有価証券報告書-第19期(2025/06/01-2026/05/31)
<人材育成方針 及び 社内環境整備方針、指標及び目標>当社グループの仕事は「人を活かす」こと、人々の心豊かな生活の創造、すなわち「ライフプロデュース」です。その役割を果たすため、「自分の未来は自分で創る」という人材育成方針のもと、従業員一人ひとりが高い志と使命感を持って、果敢に挑戦し続けることができるよう、才能・能力の発揮を後押しする多様な人事制度・施策を整備し、従業員の自律的なキャリア構築を支援しております。
中期VISION「PASONA GROUP VISION 2030」では、重点戦略を実現する人財戦略として、以下の3つの柱「未来をともに創る人財の発掘」「新たな価値を生み出す人財の育成」「多様な人財が活躍できる環境づくり」を掲げ、当社グループの成長と持続可能な社会の実現に貢献できる人財の育成を推進しております。
また、パソナグループの芯を示す「Pasona Way」を行動指針としております。毎年、創業記念日にあたる2月16日から2ヶ月間、当社グループの果たす役割は何か、事業の歴史を振り返るとともに、フィロソフィをテーマにしたディスカッションや一人ひとりの行動目標設定を行うなど、創業の精神を継承し、常にぶれない判断の軸として、全役職員が「Pasona Way」を共有しております。

※1 2021年からの累計育成人数
※2 当社独自のCareer Well-being指標「働く豊かさ、楽しさを分かち合い、イキイキと健康に働くことができるか」の項目で、ポジティブな回答をした社員の割合
当連結会計年度(以下「当期」という。)における、人財戦略に関する主な取り組みは以下のとおりです。
<未来をともに創る人財の発掘>〇エキスパート職制度の改定・拡充
当社では幅広い領域で価値創出を担う人財と、高度な専門性により新たな価値を生み出す人財の双方が活躍できるよう、キャリア志向に応じた役割設計と評価及び処遇を可能とする職能等級制度を導入しております。
・ゼネラリストコース:幅広い分野で職務経験を積み、総合的なキャリア形成を目指すコース
・エキスパートコース:特定分野で高度な専門性を深め、豊富な知識・経験を活かすコース
エキスパート人財の採用及び育成強化のため、エキスパート職制特別手当を当期新設し、制度を拡充しました。直近1年間の成果や影響度・革新性をもとに毎年手当が変動する仕組みを導入しております。事業戦略に紐づいたミッショングレード制のもと、エキスパート人財が担う業務や成果目標を設定し、専門的な知識と豊富な経験を活かして活躍できる環境を整備しました。
〇タレントマネジメントシステムの基盤強化による最適配置の実現
主力事業であるBPOソリューション分野に携わる人財情報の可視化と最適配置を推進するため、タレントマネジメントシステムの情報整備を行いました。これまで重視してきた従業員一人ひとりのキャリアプランの実現に加え、従業員の保有スキルや過去の評価、各部門で求められる業務経験や専門知識・スキルなどの情報を一元的に管理し、人事部門で情報把握ができる体制を整備したことで、BPO事業の各案件に応じた適材適所の人財配置が可能となりました。今後も、重点戦略である「BPOソリューションの高付加価値化」の実現に向けた人事配置及び人財育成を推進することで、人的資本の最大化と事業成長の実現を目指してまいります。
<新たな価値を生み出す人財の育成>〇DX人財育成プログラム
中期VISIONで掲げる重点戦略を実現するため、デジタルトランスフォーメーション(DX)をけん引する人材の育成に注力しております。
当期は「AI活用を前提としたDX」をテーマに、階層別研修やリスキリング施策を推進しました。社内では入社 4・5年目の社員を主な対象に、AI活用実践研修やITパスポート取得支援を行うとともに、管理職向けには立命館大学との共同研究を通じて開発した「人とAIの協働」をテーマにしたプログラム「リスキリング・イニシアティブ第6期」を実施しました。プログラムにはグループ各社・各部門の管理職が参加し、業務でAI活用を検討・実践することで、業務効率化や品質向上に加え、人が担うべき付加価値業務の特定を行いました。また、外部の自治体や民間企業を対象にしたDXリーダー育成プログラム等を提供するなど、社内外で人財育成に取り組みました。
こうした継続的な人材育成の取り組みが評価され、当社は「DX銘柄2026」に選定されました。今後も、全従業員のリスキリングを実施するとともに、DX人財の採用・育成を推進し、経営基盤の強化と新たな付加価値創出を実現してまいります。
〇未経験からエンジニア職へ育成
株式会社パソナでは、IT未経験者からインフラエンジニアを目指す採用制度「Engineer-Pass」プログラムを実施しております。入社後は3か月間の研修を通じて、ビジネススキル及びITインフラの基礎知識・実践的な演習を習得し、ネットワーク分野の資格であるCCNAの取得を目指します。当期は約30名を採用し、これまで累計で約100名を育成しました。また社内では、総合職として入社した従業員も、本人の志向や適性に応じてエンジニア職へのキャリア転換が可能であり、エキスパート職やエンジニア職へキャリアチェンジできる環境を整備しております。
〇「Design the NATUREVERSE Action」の実施
当社グループでは、役職や入社年次に関わらず、社会課題について議論し、その解決に向けた具体的な提言を行う社内組織として2007年に「パソナ・シャドーキャビネット」を発足しました。その取り組みの一環として、当期は、次の50年を創る新規事業提案プロジェクト「Design the NATUREVERSE Action」を実施しました。本プロジェクトは、当社グループが創業から50年を迎えたことで、改めて全役職員が創業の精神に立ち返り、自律的にイノベーションを生み出す組織風土を醸成することを目的に実施し、国内外から総数1,277件の提案が寄せられました。約半年間にわたる審査を経て最終的に優秀提案を選出し、事業化に向けた検討を進めております。
<多様な人財が活躍できる環境づくり>〇健康経営推進体制と取り組み
当社グループでは、経営トップの健康経営に対する方針のもと、産業医、健康推進室、人事部門などが連携し、従業員がイキイキと活躍することができる健康経営を推進しております。全社の健康作りに関する方針を「パソナグループ健康宣言」として定め、具体的な健康推進の取り組みや期待する効果、解決したい経営上の課題のつながりを整理した「戦略マップ」を策定しております。加えて、健康増進プログラムの提供、オンライン相談窓口の設置、管理職向け研修、治療と仕事の両立支援などを行っております。このような取り組みが評価され、東京証券取引所上場企業の中から特に優れた健康経営を実践する企業として2年連続3回目の「健康経営銘柄」に選定されております。
〇未来を語る対話の場「タウンホールミーティング」の開催
当社グループが創業50周年を迎えるにあたり、今後の事業の方向性を従業員に共有し、当社グループのDNAを継承することを目的に、経営トップと従業員との対話の場「タウンホールミーティング」を開催しました。若本 博隆 代表取締役会長CEO及び中尾 慎太郎 代表取締役社長COOが延べ14,000名以上の従業員と直接対話を行い、当社グループの未来ビジョンや事業戦略を共有しました。参加した従業員からは、「パソナグループらしさを改めて実感する機会となった」「経営層との対話を通じて、事業への理解が深まった」といった声が寄せられ、企業理念の浸透や事業戦略への理解促進を図る機会となりました。
〇大阪・関西万博 「PASONA NATUREVERSE」パビリオン運営
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に当社が出展したパビリオン「PASONA NATUREVERSE」では、施設運営、VIP及び顧客アテンド、文化芸術コンテンツの提供、安全管理、飲食サービスなど、当社グループが有する多様な専門業務を結集し、期間中延べ215万人以上の方々をお迎えしました。パビリオン運営にあたっては、様々な専門スキルを持つ多様な国籍の人財を幅広く採用し、当社のホスピタリティとおもてなしの精神を体現する組織づくりを推進し、Well-being事業を担う人財の獲得及び育成にもつながりました。
また、社内からは自らチャレンジしたい人財が手を挙げて参加する「オープンポジション制度」を活用して、27名の社員がパビリオンの万博アテンダントに従事し、期間中はグループ各社からも約250名の社員が運営支援として参加しました。パビリオンの出展により、組織や事業の枠を超えた人財の成長機会につながるとともに、グループが一体となって事業価値を生み出す‟One PASONA”の実践の場となりました。
