有価証券報告書-第14期(2023/04/01-2024/03/31)

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2024/06/26 15:33
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158項目
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、預金、貸出金業務等の銀行業務を中心に各種金融サービスを提供しております。銀行業務を行うに当たっては、地域における持続的かつ安定的な金融仲介機能を発揮するため、必要な資金を地域の企業及び個人等から預金及び譲渡性預金により調達し、地域の企業及び個人等に対する貸出金により運用するとともに、一部は金融市場等で有価証券により運用しております。
当社グループが保有する貸出金、有価証券等の金融資産と預金等の金融負債は期間構造が異なるため、市場の金利変動に伴うリスクに晒されていることから、資産及び負債の総合的管理(ALM)を行い、市場リスクを適切にコントロールして安定的な収益を確保できる運営に努めております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当社グループが保有する金融資産は、主として貸出金及び有価証券であります。貸出金は、主に地域の中小企業者に対する事業性貸出及び個人に対する消費性ローンであり、貸出先の倒産や債務不履行等による信用リスクに晒されており、有価証券は、主に株式及び債券であり、発行体の信用リスク、金利及び市場価格の変動に伴う市場リスクに晒されております。
金融負債は、主として地域の企業及び個人等からの預金であり、当社グループの信用状況等の変化や予期せぬ経済環境等の変化により、資金調達力の低下や資金流出が発生する流動性リスクに晒されております。
デリバティブ取引は、顧客の輸出入予約のヘッジ取引を目的とした為替予約取引、及び貸出金の金利リスクに対するヘッジ取引を目的とした金利スワップ取引であり、信用リスク及び市場リスクに晒されております。また、貸出金の信用リスクを削減するために、クレジット・デリバティブ取引を行っております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当社グループは、信用リスクに関する諸規程・基準に基づき、営業推進部門から独立した与信管理部門において、適切な信用リスクの管理を行っております。また、信用リスクの管理の状況については、定期的に開催されるグループリスク管理委員会等において審議・報告される体制としております。さらに、信用リスクの管理の状況については、監査部門による内部監査を実施しております。
また、信用リスク管理の高度化を図るため行内格付制度を導入し、案件審査や与信管理、与信ポートフォリオのモニタリング等に活用しております。与信ポートフォリオについては、業種集中度合いや大口集中度合い等のモニタリングを行い、集中リスクを排除したポートフォリオ構築を図っております。
有価証券の発行体の信用リスク及びデリバティブ取引のカウンターパーティーリスクに関しては、信用情報や取引状況を定期的に把握・管理しております。
② 市場リスクの管理
当社グループは、市場リスク管理に関する諸規程・マニュアルに基づき、適切な市場リスクの管理を行っております。また、市場リスクの管理の状況については、定期的に開催されるグループリスク管理委員会等において審議・報告される体制としております。さらに、市場リスクの管理の状況については、監査部門による内部監査を実施しております。
有価証券運用部門では市場運用部門(フロント・オフィス)、市場リスク管理部門(ミドル・オフィス)及び事務管理部門(バック・オフィス)を明確に区分して相互牽制機能が発揮できる態勢とし、適切な市場リスクの管理を行っております。また、市場動向・損益状況については月次でグループリスク管理委員会等へ報告し、損失拡大時や市況変動の激しい時等については、随時にグループリスク管理委員会の開催を要請し、早急な対応を実施しております。
当社グループにおいて、市場リスクの影響を受ける主たる金融商品は、「商品有価証券」、「金銭の信託」、「有価証券」、「貸出金」、「預金」、「譲渡性預金」、「借用金」及び「デリバティブ取引」であります。これらのうちの大部分を保有する株式会社徳島大正銀行及び株式会社香川銀行においては、市場リスクのVaRを算定しております。当社グループでは、算定したVaRがリスク限度枠の範囲内となるように適切にコントロールしながら収益確保に努めております。VaRの算定にあたっては、分散共分散法(保有期間120日、信頼区間99%、観測期間1年)を採用しております。令和5年3月31日現在における市場リスク量は30,807百万円(うち株式会社徳島大正銀行12,841百万円、株式会社香川銀行17,966百万円)であります。令和6年3月31日現在における市場リスク量は33,482百万円(うち株式会社徳島大正銀行12,983百万円、株式会社香川銀行20,499百万円)であります。なお、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。
③ 流動性リスクの管理
当社グループは、流動性リスク管理に関する諸規程・マニュアルに基づき、適切な流動性リスクの管理を行っております。また、流動性リスクの管理の状況については、定期的に開催されるグループリスク管理委員会等において審議・報告される体制としております。さらに、流動性リスクの管理の状況については、監査部門による内部監査を実施しております。
また、資金繰り担当部門は、安定した資金繰り運用に努めるとともに、不測の事態に備え、流動性の高い資産を準備するなど日々状況を把握しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。なお、市場価格のない株式等及び組合出資金は、次表には含めておりません((注1)参照)。また、現金預け金、外国為替(資産・負債)、コールマネー及び売渡手形、債券貸借取引受入担保金は、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。
前連結会計年度(令和5年3月31日)
(単位:百万円)

