有価証券報告書-第80期(令和2年5月1日-令和3年4月30日)

【提出】
2021/07/16 16:00
【資料】
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【項目】
141項目
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、防護服・環境資機材事業、機能性建材事業、アパレル資材事業の3本の柱をもって事業展開しております。特に事業の中心となる防護服・環境資機材事業においては、個人防護と環境保全のトータルソリューションサプライヤーとしての取組みを行い、社会貢献してまいります。
また、常に顧客、株主、社員の満足度の向上の実現を目指し、一層の企業体質の強化を図り、10年後の企業の姿を想定した経営目標を立案しその実現に取組んでまいります。
そのために、グループ間でリソースを共有し、効率のよい事業運営を行うとともに、変化する市場環境にスピード感を持って挑戦し、新しいビジネスチャンスを引き寄せてまいります。また、次代につなげる新規事業に投資してまいります。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、資産効率の向上及び株主資本の有効利用が全てのステークホルダーの利益に合致するものと考え、「総資産経常利益率(ROA)」及び「株主資本利益率(ROE)」を重要な指標として位置付けております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、2020年5月より中期経営計画「Next Stage 実行計画2020」(2020年5月~2023年4月をスタートしております。この中期経営計画期間の3年間を「アゼアスの変革期」と位置付け、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向け、中長期的な見地から事業構造の改革を進めてまいります。
① 中期経営方針骨子
・飛躍的成長の基礎となる変革期と位置付け、積極的な投資を実行する。
・事業ポートフォリオの見直しと事業構造改革により収益力を高める。
・魅力のある企業集団を作り、顧客、社員、株主満足を向上させる経営を行う。
② 第81期(2021年5月~2022年4月)年次経営方針
イ 防護服、マスクの国内サプライチェーン網の再構築
・防護服の国内供給能力の大幅な増強
・マスクの国内生産新規開始
・品質管理部の新設
ロ ソリューションの深化とイノベーション実践
・個人防護具、関連資材、設備の「ハード」と、安全・防護のシステムやノウハウの「ソフト」を提供する複合の営業体への転換
ハ 脱商社
・エンドユーザー向けに最終製品を販売するビジネスへの事業転換
ニ 事業ポートフォリオの見直し
・「安全・防護・健康・快適」をドメインとする「社会の安全・安心を実現する事業」構成への見直し
③ セグメント別の具体的施策
イ 防護服・環境資機材事業
・アゼアスデザインセンター秋田の設備投資による防護服製造機能強化を基盤に、関連資材の提供とノウハウの提案をセットアップした、独自のソリューションビジネスを深化する。
・リスク予測、危険予知など、リスクを未然に防ぐ安全・防護システムを開発する。
ロ 機能性建材事業
・新製品「ReFace®」を中心に、ユーザーの安全、健康を実現する機能性建材に集中し、ユーザー向けに最終製品を販売するビジネスを一層拡大する。
・新規販路開拓に注力するとともに、WEBプロモーションによる営業手法を活用する。
ハ アパレル資材事業
・新素材を採用した安全対策衣料の展開など、ユーザー向けに最終製品を販売するビジネスへ転換する。
④ サステナビリティへの対応
持続的成長を実現する強固な経営基盤の構築に取り組みます。
・サプライチェーンの多様化による調達機能の強化
・「安全・防護・健康・快適」をドメインとする「社会の安全・安心を実現する」事業ポートフォリオへの転換
・経営を支える人材の育成と体制の整備
⑤ 目標指標(連結ベース)
2020年4月期(計画策定時)中期経営目標
売上高9,941百万円12,000百万円
経常利益477百万円600百万円
ROA(連結)6.2%7.0%
ROE(連結)5.8%7.0%

(注) 目標指標には、新型コロナウイルス感染症の影響は含んでいません。有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。
(4) 会社の対処すべき課題
当社グループでは以下の事項を対処すべき課題として取組みを進めております。
① 中期経営計画の実行
当社グループは、2020年5月から2023年4月までの中期経営計画「Next Stage 実行計画2020」に取り組んでおり、2021年5月より計画の2期目に入りました。計画の1期目には、新型コロナウイルス感染症拡大による生活様式や働き方の変更、デジタル化の加速による経済・社会構造の変化が進行し、経営環境が大きく変化する一方で、感染症収束まで長期化することも見込まれ、不確実性を伴う状況は今後も続くことが予想されます。このような環境のなかで、計画の達成を意識した取組みを進め、引き続き持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。
中期経営計画では、「飛躍的成長の基礎となる変革期と位置付け、積極的な投資を実行する」「事業ポートフォリオの見直しと事業構造改革により収益力を高める」「魅力のある企業集団を作り、顧客、社員、株主満足を向上させる経営を行う」の以上3点を基本方針としていますが、今年度は、特に、「防護服、マスクの国内サプライチェーン網の再構築」「ソリューションの深化とイノベーションの実践」「脱商社」「事業ポートフォリオ見直し」の施策に注力してまいります。
② 防護服市場開拓と国内外サプライチェーン網の再構築
日本における防護服の普及率は欧米に比べ低く、今後更なる事業開発の余地があります。このため、研究開発機能を強化し、発がん性のある化学物質対策や医療機関の感染症対策向け防護服、難燃・アークフラッシュ、高視認性防護服等の開発を進め、より安全な作業現場の実現に取り組んでおります。秋田県大仙市のアゼアスデザインセンター秋田において、生産技術等の蓄積を行い、企画開発力の強化に努めております。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により防護服を中心とした感染対策用資材の需要が前年度末より急拡大し、資材の需給はタイトな状況が続きました。今後は、アゼアスデザインセンター秋田の生産設備拡張により国内サプライチェーン網を再構築し、国内供給能力を大幅に増強することで、防護服の需要に対する社会的な要請に応えてまいります。
③ 新事業開発
今後企業として尚一層の発展を遂げていくには、防護服・環境資機材事業に次ぐ新たな成長事業が不可欠と考えます。その一環として、マスク等パーソナルヘルスケア分野の製品販売等を拡大し、ヘルスケア事業として注力してまいります。従来の「安全・防護」のドメインに加え、「健康・快適」といったドメインも含め、ビジネスチャンスの拡大に努め、「社会の安全・安心を実現する」事業ポートフォリオへ転換してまいります。
④ 人材の育成と確保
当社グループが今後も継続的発展を遂げていくためには、人材の確保と育成は重要課題として位置付けております。第80期(2021年4月期)より新人事制度を導入し優秀な人材の確保と次世代経営層の中核となる人材の育成、若手社員の早期戦力化を図っております。また、働き方については、在宅勤務の整備、女性活躍支援、中堅社員の活性化、高齢者雇用等に取組み、男性社員の育児関連休暇の取得促進など、健康経営を意識し、人材活性化を進めてまいります。
⑤ 内部統制の強化と業務の効率化
中国の子会社を含め、連結ベースでの内部統制強化に引き続き取り組んでおります。業務の効率化については、防護服・環境資機材事業におけるWEB-EDI等の受注システムの効率的な運用、タブレット端末などのICT活用を進め、顧客サービスの向上、営業の機動力の強化とともに、社内業務プロセスの改革を進めております。また、事業継続プランの一環として、テレワークへの対応にも取り組みます。これらの業務の効率化とあわせてチェック機能をより強化する体制の構築に取り組みます。

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