その他の人的資本の取り組みについては、当社ホームページに記載しております。
(URL https://www.pasonagroup.co.jp/ir/esg/human_resources.html)
中期VISION「PASONA GROUP VISION 2030」では、重点戦略を実現する人財戦略として、以下の3つの柱「未来をともに創る人財の発掘」「新たな価値を生み出す人財の育成」「多様な人財が活躍できる環境づくり」を掲げ、当社グループの成長と持続可能な社会の実現に貢献できる人財の育成を推進しております。
また、パソナグループの芯を示す「Pasona Way」を行動指針としております。毎年、創業記念日にあたる2月16日から2ヶ月間、当社グループの果たす役割は何か、事業の歴史を振り返るとともに、フィロソフィをテーマにしたディスカッションや一人ひとりの行動目標設定を行うなど、創業の精神を継承し、常にぶれない判断の軸として、全役職員が「Pasona Way」を共有しております。

※1 2021年からの累計育成人数
※2 当社独自のCareer Well-being指標「働く豊かさ、楽しさを分かち合い、イキイキと健康に働くことができるか」の項目で、ポジティブな回答をした社員の割合
当連結会計年度(以下「当期」という。)における、人財戦略に関する主な取り組みは以下のとおりです。
<未来をともに創る人財の発掘>〇エキスパート職制度の改定・拡充
当社では幅広い領域で価値創出を担う人財と、高度な専門性により新たな価値を生み出す人財の双方が活躍できるよう、キャリア志向に応じた役割設計と評価及び処遇を可能とする職能等級制度を導入しております。
・ゼネラリストコース:幅広い分野で職務経験を積み、総合的なキャリア形成を目指すコース
・エキスパートコース:特定分野で高度な専門性を深め、豊富な知識・経験を活かすコース
エキスパート人財の採用及び育成強化のため、エキスパート職制特別手当を当期新設し、制度を拡充しました。直近1年間の成果や影響度・革新性をもとに毎年手当が変動する仕組みを導入しております。事業戦略に紐づいたミッショングレード制のもと、エキスパート人財が担う業務や成果目標を設定し、専門的な知識と豊富な経験を活かして活躍できる環境を整備しました。
〇タレントマネジメントシステムの基盤強化による最適配置の実現
主力事業であるBPOソリューション分野に携わる人財情報の可視化と最適配置を推進するため、タレントマネジメントシステムの情報整備を行いました。これまで重視してきた従業員一人ひとりのキャリアプランの実現に加え、従業員の保有スキルや過去の評価、各部門で求められる業務経験や専門知識・スキルなどの情報を一元的に管理し、人事部門で情報把握ができる体制を整備したことで、BPO事業の各案件に応じた適材適所の人財配置が可能となりました。今後も、重点戦略である「BPOソリューションの高付加価値化」の実現に向けた人事配置及び人財育成を推進することで、人的資本の最大化と事業成長の実現を目指してまいります。
<新たな価値を生み出す人財の育成>〇DX人財育成プログラム
中期VISIONで掲げる重点戦略を実現するため、デジタルトランスフォーメーション(DX)をけん引する人材の育成に注力しております。
当期は「AI活用を前提としたDX」をテーマに、階層別研修やリスキリング施策を推進しました。社内では入社 4・5年目の社員を主な対象に、AI活用実践研修やITパスポート取得支援を行うとともに、管理職向けには立命館大学との共同研究を通じて開発した「人とAIの協働」をテーマにしたプログラム「リスキリング・イニシアティブ第6期」を実施しました。プログラムにはグループ各社・各部門の管理職が参加し、業務でAI活用を検討・実践することで、業務効率化や品質向上に加え、人が担うべき付加価値業務の特定を行いました。また、外部の自治体や民間企業を対象にしたDXリーダー育成プログラム等を提供するなど、社内外で人財育成に取り組みました。
こうした継続的な人材育成の取り組みが評価され、当社は「DX銘柄2026」に選定されました。今後も、全従業員のリスキリングを実施するとともに、DX人財の採用・育成を推進し、経営基盤の強化と新たな付加価値創出を実現してまいります。
〇未経験からエンジニア職へ育成