連結貸借対照表計上額時価差額
(1)商品有価証券
売買目的有価証券478478-
(2)金銭の信託1,1081,108-
(3)有価証券
満期保有目的の債券29,44629,345△100
その他有価証券(*1)649,726649,726-
(4)貸出金3,395,321
貸倒引当金(*2)△21,932
3,373,3883,372,047△1,340
資産計4,054,1474,052,706△1,441
(1)預金4,018,2194,018,504284
(2)譲渡性預金128,635128,6426
(3)借用金80,82280,8252
負債計4,227,6774,227,971294
デリバティブ取引(*3)
ヘッジ会計が適用されていないもの(2,872)(2,872)-
ヘッジ会計が適用されているもの2323-
デリバティブ取引計(2,849)(2,849)-

(*1) その他有価証券には、「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 令和3年6月17日)第24-9項の基準価額を時価とみなす取扱いを適用した投資信託が含まれております。
(*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(*3) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で表示しております。
当連結会計年度(令和6年3月31日)
(単位:百万円)

連結貸借対照表計上額時価差額
(1)商品有価証券
売買目的有価証券399399-
(2)金銭の信託1,1661,166-
(3)有価証券
満期保有目的の債券33,92433,661△262
その他有価証券(*1)640,584640,584-
(4)貸出金3,555,880
貸倒引当金(*2)△21,550
3,534,3303,524,178△10,152
資産計4,210,4054,199,990△10,415
(1)預金4,212,6494,213,072422
(2)譲渡性預金124,618124,63213
(3)借用金138,242138,237△4
負債計4,475,5104,475,942432
デリバティブ取引(*3)
ヘッジ会計が適用されていないもの(3,323)(3,323)-
ヘッジ会計が適用されているもの(10)(10)-
デリバティブ取引計(3,334)(3,334)-

(*1) その他有価証券には、「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 令和3年6月17日)第24-9項の基準価額を時価とみなす取扱いを適用した投資信託が含まれております。
(*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(*3) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で表示しております。
(注1) 市場価格のない株式等及び組合出資金の連結貸借対照表計上額は次のとおりであり、金融商品の時価情報の「その他有価証券」には含めておりません。
(単位:百万円)

区分前連結会計年度
(令和5年3月31日)
当連結会計年度
(令和6年3月31日)
非上場株式(*1)(*2)9,1819,161
組合出資金(*3)3,1563,540

(*1) 非上場株式については、「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 令和2年3月31日)第5項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。
(*2) 前連結会計年度において、非上場株式について減損処理を行ったものはありません。
当連結会計年度において、非上場株式について69百万円減損処理を行っております。
(*3) 組合出資金については、「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 令和3年6月17日)第24-16項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。

(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(令和5年3月31日)
(単位:百万円)

1年以内1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
10年超
預け金(*1)337,327-----
有価証券44,540124,369109,22393,925191,24056,042
満期保有目的の債券5,44812,98610,367644--
うち国債------
地方債------
短期社債------
社債5,44812,98610,367644--
その他------
その他有価証券のうち満期があるもの39,092111,38398,85693,281191,24056,042
うち国債9,100--3,00016,80049,000
地方債9,88948,54647,06143,83710,796-
短期社債------
社債15,01019,77117,69813,116200-
その他5,09243,06534,09733,327163,4437,042
貸出金(*2)666,747536,258386,307294,318366,710816,744
合計1,048,615660,628495,531388,243557,951872,786

(*1) 預け金のうち、期間の定めのないものについては、「1年以内」に含めて開示しております。
(*2) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない67,554百万円、期間の定めのないもの260,679百万円は含めておりません。
当連結会計年度(令和6年3月31日)
(単位:百万円)

