有価証券報告書-第21期(平成29年6月1日-平成30年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益・雇用環境の改善などにより緩やかな景気回復の動きが見られたものの、海外経済に対する警戒感、原油価格や為替相場の動向、地政学的リスクの高まり、消費者の節約志向などにより、先行きは依然不透明なまま推移いたしております。
ドラッグストア業界におきましては、競合他社の出店や価格競争の激化に加え、他業種からの参入や企業の統合・再編の動きが増加しつつあり、依然厳しい環境が続いております。
このような状況の中、当社グループは「セルフメディケーションを力強くサポートし、総合的な地域医療に貢献する」企業を目指して、ドラッグストア事業、有料老人ホーム事業及びデイサービス事業を展開しております。
以上により、当連結会計年度末の当社グループの店舗数はドラッグストア559店舗、調剤薬局では調剤専門薬局36店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局149店舗の合計185店舗となり、有料老人ホーム事業では介護付有料老人ホーム2施設、デイサービス事業ではデイサービスセンター39施設となりました。
これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高268,161百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は13,861百万円(前年同期比4.0%減)、経常利益は14,236百万円(前年同期比3.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,540百万円(前年同期比5.7%減)となりました。
<ドラッグストア事業>ドラッグストア事業につきましては、8月の長雨や10月の2度にわたる台風、5月の低気温など天候不順があったものの、前期からの出店数増加に加え、小商圏化が進む中で品揃えの拡充や購入頻度の高い商品のEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の深耕および調剤薬局への「かかりつけ機能」の付加推進により既存店売上高が前期を上回って推移したことから増収となりました。
利益面につきましては、前期からの人員増強および人手不足による採用費や時給単価の上昇などにより人件費が増加し、増収効果により吸収できなかったことにより前期を下回る結果となりました。
ドラッグストアの新規出店につきましては、51店舗の出店を行いました。一方で契約期間満了により1店舗の閉鎖を行いました。
調剤薬局につきましては、地域医療に貢献するため、健康サポート機能を有する「かかりつけ薬局」を目指し、薬剤師の育成に注力するとともに既存薬局のボトムアップを図ってまいりました。また、地域の医療連携体制の構築に向けた出店を推進いたしました。それに伴い処方箋応需枚数も順調に増加し、引き続きの増収となりました。
薬局の新規出店につきましては、ドラッグストアへの併設調剤薬局を24店舗、調剤専門薬局を5店舗開設いたしました。一方で、経営効率化の観点から調剤専門薬局1店舗を閉鎖いたしました。
以上の結果、ドラッグストア事業の売上高は266,233百万円(前年同期比8.5%増)となりました。
<有料老人ホーム事業>有料老人ホーム事業につきましては、入居一時金なしの安価な老人ホームやサービス付高齢者向け住宅の増加など、サービス、形態の多様化が進んでおります。
当連結会計年度におきましては、多彩なイベントやペットと一緒に暮らせるお部屋など、当社ならではの特徴をホームページや営業活動を通じてアピールし、入居率の向上を図ってまいりました。
以上の結果、有料老人ホーム事業の売上高は652百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
<デイサービス事業>デイサービス事業につきましては、要支援・要介護の方の歩行など生活機能の維持改善のためのトレーニングを行う機能訓練型デイサービスセンターを運営しております。
当連結会計年度におきましては、生産性向上のため8施設の定員拡大を行い、また、経営効率化の観点から2施設閉鎖いたしました。
以上の結果、デイサービス事業の売上高は1,275百万円(前年同期比4.0%増)となりました。
当連結会計年度の財政状態につきましては、総資産は121,412百万円となり、前連結会計年度末に比べて10,932百万円増加いたしました。主な要因は、有価証券(譲渡性預金)が3,000百万円、商品が2,961百万円、新店及び出店準備物件の増加等に伴い固定資産が5,717百万円増加したことなどによるものです。
負債合計は52,035百万円となり、前連結会計年度末に比べて3,456百万円増加いたしました。主な要因は、買掛金が2,188百万円、ポイント引当金が200百万円、退職給付に係る負債が312百万円、長期資産除去債務が249百万円増加したことなどによるものです。
純資産は69,377百万円となり、前連結会計年度末に比べて7,475百万円増加いたしました。主な要因は、配当金支払により2,086百万円減少、親会社株主に帰属する当期純利益9,540百万円を計上したことなどによるものです。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は31,017百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,496百万円増加いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は11,302百万円(前年同期比1,575百万円の収入減)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益13,839百万円、減価償却費3,247百万円、法人税等の還付646百万円であり、支出の主な内訳はたな卸資産の増加2,894百万円及び法人税等の支払額が5,301百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4,648百万円(前年同期比6,165百万円の支出減)となりました。これは主に出店に伴う有形固定資産の取得による支出6,700百万円、貸付けによる支出974百万円、出店仮勘定による支出1,441百万円、有価証券(譲渡性預金)の満期による収入4,000百万円等の結果であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は2,170百万円(前年同期比274百万円の支出増)となりました。これは配当金の支払2,086百万円及び長期借入金の返済84百万円の結果であります。
