四半期報告書-第16期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

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2015/11/12 13:18
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間(平成27年4月1日~平成27年9月30日)における我が国経済は、雇用情勢の改善はあるものの実質賃金の上昇が非常に緩やかなこと等から個人消費に力強さはないものの、円安の定着により輸出企業を中心に企業業績は改善を続ける等、総じて回復傾向を維持しました。一方、目を海外に転じると、米国は回復傾向を持続させていますが、欧州経済にはギリシャの債務問題が影を落とし、中国をはじめ新興国の景気も減速感が強まるなど、先行き不安を残して推移しました。
このような中、当社の主要顧客業界である電子機器関連業界は、事業の再編を進めつつも、新興国向けに機能・性能を絞った製品の開発を進める一方、競争力の源泉である優れたアルゴリズムを用いた映像・画像・音声の圧縮伸張技術を追求し続けております。
具体的には、携帯型端末においてはワンセグ機能に加え、より高画質、大画面の方向に向かっていることから、映像・画像の圧縮伸張コア技術であるビデオコーデックにおける優れたアルゴリズムを市場が求めております。また、デジタル情報家電においても、高画質化に加え高音質化が求められており、低消費電力と合わせてそれらを実現するオーディオコーデックが期待されてきております。さらに、動画像の配信・伝送分野においても、低ビット・レートでも高画質、高音質、低遅延を実現する圧縮伸張技術が必要不可欠のものとなっております。
このような状況下、DMNAアルゴリズムを用いて高画質、高音質、低遅延はもちろん、地球環境にやさしい省エネルギーなグリーン製品群を提供している当社は、国際標準規格に基づく圧縮伸張ソリューションの機能強化ならびに受注活動を行うとともに、独自規格のオリジナル・コーデックや圧縮してもデータが劣化しないロスレス技術などをさらに市場投入すべく営業努力を重ねてまいりました。
一方、費用・損益面では、売上高は計画値を上回ったものの、販管費などのコストを賄うには至らず、損失計上を継続することとなりました。
なお、当社の売上高は、主要顧客の決算期末(主として9月と3月)に集中する傾向がある一方、販管費等のコストは、各四半期とも大幅な変動はない、という特徴を有しております。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は263百万円(前年同期比16.1%増)となり、経常損失119百万円(前年同期は経常損失158百万円)、四半期純損失121百万円(前年同期は四半期純損失172百万円)となりました。
部門別の業績につきましては、次のとおりです。
(ソフトウェアライセンス事業)
営業活動におきましては、単体IPでのライセンス営業から複数IPをモジュール化してのライセンス営業に力をいれました。
主要な案件としましては、次のとおりです。
《量産ライセンス》
・ハンズフリー:車載向け
・ワンセグプレーヤー:車載向け
《評価ライセンス》
・H.265/HEVC 8K デコーダ:放送機器向け
・AAC-LCエンコーダ:デジカメ向け
・トランスコーダ:接続機器向け
・ノイズサプレッサ:テレビ会議システム向け
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は108百万円となりました。
(ハードウェアライセンス事業)
営業活動におきましては、超解像技術、4K技術、ロスレス技術、H.265を中心にライセンス営業活動、海外案件獲得活動を展開しました。
主要な案件としましては、次のとおりです。
《量産ライセンス》
・H.264HP コーデック/4K:デジカメ向け
また、保守契約を2件獲得しています。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は86百万円となりました。
(ソリューション事業)
営業活動におきましては、H.264LSIおよびCPUを搭載して使い勝手をよくした準汎用ボード化製品(TM5184MJC)およびオリジナル・コーデックを用いて低遅延・高画質を両立させた小型版画像伝送システムや放送局向け低遅延送り返しシステムの販売活動、さらには各種ソリューション案件の獲得活動を中心に展開しました。
主要な案件としましては、次のとおりです。
・小型HDD記憶装置向けTM5184システムボード:追加受注
・TM5184MJCを用いたフルHD 100ch伝送装置開発製造:実験装置向け
・H.264オプション機能開発:デジカメ向け
・H.264向けドライバ開発:デジカメ向け
・小型版低遅延伝送装置1セット:放送局向け
・その他受託案件:2件
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は68百万円となりました。
(2)財政状態
当第2四半期会計期間末における総資産は、投資有価証券が増加した一方で預金や売掛金の減少などにより前事業年度末より137百万円減少し、2,830百万円となりました。負債は、未払消費税等の減少などにより前事業年度末より15百万円減少し76百万円となり、純資産は、四半期純損失の計上などにより前事業年度末から121百万円減の2,753百万円となりましたが、自己資本比率は、97.3%と高い水準を維持しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金および現金同等物(以下「資金」という。)は、主に税引前四半期純損失を計上したことなどにより、前事業年度末に比して25百万円減少し、当第2四半期会計期間末には、916百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果獲得した資金は23百万円(前年同期は128百万円の使用)となりました。
これは主に、税引前四半期純損失を119百万円計上したものの、売上債権が175百万円減少したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は49百万円(前年同期は35百万円の使用)となりました。
これは主に、預入期間が3か月を超える定期預金が700百万円純減した一方で、投資有価証券の取得による支出が748百万円発生したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において、財務活動による資金の増減はありません(前年同期は1百万円の獲得)。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、195百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
品質を第一とする開発方針を徹底することはもちろん、営業活動及び開発日程の管理を強化していくことにより、売上案件の受注確度を向上させるとともに応用システム分野(ソリューション分野)の本格的開拓を推進します。高解像度、高速処理、低消費電力、低遅延など、ビデオ、オーディオのデータ圧縮技術もより高度なものが求められてきております。当社は、市場の要求技術を常にリードしながら当社の技術及び応用システムが普及する戦略を駆使し、また事業上関連する企業との協業も視野に入れて、売上高の増加を図ってまいります。

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