有価証券報告書-第20期(2025/04/01-2026/03/31)
35. 保険契約及び再保険契約
(1) 保険契約残高及び再保険契約残高の増減
① 個人保険
保険契約
残存カバー及び発生保険金別の分析
測定要素別の分析-PAAを適用せずに測定している保険契約
(注)キャッシュ・フローの分析は、前項に記載しています。
再保険契約
残存カバー及び発生保険金別の分析
測定要素別の分析-PAAを適用せずに測定している保険契約
(注)キャッシュ・フローの分析は、前項に記載しています。
② 団体保険
保険契約
残存カバー及び発生保険金別の分析
再保険契約
残存カバー及び発生保険金別の分析
(2) 当期に当初認識した契約の影響
以下の表は、当期に当初認識したPAAを適用せずに測定している保険契約及び再保険契約の当初認識から生じる測定要素に対する影響を要約したものです。
保険契約
(注)当社グループは、当初認識時の保険契約グループのCSMは6か月ごとに計算している一方、保険契約グループを発行年度によって分割していることから、不利な契約グループでもCSMを計上する契約が含まれることがあります。
再保険契約
(3) 契約上のサービス・マージン(CSM)
以下の表は、PAAを適用せずに測定している保険契約及び再保険契約について当社グループが残存CSMを保険収益として認識することを見込む時期を示したものです。
(4) 重要な判断及び見積り
① 履行キャッシュ・フロー
履行キャッシュ・フローは、以下で構成されています。
-将来キャッシュ・フローの見積り
-貨幣の時間価値及び将来キャッシュ・フローに係る金融リスク(当該金融リスクが将来キャッシュ・フローの見積りに反映されていない範囲で)を反映するための調整
-非金融リスクに係るリスク調整
当社グループの将来キャッシュ・フローの見積りの目的は、生じ得る全ての範囲の結果を反映する一定範囲のシナリオの期待値を算定することです。
当社グループで取り扱う保険契約は配当や解約返戻金等のない単純な構造であるため、単一シナリオによる決定論的手法を用いて将来キャッシュ・フローを見積もっています。
(a) 将来キャッシュ・フローの見積り
将来キャッシュ・フローを見積もる際に、当社グループは報告日現在で過大なコストや労力を掛けずに利用可能な全ての合理的で裏付け可能な情報を偏りのない方法で織り込んでいます。この情報は保険金及びその他の実績に関する内部及び外部の過去データを含み、将来の事象についての現在の予想を反映するように更新されます。
将来キャッシュ・フローの見積りは、関連する市場変数の見積りが観察可能な市場価格と整合的であることを条件として、報告日現在の状況に関する当社グループの見解を反映しています。将来キャッシュ・フローを見積もる際に、当社グループは将来キャッシュ・フローに影響を与える可能性のある将来の事象についての現在の予想を考慮に入れています。ただし、既存の契約における現在の義務を変更又は免除するか、若しくは新たな義務を創出することとなる将来の法制の変更についての予想は、その法制の変更が実質的に制定されるまでは、考慮に入れていません。
保険契約の境界線内のキャッシュ・フローは、契約の履行に直接関連するキャッシュ・フローです。これには、保険契約者に対する(又は保険契約者のための)支払い、保険獲得キャッシュ・フロー、保険契約を履行する際に発生するその他のコストが含まれます。
保険獲得キャッシュ・フローは、保険契約グループの販売、引受け及び開始の活動により生じるキャッシュ・フローのうち、当該グループが属する保険契約ポートフォリオに直接起因するものです。保険契約を履行する際に発生するその他のコストには、保険金請求処理、維持及び管理のコスト、保険契約の境界線内の受け取るべき平準払保険料に対して支払うべき継続的な手数料が含まれます。
保険獲得キャッシュ・フロー及び保険契約を履行する際に発生するその他のコストは、直接費と固定間接費及び変動間接費の配分額で構成されています。
保険獲得キャッシュ・フロー及び保険契約を履行する際に発生するその他のコストは、規則的かつ合理的で、類似の特徴を有する全てのコストに首尾一貫して適用される方法を用いて契約グループに配分しています。その他のコストは発生時に純損益に認識しています。
契約の境界線
契約の測定に含まれる将来のキャッシュ・フローを定義する契約の境界線は、当社グループの契約上の実質的な権利及び義務に関して判断し、評価しています。
-保険契約
当社グループが発行する個人向けの保険契約(定期死亡保険等)の一部は、更新型の契約です。当社グループは、これらの契約の将来の更新に係るキャッシュ・フローは、契約の境界線内であると判断しています。これは、当社グループが更新後の保険契約に適用される保険料について当該保険契約の属するポートフォリオのリスクを反映して価格を改定する実務上の能力を有していないためです。
団体信用生命保険は、毎年更新型の1年契約です。当社グループは、これらの契約の将来の更新に係るキャッシュ・フローは、契約の境界線外であると判断しています。これは、毎年請求される保険料が、当社グループが予想するその年のリスクに対するエクスポージャーを反映しており、当社グループは、更新に伴って、保険金請求実績及び各ポートフォリオの予想に基づき翌年度の保険料について再評価したリスクを反映して価格を改定できるためです。
-再保険契約
当社グループの各比例再保険契約は、契約期間内に基礎となる保険契約から生じた保険金請求をカバーしています。いずれの再保険契約についても、当社グループ及び再保険者の両方に、実質的な解約権はなく、また、再保険者に再保険料率を改訂する実務上の能力もないことから、基礎となる保険契約の境界線内にあるキャッシュ・フローに起因する再保険契約に関する全てのキャッシュ・フローを見込んでいます。
保険契約及び再保険契約の測定に用いた仮定
将来キャッシュ・フローを見積もる際に用いる死亡率、罹患率及び保険契約者の行動に関する仮定は、商品の種類別に策定し、最近の実績及び保険契約グループ内の保険契約者の特性を反映しています。