③生産、受注及び販売の状況
a.事業別品目別売上実績
当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
b.地区別売上実績
当連結会計年度における売上実績を地区ごとに示すと、次のとおりであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計方針の見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、将来に発生する事象に対して見積り及び仮定設定を行わなければなりません。当社グループは、貸倒債権、投資、法人税に対応する繰延税金資産、退職金等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。その主なものは、以下のとおりであります。
a.取立不能のおそれのある債権には、必要と認める額の貸倒引当金を計上しております。
b.繰延税金資産のうち、将来において実現が見込めない部分については評価性引当額を計上しております。繰延税金資産の評価は将来の課税所得の見積りに依拠します。将来の課税所得が経済環境の変化等により予想された金額と乖離した場合には、繰延税金資産金額の調整を行います。
c.退職給付債務及び退職給付費用を測定するための数理計算上の基礎率や計算方法は、適切なものであると判断しております。
d.固定資産の減損の兆候を識別する方法や減損損失を認識、測定する方法は、適切なものであると判断しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.売上高
売上高は、8月の長雨や10月の2度にわたる台風、5月の低気温など天候不順があったものの、前期からの出店数増加に加え、小商圏化が進む中で品揃えの拡充や購入頻度の高い商品のEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の深耕および調剤薬局への「かかりつけ機能」の付加推進により既存店売上高が前期を上回って推移しました。以上の結果、268,161百万円(前年同期比8.4%増)となりました。
b.売上総利益
売上総利益は、新たな販促の実施、EDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の強化などの低下要因があったものの、販促の見直し、調剤部門の伸長、花粉症関連商品が好調だった結果、売上総利益率が前期に対して0.1ポイント下がり73,681百万円(前年同期比8.1%増)となりました。
c.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、臨時雇用時給の上昇、手当の改定、出店ペースの加速による人員増により人件費が増加、人件費率が前期に対して0.5ポイント上昇した影響が大きく、59,819百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
d.営業利益
営業利益は、その他経費の削減に努めましたが、13,861百万円(前年同期比4.0%減)となりました。
e.経常利益
経常利益は、営業外収益の増加により14,236百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
f.親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は、売上高、売上総利益は増加しましたが、経費の増加、前期の受取補償金の反動、特別損失の増加により9,540百万円(前年同期比5.7%減)となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
ドラッグストア業界におきましては、競合他社の積極的な出店、一般用医薬品のインターネット販売が事実上解禁されたことなどにより、業界の垣根を越えた競争が一層激化する可能性があります。また、客数の減少や一品単価の下落、消費者の節約志向、新規出店における有資格者の確保など多くの課題が存在しております。これらはいずれも当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。
(4)経営戦略の現状と見通し
国内の人口動態においては、今後人口の減少が進むと考えられておりますが、当社グループは神奈川県を地盤として、人口の流入している関東・東海エリアにドミナント展開をしております。今後も、人口が増加傾向にある都県を中心に、既存エリアへのドミナント出店を進め、地域シェアを高める計画であります。
新業態Cremoや大型店開発を進めることにより出店の幅が広がり、ドミナントエリア内においても更なる出店が可能となりました。また、高齢者比率の上昇やライフスタイルの変化で移動範囲が狭まり狭商圏化していくことに対して、利便性を高めることにより対応し、出店余地は更に拡大しております。