1年以内1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
10年超
預け金(*1)429,146-----
有価証券32,486129,602107,742111,493176,41646,655
満期保有目的の債券6,00815,61611,0541,245--
うち国債------
地方債------
短期社債------
社債6,00815,61611,0541,245--
その他------
その他有価証券のうち満期があるもの26,477113,98596,688110,248176,41646,655
うち国債---18,8009,00043,400
地方債9,40260,99355,95924,2161,960-
短期社債------
社債8,19224,04310,0501,2101,100-
その他8,88328,94830,67966,022164,3563,255
貸出金(*2)713,946546,444398,885310,506387,312846,744
合計1,175,579676,046506,628422,000563,728893,399

(*1) 預け金のうち、期間の定めのないものについては、「1年以内」に含めて開示しております。
(*2) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない68,680百万円、期間の定めのないもの283,360百万円は含めておりません。
(注3) 借用金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(令和5年3月31日)
(単位:百万円)

1年以内1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
10年超
預金(*1)3,799,859196,91720,994198248-
譲渡性預金128,635-----
コールマネー及び売渡手形23,000-----
債券貸借取引受入担保金8,656-----
借用金(*2)11,2303,24666,345---
合計3,971,382200,16487,340198248-

(*1) 預金のうち、要求払預金については、「1年以内」に含めて開示しております。
(*2) 借用金のうち、期間の定めのないものについては、「1年以内」に含めて開示しております。
当連結会計年度(令和6年3月31日)
(単位:百万円)

1年以内1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
10年超
預金(*1)4,001,838177,57331,6531591,424-
譲渡性預金124,618-----
コールマネー及び売渡手形27,000-----
借用金(*2)3,85567,98666,400---
合計4,157,313245,56098,0531591,424-

(*1) 預金のうち、要求払預金については、「1年以内」に含めて開示しております。
(*2) 借用金のうち、期間の定めのないものについては、「1年以内」に含めて開示しております。
3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算 定の対象となる資産または負債に関する相場価格により算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るイン プットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属す るレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
前連結会計年度(令和5年3月31日)
区分時価(百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
金銭の信託-1,108-1,108
商品有価証券及び有価証券
売買目的有価証券
国債・地方債等154323-478
その他有価証券
国債・地方債等74,866160,007-234,873
社債-40,84924,66165,511
株式25,879--25,879
その他52,902265,018-317,921
デリバティブ取引
通貨関連-1,147-1,147
資産計153,802468,45524,661646,919
デリバティブ取引
金利関連-0-0
通貨関連-3,954-3,954
クレジット・デリバティブ--4242
負債計-3,954423,996

(*1) 有価証券には、「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 令和3年6月17日)第24-9項の基準価額を時価とみなす取扱いを適用した投資信託は含まれておりません。第24-9項の取扱いを適用した投資信託の連結貸借対照表計上額は5,540百万円であります。
(*2) 第24-9項の取扱いを適用した投資信託の期首残高から期末残高への調整表
(単位:百万円)

期首残高当期の損益又はその他の包括利益購入、売却及び償還の純額投資信託
の基準価
額を時価
とみなす
こととし
た額
投資信託
の基準価額を時価とみなさないこととした額
期末残高当期の損益に計上した額のうち連結貸借対照表日において保有する投資信託の評価損益
損益に
計上
その他の
包括利益
に計上
(*)
2,790-1102,6395,540-5,540-

(*) 連結包括利益計算書の「その他の包括利益」の「その他有価証券評価差額金」に含まれております。
当連結会計年度(令和6年3月31日)
区分時価(百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
金銭の信託-1,166-1,166
商品有価証券及び有価証券
売買目的有価証券
国債・地方債等76323-399
その他有価証券
国債・地方債等66,444151,660-218,105
社債-17,62326,80844,432
株式22,831--22,831
その他63,634285,955-349,589
デリバティブ取引
通貨関連-1,123-1,123
資産計152,986457,85226,808637,648
デリバティブ取引
金利関連-0-0
通貨関連-4,378-4,378
クレジット・デリバティブ--7878
負債計-4,378784,457

