管理システムを顧客に提供する『ワガシャ de DOMO』の販売は拡大いたしました。しかしながら、雇用環境の悪化の影響を直接受ける求人広告メディアの売上高は徐々に回復の兆しはあるものの、前期水準までの回復にはいたりませんでした。また、新型コロナウイルス感染症拡大が継続する中、通年開催しておりましたリアルイベントである合同企業面談会『シゴトフェア』をオンライン開催に変更する等の施策を実施したものの,売上高は2,516百万円(前連結会計年度比33.0%減)、セグメント利益は111百万円(同86.6%減)となりました。
(販促支援事業)
販促支援事業では、主たる売上であるフリーペーパーの取次において、発行媒体の廃刊、休刊による取次量の減少や園児を抱える子育てファミリー層向けクーポン冊子の発行中止等により、販促支援事業における売上高は603百万円(前連結会計年度比27.5%減)、セグメント利益は42百万円(同34.4%減)となりました。
(2) 財政状態の状況
当連結会計年度末の財政状態は、総資産は4,890百万円(前連結会計年度末比13.3%減)、負債が569百万円(同9.6%減)、純資産が4,320百万円(同13.8%減)となりました。また、自己資本比率は88.4%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、3,488百万円(前連結会計年度末比676百万円減)となりました。
営業活動の結果使用した資金は、437百万円(前連結会計年度は44百万円の収入)となりました。
投資活動の結果使用した資金は、51百万円(同66百万円の支出)となりました。
財務活動の結果使用した資金は、187百万円(同183百万円の支出)となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当社グループの主体である求人情報誌の発行等は、提供するサービスの性格上、生産実績を把握することが困難であるため、生産実績の記載を省略しております。なお、当社グループは、業務上、求人情報誌等の印刷は、印刷会社に外注しており、印刷費用は次のとおりであります。
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 上記のうち、最近2連結会計年度における主な相手先別の取扱額及び総取扱額に対する割合は次のとおりであります。
(2) 受注実績
当社グループの主体である求人情報誌の発行等は、提供するサービスの性格上、受注実績を把握することが困難であるため、受注実績の記載を省略しております。
(3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。重要な会計方針につきましては、本報告書「第一部 企業情報 第5 経理の状況」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたり、貸倒引当金、賞与引当金等の各引当金の計上、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績や他の合理的な方法により見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
(2)経営成績の分析
(a) 売上高
当連結会計年度における売上高は売上高は3,100百万円(前連結会計年度比31.9%減)となりました。内訳として、情報提供事業においては、採用管理システムを顧客に提供する『ワガシャ de DOMO』の販売は拡大したものの、新型コロナウイルス感染症拡大による求人広告出稿量の減少等により売上高は2,516百万円(同33.0%減)、セグメント利益は111百万円(同86.6%減)となりました。販促支援事業においては、発行媒体の廃刊、休刊による取次量の減少や園児を抱える子育てファミリー層向けクーポン冊子の発行中止等により、販促支援事業における売上高は603百万円(同27.5%減)、セグメント利益は42百万円(同34.4%減)となりました。
(b) 売上原価、売上総利益
売上原価は紙媒体の印刷コストの減少やフリーペーパー取次に係る原価の減少等により1,156百万円(同21.9%減)となりました。
以上の結果、売上総利益は1,943百万円(同36.7%減)となりました。
(c) 販売費及び一般管理費、営業損失
販売管理費は、広告宣伝費、販売促進費、流通コストの削減により2,488百万円(同13.6%減)となりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による売上高の減少額をコスト圧縮では補うことができず、営業損失は545百万円(前連結会計年度は営業利益190百万円)。
(d) 営業外損益、経常損失
営業外収益は雇用調整助成金等の収入により37百万円(同4.3%減)、営業外費用は10百万円(同119.8%増)となりました。
以上の結果、経常損失は518百万円(前連結会計年度は経常利益224百万円)となりました。
(e) 親会社株主に帰属する当期純損失
特別損失は、当社子会社の固定資産の回収可能性を検討した結果、減損損失を44百万円(同268.5%増)、法人税等合計は△62百万円(前連結会計年度は37百万円)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純損失は500百万円(同親会社株主に帰属する当期純利益174百万円)となりました。
(3) 財政状態の分析
当連結会計年度末の財政状態は、総資産は4,890百万円(前連結会計年度末比13.3%減)、負債が569百万円(同9.6%減)、純資産が4,320百万円(同13.8%減)となりました。また、自己資本比率は88.4%となり、1株当たり純資産は163.70円となりました。
資産の部では、流動資産が3,991百万円(同17.0%減)となりました。これは、現金及び預金が3,488百万円(同16.2%減)、売掛金が365百万円(同22.4%減)等となったためです。
