四半期報告書-第19期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループは、再生医療・遺伝子創薬等の先端医療分野に取り組んでいます。再生医療研究の目覚ましい進歩とわが国における「薬事法等の一部を改正する法律」並びに「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」の制定・施行等を背景に、細胞培養加工受託や再生医療等製品の早期承認・上市といった事業機会が広がっています。このような状況のもと、再生医療領域において臨床用のiPS細胞作製ツールを販売いたします。さらに、遺伝子創薬領域では、虚血肢治療製剤、エイズ等感染症ワクチン並びに網膜色素変性症治療製剤を開発しています。そのために、治験薬の製造管理、品質管理等に関するGMP基準に準拠したベクター製造施設を建設するためにコントラクターを選定し、設計に着手しました。
また、創業以来の中核事業であるSMO(Site Management Organization、治験施設支援機関)事業におきましては、顧客である製薬企業の医薬品の開発動向として、低分子化合物やバイオ医薬品が大きな位置を占めてきており、対象疾患としては難治性疾患の開発品目が増加しています。臨床研究分野におきましては、日本発の革新的医薬品・医療機器の開発などに必要となる質の高い国際水準の臨床研究を推進するため、医師主導治験の中心的役割を担う病院を臨床研究中核病院として医療法上に位置づけることが進められており、そのような機関の運営に際してはデータ管理体制・倫理審査体制等の確立が必要となります。これらを支援するために、当社グループは質の高い人材を継続的に確保するとともに、教育の充実を図っています。
CRO(Contract Research Organization、開発業務受託機関)分野ではSMO事業で培ったノウハウを活用してハイブリッドサービスを提供しており、国内においては企業主導治験をはじめとして医師主導治験を行う大学・アカデミアに向けての包括的な開発支援を行っております。また海外においてもオーストラリアを核としてアジア・オセアニア地域において臨床試験に関わる現地企業との提携を強化することにより、国内製薬企業等のグローバル開発を支援しています。特に大学発の創薬ベンチャー企業は、画期的なアイデアと医薬候補品を持ちながら、FIH試験を実施するノウハウと人材が不足しているため、コンサルテーションを含んだ包括的契約を締結することにより、臨床試験の早期実現をサポートしています。
メディカルサポート事業においては、クリニックモール(同一フロア内に診療科目の異なるクリニックが集まった複合型医療施設)の開設・運営を通じて患者様の利便を図り通院の負担を軽減する医療環境の提案をするとともに、医院・薬局などの新規開業のための診察圏の調査や物件紹介、事業計画の策定、医療機器の選定等を行い、より良いクリニックの開業を目指す医師を強力にサポートしています。
当社グループは、これまで培ってきた国内外の医療ニーズに対処するノウハウ並びに医療機関、医師等のネットワークと国家プロジェクト時代に培った技術を結び付け各事業のシナジーを最大化することで企業価値の増大を目指します。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,733百万円(前年同四半期比7.8%減)となりました。利益面につきましては、本社移転による賃料の増加および本年度より開始したヘルスケア分野においてITインフラを活用した新規の事業における初期運営費用の発生等により営業損失は495百万円(前年同四半期は営業損失332百万円)、貸付金回収状況に懸念が生じたため貸倒引当金繰入額等を計上した結果、経常損失は737百万円(前年同四半期は経常損失255百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は758百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失274百万円)となりました。
※FIH試験:被験薬をヒトに対して世界で初めて投与する試験
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① SMO事業
当セグメントにおきましては、CRC(Clinical Research Coordinator、臨床研究コーディネーター)およびSMA(Site Management Associate、治験支援事務担当者)の人材育成、高度疾患領域を含む提携医療機関の拡大、グローバル標準の品質を追求したプロジェクト管理体制の充実に努め、第I相から第Ⅳ相に至る臨床試験の実施にかかわる包括的な支援業務の提供を推進してまいりました。特に、当社グループが運営する臨床試験受託施設において大幅増床の許可が得られ、より多様な臨床試験の実施が可能になりました。これらの優良な医療機関を軸に、製薬企業の幅広いニーズに応える為、企画提案型営業に努めてきた結果、売上高は1,353百万円(前年同四半期比16.4%増)、営業利益は8百万円(前年同四半期は営業損失228百万円)となりました。
② メディカルサポート事業
当セグメントにおきましては、ディベロッパーや不動産会社などと連携して、駅からのアクセスや地域の医療機関の需要など、様々な条件を満たす主に新築の物件を厳選してクリニックモールを開設しています。また、開設後の運営管理にも力を入れており、クリニックモール内外での開業を検討する医師に対して開業支援を手がけるとともに、クリニックモール内の施設に臨床試験を紹介するなどクリニックの経営を多角的に支援しています。このようにメディカルサポート事業は順調に推移しており、売上高は242百万円(前年同四半期比4.4%減)、営業利益は38百万円(前年同四半期比70.9%増)となりました。
③ 新規事業
当セグメントにおきましては、国内CRO分野について、がん領域や希少疾患領域などの医師主導治験や国際共同臨床研究、製薬企業をはじめ、大学・アカデミアのニーズに応じて、SMO事業との連携によるハイブリッドサービスを展開しています。
一方、海外CRO分野については、創薬ベンチャー企業等の医薬品開発に関わり、オーストラリアでの患者対象の第 I/IIa相臨床試験の受注に向けて交渉を進めています。このために、現地の専門医とコンサルテーション契約を締結しました。
先端医療分野では、iPS細胞作製キットの販売が順調に伸びており、これに加え臨床用iPS細胞作製キットの販売準備を進めております。また、iPS細胞事業を展開している企業に対して、センダイウイルスベクターを用いたiPS細胞を作製する技術のライセンス活動を積極的に行っており、国内外の複数の企業と特許実施許諾契約を締結しています。遺伝子創薬領域においては、虚血肢治療製剤のオーストラリアでの臨床試験が間もなく開始される予定です。
以上のような取り組みを行ってまいりましたが、CRO分野において前年同四半期に売上を計上した大型案件の終了や先端医療分野での研究開発への先行投資もあり、売上高は124百万円(前年同四半期比66.9%減)、営業損失85百万円(前年同四半期は営業利益89百万円)となりました。
④ その他
その他の事業におきましては、コンサルティング収入等により、売上高は13百万円(前年同四半期比84.5%減)、営業損失は86百万円(前年同四半期は営業利益60百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、807百万円減少し、788百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、374百万円(前年同四半期は246百万円の使用)となりました。これは、貸倒引当金112百万円の増加、四半期純損失737百万円の計上が主な原因となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、350百万円(前年同四半期は175百万円の使用)となりました。これは、貸付による支出513百万円、貸付金の回収による収入186百万円が主な原因となっております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、86百万円となりました。(前年同四半期は234百万円の取得)これは、長期借入金の返済による支出37百万円が主な原因となっております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、72百万円であり、セグメントは全額新規事業であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
① 連結会社の状況
当第2四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数の著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
当第2四半期連結累計期間において、当社の従業員は、29名増加し52名となりました。これは、当社グループの営業機能の強化と管理部門の役割分担の見直しに伴う組織変更のため、連結子会社である株式会社アイロムからの異動によるものであります。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、賃貸用不動産(土地及び建物)が60百万円、連結子会社への賃貸設備として、建物附属設備が48百万円それぞれ増加しております。
(1)業績の状況
当社グループは、再生医療・遺伝子創薬等の先端医療分野に取り組んでいます。再生医療研究の目覚ましい進歩とわが国における「薬事法等の一部を改正する法律」並びに「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」の制定・施行等を背景に、細胞培養加工受託や再生医療等製品の早期承認・上市といった事業機会が広がっています。このような状況のもと、再生医療領域において臨床用のiPS細胞作製ツールを販売いたします。さらに、遺伝子創薬領域では、虚血肢治療製剤、エイズ等感染症ワクチン並びに網膜色素変性症治療製剤を開発しています。そのために、治験薬の製造管理、品質管理等に関するGMP基準に準拠したベクター製造施設を建設するためにコントラクターを選定し、設計に着手しました。
また、創業以来の中核事業であるSMO(Site Management Organization、治験施設支援機関)事業におきましては、顧客である製薬企業の医薬品の開発動向として、低分子化合物やバイオ医薬品が大きな位置を占めてきており、対象疾患としては難治性疾患の開発品目が増加しています。臨床研究分野におきましては、日本発の革新的医薬品・医療機器の開発などに必要となる質の高い国際水準の臨床研究を推進するため、医師主導治験の中心的役割を担う病院を臨床研究中核病院として医療法上に位置づけることが進められており、そのような機関の運営に際してはデータ管理体制・倫理審査体制等の確立が必要となります。これらを支援するために、当社グループは質の高い人材を継続的に確保するとともに、教育の充実を図っています。
CRO(Contract Research Organization、開発業務受託機関)分野ではSMO事業で培ったノウハウを活用してハイブリッドサービスを提供しており、国内においては企業主導治験をはじめとして医師主導治験を行う大学・アカデミアに向けての包括的な開発支援を行っております。また海外においてもオーストラリアを核としてアジア・オセアニア地域において臨床試験に関わる現地企業との提携を強化することにより、国内製薬企業等のグローバル開発を支援しています。特に大学発の創薬ベンチャー企業は、画期的なアイデアと医薬候補品を持ちながら、FIH試験を実施するノウハウと人材が不足しているため、コンサルテーションを含んだ包括的契約を締結することにより、臨床試験の早期実現をサポートしています。
メディカルサポート事業においては、クリニックモール(同一フロア内に診療科目の異なるクリニックが集まった複合型医療施設)の開設・運営を通じて患者様の利便を図り通院の負担を軽減する医療環境の提案をするとともに、医院・薬局などの新規開業のための診察圏の調査や物件紹介、事業計画の策定、医療機器の選定等を行い、より良いクリニックの開業を目指す医師を強力にサポートしています。