死亡率及び罹患率の仮定は、国民生命表や医療統計等の公的データ、業界の傾向及び最近の実績を組み合わせて策定しています。実績は定期的にモニタリングしており、その結果は新商品の料率設定と既存の保険契約の測定の両方に反映しています。
-死亡率:公益社団法人日本アクチュアリー会が作成した生保標準生命表2018(死亡保険用)又は第三分野標準生命表2018を無配当保険用に調整した予定死亡率に、直近の実績及び業界の傾向を踏まえて保険年度別に算定した係数を乗じたものを設定しています。
-罹患率:給付種類別に、厚生労働省が作成した患者調査等の医療統計データや保険金等の支払実績を基に作成した予定発生率に、直近の実績を踏まえて到達年齢別又は保険年度別に算定した係数を乗じたものを設定しています。
-保険契約者の行動:解約失効率は、最近の実績における傾向に基づき、保険商品の種類、販売経路及び保険年度別に見積もっています。また、更新率は、最近の実績における傾向に基づき、保険商品の種類及び更新時年齢別に見積もっています。
-事業費:最近の経費水準に基づいて将来における経費の見積りを行っています。当該経費は、固定間接費及び変動間接費の配分を含む、保険契約グループに直接起因する経費から構成されます。また、将来の経費の見積りについては、インフレの調整を行っています。インフレ率については、割引率に使用しているフォワードレートの補外開始年度(40年目)までは物価連動国債から算出されるブレーク・イーブン・インフレ率を参考に1.6%とし、補外開始年度を超える期間については、終局水準を2.0%として割引率に使用しているフォワードレートに合わせて上昇するように設定しています。
死亡率及び解約失効率の仮定は以下のとおりです(加重平均)。
(注)保険年度や販売経路別に設定された前提条件をもとに契約毎に将来の保有契約、死亡率、解約失効率を見積もり、保有契約全体の将来の各年度における死亡率又は解約失効率を将来の各年度における保有契約の規模で重み付けしたものです。
(b) 割引率
全てのキャッシュ・フローは、当該キャッシュ・フロー特性と保険契約の流動性特性を反映するように調整したリスクフリーのイールド・カーブを用いて割り引いています。当社グループは原則として、国債金利を用いてリスクフリーのイールド・カーブを算定しています。当該イールド・カーブは、長期の実質金利とインフレ予想を考慮して、利用可能な最新の市場データと終局フォワードレートで補間計算することにより算出しています。終局フォワードレートは3.8%を仮定し、補外開始年度を40年目としています。41年目以降のフォワードレートは補外開始以降20年で終局金利の水準に収束するようにSmith-Wilson法により補外しています。
終局フォワードレートは、見直されることになっているものの、安定的であることが予想されており、かつ、長期の予想に著しい変化がある場合にのみ変動するものです。保険契約の流動性特性を反映するために、リスクフリーのイールド・カーブは非流動性プレミアムによって調整しています。非流動性プレミアムは原則として、リスクフリーのイールド・カーブに対する債券のスプレッドのマーケットデータ等を用いて調整したものとしてSolvency IIにおけるVolatility Adjustmentを参考に設定しています。
以下の表は、保険契約のキャッシュ・フローを割り引くのに用いたイールド・カーブを示したものです。
(c) 非金融リスクに係るリスク調整
非金融リスクに係るリスク調整は原則として、非金融リスクを負担することに対する報酬を反映して設定しており、保険契約グループのリスク・プロファイルの分析を基礎として、規則的かつ合理的な方法を用いて契約グループに配分しています。また、非金融リスクに係るリスク調整には、当社グループが要求する報酬と整合的で、かつリスク回避の程度を反映する方法によって、分散効果を反映しています。
非金融リスクに係るリスク調整は、資本コスト法を用いて、将来キャッシュ・フローの現在価値の見積りとは区別して算定しています。
資本コスト法においては、将来の各報告日現在の保険契約から生じる将来キャッシュ・フローの現在価値の確率分布を見積もり、99.5%信頼水準にて保険契約期間にわたって生じる保険金支払に関する契約上の義務の履行に要するであろう所要資本を計算したうえで、資本コスト率(投資家が非金融リスクに対するエクスポージャーに対して要求するであろう追加的な報酬を表しています)を乗じた結果を非流動性について調整したリスクフリーの金利を用いて割り引くことによって、各保険契約グループの非金融リスクに係るリスク調整を算定しています。
なお、非金融リスクに係るリスク調整は、信頼水準71.4%(2024年度:72.8%)に対応しています。
② 契約上のサービス・マージン(CSM)
カバー単位の決定
保険契約グループのCSMの金額は、各期間に提供されたサービスを反映するために、個々の契約における給付の量とカバーの予想残存期間を考慮して決定したカバー単位の数に基づいて、各期間の純損益に認識しています。カバー単位は、各報告日に見直し、更新しています。
当社グループは、給付の量を保険金等の会計期間における最大支払金額の合計として決定しています。
CSMを純損益に配分することが見込まれる時期の分析は、「(3) 契約上のサービス・マージン(CSM)」で開示しています。
(1) 保険契約残高及び再保険契約残高の増減
① 個人保険
保険契約
残存カバー及び発生保険金別の分析
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) | |||||||||||||||
| 残存カバーに係る負債 | 発生 保険金に 係る負債 | 合計 | 残存カバーに係る負債 | 発生 保険金に 係る負債 | 合計 | |||||||||||
| 損失要素 以外 | 損失要素 | 損失要素 以外 | 損失要素 | |||||||||||||
| 期首の資産 | △34,141 | 78 | 1,684 | △32,378 | △32,548 | 268 | 2,055 | △30,224 | ||||||||
| 期首の負債 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||