地域ドミナントを深耕するにあたっては、①品揃えの拡充による一層の「利便性の強化」、②創業以来経営理念としている極めて感じのよい応対や、実店舗を補完するお取り寄せ機能をはじめとした「サービスの充実」、そして③地域医療の一角を担う在宅対応を含めた、かかりつけ薬局機能と、未病を改善し、いつまでも美しく、いきいきと生活するためのヘルスケア&ビューティケア商品、地域のなかでの介護領域までをカバーする「専門性の向上」により推進してまいります。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、持続的企業価値向上に向けた投資、株主への利益還元及び将来の更なる成長のための内部留保など総合的に最適なバランスを考え、財務の健全性維持と資本の効率的運用を基本としております。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金で賄うことを基本とし、資金調達を行う場合には、経済情勢や金融環境を踏まえ、あらゆる選択肢の中から当社グループにとっての最良の方法で行いたいと考えております。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
ドラッグストア業界におきましては、上位企業による積極的な出店やM&Aによる再編の動きに加え、インターネット販売を含めた業態の垣根を超えた競合激化により更に厳しい経営環境になるものと予想されます。また、喫緊の課題として、生産年齢人口の減少による人手不足が人件費の上昇を招いております。
このような状況のもと、当社グループは、経営戦略に沿った専門性・利便性・サービスの拡充と、出店による地域シェアの拡大に注力するとともに、生産性の向上によるオペレーション負担の軽減とともにあらゆる経費を見直してローコスト化を進め、高い資本効率による持続的な成長と安定継続的な配当水準を維持しながら企業価値を高めてまいります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益・雇用環境の改善などにより緩やかな景気回復の動きが見られたものの、海外経済に対する警戒感、原油価格や為替相場の動向、地政学的リスクの高まり、消費者の節約志向などにより、先行きは依然不透明なまま推移いたしております。
ドラッグストア業界におきましては、競合他社の出店や価格競争の激化に加え、他業種からの参入や企業の統合・再編の動きが増加しつつあり、依然厳しい環境が続いております。
このような状況の中、当社グループは「セルフメディケーションを力強くサポートし、総合的な地域医療に貢献する」企業を目指して、ドラッグストア事業、有料老人ホーム事業及びデイサービス事業を展開しております。
以上により、当連結会計年度末の当社グループの店舗数はドラッグストア559店舗、調剤薬局では調剤専門薬局36店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局149店舗の合計185店舗となり、有料老人ホーム事業では介護付有料老人ホーム2施設、デイサービス事業ではデイサービスセンター39施設となりました。
これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高268,161百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は13,861百万円(前年同期比4.0%減)、経常利益は14,236百万円(前年同期比3.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,540百万円(前年同期比5.7%減)となりました。
<ドラッグストア事業>ドラッグストア事業につきましては、8月の長雨や10月の2度にわたる台風、5月の低気温など天候不順があったものの、前期からの出店数増加に加え、小商圏化が進む中で品揃えの拡充や購入頻度の高い商品のEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の深耕および調剤薬局への「かかりつけ機能」の付加推進により既存店売上高が前期を上回って推移したことから増収となりました。
利益面につきましては、前期からの人員増強および人手不足による採用費や時給単価の上昇などにより人件費が増加し、増収効果により吸収できなかったことにより前期を下回る結果となりました。
ドラッグストアの新規出店につきましては、51店舗の出店を行いました。一方で契約期間満了により1店舗の閉鎖を行いました。
調剤薬局につきましては、地域医療に貢献するため、健康サポート機能を有する「かかりつけ薬局」を目指し、薬剤師の育成に注力するとともに既存薬局のボトムアップを図ってまいりました。また、地域の医療連携体制の構築に向けた出店を推進いたしました。それに伴い処方箋応需枚数も順調に増加し、引き続きの増収となりました。
薬局の新規出店につきましては、ドラッグストアへの併設調剤薬局を24店舗、調剤専門薬局を5店舗開設いたしました。一方で、経営効率化の観点から調剤専門薬局1店舗を閉鎖いたしました。
以上の結果、ドラッグストア事業の売上高は266,233百万円(前年同期比8.5%増)となりました。
<有料老人ホーム事業>有料老人ホーム事業につきましては、入居一時金なしの安価な老人ホームやサービス付高齢者向け住宅の増加など、サービス、形態の多様化が進んでおります。
当連結会計年度におきましては、多彩なイベントやペットと一緒に暮らせるお部屋など、当社ならではの特徴をホームページや営業活動を通じてアピールし、入居率の向上を図ってまいりました。
以上の結果、有料老人ホーム事業の売上高は652百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
<デイサービス事業>デイサービス事業につきましては、要支援・要介護の方の歩行など生活機能の維持改善のためのトレーニングを行う機能訓練型デイサービスセンターを運営しております。
当連結会計年度におきましては、生産性向上のため8施設の定員拡大を行い、また、経営効率化の観点から2施設閉鎖いたしました。
以上の結果、デイサービス事業の売上高は1,275百万円(前年同期比4.0%増)となりました。
当連結会計年度の財政状態につきましては、総資産は121,412百万円となり、前連結会計年度末に比べて10,932百万円増加いたしました。主な要因は、有価証券(譲渡性預金)が3,000百万円、商品が2,961百万円、新店及び出店準備物件の増加等に伴い固定資産が5,717百万円増加したことなどによるものです。
