有価証券報告書-第8期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営の基本方針
当社グループでは、「SAVE the DIGITAL WORLD ~私たちは、確かな技術と人の力で、ITイノベーションの安全品質を支え、高度デジタル社会に歓びと安心を生み、進歩発展に貢献します~」を企業理念として掲げております。この企業理念のもと、主力のソフトウェアテストサービスを中心に、受託開発や保守・運用、セキュリティ等、様々なサービスの提供を行うことで、増加するデジタルサービスの品質・安全性向上への貢献を目指しております。
(2) 経営戦略
当社グループでは、主力事業であるエンターテインメント事業のさらなる成長の追求及びエンターテインメント事業に続く収益の柱を育てるべくエンタープライズ事業の拡大に注力しております。
エンターテインメント事業においては、国内ゲームデバッグのマーケットリーダーとしての確固たる地位を維持するとともに、テストセンターであるLab.の業務改革を推進し、さらなる収益性の向上を図って参ります。また、2021年3月に新たに子会社化したMetaps Entertainment Limitedとのグループシナジーを追求し、コンテンツを海外展開する際に必要となる翻訳・カルチャライズ・マーケティング等の“総合ローカライゼーションサービス”の提供に注力することで、グローバル領域での成長を目指して参ります。
一方、エンタープライズ事業においては、社内エンジニア、フリーランスエンジニア、ベトナムオフショアエンジニア、セキュリティエンジニア等、多様な人材プールの拡大に努め、急増する顧客ニーズに対応できる受注体制の構築に努めて参ります。また、社内教育体制の充実化やM&A、アライアンスの積極活用等を推進することで、当社グループ全体の技術力の向上を図るとともに、変化の速い顧客ニーズに合わせたサービスの拡充等に努めることで、エンタープライズ事業における競争優位性の確立を目指して参ります。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループが属するデジタル関連市場は、環境変化のスピードが著しく速く、その変化に即した迅速かつ柔軟な経営判断を行う必要があることから、当社では、単年度毎の売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益を経営指標としております。
(4) 当社グループを取り巻く経営環境
① 市場環境
当社グループが事業を展開しているデジタル関連市場においては、IoTの進展やDXの加速等を背景に、コンテンツやサービスの多様化が急速に進んでいる一方、各企業においては、その開発及び運用を支えるIT人材が慢性的に不足しています。このため、ソフトウェアの開発、テスト、保守・運用等の支援サービスを提供している当社グループの収益機会は、今後も引き続き増加するものと見込んでおります。
なお、直近の市場環境といたしましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、顧客企業において開発スケジュールに一部遅延が発生したこと等から、当社へのアウトソース需要が一時的に縮小したものの、現在は回復傾向にあり、中長期的に需要は拡大すると見込んでおります。
② 主要サービス
当社グループでは、ソフトウェアの開発、テストから、保守・運用、プロモーション支援まで幅広いサービスを提供しておりますが、そのなかでも、以下3つを事業の柱となる主要サービスとして位置付けております。
③ 顧客動向
主要顧客であるゲームメーカーにおいては、デバッグ工程のアウトソースが既に進んでいることから、今後も安定的な受注が見込めます。一方、ゲームメーカー以外の顧客企業においては、テスト工程を自社内で行っていることが多く、今後IT人材不足等を背景にアウトソースが急速に加速していくことが見込まれております。
④ 競合他社の状況
デバッグにおいては、創業以来顧客企業と強固なリレーションを構築しており、また豊富なデバッグ専用機材を有していること等から参入障壁は高く、寡占市場のなかで当社は圧倒的なシェアを有しております。一方、システムテストにおいては、SIerやシステムの受託開発会社等、市場には多数の競合が存在しています。しかし、当社のようなテスト専門企業は少なく、市場が黎明期であり、今後爆発的な成長が見込まれていることから、当社ではシステムテスト市場をブルーオーシャンと認識しております。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、収益基盤の強化を図るとともにさらなる成長を実現するため、以下5点を主要な課題として認識し、その対応に取り組んで参ります。
① 人材の確保及び育成
当社グループが継続的に企業価値を向上させていくためには、高い専門性を有する優秀な人材の確保及び将来を担う人材の育成が経営上の重要な課題であると認識しております。
特に、主力のデバッグサービス及びシステムテストサービスにおいては、高品質なサービスをスピーディかつ継続的に提供できる組織体制を整備するため、多数の臨時従業員であるテスターを常時確保するとともに、人材育成を通じ技術力及び専門性の向上を図ることが不可欠となっております。
このため、当社グループでは、株式会社デジタルハーツを中心に、テストセンターであるLab.(ラボ)を戦略的に展開することで、豊富なテスターを確保しております。また、独自の教育プログラムを整備することで、年間数十名程度テスターからテストエンジニアやセキュリティ人材といった専門人材へと育成しております。なお、豊富な知見や経験を有するハイレイヤのエンジニア人材については、中途採用の強化やM&Aを活用することで、社内人材を増強するとともに、フリーランスエンジニア等社外リソースも積極的に活用することで確保に努めて参ります。
