有価証券報告書-第16期(平成26年7月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/09/30 12:21
【資料】
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【項目】
89項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。
その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
(2) 財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末の総資産は、4,999,285千円(前連結会計年度末比32,635千円減)となりました。
流動資産は、3,687,796千円(前連結会計年度末比435,524千円減)となりました。その主な要因は、現金及び預金が380,620千円減少したこと等によるものであります。
固定資産は、1,311,488千円(前連結会計年度末比402,889千円増)となりました。その主な要因は、無形固定資産が191,295千円増加したこと等によるものであります。
(負債の部)
当連結会計年度末の負債は、1,209,549千円(前連結会計年度末比236,245千円減)となりました。
流動負債は、1,209,549千円(前連結会計年度末比236,245千円減)となりました。その主な要因は、未払法人税等が198,942千円減少したこと等によるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末の純資産は、3,789,735千円(前連結会計年度末比203,609千円増)となりました。その主な要因は、為替換算調整勘定が42,828千円増加、利益剰余金が135,347千円増加したこと等によるものであります。
(3) 経営成績の分析
当連結会計年度の業績は売上高10,599,572千円(前連結会計年度末比517,066千円増)となりました。売上原価は3,902,399千円(前連結会計年度末比519,479千円増)、販売費及び一般管理費は6,229,818千円(前連結会計年度末比146,526千円増)となり、この結果、営業利益は467,355千円(前連結会計年度末比148,937千円減)、経常利益は485,439千円(前連結会計年度末比160,657千円減)、当期純利益は232,546千円(前連結会計年度末比59,144千円減)となりました。
① 売上高
当連結会計年度の売上高は10,599,572千円(前連結会計年度末比517,066千円増)となりました。詳細については「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」をご参照ください。
② 売上原価
売上原価は、増員による人件費の増加、OS系タイトルの増加等に伴う制作外注費の増加、オフィス増床による賃料の増加等により、3,902,399千円(前連結会計年度末比519,479千円増)となりました。
③ 販売費及び一般管理費、営業利益
OS系PF向け売上の増加による販売手数料の増加等により、販売費及び一般管理費は6,229,818千円(前連結会計年度末比146,526千円増)となりました。
この結果、営業利益は467,355千円(前連結会計年度末比148,937千円減)となりました。
④ 営業外収益、営業外費用及び経常利益
営業外収益は主として為替差益であります。この結果、経常利益は485,439千円(前連結会計年度末比160,657千円減)となりました。
⑤ 特別利益、特別損失及び当期純利益
特別損失の内容は固定資産除却損であります。また、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額を含む)を計上した結果、当期純利益は232,546千円(前連結会計年度末比59,144千円減)となりました。
(注)「増加」等の表現は、前事業年度との比較によるものです。
(4)キャッシュ・フローの分析
各キャッシュ・フローの分析については「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(5)経営戦略の現状と見通し
今後の戦略としましては、モバイルコンテンツの高付加価値化に集中するとともに、収益源の多様化を図ってまいります。
ターゲット層は、モバイルコンテンツの利用頻度及び可処分所得の高い18才~45才までの日本女性、日本男性及び英語圏女性としております。
モバイルコンテンツの高付加価値化は、「恋愛と戦いのドラマ」をテーマとした、ストーリー性のあるオリジナルコンテンツの企画力・制作力の向上及び有力なIPタイトルの獲得等により、図ってまいります。
収益源は、日本語版恋愛ドラマアプリ市場はもちろん、英語版恋愛ドラマアプリ市場及びサスペンスアプリ市場の拡大にも努め、多様化を図ってまいります。