株式会社パソナでは、IT未経験者からインフラエンジニアを目指す採用制度「Engineer-Pass」プログラムを実施しております。入社後は3か月間の研修を通じて、ビジネススキル及びITインフラの基礎知識・実践的な演習を習得し、ネットワーク分野の資格であるCCNAの取得を目指します。当期は約30名を採用し、これまで累計で約100名を育成しました。また社内では、総合職として入社した従業員も、本人の志向や適性に応じてエンジニア職へのキャリア転換が可能であり、エキスパート職やエンジニア職へキャリアチェンジできる環境を整備しております。
〇「Design the NATUREVERSE Action」の実施
当社グループでは、役職や入社年次に関わらず、社会課題について議論し、その解決に向けた具体的な提言を行う社内組織として2007年に「パソナ・シャドーキャビネット」を発足しました。その取り組みの一環として、当期は、次の50年を創る新規事業提案プロジェクト「Design the NATUREVERSE Action」を実施しました。本プロジェクトは、当社グループが創業から50年を迎えたことで、改めて全役職員が創業の精神に立ち返り、自律的にイノベーションを生み出す組織風土を醸成することを目的に実施し、国内外から総数1,277件の提案が寄せられました。約半年間にわたる審査を経て最終的に優秀提案を選出し、事業化に向けた検討を進めております。
<多様な人財が活躍できる環境づくり>〇健康経営推進体制と取り組み
当社グループでは、経営トップの健康経営に対する方針のもと、産業医、健康推進室、人事部門などが連携し、従業員がイキイキと活躍することができる健康経営を推進しております。全社の健康作りに関する方針を「パソナグループ健康宣言」として定め、具体的な健康推進の取り組みや期待する効果、解決したい経営上の課題のつながりを整理した「戦略マップ」を策定しております。加えて、健康増進プログラムの提供、オンライン相談窓口の設置、管理職向け研修、治療と仕事の両立支援などを行っております。このような取り組みが評価され、東京証券取引所上場企業の中から特に優れた健康経営を実践する企業として2年連続3回目の「健康経営銘柄」に選定されております。
〇未来を語る対話の場「タウンホールミーティング」の開催
当社グループが創業50周年を迎えるにあたり、今後の事業の方向性を従業員に共有し、当社グループのDNAを継承することを目的に、経営トップと従業員との対話の場「タウンホールミーティング」を開催しました。若本 博隆 代表取締役会長CEO及び中尾 慎太郎 代表取締役社長COOが延べ14,000名以上の従業員と直接対話を行い、当社グループの未来ビジョンや事業戦略を共有しました。参加した従業員からは、「パソナグループらしさを改めて実感する機会となった」「経営層との対話を通じて、事業への理解が深まった」といった声が寄せられ、企業理念の浸透や事業戦略への理解促進を図る機会となりました。
〇大阪・関西万博 「PASONA NATUREVERSE」パビリオン運営
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に当社が出展したパビリオン「PASONA NATUREVERSE」では、施設運営、VIP及び顧客アテンド、文化芸術コンテンツの提供、安全管理、飲食サービスなど、当社グループが有する多様な専門業務を結集し、期間中延べ215万人以上の方々をお迎えしました。パビリオン運営にあたっては、様々な専門スキルを持つ多様な国籍の人財を幅広く採用し、当社のホスピタリティとおもてなしの精神を体現する組織づくりを推進し、Well-being事業を担う人財の獲得及び育成にもつながりました。
また、社内からは自らチャレンジしたい人財が手を挙げて参加する「オープンポジション制度」を活用して、27名の社員がパビリオンの万博アテンダントに従事し、期間中はグループ各社からも約250名の社員が運営支援として参加しました。パビリオンの出展により、組織や事業の枠を超えた人財の成長機会につながるとともに、グループが一体となって事業価値を生み出す‟One PASONA”の実践の場となりました。
その他の人的資本の取り組みについては、当社ホームページに記載しております。
(URL https://www.pasonagroup.co.jp/ir/esg/human_resources.html)