今後も、当社グループでは、多様な人材に合わせた働き方や教育体制等を整備することで、人材プールの拡大に継続的に取り組んで参ります。
② サービスの付加価値向上について
当社グループを取り巻くデジタル関連市場においては、IoTの進展やDXの加速等を背景に、新たなコンテンツ及びサービスの開発が活発化しているため、それらの市場環境の変化及び顧客ニーズの多様化に柔軟に対応することが経営上の重要な課題であると認識しております。
当社グループでは、エンターテインメント事業を中心に培ってきた競争優位性及び多様性を原動力としつつ、事業及び地域の垣根を越えたグループ全体のノウハウを結集することで、開発から保守・運用までの幅広い工程において包括的なサービスを顧客ニーズにあわせて提供して参ります。また、新サービスの開発にも積極的に取り組むことで、付加価値の高いサービスの提供に取り組んで参ります。
③ サービスの海外展開について
当社グループは、持続的な成長を遂げていくためには海外へのサービス展開も取り組まねばならない経営上の重要な課題であると認識しております。
そのため、当社グループでは、米国、中国、韓国、台湾及びベトナムの海外子会社を通じて、ゲームのデバッグ及び翻訳サービスや、エンタープライズシステムのテストサービス等の事業を展開しております。また、2021年3月には、中国における強固な顧客基盤を有するMetaps Entertainment Limitedを子会社化し、コンテンツの海外展開時に必要な翻訳・カルチャライズ・マーケティング等の“総合ローカライゼーションサービス”をワンストップで提供できる体制の構築に努めるなど、グローバル領域での事業成長を加速させる取り組みを開始致しました。
今後も、高い収益性と成長性が期待される市場に対してサービスを提供することを基本方針とし、持続的な成長に向けた海外事業基盤の構築に努めて参ります。
④ 事業領域の拡大及び新規事業の推進について
当社グループでは、エンターテインメント事業を収益の軸としつつも、多様な収益源による安定的な成長を遂げていくためには、既存の事業領域を拡大するとともに新規事業を推進することが経営上の重要な課題であると認識しております。
そのため、M&A等を活用した多角的な事業規模の拡大や独自性を追求した新サービスの開発に積極的に取り組んで参りました。今後も、新たな事業領域の開拓や新規事業の創出・発展に注力するとともに、多様な収益源による安定的な事業ポートフォリオの形成を目指して参ります。
⑤ 安定的な財務基盤の維持について
当社グループでは、強いキャッシュ・フロー創出力を有するエンターテインメント事業を中心に高い収益性を維持しており、安定的な配当や自社株買い等の株主還元を実施しつつ健全な財務体質を維持して参りました。
当社グループでは、エンターテインメント事業を収益の軸としつつも、多様な収益源による安定的な成長を遂げていくためには、既存の事業領域を拡大するとともに新規事業を推進することが経営上の重要な課題であると認識しております。
そのため、M&A等を活用した多角的な事業規模の拡大や独自性を追求した新サービスの開発に積極的に取り組んで参りました。今後も、新たな事業領域の開拓や新規事業の創出・発展に注力するとともに、多様な収益源による安定的な事業ポートフォリオの形成を目指して参ります。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする世界的な経済の長期低迷リスク等、外部環境が激変するなか、財務基盤の強化は従来以上に経営上の重要な課題になっていると認識しております。引き続きキャッシュ・フローマネジメントを強化するとともに、必要に応じて金融機関からの資金調達を含めた機動的な対応を実施するなど、今後も安定的な財務基盤の確保に努めて参ります。
(1) 経営の基本方針
当社グループでは、「SAVE the DIGITAL WORLD ~私たちは、確かな技術と人の力で、ITイノベーションの安全品質を支え、高度デジタル社会に歓びと安心を生み、進歩発展に貢献します~」を企業理念として掲げております。この企業理念のもと、主力のソフトウェアテストサービスを中心に、受託開発や保守・運用、セキュリティ等、様々なサービスの提供を行うことで、増加するデジタルサービスの品質・安全性向上への貢献を目指しております。
(2) 経営戦略
当社グループでは、主力事業であるエンターテインメント事業のさらなる成長の追求及びエンターテインメント事業に続く収益の柱を育てるべくエンタープライズ事業の拡大に注力しております。
エンターテインメント事業においては、国内ゲームデバッグのマーケットリーダーとしての確固たる地位を維持するとともに、テストセンターであるLab.の業務改革を推進し、さらなる収益性の向上を図って参ります。また、2021年3月に新たに子会社化したMetaps Entertainment Limitedとのグループシナジーを追求し、コンテンツを海外展開する際に必要となる翻訳・カルチャライズ・マーケティング等の“総合ローカライゼーションサービス”の提供に注力することで、グローバル領域での成長を目指して参ります。