固定資産は898百万円(同8.4%増)となりました。これは、有形固定資産が578百万円(同0.7%減)、無形固定資産が138百万円(同43.9%増)、投資その他の資産が180百万円(同21.3%増)となったためです。
負債は569百万円(同9.6%減)となりました。これは、未払金が362百万円(同11.4%減)、賞与引当金が87百万円(同24.7%増)等となったためです。
純資産は4,320百万円(同13.8%減)となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純損失の計上、剰余金の配当により利益剰余金が4,399百万円(同13.5%減)等となったためです。
(4) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、3,488百万円(前連結会計年度末比676百万円減)となりました。
(a) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果使用した資金は、437百万円(前連結会計年度は44百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失が562百万円、未払債務の減少額が77百万円となった一方で、売上債権の減少額が105百万円、法人税等の還付による収入が67百万円等となったためです。
(b) 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、51百万円(同66百万円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出が65百万円、関係会社への貸付金回収による収入が20百万円等となったためです。
(c) 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、187百万円(同183百万円の支出)となりました。これは、配当金の支払額が183百万円等となったためです。
(資本の財源及び資金の流動性について)
当社グループの事業活動における主要な資金需要は、印刷費、労務費等の製造原価や人件費、広告宣伝費、流通費等の運転資金であります。当社グループの事業活動に必要な資金は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金を活用しております。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2[事業の状況] 2[事業等のリスク]」に記載のとおりであります。当社グループは事業環境やマーケット動向等事業に影響し得る動きを注視するとともに事業運営体制の整備を図り、リスク要因に対する対応策を検討、実施し、様々な課題に対応していくことが必要だと考えております。
(6) 経営戦略の現状と見通し
当社グループは既存ビジネスモデルに捉われず、前述説明のとおり新たなサービスへの取り組みを軸に事業を推進してまいりますが、2020年初頭より感染が拡大している新型コロナウィルス感染症における経済停滞の影響が、求人・雇用のマーケットにも影響を及ぼしております。消費の低迷により、旅行業、飲食業、販売サービス業を始めとした売上の減少に伴う採用抑制、先行き不透明な消費環境による採用意欲の低下等、当社の業績に大きな影響を及ぼすことが想定されます。
このような経営環境下、ビジネスモデルやコストモデルの再構築、資源配分の適正化を速やかに実施し、雇用環境の変動に対応していきたいと考えております。また、求人広告メディア以外の様々なリクルーティングモデルが生まれている求人市場の中で顧客と求職者に支持され、持続的に成長するためには、新たな価値創造が必要です。求人広告メディアに加え、オウンドメディアリクルーティングやダイレクトリクルーティングなど新しいモデルへの挑戦や、求職者目線での新しい働き方を提案できるモデルを研究し、独自性を追求すると同時に、採用だけでなく、人材の定着促進や戦力化など多様化する求職者の働き方を促進するようなサービスへも挑戦していきたいと考えております。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響からヒトやモノの動きが鈍化し、企業活動や個人消費が減少する等景気は厳しい状況で推移いたしました。
このような経済環境下、雇用情勢については、企業業績の不透明さや時短要請による飲食業、サービス業の活動停止等により採用の凍結等が生じており、当社の戦略地域である静岡県においては2021年2月の有効求人倍率が前年同月比0.27ポイント下降の1.00倍となり、雇用環境の厳しい状況が継続しております。
このような状況において当社グループでは、サブスクリプション型課金モデルである採用管理システムを提供するサービス『ワガシャ de DOMO』の拡販施策に注力いたしました。当該サービスにおいては、自社正社員向けWEB商品である『JOB(ジョブ)』やグループ商品である新卒向け求人サイト『TSUNORU(ツノル)』とのコネクトによるオプション商品の販売を開始いたしました。また、顧客課題の解決に向け、新たなオプションの開発にも取り組んでおります。コストにつきましては求人紙媒体に係る直接コストの印刷費や流通費、求人情報サイトに係る広告販促費の圧縮、他経費の全面的な見直し等を図りました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの連結業績は、売上高は3,100百万円(前連結会計年度比31.9%減)となりました。売上原価は1,156百万円(同21.9%減)、販売費及び一般管理費は2,488百万円(同13.6%減)となりました。新型コロナウイルス感染症拡大による売上高の減少額をコスト圧縮では補うことができず、営業損失は545百万円(前連結会計年度は営業利益190百万円)、経常損失は518百万円(同経常利益224百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は当社子会社の固定資産の回収可能性を検討した結果、減損損失を44百万円計上したため、500百万円(同親会社株主に帰属する当期純利益174百万円)となりました。
