平均臨時雇用人員 - 医薬品
- 【期間】
- 通期
連結
- 2019年3月31日
- 2,870
- 2020年3月31日
- 2,907
- 2021年3月31日
- 2,604
- 2022年3月31日
- 2,661
- 2023年3月31日
- 2,535
- 2024年3月31日
- 2,660
有報情報
- #1 コーポレート・ガバナンスの概要(連結)
- 当社及びグループ会社は食と薬に関連する事業を営み、多くのお客さまに商品、サービスを提供しています。2024/06/27 13:06
当社及びグループ会社は取締役、執行役員及び従業員が「食品衛生法」や「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」をはじめとする法令並びに定款を遵守し、コンプライアンスに根ざした公正で健全なグループ企業活動ができるよう、相互連携と多面的牽制機能に基づく当社及びグループ会社に相応しい内部統制システムの構築に努めています。
当社及びグループ会社は株主をはじめとするステークホルダーが受ける損害を未然に防止するとともに、お客さまからの信頼獲得と株主利益の最大化を通じて、継続的な企業価値の向上を目指すことを経営の基本方針としています。 - #2 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
- <マテリアリティ・マトリックス>(3)戦略2024/06/27 13:06
前述のマテリアリティ分析プロセスを経て、2023中期経営計画におけるマテリアリティに「製品品質の安全性・信頼性」「生物多様性」「堅牢なサプライチェーン構築による医薬品の安定供給」「高い倫理観に基づいたマーケティング」を新たなマテリアリティとして加えました。12のマテリアリティ毎に下表の取り組みを推進し、明治グループサステナビリティ2026ビジョンの実現を目指します。
活動テーマ マテリアリティ 中長期の目指す姿 サブトピック 主な取り組み ・“咀嚼~嚥下”のプロセスにおける、嚥下運動の可視化、新たな模擬装置の開発、実験方法の確立 新興・再興感染症の脅威 感染症領域におけるアジアのリーディングカンパニーとして、予防から治療にわたる医薬品を中心としたソリューションを提供し、感染症の高まる脅威から人々を守っている。 新興感染症 ・レプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」を上市および国内供給体制の整備 ・小児を対象とした不活化ワクチン「KD-414」の上市および国内供給体制の整備 再興感染症 ・先進的研究開発戦略センター(SCARDA)の公募事業への参画による、デングワクチン「KD-382」の開発 AMR(薬剤耐性菌) ・カルバペネム耐性腸内細菌に対するβ-ラクタマーゼ阻害剤「OP0595」の開発 堅牢なサプライチェーン構築による医薬品の安定供給 国内とグローバルに堅牢なサプライチェーン体制を確立し、高品質で経済的な医薬品を安定的に提供する。 ― ・安定確保医薬品 カテゴリA製品(「バンコマイシン」「メロペネム」「スルバシリン」「タゾピペ」)の在庫月数のコントロールによる安定供給体制の確立 ・海外依存度の高いペニシリン原薬の国内生産体制の構築(岐阜工場における製造設備導入) 製品品質の安全性・信頼性 食薬の領域でグローバルに事業拡大をする中で、品質保証と安全管理の業務を適切に実施し、製品回収ゼロを継続的に実現している。 食品の安全性と品質保証 ・明治グローバル品質方針(Meiji’s Quality Policy)に基づく「明治 品質コミュニケーション(Meiji Quality Comm)」活動の推進による品質への取り組み強化 医薬品の信頼性保証 ・新分野およびグローバル展開に対応した信頼性保証体制の強化・製品ライフサイクル全般にわたる信頼性保証システムの変革・品質マネジメントレビューの着実な実施と信頼性保証活動(製造所監査、安全管理業務など)の徹底による未然防止 - #3 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
- 当社グループは、製品・サービス別の事業子会社を有し、事業子会社は取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。2024/06/27 13:06
したがって、当社グループは、事業子会社を基礎としたセグメントから構成されており、「食品」「医薬品」の2つを報告セグメントとしております。
「食品」は㈱明治グループの事業、「医薬品」はMeiji Seika ファルマ㈱グループ及びKMバイオロジクス㈱の事業を行っております。 - #4 リスク管理(連結)
- 2024/06/27 13:06
産業別基準を設定するSASB Standards、GRI Standardsなどの国際的なガイドラインや国連グローバル・コンパクトなどの国際的なフレームワークを参照しながら、環境・社会・経済的な側面における課題を広範囲にリストアップしました。
