有価証券報告書-第22期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/03/20 12:40
【資料】
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【項目】
115項目

企業結合等関係

(企業結合等関係)
取得による企業結合
1.企業結合の概要
(1) 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 Ubisecure Solutions, Inc.
事業の内容 ソフトウェア事業
(2) 企業結合を行った主な理由
近年、Internet of Things(IoT、全てのモノがネットで繋がる)という概念が広まっており、市場規模が急速に拡大することが予想されていますが、IoTの実現には、増え続ける利用システムやサービスの数だけユーザーに割り当てられる識別情報(ID)及びアクセス権限の一元管理と信頼性、安全な通信を実現するためのセキュリティ認証が必要となります。そのため、最近ではこれらの一元管理を実現するIAMソフトウェアに対するニーズが高まっております。
Ubisecure Solutions, Inc.は、IAMのソリューションプロバイダーのパイオニア的存在であり、フィンランド国内において政府機関、保険・銀行などの金融機関、その他、様々な業種での導入実績を持ち、ヨーロッパ内のマーケットリーダーとして認識されている有数の企業です。
このような状況の中で、広がりつつあるIoTの安全性を高め、拡大を推進するには、GMOグローバルサイングループが提供する電子証明書サービスをIAMソフトウェアと連携させることが不可欠と考え、本株式を取得いたしました。
(3) 企業結合日
平成26年10月1日
(4) 企業結合の法的形式
株式取得
(5) 結合後企業の名称
名称に変更はありません。
(6) 取得した議決権比率
100%
(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠
連結子会社のGMOグローバルサイン株式会社及びGMO GlobalSign Ltd.を通じて株式を取得したためであります。
2.連結財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間
平成26年10月1日から平成26年12月31日
3.被取得企業の取得原価
(1) 被取得企業の取得原価
取得の対価 9,462千ユーロ
取得に直接要した費用 499千ユーロ
被取得企業の取得原価 9,962千ユーロ
(2) 企業結合契約に定められた条件付取得対価の内容及びそれらの今後の会計処理方針
Ubisecure Solutions, Inc.において重要な一定の役職員が平成29年12月末日までに退任した場合、取得対価(未払部分)の一部を減額する契約となっております。取得対価の減額が発生した場合には、取得原価を修正し、のれんの金額及びのれんの償却額を修正する方針であります。
4.取得原価の配分に関する事項
(1) 企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産 205千ユーロ
固定資産 18千ユーロ
資産合計 223千ユーロ
流動負債 487千ユーロ
固定負債 92千ユーロ
負債合計 580千ユーロ
(2) 発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
発生したのれんの金額 10,319千ユーロ
発生原因 取得原価が企業結合時の時価純資産を上回ったことによります。
償却方法 5年間
償却期間 均等償却
5.企業結合が当連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度に係る連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法
売上高 672千ユーロ
営業損失 1,725千ユーロ
経常損失 1,727千ユーロ
当期純損失 2,057千ユーロ
企業結合が当連結会計年度の開始の日に完了したと仮定して算出された売上高及び損益情報と、当社の連結損益計算書における売上高及び損益情報との差額を影響の概算額としております。なお、企業結合時に認識されたのれん等が当期首に発生したものとして、影響額を算定しております。
また、影響の概算額については監査証明を受けておりません。