負債合計は52,035百万円となり、前連結会計年度末に比べて3,456百万円増加いたしました。主な要因は、買掛金が2,188百万円、ポイント引当金が200百万円、退職給付に係る負債が312百万円、長期資産除去債務が249百万円増加したことなどによるものです。
純資産は69,377百万円となり、前連結会計年度末に比べて7,475百万円増加いたしました。主な要因は、配当金支払により2,086百万円減少、親会社株主に帰属する当期純利益9,540百万円を計上したことなどによるものです。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は31,017百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,496百万円増加いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は11,302百万円(前年同期比1,575百万円の収入減)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益13,839百万円、減価償却費3,247百万円、法人税等の還付646百万円であり、支出の主な内訳はたな卸資産の増加2,894百万円及び法人税等の支払額が5,301百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4,648百万円(前年同期比6,165百万円の支出減)となりました。これは主に出店に伴う有形固定資産の取得による支出6,700百万円、貸付けによる支出974百万円、出店仮勘定による支出1,441百万円、有価証券(譲渡性預金)の満期による収入4,000百万円等の結果であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は2,170百万円(前年同期比274百万円の支出増)となりました。これは配当金の支払2,086百万円及び長期借入金の返済84百万円の結果であります。
③生産、受注及び販売の状況
a.事業別品目別売上実績
当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| 当連結会計年度 (自 平成29年6月1日 至 平成30年5月31日) | |||
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) | |
| ドラッグストア事業 | |||
| 医薬品 | 65,044 | 111.9 | |
| OTC | 43,388 | 109.3 | |
| 調剤薬局 | 21,655 | 117.5 | |
| 化粧品 | 37,449 | 105.1 | |
| 食料品 | 104,819 | 109.7 | |
| 日用雑貨品 | 43,932 | 105.3 | |
| その他 | 14,987 | 103.9 | |
| 小 計 | 266,233 | 108.5 | |
| 有料老人ホーム事業 | 652 | 100.6 | |
| デイサービス事業 | 1,275 | 104.0 | |
| 合 計 | 268,161 | 108.4 | |
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
b.地区別売上実績
当連結会計年度における売上実績を地区ごとに示すと、次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 平成28年6月1日 至 平成29年5月31日) | 当連結会計年度 (自 平成29年6月1日 至 平成30年5月31日) | |||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
| 神奈川県 | 151,229 | 61.1 | 164,666 | 61.4 |
| 東京都 | 37,385 | 15.1 | 39,699 | 14.8 |
| 静岡県 | 32,108 | 13.0 | 34,277 | 12.8 |
| 千葉県 | 12,434 | 5.0 | 15,085 | 5.6 |
| その他 | 14,184 | 5.7 | 14,431 | 5.4 |
| 合 計 | 247,341 | 100.0 | 268,161 | 100.0 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| 当連結会計年度 (自 平成29年6月1日 至 平成30年5月31日) | |||
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) | |
| ドラッグストア事業 | |||
| 医薬品 | 38,250 | 109.2 | |
| OTC | 25,552 | 108.1 | |
| 調剤薬局 | 12,697 | 111.4 | |
| 化粧品 | 24,489 | 106.6 | |
| 食料品 | 88,351 | 110.9 | |
| 日用雑貨品 | 32,184 | 107.2 | |
| その他 | 12,201 | 108.4 | |
| 小 計 | 195,477 | 109.2 | |
| 有料老人ホーム事業 | ― | ― | |
| デイサービス事業 | ― | ― | |
| 合 計 | 195,477 | 109.2 | |
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計方針の見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、将来に発生する事象に対して見積り及び仮定設定を行わなければなりません。当社グループは、貸倒債権、投資、法人税に対応する繰延税金資産、退職金等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。その主なものは、以下のとおりであります。