リストアップしたトピックごとに、食品セクター、及び医薬品セクターにおけるリスクと機会を抽出しました。マテリアリティ分析は「ステークホルダーにとっての重要度」と「明治グループの事業における重要度」の2軸で、定量的に評価しました。「ステークホルダーにとっての重要度」では、2026中期経営計画で新たに定義した6つのステークホルダー(お客さま、株主・投資家、社員、ビジネスパートナー、地域社会、政府機関・業界団体)ごとに、4段階で重要度評価を行いました。
「明治グループの事業における重要度」では、IIRC(国際統合報告協議会)のフレームワークを参照し、企業価値を形成する6つの資本(財務/製造/知的/人的/社会関係/自然資本)ごとに、5段階で重要度評価を行いました。 - #5 事業の内容
- 2024/06/27 13:06
(注)2014年4月1日より、明治ビジネスサポート㈱のセグメントを食品セグメントから全社(共通)に変更しております。セグメント 主要な製品 主要な会社 医薬品 医療用医薬品及び動物薬等 Meiji Seikaファルマ㈱KMバイオロジクス㈱ (連結子会社)大蔵製薬㈱、Me ファルマ㈱、Meiji Pharma Spain, S.A.、PT.Meiji Indonesian Pharmaceutical Industries、Thai Meiji Pharmaceutical Co., Ltd.、Meiji Seika Europe B.V.、Medreich Limited、Genovo Development Services Limited、Adcock Ingram Limited、Medreich Life care Limited、Medreich plc、Medreich Australia Pty Ltd.、Medreich Far East Limited、Inopharm Limited、Medreich New Zealand Limited、Adcock Ingram Pharma Private Limited、広東明治医薬有限公司、Romeck Pharma合同会社、Meiji Seika ファルマテック㈱(非連結子会社)Meiji Pharma USA Inc.、都輸送㈱(連結子会社)明治アニマルヘルス㈱ (合計24社)
事業の系統図(当社及び連結子会社)は次のとおりであります。 - #6 会計方針に関する事項(連結)
- ・医薬品2024/06/27 13:06
医薬品セグメントにおいては、国内医薬品、海外医薬品、ヒト用ワクチン及び動物薬の販売、知的財産に係るロイヤリティ、契約一時金及びマイルストン、受託業務に係る収益を計上しております。
国内医薬品、海外医薬品、ヒト用ワクチン及び動物薬の販売による収益については、通常、顧客による物品の検収時点で支配が顧客に移転し当社グループの履行義務が充足されると判断していることから、当該物品の検収時点で収益を認識しております。なお、物品の国内の販売においては出荷時から当該製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には代替的な取り扱いを適用し、出荷時に収益を認識しております。これらの物品の販売による収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引、割戻等及び消費税等の税金を控除した金額で測定しております。 - #7 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
- (単位:百万円)2024/06/27 13:06
(注)医薬品セグメントにはロイヤリティ・契約一時金及びマイルストン・受託業務に係る収益8,986百万円が含報告セグメント 食品 医薬品 計 ヨーグルト・チーズ 202,531 - 202,531 その他・国内子会社 173,472 - 173,472 国内医薬品 - 100,161 100,161 海外医薬品 - 51,444 51,444 ヒト用ワクチン - 34,791 34,791
まれております。 - #8 従業員の状況(連結)
- (1)連結会社の状況2024/06/27 13:06
(注) 従業員数は就業人員数(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む)です。また、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しており、派遣社員を除いております。2024年3月31日現在 食品 10,396 [4,142] 医薬品 6,753 [2,660] 全社(共通) 121 [33]
(2)提出会社の状況 - #9 戦略(連結)
- (3)戦略2024/06/27 13:06
前述のマテリアリティ分析プロセスを経て、2023中期経営計画におけるマテリアリティに「製品品質の安全性・信頼性」「生物多様性」「堅牢なサプライチェーン構築による医薬品の安定供給」「高い倫理観に基づいたマーケティング」を新たなマテリアリティとして加えました。12のマテリアリティ毎に下表の取り組みを推進し、明治グループサステナビリティ2026ビジョンの実現を目指します。