| 期首残高の純額 | △34,141 | 78 | 1,684 | △32,378 | △32,548 | 268 | 2,055 | △30,224 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動 | ||||||||||||||||
| 保険収益 | △24,283 | - | - | △24,283 | △26,370 | - | - | △26,370 | ||||||||
| △24,283 | - | - | △24,283 | △26,370 | - | - | △26,370 | |||||||||
| 保険サービス費用 | ||||||||||||||||
| 発生保険金及び維持費 | - | △12 | 10,991 | 10,978 | - | △11 | 11,645 | 11,633 | ||||||||
| 保険獲得キャッシュ・フローの償却 | 4,143 | - | - | 4,143 | 4,722 | - | - | 4,722 | ||||||||
| 不利な契約に係る損失及び損失の戻入れ | - | 231 | - | 231 | - | △52 | - | △52 | ||||||||
| 4,143 | 218 | 10,991 | 15,353 | 4,722 | △63 | 11,645 | 16,304 | |||||||||
| 保険サービス損益 | △20,140 | 218 | 10,991 | △8,930 | △21,647 | △63 | 11,645 | △10,066 | ||||||||
| 保険金融費用(純額) | 5,693 | △29 | - | 5,663 | 6,692 | △34 | - | 6,657 | ||||||||
| 為替レートの変動による影響 | - | - | - | - | △0 | - | - | △0 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動合計 | △14,447 | 189 | 10,991 | △3,266 | △14,956 | △97 | 11,645 | △3,408 | ||||||||
| キャッシュ・フロー | ||||||||||||||||
| 保険料の受取額 | 25,855 | - | - | 25,855 | 27,415 | - | - | 27,415 | ||||||||
| 保険金及び維持費の支払額(投資要素を含む) | - | - | △10,620 | △10,620 | - | - | △11,613 | △11,613 | ||||||||
| 保険獲得キャッシュ・フロー | △9,814 | - | - | △9,814 | △10,458 | - | - | △10,458 | ||||||||
| キャッシュ・フロー合計 | 16,040 | - | △10,620 | 5,420 | 16,956 | - | △11,613 | 5,342 | ||||||||
| 期末残高の純額 | △32,548 | 268 | 2,055 | △30,224 | △30,547 | 170 | 2,087 | △28,290 | ||||||||
| 期末の資産 | △32,548 | 268 | 2,055 | △30,224 | △30,547 | 170 | 2,087 | △28,290 | ||||||||
| 期末の負債 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||
| 期末残高の純額 | △32,548 | 268 | 2,055 | △30,224 | △30,547 | 170 | 2,087 | △28,290 | ||||||||
測定要素別の分析-PAAを適用せずに測定している保険契約
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) | |||||||||||||||
| 将来キャッシュ・フローの現在価値の見積り | 非金融 リスクに 係るリスク調整 | CSM | 合計 | 将来キャッシュ・フローの現在価値の見積り | 非金融 リスクに 係るリスク調整 | CSM | 合計 | |||||||||
| 期首の資産 | △150,693 | 26,141 | 92,173 | △32,378 | △143,771 | 21,486 | 92,059 | △30,224 | ||||||||
| 期首の負債 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||
| 期首残高の純額 | △150,693 | 26,141 | 92,173 | △32,378 | △143,771 | 21,486 | 92,059 | △30,224 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動 | ||||||||||||||||
| 現在のサービスに関する変動 | ||||||||||||||||
| 提供したサービスについて認識したCSM | - | - | △7,440 | △7,440 | - | - | △7,871 | △7,871 | ||||||||
| 消滅したリスクに関する非金融リスクに係るリスク調整の変動 | - | △1,613 | - | △1,613 | - | △1,677 | - | △1,677 | ||||||||
| 実績調整 | △107 | - | - | △107 | △464 | - | - | △464 | ||||||||
| 将来のサービスに関する変動 | ||||||||||||||||
| 当期に当初認識した契約 | △5,563 | 2,121 | 3,486 | 44 | △6,640 | 1,915 | 4,726 | 1 | ||||||||
