有価証券報告書-第16期(平成26年7月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/09/30 12:21
【資料】
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【項目】
89項目

事業内容

当社及び当社子会社(以下「当社グループ」)は、設立より一貫し、「アート&ビジネス」という企業理念を掲
げ、ユーザーの心を打つ感動コンテンツを提供することを経営方針としております。
当社グループでは、「アート」を、自らの力で独創性の高いコンテンツを企画し、生み出すこと、「ビジネス」
を、コンテンツを多くの人に楽しんでもらうため、連続的にヒットを出せる仕組みを作ることと定義しております。
当社グループの事業は、モバイルコンテンツの企画・制作・開発・運営を行う「モバイルコンテンツ事業」であ
り、スマートフォン等のインターネットに接続可能なモバイル端末の利用者を対象としております。
当社グループの事業の特徴は以下の通りであります。
(1) コンテンツテーマの絞り込み
当社グループは、コンテンツのテーマを「恋愛と戦いのドラマ」に絞り込み、ストーリー性のあるコンテンツを、主にスマートフォンアプリで提供しております。
当社グループでは、「恋愛」を、男女間だけでなく、友人、親子、同僚等、お互いが認め合い支え合う関係、「戦い」を、自己実現への努力、ライバルとの切磋琢磨、新しいことへの挑戦と定義しております。現代人の求める幸福とはこの2つに集約されると考えており、この2つに向き合う主人公の姿を通して、日々の「恋愛と戦いのドラマ」を応援したいとの基本方針のもと、コンテンツを提供しております。
(2) 顧客ターゲットの絞り込み
顧客ターゲットを、モバイルコンテンツの利用頻度および可処分所得の高い18才から45才までの日本女性、日本男性、英語圏女性としております。このターゲットをさらに年齢層別、嗜好別にセグメント分けし、各層のニーズに対応したコンテンツを提供しております。
(3) ユーザーの獲得と継続
ユーザーの獲得には、アプリをどのプラットフォーム(以下「PF」)で展開するかが重要であり、当社グループは、App Store、Google Play、GREE、dゲーム、mobage等のPFを通じてアプリを提供しています。その上でテレビCM、モバイル広告等により新ユーザーの獲得も積極的に行っております。獲得したユーザーに対しては、イベントやストーリー追加を適宜おこなうことで、利用コンテンツの利用継続性を高めています。一方、当社グループ内の未利用コンテンツを紹介することで、当社グループのコンテンツ全体における利用継続性も高めています。
当社グループの「モバイルコンテンツ事業」の詳細は以下の通りであります。
当社グループが運営するモバイルコンテンツは、主に基本プレイが無料でアイテムの利用量に応じた従量課金制であるF2P(注1)若しくはストーリー単位の個別課金制であるP2P(注2)となっております。
キャリア公式サイト(注3)においては、毎月一定の料金を徴収する月額課金を基本としております。
[日本語版恋愛ドラマアプリ]
(F2P)イラストとともに読み進めるストーリーと、アバターを組み合わせたアプリです。当社グループ売上の約半分を占めています。代表的なコンテンツは「天下統一恋の乱 Love Ballad」です。
(P2P)イラストとともに読み進めるストーリーのみのアプリです。当社グループ売上の3割弱を占めています。代表的なコンテンツは「上司と秘密の2LDK」です。
[英語版恋愛ドラマアプリ]
(F2P)イラストとともに読み進めるストーリーと、アバターを組み合わせたアプリです。当社グループの売上に占める割合は1割弱です。代表的なコンテンツは「Sleepless Cinderella: PARTY(注4)」です。
(P2P)イラストとともに読み進めるストーリーのみのアプリです。当社グループの売上に占める割合は1割強です。代表的なコンテンツは「Kissed by the Baddest Bidder(注5)」です。
[サスペンスアプリ]
(F2P)イラストとともに読み進めるストーリーと、成長要素のあるカードを組み合わせたアプリです。当社グループの売上にはまだ殆ど寄与しておりません。秋にかけて配信開始予定である「六本木サディスティック騎士(ナイト)」が代表的なコンテンツになる見込みです。
(注)1.キャリア公式サイト:NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルが運営するサイト
2.F2P:Free-to-Playの略称。基本プレイ無料・アイテム課金制のコンテンツ
3.P2P:Pay-to-Playの略称。ストーリー単位の個別課金制のコンテンツ
4.邦題:「眠らぬ街のシンデレラ」 5.邦題:「スイートルームで悪戯なキス」
[事業系統図]
当事業の事業系統図は次の通りであります。
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