a.取立不能のおそれのある債権には、必要と認める額の貸倒引当金を計上しております。
b.繰延税金資産のうち、将来において実現が見込めない部分については評価性引当額を計上しております。繰延税金資産の評価は将来の課税所得の見積りに依拠します。将来の課税所得が経済環境の変化等により予想された金額と乖離した場合には、繰延税金資産金額の調整を行います。
c.退職給付債務及び退職給付費用を測定するための数理計算上の基礎率や計算方法は、適切なものであると判断しております。
d.固定資産の減損の兆候を識別する方法や減損損失を認識、測定する方法は、適切なものであると判断しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.売上高
売上高は、8月の長雨や10月の2度にわたる台風、5月の低気温など天候不順があったものの、前期からの出店数増加に加え、小商圏化が進む中で品揃えの拡充や購入頻度の高い商品のEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の深耕および調剤薬局への「かかりつけ機能」の付加推進により既存店売上高が前期を上回って推移しました。以上の結果、268,161百万円(前年同期比8.4%増)となりました。
b.売上総利益
売上総利益は、新たな販促の実施、EDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の強化などの低下要因があったものの、販促の見直し、調剤部門の伸長、花粉症関連商品が好調だった結果、売上総利益率が前期に対して0.1ポイント下がり73,681百万円(前年同期比8.1%増)となりました。
c.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、臨時雇用時給の上昇、手当の改定、出店ペースの加速による人員増により人件費が増加、人件費率が前期に対して0.5ポイント上昇した影響が大きく、59,819百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
d.営業利益
営業利益は、その他経費の削減に努めましたが、13,861百万円(前年同期比4.0%減)となりました。
e.経常利益
経常利益は、営業外収益の増加により14,236百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
f.親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は、売上高、売上総利益は増加しましたが、経費の増加、前期の受取補償金の反動、特別損失の増加により9,540百万円(前年同期比5.7%減)となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
ドラッグストア業界におきましては、競合他社の積極的な出店、一般用医薬品のインターネット販売が事実上解禁されたことなどにより、業界の垣根を越えた競争が一層激化する可能性があります。また、客数の減少や一品単価の下落、消費者の節約志向、新規出店における有資格者の確保など多くの課題が存在しております。これらはいずれも当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。
(4)経営戦略の現状と見通し
国内の人口動態においては、今後人口の減少が進むと考えられておりますが、当社グループは神奈川県を地盤として、人口の流入している関東・東海エリアにドミナント展開をしております。今後も、人口が増加傾向にある都県を中心に、既存エリアへのドミナント出店を進め、地域シェアを高める計画であります。
新業態Cremoや大型店開発を進めることにより出店の幅が広がり、ドミナントエリア内においても更なる出店が可能となりました。また、高齢者比率の上昇やライフスタイルの変化で移動範囲が狭まり狭商圏化していくことに対して、利便性を高めることにより対応し、出店余地は更に拡大しております。
地域ドミナントを深耕するにあたっては、①品揃えの拡充による一層の「利便性の強化」、②創業以来経営理念としている極めて感じのよい応対や、実店舗を補完するお取り寄せ機能をはじめとした「サービスの充実」、そして③地域医療の一角を担う在宅対応を含めた、かかりつけ薬局機能と、未病を改善し、いつまでも美しく、いきいきと生活するためのヘルスケア&ビューティケア商品、地域のなかでの介護領域までをカバーする「専門性の向上」により推進してまいります。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、持続的企業価値向上に向けた投資、株主への利益還元及び将来の更なる成長のための内部留保など総合的に最適なバランスを考え、財務の健全性維持と資本の効率的運用を基本としております。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金で賄うことを基本とし、資金調達を行う場合には、経済情勢や金融環境を踏まえ、あらゆる選択肢の中から当社グループにとっての最良の方法で行いたいと考えております。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
ドラッグストア業界におきましては、上位企業による積極的な出店やM&Aによる再編の動きに加え、インターネット販売を含めた業態の垣根を超えた競合激化により更に厳しい経営環境になるものと予想されます。また、喫緊の課題として、生産年齢人口の減少による人手不足が人件費の上昇を招いております。
このような状況のもと、当社グループは、経営戦略に沿った専門性・利便性・サービスの拡充と、出店による地域シェアの拡大に注力するとともに、生産性の向上によるオペレーション負担の軽減とともにあらゆる経費を見直してローコスト化を進め、高い資本効率による持続的な成長と安定継続的な配当水準を維持しながら企業価値を高めてまいります。