(*1) 有価証券には、「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 令和3年6月17日)第24-9項の基準価額を時価とみなす取扱いを適用した投資信託は含まれておりません。第24-9項の取扱いを適用した投資信託の連結貸借対照表計上額は5,625百万円であります。
(*2) 第24-9項の取扱いを適用した投資信託の期首残高から期末残高への調整表
(単位:百万円)

期首残高当期の損益又はその他の包括利益購入、売却及び償還の純額投資信託
の基準価
額を時価
とみなす
こととし
た額
投資信託
の基準価額を時価とみなさないこととした額
期末残高当期の損益に計上した額のうち連結貸借対照表日において保有する投資信託の評価損益
損益に
計上
その他の
包括利益
に計上
(*)
5,540-86△1--5,625-

(*) 連結包括利益計算書の「その他の包括利益」の「その他有価証券評価差額金」に含まれております。
(2)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
前連結会計年度(令和5年3月31日)
区分時価(百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
有価証券
満期保有目的の債券
社債--29,34529,345
貸出金--3,372,0473,372,047
資産計--3,401,3933,401,393
預金-4,018,504-4,018,504
譲渡性預金-128,642-128,642
借用金-73,2027,62280,825
負債計-4,220,3497,6224,227,971

当連結会計年度(令和6年3月31日)
区分時価(百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
有価証券
満期保有目的の債券
社債--33,66133,661
貸出金--3,524,1783,524,178
資産計--3,557,8403,557,840
預金-4,213,072-4,213,072
譲渡性預金-124,632-124,632
借用金-130,0028,235138,237
負債計-4,467,7078,2354,475,942

(注1) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
資 産
金銭の信託
有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財産として運用されている有価証券については、株式は取引所の価格、債券は日本証券業協会が公表する価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。観察できないインプットによる影響額が重要な場合はレベル3の時価、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。
なお、保有目的ごとの金銭の信託に関する注記事項については「(金銭の信託関係)」に記載しております。
商品有価証券及び有価証券
商品有価証券及び有価証券については、活発な市場における無調整の相場価格を利用できるものはレベル1の時価に分類しております。主に上場株式や国債がこれに含まれます。
公表された相場価格を用いていたとしても市場が活発でない場合にはレベル2の時価に分類しております。主に地方債、社債がこれに含まれます。また、市場における取引価格が存在しない投資信託について、解約又は買戻請求に関して市場参加者からリスクの対価を求められるほどの重要な制限がない場合には基準価額を時価とし、レベル2の時価に分類しております。
相場価格が入手できない場合には、将来キャッシュ・フローの現在価値技法などの評価技法を用いて時価を算定しております。評価に当たっては観察可能なインプットを最大限利用しており、インプットには、TIBOR、信用スプレッド、倒産確率、倒産時の損失率等が含まれます。算定に当たり重要な観察できないインプットを用いている場合には、レベル3の時価に分類しております。
私募債については、元利金の合計額を、信用リスク等のリスク要因を織り込んだ割引率で割り引いて時価を算定しており、当該割引率が観察不能であることからレベル3の時価に分類しております。
なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については「(有価証券関係)」に記載しております。
貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。固定金利によるもののうち、一般貸出については、その将来キャッシュ・フローをスワップ金利等適切な指標に信用スプレッドを上乗せした利率で割り引いた現在価値を算定しております。個人ローン(住宅ローン及び消費者ローン)については、その将来キャッシュ・フローを、同様の新規貸出を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値を算定しております。
また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、見積将来キャッシュ・フローの現在価値又は担保及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における連結貸借対照表上の債権等計上額から貸倒引当金計上額を控除した金額に近似しており、当該価額を時価としております。
貸出金のうち、当該貸出を担保資産の範囲内に限るなどの特性により、返済期限を設けていないものについては、返済見込み期間及び金利条件等から、時価は帳簿価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としております。
時価に対して観察できないインプットによる影響額が重要な場合はレベル3の時価、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。
負 債
預金及び譲渡性預金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金及び譲渡性預金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いております。当該時価はレベル2の時価に分類しております。
借用金
借用金については、一定の期間ごとに区分した当該借用金の元利金の合計額を同様の借入において想定される利率で割り引いて現在価値を算定しております。時価に対して観察できないインプットによる影響額が重要な場合はレベル3の時価、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。
デリバティブ取引
デリバティブ取引は、金利関連取引(金利スワップ)、通貨関連取引(為替予約等)及びクレジット・デリバティブ取引(クレジット・デフォルト・スワップ)であり、取引金融機関から提示された価格や、取引の種類や満期までの期間に応じて現在価値技法により算定しております。
それらの評価技法で用いている主なインプットは、金利、為替レート、ボラティリティ、倒産確率等であります。時価に対して観察できないインプットを用いていない又はその影響が重要でない場合はレベル2の時価に分類しており、金利関連取引(金利スワップ)及び通貨関連取引(為替予約等)が含まれます。重要な観察できないインプットを用いている場合はレベル3の時価に分類しており、クレジット・デリバティブ取引(クレジット・デフォルト・スワップ)が含まれます。
(注2)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品のうちレベル3の時価に関する情報
(1) 重要な観察できないインプットに関する定量的情報
前連結会計年度(令和5年3月31日)
区分評価技法重要な観察できない
インプット
インプットの範囲インプットの
加重平均
有価証券
その他有価証券
私募債現在価値技法信用スプレッド0.00%~0.84%0.06%
デリバティブ取引
クレジット・
デリバティブ
現在価値技法倒産確率0.00%0.00%