活動テーマ マテリアリティ 中長期の目指す姿 サブトピック 主な取り組み ・“咀嚼~嚥下”のプロセスにおける、嚥下運動の可視化、新たな模擬装置の開発、実験方法の確立 新興・再興感染症の脅威 感染症領域におけるアジアのリーディングカンパニーとして、予防から治療にわたる医薬品を中心としたソリューションを提供し、感染症の高まる脅威から人々を守っている。 新興感染症 ・レプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」を上市および国内供給体制の整備 ・小児を対象とした不活化ワクチン「KD-414」の上市および国内供給体制の整備 再興感染症 ・先進的研究開発戦略センター(SCARDA)の公募事業への参画による、デングワクチン「KD-382」の開発 AMR(薬剤耐性菌) ・カルバペネム耐性腸内細菌に対するβ-ラクタマーゼ阻害剤「OP0595」の開発 堅牢なサプライチェーン構築による医薬品の安定供給 国内とグローバルに堅牢なサプライチェーン体制を確立し、高品質で経済的な医薬品を安定的に提供する。 ― ・安定確保医薬品 カテゴリA製品(「バンコマイシン」「メロペネム」「スルバシリン」「タゾピペ」)の在庫月数のコントロールによる安定供給体制の確立 ・海外依存度の高いペニシリン原薬の国内生産体制の構築(岐阜工場における製造設備導入) 製品品質の安全性・信頼性 食薬の領域でグローバルに事業拡大をする中で、品質保証と安全管理の業務を適切に実施し、製品回収ゼロを継続的に実現している。 食品の安全性と品質保証 ・明治グローバル品質方針(Meiji’s Quality Policy)に基づく「明治 品質コミュニケーション(Meiji Quality Comm)」活動の推進による品質への取り組み強化 医薬品の信頼性保証 ・新分野およびグローバル展開に対応した信頼性保証体制の強化・製品ライフサイクル全般にわたる信頼性保証システムの変革・品質マネジメントレビューの着実な実施と信頼性保証活動(製造所監査、安全管理業務など)の徹底による未然防止 - #10 戦略、気候変動(GHG排出量)(連結)
- 〈分析対象範囲〉2024/06/27 13:06
〈分析結果の概要〉事業セグメント 食品 医薬品 財務インパクト算出範囲 当社グループ全体 対象原材料 主要原材料[乳原料、カカオ豆、パーム油、砂糖、木材(紙)] 分析基準年 現状、2030年(中期)、2050年(長期)
<1.5℃シナリオ(移行リスク)における当社グループへの影響>
(注)当影響額については、当社グループだけでなくサプライチェーン全体で負担するものと考えております。気候変動に関わる変化 主要インパクトと具体的な影響 当社グループへの影響 関係するサプライチェーン 影響額(億円) 2030年 2050年 - #11 指標及び目標(連結)
- 戦略パートで記載したマテリアリティ毎の中長期の目指す姿を実現する為の「主な取り組み」とその成果や進捗を測る「指標」と「目標」は次のとおりであります。2024/06/27 13:06
マテリアリティ 主な取り組み 指標(KPI) 2026年度目標 ・カルバペネム耐性腸内細菌に対するβーラクタマーゼ阻害剤「OP0595」の開発 ・承認を取得する国数 承認取得1カ国以上 堅牢なサプライチェーン構築による医薬品の安定供給 ・安定確保医薬品 カテゴリA製品(「バンコマイシン」「メロペネム」「スルバシリン」「タゾピペ」)の在庫月数のコントロールによる安定供給体制の確立 ・安定供給を確保できる在庫月数 各製品6カ月 ・海外依存度の高いペニシリン原薬の国内生産体制の構築(岐阜工場における製造設備導入) ・岐阜工場の生産稼働開始ターゲット年度 2025年度中 - #12 株式の保有状況(連結)
- 特定投資株式2024/06/27 13:06
銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無 株式数(株) 株式数(株) 貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円) 7,620 8,346 小野薬品工業(株) 1,026,600 1,209,900 医薬品セグメントにおける医療用医薬品の開発・販売に関する契約等があり、当社グループの事業上の関係強化のため保有しております。 無 2,519 3,344 2,065 1,659 ロート製薬(株) 656,200 656,200 医薬品セグメントにおける体外診断用医薬品の販売提携契約等があり、当社グループの事業上の関係強化のため保有しております。 有 1,946 1,817
(注)1.「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しています。銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無 株式数(株) 株式数(株) 貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円)
2.定量的な保有効果については取引先との営業秘密との判断により記載しませんが、上記イ.に基づいた十分な - #13 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