| CSMを修正する見積りの変更 | △2,676 | △211 | 2,887 | - | △6,881 | △569 | 7,450 | - | ||||||||
| 不利な契約に係る損失及び損失の戻入れを伴う見積りの変更 | 198 | △11 | - | 186 | △18 | △35 | - | △53 | ||||||||
| 保険サービス損益 | △8,149 | 285 | △1,066 | △8,930 | △14,005 | △365 | 4,305 | △10,066 | ||||||||
| 保険金融費用(純額) | 9,651 | △4,940 | 952 | 5,663 | 9,339 | △3,702 | 1,020 | 6,657 | ||||||||
| 為替レートの変動による影響 | - | - | - | - | △0 | 0 | △0 | △0 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動合計 | 1,502 | △4,654 | △113 | △3,266 | △4,666 | △4,068 | 5,325 | △3,408 | ||||||||
| キャッシュ・フロー(注) | 5,420 | - | - | 5,420 | 5,342 | - | - | 5,342 | ||||||||
| 期末残高の純額 | △143,771 | 21,486 | 92,059 | △30,224 | △143,094 | 17,418 | 97,385 | △28,290 | ||||||||
| 期末の資産 | △143,771 | 21,486 | 92,059 | △30,224 | △143,094 | 17,418 | 97,385 | △28,290 | ||||||||
| 期末の負債 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||
| 期末残高の純額 | △143,771 | 21,486 | 92,059 | △30,224 | △143,094 | 17,418 | 97,385 | △28,290 | ||||||||
(注)キャッシュ・フローの分析は、前項に記載しています。
再保険契約
残存カバー及び発生保険金別の分析
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) | |||||||||||||||
| 残存カバー要素 | 発生 保険金要素 | 合計 | 残存カバー要素 | 発生 保険金要素 | 合計 | |||||||||||
| 損失回収 要素以外 | 損失回収 要素 | 発生保険金に係る負債 | 損失回収 要素以外 | 損失回収 要素 | 発生保険金に係る負債 | |||||||||||
| 期首の資産 | 277 | - | △489 | △211 | △110 | - | △553 | △663 | ||||||||
| 期首の負債 | 157 | △0 | △77 | 78 | 25 | △2 | △11 | 11 | ||||||||
| 期首残高の純額 | 435 | △0 | △567 | △132 | △85 | △2 | △564 | △652 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動 | ||||||||||||||||
| 再保険損益 | 1,564 | △1 | △1,089 | 473 | 1,664 | - | 0 | △1,128 | 536 | |||||||
| うち、再保険者の不履行リスクの変化の影響 | 5 | - | - | 5 | 4 | - | - | 4 | ||||||||
| 再保険契約から生じる金融収益の純額 | △583 | 0 | - | △583 | △412 | 0 | - | △412 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動合計 | 980 | △1 | △1,089 | △110 | 1,251 | 0 | △1,128 | 124 | ||||||||
| キャッシュ・フロー | ||||||||||||||||
| 保険料の支払額 | △1,501 | - | - | △1,501 | △1,432 | - | - | △1,432 | ||||||||
| 受取額 | - | - | 1,091 | 1,091 | - | - | 1,053 | 1,053 | ||||||||
| キャッシュ・フロー合計 | △1,501 | - | 1,091 | △409 | △1,432 | - | 1,053 | △378 | ||||||||
| 期末残高の純額 | △85 | △2 | △564 | △652 | △266 | △1 | △639 | △906 | ||||||||
| 期末の資産 | △110 | - | △553 | △663 | △266 | △1 | △639 | △906 | ||||||||
| 期末の負債 | 25 | △2 | △11 | 11 | - | - | - | - | ||||||||
| 期末残高の純額 | △85 | △2 | △564 | △652 | △266 | △1 | △639 | △906 | ||||||||
測定要素別の分析-PAAを適用せずに測定している保険契約
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) | |||||||||||||||
| 将来キャッシュ・フローの現在価値の見積り | 非金融 リスクに 係るリスク 調整 | CSM | 合計 | 将来キャッシュ・フローの現在価値の見積り | 非金融 リスクに 係るリスク 調整 | CSM | 合計 | |||||||||
| 期首の資産 | 6,349 | △2,574 | △3,985 | △211 | 7,236 | △2,051 | △5,848 | △663 | ||||||||
| 期首の負債 | 2,020 | △173 | △1,768 | 78 | 211 | △17 | △182 | 11 | ||||||||
| 期首残高の純額 | 8,369 | △2,748 | △5,753 | △132 | 7,447 | △2,068 | △6,031 | △652 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動 | ||||||||||||||||
| 現在のサービスに関する変動 | ||||||||||||||||
| 受け取ったサービスについて認識したCSM | - | - | 401 | 401 | - | - | 461 | 461 | ||||||||
| 消滅したリスクに関する非金融リスクに係るリスク調整の変動 | - | 155 | - | 155 | - | 140 | - | 140 | ||||||||
| 実績調整 | △87 | - | - | △87 | △70 | - | - | △70 | ||||||||
| 将来のサービスに関する変動 | ||||||||||||||||
| 当期に当初認識した契約 | 54 | △8 | △46 | △0 | 20 | △2 | △17 | - | ||||||||
| CSMを修正する見積りの変更 | 452 | 125 | △578 | - | △528 | 481 | 46 | - | - | |||||||
| 基礎となる不利な契約に係る損失及び損失の戻入れに関する見積りの変更 | △2 | 0 | - | △1 | △1 | 1 | - | 0 | ||||||||
| 再保険者の不履行リスクの変化の影響 | 7 | △1 | - | 5 | 6 | △2 | - | 4 | ||||||||
| 再保険損益 | 424 | 271 | △223 | 473 | △573 | 618 | 490 | 536 | ||||||||
| 再保険契約から生じる金融収益の純額 | △937 | 407 | △54 | △583 | △461 | 107 | △57 | △412 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動合計 | △512 | 679 | △277 | △110 | △1,034 | 725 | 432 | 124 | ||||||||
| キャッシュ・フロー(注) | △409 | - | - | △409 | △378 | - | - | △378 | ||||||||
| 期末残高の純額 | 7,447 | △2,068 | △6,031 | △652 | 6,034 | △1,343 | △5,598 | △906 | ||||||||
| 期末の資産 | 7,236 | △2,051 | △5,848 | △663 | 6,034 | △1,343 | △5,598 | △906 | ||||||||
| 期末の負債 | 211 | △17 | △182 | 11 | - | - | - | - | ||||||||
| 期末残高の純額 | 7,447 | △2,068 | △6,031 | △652 | 6,034 | △1,343 | △5,598 | △906 | ||||||||
(注)キャッシュ・フローの分析は、前項に記載しています。
② 団体保険
保険契約
残存カバー及び発生保険金別の分析
| (単位:百万円) | ||||||||||||||||
| 前連結会計年度 (自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) | |||||||||||||||
| 残存カバーに係る負債 | 発生保険金に係る負債 | 合計 | 残存カバーに係る負債 | 発生保険金に係る負債 | 合計 | |||||||||||
| 将来キャッシュ・フローの現在価値の見積り | 非金融リスクに係るリスク調整 | 将来キャッシュ・フローの現在価値の見積り | 非金融リスクに係るリスク調整 | |||||||||||||
| 期首の資産 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||
| 期首の負債 | - | 685 | - | 685 | - | 880 | - | 880 | ||||||||
| 期首残高の純額 | - | 685 | - | 685 | - | 880 | - | 880 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動 | ||||||||||||||||
| 保険収益 | △5,797 | - | - | △5,797 | △8,018 | - | - | △8,018 | ||||||||
| △5,797 | - | - | △5,797 | △8,018 | - | - | △8,018 | |||||||||
| 保険サービス費用 | ||||||||||||||||
| 発生保険金及び維持費 | - | 4,221 | - | 4,221 | - | 5,089 | - | 5,089 | ||||||||
| - | 4,221 | - | 4,221 | - | 5,089 | - | 5,089 | |||||||||
| 保険サービス損益 | △5,797 | 4,221 | - | △1,575 | △8,018 | 5,089 | - | △2,928 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動合計 | △5,797 | 4,221 | - | △1,575 | △8,018 | 5,089 | - | △2,928 | ||||||||
| キャッシュ・フロー | ||||||||||||||||
| 保険料の受取額 | 5,797 | - | - | 5,797 | 8,018 | - | - | 8,018 | ||||||||
| 保険金及び維持費の支払額(投資要素を含む) | - | △4,027 | - | △4,027 | - | △5,182 | - | △5,182 | ||||||||
| キャッシュ・フロー合計 | 5,797 | △4,027 | - | 1,770 | 8,018 | △5,182 | - | 2,835 | ||||||||
| 期末残高の純額 | - | 880 | - | 880 | - | 786 | - | 786 | ||||||||
| 期末の資産 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||
| 期末の負債 | - | 880 | - | 880 | - | 786 | - | 786 | ||||||||
| 期末残高の純額 | - | 880 | - | 880 | - | 786 | - | 786 | ||||||||
再保険契約
残存カバー及び発生保険金別の分析
| (単位:百万円) | ||||||||||||||||
| 前連結会計年度 (自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) | |||||||||||||||
| 残存カバー要素 | 発生保険金要素 | 合計 | 残存カバー要素 | 発生保険金要素 | 合計 | |||||||||||
| 将来キャッシュ・フローの現在価値の見積り | 非金融リスクに係るリスク調整 | 将来キャッシュ・フローの現在価値の見積り | 非金融リスクに係るリスク調整 | |||||||||||||
| 期首の資産 | 167 | △527 | - | △360 | 394 | △599 | - | △205 | ||||||||
| 期首の負債 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||
| 期首残高の純額 | 167 | △527 | - | △360 | 394 | △599 | - | △205 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動 | ||||||||||||||||
| 再保険損益 | 1,924 | △1,469 | - | 455 | 2,661 | △1,810 | - | 851 | ||||||||
| 純損益及びその他の包括利益計算書における変動合計 | 1,924 | △1,469 | - | 455 | 2,661 | △1,810 | - | 851 | ||||||||
| キャッシュ・フロー | ||||||||||||||||
| 保険料の支払額 | △1,697 | - | - | △1,697 | △2,595 | - | - | △2,595 | ||||||||
| 受取額 | - | 1,396 | - | 1,396 | - | 1,679 | - | 1,679 | ||||||||
| キャッシュ・フロー合計 | △1,697 | 1,396 | - | △301 | △2,595 | 1,679 | - | △916 | ||||||||
| 期末残高の純額 | 394 | △599 | - | △205 | 460 | △730 | - | △269 | ||||||||
| 期末の資産 | 394 | △599 | - | △205 | 460 | △730 | - | △269 | ||||||||
| 期末の負債 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||
| 期末残高の純額 | 394 | △599 | - | △205 | 460 | △730 | - | △269 | ||||||||
(2) 当期に当初認識した契約の影響
以下の表は、当期に当初認識したPAAを適用せずに測定している保険契約及び再保険契約の当初認識から生じる測定要素に対する影響を要約したものです。
保険契約
| (単位:百万円) |
| 発行した 不利でない契約 | 発行した 不利な契約 | 合計 | ||||
| 前連結会計年度 (自2024年4月1日 至2025年3月31日) | ||||||
| 保険獲得キャッシュ・フロー | 8,820 | 1,043 | 9,864 | |||
| 未払保険金及びその他の保険サービス費用 | 21,606 | 2,156 | 23,763 | |||
| キャッシュ・アウトフローの現在価値の見積り | 30,427 | 3,200 | 33,627 | |||
| キャッシュ・インフローの現在価値の見積り | △35,862 | △3,327 | △39,190 | |||
| 非金融リスクに係るリスク調整 | 1,949 | 171 | 2,121 | |||
| CSM | 3,486 | - | 3,486 | |||
| 当初認識時に認識した損失 | - | 44 | 44 | |||
| 当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日) | ||||||
| 保険獲得キャッシュ・フロー | 10,547 | 33 | 10,580 | |||
| 未払保険金及びその他の保険サービス費用 | 24,236 | 83 | 24,319 | |||
| キャッシュ・アウトフローの現在価値の見積り | 34,783 | 117 | 34,900 | |||
| キャッシュ・インフローの現在価値の見積り | △41,420 | △120 | △41,540 | |||
| 非金融リスクに係るリスク調整 | 1,910 | 4 | 1,915 | |||
| CSM | 4,726 | - | 4,726 | |||
| 当初認識時に認識した損失 | - | 1 | 1 |
(注)当社グループは、当初認識時の保険契約グループのCSMは6か月ごとに計算している一方、保険契約グループを発行年度によって分割していることから、不利な契約グループでもCSMを計上する契約が含まれることがあります。
再保険契約
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) | |||
| キャッシュ・インフローの現在価値の見積り | △265 | △83 | ||
| キャッシュ・アウトフローの現在価値の見積り | 320 | 103 | ||
| 非金融リスクに係るリスク調整 | △8 | △2 | ||
| 当初認識時に認識した収益 | 0 | - | ||
| CSM | △46 | △17 |
(3) 契約上のサービス・マージン(CSM)
以下の表は、PAAを適用せずに測定している保険契約及び再保険契約について当社グループが残存CSMを保険収益として認識することを見込む時期を示したものです。
| (単位:百万円) |
| 1年未満 | 1-2年 | 2-3年 | 3-4年 | 4-5年 | 5-10年 | 10年超 | 合計 | |||||||||
| 前連結会計年度 (2025年3月31日) | ||||||||||||||||
| 保険契約 | 7,277 | 6,951 | 6,653 | 6,352 | 6,025 | 24,616 | 34,182 | 92,059 | ||||||||
| 再保険契約 | △399 | △390 | △383 | △375 | △364 | △1,590 | △2,526 | △6,031 | ||||||||
| 当連結会計年度 (2026年3月31日) | ||||||||||||||||
| 保険契約 | 7,877 | 7,528 | 7,184 | 6,815 | 6,399 | 26,127 | 35,451 | 97,385 | ||||||||
| 再保険契約 | △482 | △466 | △448 | △421 | △392 | △1,437 | △1,949 | △5,598 |
(4) 重要な判断及び見積り
① 履行キャッシュ・フロー
履行キャッシュ・フローは、以下で構成されています。
-将来キャッシュ・フローの見積り
-貨幣の時間価値及び将来キャッシュ・フローに係る金融リスク(当該金融リスクが将来キャッシュ・フローの見積りに反映されていない範囲で)を反映するための調整
-非金融リスクに係るリスク調整
当社グループの将来キャッシュ・フローの見積りの目的は、生じ得る全ての範囲の結果を反映する一定範囲のシナリオの期待値を算定することです。
当社グループで取り扱う保険契約は配当や解約返戻金等のない単純な構造であるため、単一シナリオによる決定論的手法を用いて将来キャッシュ・フローを見積もっています。
(a) 将来キャッシュ・フローの見積り
将来キャッシュ・フローを見積もる際に、当社グループは報告日現在で過大なコストや労力を掛けずに利用可能な全ての合理的で裏付け可能な情報を偏りのない方法で織り込んでいます。この情報は保険金及びその他の実績に関する内部及び外部の過去データを含み、将来の事象についての現在の予想を反映するように更新されます。
将来キャッシュ・フローの見積りは、関連する市場変数の見積りが観察可能な市場価格と整合的であることを条件として、報告日現在の状況に関する当社グループの見解を反映しています。将来キャッシュ・フローを見積もる際に、当社グループは将来キャッシュ・フローに影響を与える可能性のある将来の事象についての現在の予想を考慮に入れています。ただし、既存の契約における現在の義務を変更又は免除するか、若しくは新たな義務を創出することとなる将来の法制の変更についての予想は、その法制の変更が実質的に制定されるまでは、考慮に入れていません。
保険契約の境界線内のキャッシュ・フローは、契約の履行に直接関連するキャッシュ・フローです。これには、保険契約者に対する(又は保険契約者のための)支払い、保険獲得キャッシュ・フロー、保険契約を履行する際に発生するその他のコストが含まれます。
保険獲得キャッシュ・フローは、保険契約グループの販売、引受け及び開始の活動により生じるキャッシュ・フローのうち、当該グループが属する保険契約ポートフォリオに直接起因するものです。保険契約を履行する際に発生するその他のコストには、保険金請求処理、維持及び管理のコスト、保険契約の境界線内の受け取るべき平準払保険料に対して支払うべき継続的な手数料が含まれます。
保険獲得キャッシュ・フロー及び保険契約を履行する際に発生するその他のコストは、直接費と固定間接費及び変動間接費の配分額で構成されています。
保険獲得キャッシュ・フロー及び保険契約を履行する際に発生するその他のコストは、規則的かつ合理的で、類似の特徴を有する全てのコストに首尾一貫して適用される方法を用いて契約グループに配分しています。その他のコストは発生時に純損益に認識しています。
契約の境界線
契約の測定に含まれる将来のキャッシュ・フローを定義する契約の境界線は、当社グループの契約上の実質的な権利及び義務に関して判断し、評価しています。
-保険契約
当社グループが発行する個人向けの保険契約(定期死亡保険等)の一部は、更新型の契約です。当社グループは、これらの契約の将来の更新に係るキャッシュ・フローは、契約の境界線内であると判断しています。これは、当社グループが更新後の保険契約に適用される保険料について当該保険契約の属するポートフォリオのリスクを反映して価格を改定する実務上の能力を有していないためです。
団体信用生命保険は、毎年更新型の1年契約です。当社グループは、これらの契約の将来の更新に係るキャッシュ・フローは、契約の境界線外であると判断しています。これは、毎年請求される保険料が、当社グループが予想するその年のリスクに対するエクスポージャーを反映しており、当社グループは、更新に伴って、保険金請求実績及び各ポートフォリオの予想に基づき翌年度の保険料について再評価したリスクを反映して価格を改定できるためです。
-再保険契約
当社グループの各比例再保険契約は、契約期間内に基礎となる保険契約から生じた保険金請求をカバーしています。いずれの再保険契約についても、当社グループ及び再保険者の両方に、実質的な解約権はなく、また、再保険者に再保険料率を改訂する実務上の能力もないことから、基礎となる保険契約の境界線内にあるキャッシュ・フローに起因する再保険契約に関する全てのキャッシュ・フローを見込んでいます。
保険契約及び再保険契約の測定に用いた仮定
将来キャッシュ・フローを見積もる際に用いる死亡率、罹患率及び保険契約者の行動に関する仮定は、商品の種類別に策定し、最近の実績及び保険契約グループ内の保険契約者の特性を反映しています。
死亡率及び罹患率の仮定は、国民生命表や医療統計等の公的データ、業界の傾向及び最近の実績を組み合わせて策定しています。実績は定期的にモニタリングしており、その結果は新商品の料率設定と既存の保険契約の測定の両方に反映しています。
-死亡率:公益社団法人日本アクチュアリー会が作成した生保標準生命表2018(死亡保険用)又は第三分野標準生命表2018を無配当保険用に調整した予定死亡率に、直近の実績及び業界の傾向を踏まえて保険年度別に算定した係数を乗じたものを設定しています。
-罹患率:給付種類別に、厚生労働省が作成した患者調査等の医療統計データや保険金等の支払実績を基に作成した予定発生率に、直近の実績を踏まえて到達年齢別又は保険年度別に算定した係数を乗じたものを設定しています。
-保険契約者の行動:解約失効率は、最近の実績における傾向に基づき、保険商品の種類、販売経路及び保険年度別に見積もっています。また、更新率は、最近の実績における傾向に基づき、保険商品の種類及び更新時年齢別に見積もっています。
-事業費:最近の経費水準に基づいて将来における経費の見積りを行っています。当該経費は、固定間接費及び変動間接費の配分を含む、保険契約グループに直接起因する経費から構成されます。また、将来の経費の見積りについては、インフレの調整を行っています。インフレ率については、割引率に使用しているフォワードレートの補外開始年度(40年目)までは物価連動国債から算出されるブレーク・イーブン・インフレ率を参考に1.6%とし、補外開始年度を超える期間については、終局水準を2.0%として割引率に使用しているフォワードレートに合わせて上昇するように設定しています。
死亡率及び解約失効率の仮定は以下のとおりです(加重平均)。
| 死亡率 | 解約失効率 | |||
| 2025年3月31日 | 0.78% | 3.97% | ||
| 2026年3月31日 | 0.79% | 3.99% |
(注)保険年度や販売経路別に設定された前提条件をもとに契約毎に将来の保有契約、死亡率、解約失効率を見積もり、保有契約全体の将来の各年度における死亡率又は解約失効率を将来の各年度における保有契約の規模で重み付けしたものです。
(b) 割引率
全てのキャッシュ・フローは、当該キャッシュ・フロー特性と保険契約の流動性特性を反映するように調整したリスクフリーのイールド・カーブを用いて割り引いています。当社グループは原則として、国債金利を用いてリスクフリーのイールド・カーブを算定しています。当該イールド・カーブは、長期の実質金利とインフレ予想を考慮して、利用可能な最新の市場データと終局フォワードレートで補間計算することにより算出しています。終局フォワードレートは3.8%を仮定し、補外開始年度を40年目としています。41年目以降のフォワードレートは補外開始以降20年で終局金利の水準に収束するようにSmith-Wilson法により補外しています。
終局フォワードレートは、見直されることになっているものの、安定的であることが予想されており、かつ、長期の予想に著しい変化がある場合にのみ変動するものです。保険契約の流動性特性を反映するために、リスクフリーのイールド・カーブは非流動性プレミアムによって調整しています。非流動性プレミアムは原則として、リスクフリーのイールド・カーブに対する債券のスプレッドのマーケットデータ等を用いて調整したものとしてSolvency IIにおけるVolatility Adjustmentを参考に設定しています。
以下の表は、保険契約のキャッシュ・フローを割り引くのに用いたイールド・カーブを示したものです。
| 1年 | 5年 | 10年 | 20年 | 40年 | ||||||
| 2025年3月31日 | 0.82% | 1.69% | 2.74% | 3.30% | 3.82% | |||||
| 2026年3月31日 | 1.30% | 2.55% | 3.78% | 5.15% | 3.68% |
(c) 非金融リスクに係るリスク調整
非金融リスクに係るリスク調整は原則として、非金融リスクを負担することに対する報酬を反映して設定しており、保険契約グループのリスク・プロファイルの分析を基礎として、規則的かつ合理的な方法を用いて契約グループに配分しています。また、非金融リスクに係るリスク調整には、当社グループが要求する報酬と整合的で、かつリスク回避の程度を反映する方法によって、分散効果を反映しています。
非金融リスクに係るリスク調整は、資本コスト法を用いて、将来キャッシュ・フローの現在価値の見積りとは区別して算定しています。
資本コスト法においては、将来の各報告日現在の保険契約から生じる将来キャッシュ・フローの現在価値の確率分布を見積もり、99.5%信頼水準にて保険契約期間にわたって生じる保険金支払に関する契約上の義務の履行に要するであろう所要資本を計算したうえで、資本コスト率(投資家が非金融リスクに対するエクスポージャーに対して要求するであろう追加的な報酬を表しています)を乗じた結果を非流動性について調整したリスクフリーの金利を用いて割り引くことによって、各保険契約グループの非金融リスクに係るリスク調整を算定しています。
なお、非金融リスクに係るリスク調整は、信頼水準71.4%(2024年度:72.8%)に対応しています。
② 契約上のサービス・マージン(CSM)
カバー単位の決定
保険契約グループのCSMの金額は、各期間に提供されたサービスを反映するために、個々の契約における給付の量とカバーの予想残存期間を考慮して決定したカバー単位の数に基づいて、各期間の純損益に認識しています。カバー単位は、各報告日に見直し、更新しています。
当社グループは、給付の量を保険金等の会計期間における最大支払金額の合計として決定しています。
CSMを純損益に配分することが見込まれる時期の分析は、「(3) 契約上のサービス・マージン(CSM)」で開示しています。