セグメント別の業績(セグメント間の内部取引消去前)を示すと、次のとおりであります。
(情報提供事業)
情報提供事業では、採用管理システムを顧客に提供する『ワガシャ de DOMO』の販売は拡大いたしました。しかしながら、雇用環境の悪化の影響を直接受ける求人広告メディアの売上高は徐々に回復の兆しはあるものの、前期水準までの回復にはいたりませんでした。また、新型コロナウイルス感染症拡大が継続する中、通年開催しておりましたリアルイベントである合同企業面談会『シゴトフェア』をオンライン開催に変更する等の施策を実施したものの,売上高は2,516百万円(前連結会計年度比33.0%減)、セグメント利益は111百万円(同86.6%減)となりました。
(販促支援事業)
販促支援事業では、主たる売上であるフリーペーパーの取次において、発行媒体の廃刊、休刊による取次量の減少や園児を抱える子育てファミリー層向けクーポン冊子の発行中止等により、販促支援事業における売上高は603百万円(前連結会計年度比27.5%減)、セグメント利益は42百万円(同34.4%減)となりました。
(2) 財政状態の状況
当連結会計年度末の財政状態は、総資産は4,890百万円(前連結会計年度末比13.3%減)、負債が569百万円(同9.6%減)、純資産が4,320百万円(同13.8%減)となりました。また、自己資本比率は88.4%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、3,488百万円(前連結会計年度末比676百万円減)となりました。
営業活動の結果使用した資金は、437百万円(前連結会計年度は44百万円の収入)となりました。
投資活動の結果使用した資金は、51百万円(同66百万円の支出)となりました。
財務活動の結果使用した資金は、187百万円(同183百万円の支出)となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当社グループの主体である求人情報誌の発行等は、提供するサービスの性格上、生産実績を把握することが困難であるため、生産実績の記載を省略しております。なお、当社グループは、業務上、求人情報誌等の印刷は、印刷会社に外注しており、印刷費用は次のとおりであります。
| 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | ||
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 情報誌の印刷費相当額 | 277,104 | 58.1 |
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 上記のうち、最近2連結会計年度における主な相手先別の取扱額及び総取扱額に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年3月1日 至 2020年2月29日) | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 大日本印刷株式会社 | 458,885 | 96.3 | 277,104 | 100.0 |
| 神田印刷工業株式会社 | 17,667 | 3.7 | ― | ― |
(2) 受注実績
当社グループの主体である求人情報誌の発行等は、提供するサービスの性格上、受注実績を把握することが困難であるため、受注実績の記載を省略しております。
(3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | 前年同期比(%) | |
| 金額(千円) | 割合(%) | ||
| 情報提供事業 | 2,516,316 | 81.2 | 67.0 |
| 販促支援事業 | 584,250 | 18.8 | 73.7 |
| 合計 | 3,100,566 | 100.0 | 68.1 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。重要な会計方針につきましては、本報告書「第一部 企業情報 第5 経理の状況」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたり、貸倒引当金、賞与引当金等の各引当金の計上、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績や他の合理的な方法により見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
(2)経営成績の分析
(a) 売上高
当連結会計年度における売上高は売上高は3,100百万円(前連結会計年度比31.9%減)となりました。内訳として、情報提供事業においては、採用管理システムを顧客に提供する『ワガシャ de DOMO』の販売は拡大したものの、新型コロナウイルス感染症拡大による求人広告出稿量の減少等により売上高は2,516百万円(同33.0%減)、セグメント利益は111百万円(同86.6%減)となりました。販促支援事業においては、発行媒体の廃刊、休刊による取次量の減少や園児を抱える子育てファミリー層向けクーポン冊子の発行中止等により、販促支援事業における売上高は603百万円(同27.5%減)、セグメント利益は42百万円(同34.4%減)となりました。
(b) 売上原価、売上総利益
売上原価は紙媒体の印刷コストの減少やフリーペーパー取次に係る原価の減少等により1,156百万円(同21.9%減)となりました。
