有価証券報告書-第18期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
業績等の概要
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀の各種政策の効果により、雇用・所得環境の改善が続くなかで、景気は緩やかな回復基調が続いているものの、中国経済をはじめとした新興国経済の下振れ懸念や、英国のEU離脱問題、米国大統領選挙などの影響もあり、先行きに対しては不透明な状況が続いております。
インターネット関連業界におきましては、株式会社MM総研の調査によると、平成28年3月末のスマートフォン契約数は7,715万件で、携帯電話端末契約数全体の59.9%と約6割にまで達しており、今後もスマートフォン契約数は増加するものと予測されます。
このような経済環境の中、当連結会計年度の売上高は207,161百万円(前連結会計年度比0.8%減)となりました。また、営業利益は89,008百万円(前連結会計年度比6.3%減)、経常利益は88,472百万円(前連結会計年度比6.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は59,867百万円(前連結会計年度比1.9%減)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
なお、事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)にしております。
① エンターテインメント事業
3周年を迎えたスマートフォンネイティブゲーム「モンスターストライク」は、年間の運営計画に基づき、国内外で、TVCMや屋外広告等のプロモーション、動画コンテンツの充実、eスポーツ促進を含むリアルイベントの実施、グッズの製作、映画や人気アニメとのタイアップなどに加え、オリジナルアニメの配信を行い、平成28年12月には「モンスターストライク THE MOVIE」を劇場にて公開しました。ゲーム利用者数は平成29年1月には全世界で4,000万人を突破いたしました。ユーザーの皆様の期待に応えるべく、サービスのライフタイムの長期化を目指し、アプリ内外でのユーザー還元の実施、映像・ソフトウェアの充実、マーチャンダイジング等のゲーム以外の領域の確立、新規タイトル等の開発を行うことによって、エンターテインメント事業のさらなる発展を図っております。
この結果、当事業の売上高は192,703百万円(前連結会計年度比1.4%減)、セグメント利益は94,267百万円(前連結会計年度比5.5%減)となりました。
② メディアプラットフォーム事業
メディアプラットフォーム事業では、B2C及びC2Cサービスにおいて新しい文化を創るサービスを生み出し続けることを目指しております。チケットフリマサービス「チケットキャンプ」においては、平成29年3月には登録会員数が300万人を突破するなど流通総額及び利用者数ともに順調に拡大しております。また、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」においては、平成29年1月には利用者が100万人を突破し、TVCMの放映を開始するなど新規事業の立ち上げを加速すべく先行投資を実施しております。
この結果、当事業の売上高は14,457百万円(前連結会計年度比7.5%増)、セグメント利益は1,806百万円(前連結会計年度比16.5%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて7,961百万円増加し、134,278百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は41,274百万円(前連結会計年度は69,060百万円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払による減少43,621百万円があったものの、税金等調整前当期純利益が87,428百万円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は1,921百万円(前連結会計年度は1,524百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産及び投資有価証券の取得による支出1,699百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は31,386百万円(前連結会計年度は6,646百万円の使用)となりました。これは、自己株式の取得による支払20,332百万円及び配当金の支払い11,057百万円があったことによるものであります。
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) | 前年同期比 増減率 | ||
売上高(百万円) | 208,799 | 207,161 | △0.8 | % |
営業利益(百万円) | 95,033 | 89,008 | △6.3 | % |
経常利益(百万円) | 94,798 | 88,472 | △6.7 | % |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 61,022 | 59,867 | △1.9 | % |
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀の各種政策の効果により、雇用・所得環境の改善が続くなかで、景気は緩やかな回復基調が続いているものの、中国経済をはじめとした新興国経済の下振れ懸念や、英国のEU離脱問題、米国大統領選挙などの影響もあり、先行きに対しては不透明な状況が続いております。
インターネット関連業界におきましては、株式会社MM総研の調査によると、平成28年3月末のスマートフォン契約数は7,715万件で、携帯電話端末契約数全体の59.9%と約6割にまで達しており、今後もスマートフォン契約数は増加するものと予測されます。
このような経済環境の中、当連結会計年度の売上高は207,161百万円(前連結会計年度比0.8%減)となりました。また、営業利益は89,008百万円(前連結会計年度比6.3%減)、経常利益は88,472百万円(前連結会計年度比6.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は59,867百万円(前連結会計年度比1.9%減)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
なお、事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)にしております。
① エンターテインメント事業
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) | 前年同期比 増減率 | |
売上高(百万円) | 195,355 | 192,703 | △1.4% |
セグメント利益(百万円) | 99,722 | 94,267 | △5.5% |
3周年を迎えたスマートフォンネイティブゲーム「モンスターストライク」は、年間の運営計画に基づき、国内外で、TVCMや屋外広告等のプロモーション、動画コンテンツの充実、eスポーツ促進を含むリアルイベントの実施、グッズの製作、映画や人気アニメとのタイアップなどに加え、オリジナルアニメの配信を行い、平成28年12月には「モンスターストライク THE MOVIE」を劇場にて公開しました。ゲーム利用者数は平成29年1月には全世界で4,000万人を突破いたしました。ユーザーの皆様の期待に応えるべく、サービスのライフタイムの長期化を目指し、アプリ内外でのユーザー還元の実施、映像・ソフトウェアの充実、マーチャンダイジング等のゲーム以外の領域の確立、新規タイトル等の開発を行うことによって、エンターテインメント事業のさらなる発展を図っております。
この結果、当事業の売上高は192,703百万円(前連結会計年度比1.4%減)、セグメント利益は94,267百万円(前連結会計年度比5.5%減)となりました。
② メディアプラットフォーム事業
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) | 前年同期比 増減率 | |
売上高(百万円) | 13,443 | 14,457 | 7.5% |
セグメント利益(百万円) | 2,164 | 1,806 | △16.5% |
メディアプラットフォーム事業では、B2C及びC2Cサービスにおいて新しい文化を創るサービスを生み出し続けることを目指しております。チケットフリマサービス「チケットキャンプ」においては、平成29年3月には登録会員数が300万人を突破するなど流通総額及び利用者数ともに順調に拡大しております。また、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」においては、平成29年1月には利用者が100万人を突破し、TVCMの放映を開始するなど新規事業の立ち上げを加速すべく先行投資を実施しております。
この結果、当事業の売上高は14,457百万円(前連結会計年度比7.5%増)、セグメント利益は1,806百万円(前連結会計年度比16.5%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて7,961百万円増加し、134,278百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は41,274百万円(前連結会計年度は69,060百万円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払による減少43,621百万円があったものの、税金等調整前当期純利益が87,428百万円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は1,921百万円(前連結会計年度は1,524百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産及び投資有価証券の取得による支出1,699百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は31,386百万円(前連結会計年度は6,646百万円の使用)となりました。これは、自己株式の取得による支払20,332百万円及び配当金の支払い11,057百万円があったことによるものであります。