当社グループは、これまで培ってきた国内外の医療ニーズに対処するノウハウ並びに医療機関、医師等のネットワークと国家プロジェクト時代に培った技術を結び付け各事業のシナジーを最大化することで企業価値の増大を目指します。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,733百万円(前年同四半期比7.8%減)となりました。利益面につきましては、本社移転による賃料の増加および本年度より開始したヘルスケア分野においてITインフラを活用した新規の事業における初期運営費用の発生等により営業損失は495百万円(前年同四半期は営業損失332百万円)、貸付金回収状況に懸念が生じたため貸倒引当金繰入額等を計上した結果、経常損失は737百万円(前年同四半期は経常損失255百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は758百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失274百万円)となりました。
※FIH試験:被験薬をヒトに対して世界で初めて投与する試験
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① SMO事業
当セグメントにおきましては、CRC(Clinical Research Coordinator、臨床研究コーディネーター)およびSMA(Site Management Associate、治験支援事務担当者)の人材育成、高度疾患領域を含む提携医療機関の拡大、グローバル標準の品質を追求したプロジェクト管理体制の充実に努め、第I相から第Ⅳ相に至る臨床試験の実施にかかわる包括的な支援業務の提供を推進してまいりました。特に、当社グループが運営する臨床試験受託施設において大幅増床の許可が得られ、より多様な臨床試験の実施が可能になりました。これらの優良な医療機関を軸に、製薬企業の幅広いニーズに応える為、企画提案型営業に努めてきた結果、売上高は1,353百万円(前年同四半期比16.4%増)、営業利益は8百万円(前年同四半期は営業損失228百万円)となりました。
② メディカルサポート事業
当セグメントにおきましては、ディベロッパーや不動産会社などと連携して、駅からのアクセスや地域の医療機関の需要など、様々な条件を満たす主に新築の物件を厳選してクリニックモールを開設しています。また、開設後の運営管理にも力を入れており、クリニックモール内外での開業を検討する医師に対して開業支援を手がけるとともに、クリニックモール内の施設に臨床試験を紹介するなどクリニックの経営を多角的に支援しています。このようにメディカルサポート事業は順調に推移しており、売上高は242百万円(前年同四半期比4.4%減)、営業利益は38百万円(前年同四半期比70.9%増)となりました。
③ 新規事業
当セグメントにおきましては、国内CRO分野について、がん領域や希少疾患領域などの医師主導治験や国際共同臨床研究、製薬企業をはじめ、大学・アカデミアのニーズに応じて、SMO事業との連携によるハイブリッドサービスを展開しています。
一方、海外CRO分野については、創薬ベンチャー企業等の医薬品開発に関わり、オーストラリアでの患者対象の第 I/IIa相臨床試験の受注に向けて交渉を進めています。このために、現地の専門医とコンサルテーション契約を締結しました。
先端医療分野では、iPS細胞作製キットの販売が順調に伸びており、これに加え臨床用iPS細胞作製キットの販売準備を進めております。また、iPS細胞事業を展開している企業に対して、センダイウイルスベクターを用いたiPS細胞を作製する技術のライセンス活動を積極的に行っており、国内外の複数の企業と特許実施許諾契約を締結しています。遺伝子創薬領域においては、虚血肢治療製剤のオーストラリアでの臨床試験が間もなく開始される予定です。
以上のような取り組みを行ってまいりましたが、CRO分野において前年同四半期に売上を計上した大型案件の終了や先端医療分野での研究開発への先行投資もあり、売上高は124百万円(前年同四半期比66.9%減)、営業損失85百万円(前年同四半期は営業利益89百万円)となりました。
④ その他
その他の事業におきましては、コンサルティング収入等により、売上高は13百万円(前年同四半期比84.5%減)、営業損失は86百万円(前年同四半期は営業利益60百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、807百万円減少し、788百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、374百万円(前年同四半期は246百万円の使用)となりました。これは、貸倒引当金112百万円の増加、四半期純損失737百万円の計上が主な原因となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、350百万円(前年同四半期は175百万円の使用)となりました。これは、貸付による支出513百万円、貸付金の回収による収入186百万円が主な原因となっております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、86百万円となりました。(前年同四半期は234百万円の取得)これは、長期借入金の返済による支出37百万円が主な原因となっております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、72百万円であり、セグメントは全額新規事業であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
① 連結会社の状況
当第2四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数の著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
当第2四半期連結累計期間において、当社の従業員は、29名増加し52名となりました。これは、当社グループの営業機能の強化と管理部門の役割分担の見直しに伴う組織変更のため、連結子会社である株式会社アイロムからの異動によるものであります。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、賃貸用不動産(土地及び建物)が60百万円、連結子会社への賃貸設備として、建物附属設備が48百万円それぞれ増加しております。