- 2014年6月 当社取締役(現任)2024/06/27 13:06
2020年6月 同執行役員COO(医薬品セグメント)(現任)
2021年6月 KMバイオロジクス㈱代表取締役会長 - #14 監査報酬(連結)
- 社外監査役2名を含む4名の監査役による監査役監査を行っており、監査役4名からなる監査役会は、監査役会規程に基づき、原則月1回開催しております。業務執行に対する監査役の監査機能の充実・強化のため、監査役監査業務を補助する専任スタッフを設置しているほか、取締役会、経営会議などの重要会議への監査役の出席、並びに監査役への定期報告及び重要書類の回付等の報告により、監査機能が実効的に行われる体制を整えています。2024/06/27 13:06
b.監査役及び監査役会の活動状況並びに当事業年度の監査役会出席状況氏名 経歴等 常勤監査役千田 広秋 当社グループにおいて、経理・財務、監査等の要職を歴任し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。 常勤監査役大野 高敬 当社グループにおいて、長年にわたりMeiji Seika ファルマ㈱における経営の要職を務めた経験から医薬品事業に精通しております。 社外監査役渡邊 肇 弁護士としての豊富なキャリアと企業の国際取引法に係る高い専門的知見を有しております。
監査役会は、取締役会に先立って月1回開催する他、必要に応じて随時開催しております。当事業年度は合計15回開催し、1回あたりの所要時間は約1.5時間でした。監査役会における主な議題は次の通りです。氏名 経歴等 当事業年度の監査役会出席状況 常勤監査役千田 広秋 当社グループにおいて、経理・財務、監査等の要職を歴任し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。 15/15回 常勤監査役大野 高敬 当社グループにおいて、長年にわたりMeiji Seika ファルマ㈱における経営の要職を務めた経験から医薬品事業に精通しております。 15/15回 社外監査役渡邊 肇 弁護士としての豊富なキャリアと企業の国際取引法に係る高い専門的知見を有しております。 15/15回 - #15 研究開発活動
- 中国・台湾に展開した『ザバス ホエイプロテイン100』シリーズを強化する商品として、「ザバス アクア ホエイプロテイン オレンジ味」を2023年5月に販売を開始しました。2024/06/27 13:06
(2) 医薬品
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、20,487百万円であります。 - #16 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
- (医薬品セグメント)2024/06/27 13:06
感染症治療薬やジェネリック医薬品、バイオ医薬品などを国内のみならず、海外展開も含めてトータルで拡大します。特に感染症領域ではアジアのリーディングカンパニーとなるべく、生産能力、研究開発、普及活動をそれぞれ強化します。
(グループ全体) - #17 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
- 当連結会計年度の生産実績を事業のセグメントごとに示すと、次のとおりであります。2024/06/27 13:06
(注)セグメント間の取引は含まれておりません。セグメントの名称 金額(百万円) 前年同期比(%) 食品 930,277 111.6 医薬品 156,894 114.2 報告セグメント計 1,087,172 112.0
② 受注実績 - #18 脚注(取締役(及び監査役)(連結)
- 執行役員の陣容は次のとおりであります。2024/06/27 13:06
氏名 役職・担当 川村 和夫 社長 CEO経営企画部・グループ人事戦略部・知財戦略部・ウェルネスサイエンスラボ管掌 小林 大吉郎 執行役員 COO(医薬品セグメント) 松田 克也 執行役員 COO(食品セグメント) - #19 製品及びサービスごとの情報(連結)
- 2024/06/27 13:06
国内医薬品 海外医薬品 ヒト用ワクチン 動物薬 合計 105,987 54,557 34,759 10,782 1,105,494 - #20 設備投資等の概要
- 1【設備投資等の概要】2024/06/27 13:06
当社グループの当連結会計年度の設備投資は、食品、医薬品を中心に全体で59,647百万円であり、セグメントごとの内訳は次のとおりであります。
(1) 食品 - #21 金融商品関係、連結財務諸表(連結)
- (1) 金融商品に対する取組方針2024/06/27 13:06
当社グループは、主に乳製品、菓子・食品、医薬品の製造販売事業を行うための設備投資計画及び運転資金計画等に照らして、必要な資金を調達(主に銀行借入や社債発行)しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金をコマーシャル・ペーパー等により調達しております。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク