有価証券報告書-第10期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)
業績等の概要
(1)業績
当事業年度における我が国経済は、企業収益の回復や個人消費の持ち直しの動きがみられ、緩やかな景気回復基調が継続しております。
当社の主な事業領域である、モバイルゲーム事業を取り巻く環境につきましては、世界市場についてはアジアを中心にさらに成長し、グローバル化によるマネタイズ機会が拡大していく見通しであります。国内市場については、一定の成熟傾向は見られるものの、その市場規模は今後も拡大する見通しであります。
このような事業環境の中、当社では当事業年度においては、『欅坂46』初となる公式ゲームアプリ「欅のキセキ」は、累計350万ダウンロードを突破し、1周年を迎えた現時点でも、AppStoreでは「4.8」GooglePlayでは「4.5」とユーザーの皆様から高い評価をいただいております。今後も多くの皆様に楽しんでいただけるよう、リアルインセンティブの強化、コンテンツの拡充、コラボ企画等の施策を実施し、収益基盤の安定化に努めてまいります。サービス開始から8年目に突入したブラウザタイトル「ぼくのレストラン2」「ガルショ☆」は、新機能の追加や継続的なコラボの実施、コストコントロールにより収益水準を維持しております。よりきめ細やかな対応を図り、安定した収益水準の維持に努めてまいります。
なお、当事業年度においては、2019年のリリースに向け、自社のノウハウを生かしたオリジナルタイトル『De:Lithe ~忘却の真王と盟約の天使~』と、他社IPを生かしたタイトルの2本を鋭意開発中であり、その開発コストが計上されております。
非ゲーム事業において、ファッションレンタルサービス「EDIST.CLOSET」を運営しておりましたが、2018年12月に経営資源の選択と集中の観点から、株式会社アドベンチャーに事業譲渡いたしました。これにより、経営資源をより得意分野であるゲーム事業に集約することで、経営効率化による業績の改善と更なる企業価値向上を図ってまいります。
この結果、当事業年度の業績は、売上高は5,449百万円(前事業年度比24.3%の増加)、営業損失は716百万円、経常損失は712百万円、当期純損失は719百万円となっております。
(注)ネイティブアプリケーションとは、特定のコンピューターの機種やOS上で直接実行可能なプログラムで構成されたアプリケーションソフトウェアのことをいいます。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末と比べ、559百万円増加し、1,029百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により使用した資金は、381百万円となりました。これは主に、税引前当期純損失716百万円、売上債権の増減額330百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により使用した資金は、11百万円となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出9百万円、敷金及び保証金の差入による支出2百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により獲得した資金は、953百万円となりました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行による収入1,259百万円、短期借入金の増減額308百万円によるものであります。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されています。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積りには不確定性が伴うため、実際の結果は、これらと異なることがあります。
当社の財務諸表を作成するにあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。
(2)財政状態の分析
①資産
当事業年度末の資産につきましては、前事業年度末に比べて191百万円増加し、1,874百万円となりました。
これは主に、現金及び預金の増加(前事業年度末比559百万円の増加)があった一方で、売掛金の減少(前事業年度末比330百万円の減少)によるものであります。
②負債
当事業年度末の負債につきましては、前事業年度末に比べて371百万円減少し、567百万円となりました。
これは主に、買掛金の減少(前事業年度末比85百万円の減少)、短期借入金の減少(前事業年度末比308百万円の減少)によるものであります。
③純資産
当事業年度末の純資産につきましては、前事業年度末に比べて563百万円増加し、1,306百万円となりました。
これは主に、当期純損失を719百万円計上したものの、第三者割当による行使価額修正条項付第10回新株予約権の権利行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ632百万円増加したことによるものであります。
(3)経営成績の分析
当事業年度の業績は、売上高5,449百万円(前事業年度比24.3%の増加)となりました。売上原価は5,271百万円
(前事業年度比26.1%の増加)、販売費及び一般管理費は894百万円(前事業年度比20.0%の減少)となり、この結果、営業損失は716百万円(前事業年度は営業損失914百万円)、経常損失は712百万円(前事業年度は911百万円の経常損失)、当期純損失は719百万円(前事業年度は982百万円の当期純損失)となりました。
①売上高
ゲーム事業において、『欅坂46』初となる公式ゲームアプリ「欅のキセキ」「ぼくのレストランⅡ」「ガルショ☆」の既存タイトルに関しては、ゲーム内の施策の強化及び新機能の追加を行い堅調に推移いたしました。この結果、売上高は5,449百万円となりました。
②売上原価、売上総利益
売上原価は5,271百万円となりました。これは主に新規採用に伴う労務費956百万円、モバイルアプリの制作に伴う外注費779百万円及びプラットフォーム事業者等への支払手数料2,755百万円となり、この結果、売上総利益は177百万円となりました。
③販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費は894百万円となりました。これは主に、給料手当及び賞与111百万円、支払手数料99百万円、広告宣伝費238百万円となり、この結果、営業損失は716百万円となりました。
④営業外収益、営業外費用及び経常利益
営業外収益は9百万円、営業外費用は6百万円となりました。営業外収益は主に還付消費税等8百万円、営業外費用は主に株式交付費4百万円となり、この結果、経常損失は712百万円となりました。
⑤特別利益、特別損失及び当期純利益
特別利益は5百万円、特別損失は9百万円となりました。特別利益はソフトウェアの譲渡に係る固定資産売却益、特別損失は当社の有形無形固定資産についての減損損失となり、この結果、税引前当期純損失は716百万円となり、法人税、住民税及び事業税の計上により、当期純損失は719百万円となりました。
(4)キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(5)経営戦略の現状と見通し
当社では、創業以来モバイルゲームの企画、開発及び運営を一貫して行うことに重点をおき、質の高いサービスをユーザーに提供することで収益基盤を拡大してまいりました。
また、当社の主要な事業領域である、国内モバイルゲーム事業については、ブラウザゲーム市場については成長率の鈍化がみられるものの、ネイティブゲーム市場の成長が補い、今後も拡大していく見通しであります。
今後も継続して質の高いサービスの提供を行っていくとともに、ゲーム事業のノウハウが活用できる、ゲーム周辺領域やアプリ事業を展開することで、新規事業を含めた事業ポートフォリオの最適化に努めていく所存であります。
(6)事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策
当社は、「2 事業等のリスク(2)事業運営・組織体制に関するリスク⑦提出会社が将来にわたって事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しておりますが、①収益性が高いタイトルに対して優先的に開発・運営人員を配置することによる、売上の維持拡大、②プロダクトポートフォリオの見直し及び品質管理による収益力の強化、③資金調達や資金繰りの安定化、④経費の削減に努めてまいります。なお、2019年1月7日付で発行した第三者割当による行使価額修正条項付第12回新株予約権が2019年3月27日までに8,208個行使された結果、348,622千円の資金調達をしており、財務基盤の安定化が図られております。これらの改善策を状況に応じて適切に推進していくことにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
(1)業績
当事業年度における我が国経済は、企業収益の回復や個人消費の持ち直しの動きがみられ、緩やかな景気回復基調が継続しております。
当社の主な事業領域である、モバイルゲーム事業を取り巻く環境につきましては、世界市場についてはアジアを中心にさらに成長し、グローバル化によるマネタイズ機会が拡大していく見通しであります。国内市場については、一定の成熟傾向は見られるものの、その市場規模は今後も拡大する見通しであります。
このような事業環境の中、当社では当事業年度においては、『欅坂46』初となる公式ゲームアプリ「欅のキセキ」は、累計350万ダウンロードを突破し、1周年を迎えた現時点でも、AppStoreでは「4.8」GooglePlayでは「4.5」とユーザーの皆様から高い評価をいただいております。今後も多くの皆様に楽しんでいただけるよう、リアルインセンティブの強化、コンテンツの拡充、コラボ企画等の施策を実施し、収益基盤の安定化に努めてまいります。サービス開始から8年目に突入したブラウザタイトル「ぼくのレストラン2」「ガルショ☆」は、新機能の追加や継続的なコラボの実施、コストコントロールにより収益水準を維持しております。よりきめ細やかな対応を図り、安定した収益水準の維持に努めてまいります。
なお、当事業年度においては、2019年のリリースに向け、自社のノウハウを生かしたオリジナルタイトル『De:Lithe ~忘却の真王と盟約の天使~』と、他社IPを生かしたタイトルの2本を鋭意開発中であり、その開発コストが計上されております。
非ゲーム事業において、ファッションレンタルサービス「EDIST.CLOSET」を運営しておりましたが、2018年12月に経営資源の選択と集中の観点から、株式会社アドベンチャーに事業譲渡いたしました。これにより、経営資源をより得意分野であるゲーム事業に集約することで、経営効率化による業績の改善と更なる企業価値向上を図ってまいります。
この結果、当事業年度の業績は、売上高は5,449百万円(前事業年度比24.3%の増加)、営業損失は716百万円、経常損失は712百万円、当期純損失は719百万円となっております。
(注)ネイティブアプリケーションとは、特定のコンピューターの機種やOS上で直接実行可能なプログラムで構成されたアプリケーションソフトウェアのことをいいます。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末と比べ、559百万円増加し、1,029百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により使用した資金は、381百万円となりました。これは主に、税引前当期純損失716百万円、売上債権の増減額330百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により使用した資金は、11百万円となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出9百万円、敷金及び保証金の差入による支出2百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により獲得した資金は、953百万円となりました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行による収入1,259百万円、短期借入金の増減額308百万円によるものであります。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されています。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積りには不確定性が伴うため、実際の結果は、これらと異なることがあります。
当社の財務諸表を作成するにあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。
(2)財政状態の分析
①資産
当事業年度末の資産につきましては、前事業年度末に比べて191百万円増加し、1,874百万円となりました。
これは主に、現金及び預金の増加(前事業年度末比559百万円の増加)があった一方で、売掛金の減少(前事業年度末比330百万円の減少)によるものであります。
②負債
当事業年度末の負債につきましては、前事業年度末に比べて371百万円減少し、567百万円となりました。
これは主に、買掛金の減少(前事業年度末比85百万円の減少)、短期借入金の減少(前事業年度末比308百万円の減少)によるものであります。
③純資産
当事業年度末の純資産につきましては、前事業年度末に比べて563百万円増加し、1,306百万円となりました。
これは主に、当期純損失を719百万円計上したものの、第三者割当による行使価額修正条項付第10回新株予約権の権利行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ632百万円増加したことによるものであります。
(3)経営成績の分析
当事業年度の業績は、売上高5,449百万円(前事業年度比24.3%の増加)となりました。売上原価は5,271百万円
(前事業年度比26.1%の増加)、販売費及び一般管理費は894百万円(前事業年度比20.0%の減少)となり、この結果、営業損失は716百万円(前事業年度は営業損失914百万円)、経常損失は712百万円(前事業年度は911百万円の経常損失)、当期純損失は719百万円(前事業年度は982百万円の当期純損失)となりました。
①売上高
ゲーム事業において、『欅坂46』初となる公式ゲームアプリ「欅のキセキ」「ぼくのレストランⅡ」「ガルショ☆」の既存タイトルに関しては、ゲーム内の施策の強化及び新機能の追加を行い堅調に推移いたしました。この結果、売上高は5,449百万円となりました。
②売上原価、売上総利益
売上原価は5,271百万円となりました。これは主に新規採用に伴う労務費956百万円、モバイルアプリの制作に伴う外注費779百万円及びプラットフォーム事業者等への支払手数料2,755百万円となり、この結果、売上総利益は177百万円となりました。
③販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費は894百万円となりました。これは主に、給料手当及び賞与111百万円、支払手数料99百万円、広告宣伝費238百万円となり、この結果、営業損失は716百万円となりました。
④営業外収益、営業外費用及び経常利益
営業外収益は9百万円、営業外費用は6百万円となりました。営業外収益は主に還付消費税等8百万円、営業外費用は主に株式交付費4百万円となり、この結果、経常損失は712百万円となりました。
⑤特別利益、特別損失及び当期純利益
特別利益は5百万円、特別損失は9百万円となりました。特別利益はソフトウェアの譲渡に係る固定資産売却益、特別損失は当社の有形無形固定資産についての減損損失となり、この結果、税引前当期純損失は716百万円となり、法人税、住民税及び事業税の計上により、当期純損失は719百万円となりました。
(4)キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(5)経営戦略の現状と見通し
当社では、創業以来モバイルゲームの企画、開発及び運営を一貫して行うことに重点をおき、質の高いサービスをユーザーに提供することで収益基盤を拡大してまいりました。
また、当社の主要な事業領域である、国内モバイルゲーム事業については、ブラウザゲーム市場については成長率の鈍化がみられるものの、ネイティブゲーム市場の成長が補い、今後も拡大していく見通しであります。
今後も継続して質の高いサービスの提供を行っていくとともに、ゲーム事業のノウハウが活用できる、ゲーム周辺領域やアプリ事業を展開することで、新規事業を含めた事業ポートフォリオの最適化に努めていく所存であります。
(6)事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策
当社は、「2 事業等のリスク(2)事業運営・組織体制に関するリスク⑦提出会社が将来にわたって事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しておりますが、①収益性が高いタイトルに対して優先的に開発・運営人員を配置することによる、売上の維持拡大、②プロダクトポートフォリオの見直し及び品質管理による収益力の強化、③資金調達や資金繰りの安定化、④経費の削減に努めてまいります。なお、2019年1月7日付で発行した第三者割当による行使価額修正条項付第12回新株予約権が2019年3月27日までに8,208個行使された結果、348,622千円の資金調達をしており、財務基盤の安定化が図られております。これらの改善策を状況に応じて適切に推進していくことにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。