当連結会計年度(令和6年3月31日)
区分評価技法重要な観察できない
インプット
インプットの範囲インプットの
加重平均
有価証券
その他有価証券
私募債現在価値技法信用スプレッド0.00%~0.83%0.07%
デリバティブ取引
クレジット・
デリバティブ
現在価値技法倒産確率0.00%0.00%

(2) 期首残高から期末残高への調整表、当期の損益に認識した評価損益
前連結会計年度(令和5年3月31日)
(単位:百万円)

期首残高当期の損益又はその他の包括利益購入、売却、発行及び決済の純額レベル3の時価への振替レベル3の時価からの振替期末残高当期の損益に計上した額のうち連結貸借対照表日において保有する金融資産及び金融負債の評価損益(*1)
損益に
計上
(*1)
その他の
包括利益
に計上
(*2)
有価証券
その他有価証券
私募債21,187-△13,475--24,661-
デリバティブ取引
クレジット・
デリバティブ
-△42----△42△42

(*1) 連結損益計算書の「その他業務費用」に含まれております。
(*2) 連結包括利益計算書の「その他の包括利益」の「その他有価証券評価差額金」に含まれております。
当連結会計年度(令和6年3月31日)
(単位:百万円)

期首残高当期の損益又はその他の包括利益購入、売却、発行及び決済の純額レベル3の時価への振替レベル3の時価からの振替期末残高当期の損益に計上した額のうち連結貸借対照表日において保有する金融資産及び金融負債の評価損益(*1)
損益に
計上
(*1)
その他の
包括利益
に計上
(*2)
有価証券
その他有価証券
私募債24,661-△1022,249--26,808-
デリバティブ取引
クレジット・
デリバティブ
△42△52-16--△78△52

(*1) 連結損益計算書の「その他業務費用」に含まれております。
(*2) 連結包括利益計算書の「その他の包括利益」の「その他有価証券評価差額金」に含まれております。
(3) 時価の評価のプロセスの説明
当社グループは、市場リスク管理部門(ミドル・オフィス)において時価の算定に関する方針及び手続きを定めており、これに沿って事務管理部門(バック・オフィス)が時価を算定しております。算定された時価は、市場リスク管理部門(ミドル・オフィス)等において、時価の算定に用いられた評価技法及びインプットの妥当性並びに時価のレベルの分類の適切性を検証しております。検証結果はリスク管理統括部署に報告され、時価の算定方針及び手続きに関する適切性が確保されております。
時価の算定に当たっては、個々の資産の性質、特性及びリスクを最も適切に反映できる評価モデルを用いております。また、第三者から入手した相場価格を利用する場合においても、利用されている評価技法及びインプットの確認や類似の金融商品の時価との比較等の適切な方法により価格の妥当性を検証しております。
(4) 重要な観察できないインプットを変化させた場合の時価に対する影響に関する説明
私募債の時価の算定で用いている重要な観察できないインプットは、信用スプレッドであります。このインプットの著しい増加(減少)は、それ単独では、時価の著しい低下(上昇)を生じさせることとなります。
クレジット・デリバティブの時価の算定で用いている重要な観察できないインプットは、倒産確率であります。倒産確率の著しい増加(減少)は、単独では、時価の著しい上昇(低下)を生じさせることとなります。

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