以上の結果、売上総利益は1,943百万円(同36.7%減)となりました。
(c) 販売費及び一般管理費、営業損失
販売管理費は、広告宣伝費、販売促進費、流通コストの削減により2,488百万円(同13.6%減)となりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による売上高の減少額をコスト圧縮では補うことができず、営業損失は545百万円(前連結会計年度は営業利益190百万円)。
(d) 営業外損益、経常損失
営業外収益は雇用調整助成金等の収入により37百万円(同4.3%減)、営業外費用は10百万円(同119.8%増)となりました。
以上の結果、経常損失は518百万円(前連結会計年度は経常利益224百万円)となりました。
(e) 親会社株主に帰属する当期純損失
特別損失は、当社子会社の固定資産の回収可能性を検討した結果、減損損失を44百万円(同268.5%増)、法人税等合計は△62百万円(前連結会計年度は37百万円)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純損失は500百万円(同親会社株主に帰属する当期純利益174百万円)となりました。
(3) 財政状態の分析
当連結会計年度末の財政状態は、総資産は4,890百万円(前連結会計年度末比13.3%減)、負債が569百万円(同9.6%減)、純資産が4,320百万円(同13.8%減)となりました。また、自己資本比率は88.4%となり、1株当たり純資産は163.70円となりました。
資産の部では、流動資産が3,991百万円(同17.0%減)となりました。これは、現金及び預金が3,488百万円(同16.2%減)、売掛金が365百万円(同22.4%減)等となったためです。
固定資産は898百万円(同8.4%増)となりました。これは、有形固定資産が578百万円(同0.7%減)、無形固定資産が138百万円(同43.9%増)、投資その他の資産が180百万円(同21.3%増)となったためです。
負債は569百万円(同9.6%減)となりました。これは、未払金が362百万円(同11.4%減)、賞与引当金が87百万円(同24.7%増)等となったためです。
純資産は4,320百万円(同13.8%減)となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純損失の計上、剰余金の配当により利益剰余金が4,399百万円(同13.5%減)等となったためです。
(4) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、3,488百万円(前連結会計年度末比676百万円減)となりました。
(a) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果使用した資金は、437百万円(前連結会計年度は44百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失が562百万円、未払債務の減少額が77百万円となった一方で、売上債権の減少額が105百万円、法人税等の還付による収入が67百万円等となったためです。
(b) 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、51百万円(同66百万円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出が65百万円、関係会社への貸付金回収による収入が20百万円等となったためです。
(c) 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、187百万円(同183百万円の支出)となりました。これは、配当金の支払額が183百万円等となったためです。
(資本の財源及び資金の流動性について)
当社グループの事業活動における主要な資金需要は、印刷費、労務費等の製造原価や人件費、広告宣伝費、流通費等の運転資金であります。当社グループの事業活動に必要な資金は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金を活用しております。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2[事業の状況] 2[事業等のリスク]」に記載のとおりであります。当社グループは事業環境やマーケット動向等事業に影響し得る動きを注視するとともに事業運営体制の整備を図り、リスク要因に対する対応策を検討、実施し、様々な課題に対応していくことが必要だと考えております。
(6) 経営戦略の現状と見通し
当社グループは既存ビジネスモデルに捉われず、前述説明のとおり新たなサービスへの取り組みを軸に事業を推進してまいりますが、2020年初頭より感染が拡大している新型コロナウィルス感染症における経済停滞の影響が、求人・雇用のマーケットにも影響を及ぼしております。消費の低迷により、旅行業、飲食業、販売サービス業を始めとした売上の減少に伴う採用抑制、先行き不透明な消費環境による採用意欲の低下等、当社の業績に大きな影響を及ぼすことが想定されます。
このような経営環境下、ビジネスモデルやコストモデルの再構築、資源配分の適正化を速やかに実施し、雇用環境の変動に対応していきたいと考えております。また、求人広告メディア以外の様々なリクルーティングモデルが生まれている求人市場の中で顧客と求職者に支持され、持続的に成長するためには、新たな価値創造が必要です。求人広告メディアに加え、オウンドメディアリクルーティングやダイレクトリクルーティングなど新しいモデルへの挑戦や、求職者目線での新しい働き方を提案できるモデルを研究し、独自性を追求すると同時に、採用だけでなく、人材の定着促進や戦力化など多様化する求職者の働き方を促進するようなサービスへも挑戦していきたいと考えております。