一方、エンタープライズ事業においては、社内エンジニア、フリーランスエンジニア、ベトナムオフショアエンジニア、セキュリティエンジニア等、多様な人材プールの拡大に努め、急増する顧客ニーズに対応できる受注体制の構築に努めて参ります。また、社内教育体制の充実化やM&A、アライアンスの積極活用等を推進することで、当社グループ全体の技術力の向上を図るとともに、変化の速い顧客ニーズに合わせたサービスの拡充等に努めることで、エンタープライズ事業における競争優位性の確立を目指して参ります。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループが属するデジタル関連市場は、環境変化のスピードが著しく速く、その変化に即した迅速かつ柔軟な経営判断を行う必要があることから、当社では、単年度毎の売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益を経営指標としております。
(4) 当社グループを取り巻く経営環境
① 市場環境
当社グループが事業を展開しているデジタル関連市場においては、IoTの進展やDXの加速等を背景に、コンテンツやサービスの多様化が急速に進んでいる一方、各企業においては、その開発及び運用を支えるIT人材が慢性的に不足しています。このため、ソフトウェアの開発、テスト、保守・運用等の支援サービスを提供している当社グループの収益機会は、今後も引き続き増加するものと見込んでおります。
なお、直近の市場環境といたしましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、顧客企業において開発スケジュールに一部遅延が発生したこと等から、当社へのアウトソース需要が一時的に縮小したものの、現在は回復傾向にあり、中長期的に需要は拡大すると見込んでおります。
② 主要サービス
当社グループでは、ソフトウェアの開発、テストから、保守・運用、プロモーション支援まで幅広いサービスを提供しておりますが、そのなかでも、以下3つを事業の柱となる主要サービスとして位置付けております。
| サービス名 | 概要 |
| デバッグ | ゲームソフト、パチンコ・パチスロの不具合検出サービス |
| システムテスト | 業務システムやWebシステム、IoT機器等エンタープライズシステムの不具合検出サービス |
| セキュリティ | 脆弱性診断やペネトレーションテスト、セキュリティ監視等のサービス |
③ 顧客動向
主要顧客であるゲームメーカーにおいては、デバッグ工程のアウトソースが既に進んでいることから、今後も安定的な受注が見込めます。一方、ゲームメーカー以外の顧客企業においては、テスト工程を自社内で行っていることが多く、今後IT人材不足等を背景にアウトソースが急速に加速していくことが見込まれております。
④ 競合他社の状況
デバッグにおいては、創業以来顧客企業と強固なリレーションを構築しており、また豊富なデバッグ専用機材を有していること等から参入障壁は高く、寡占市場のなかで当社は圧倒的なシェアを有しております。一方、システムテストにおいては、SIerやシステムの受託開発会社等、市場には多数の競合が存在しています。しかし、当社のようなテスト専門企業は少なく、市場が黎明期であり、今後爆発的な成長が見込まれていることから、当社ではシステムテスト市場をブルーオーシャンと認識しております。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、収益基盤の強化を図るとともにさらなる成長を実現するため、以下5点を主要な課題として認識し、その対応に取り組んで参ります。
① 人材の確保及び育成
当社グループが継続的に企業価値を向上させていくためには、高い専門性を有する優秀な人材の確保及び将来を担う人材の育成が経営上の重要な課題であると認識しております。
特に、主力のデバッグサービス及びシステムテストサービスにおいては、高品質なサービスをスピーディかつ継続的に提供できる組織体制を整備するため、多数の臨時従業員であるテスターを常時確保するとともに、人材育成を通じ技術力及び専門性の向上を図ることが不可欠となっております。
このため、当社グループでは、株式会社デジタルハーツを中心に、テストセンターであるLab.(ラボ)を戦略的に展開することで、豊富なテスターを確保しております。また、独自の教育プログラムを整備することで、年間数十名程度テスターからテストエンジニアやセキュリティ人材といった専門人材へと育成しております。なお、豊富な知見や経験を有するハイレイヤのエンジニア人材については、中途採用の強化やM&Aを活用することで、社内人材を増強するとともに、フリーランスエンジニア等社外リソースも積極的に活用することで確保に努めて参ります。
今後も、当社グループでは、多様な人材に合わせた働き方や教育体制等を整備することで、人材プールの拡大に継続的に取り組んで参ります。
② サービスの付加価値向上について
当社グループを取り巻くデジタル関連市場においては、IoTの進展やDXの加速等を背景に、新たなコンテンツ及びサービスの開発が活発化しているため、それらの市場環境の変化及び顧客ニーズの多様化に柔軟に対応することが経営上の重要な課題であると認識しております。
当社グループでは、エンターテインメント事業を中心に培ってきた競争優位性及び多様性を原動力としつつ、事業及び地域の垣根を越えたグループ全体のノウハウを結集することで、開発から保守・運用までの幅広い工程において包括的なサービスを顧客ニーズにあわせて提供して参ります。また、新サービスの開発にも積極的に取り組むことで、付加価値の高いサービスの提供に取り組んで参ります。
③ サービスの海外展開について
当社グループは、持続的な成長を遂げていくためには海外へのサービス展開も取り組まねばならない経営上の重要な課題であると認識しております。
そのため、当社グループでは、米国、中国、韓国、台湾及びベトナムの海外子会社を通じて、ゲームのデバッグ及び翻訳サービスや、エンタープライズシステムのテストサービス等の事業を展開しております。また、2021年3月には、中国における強固な顧客基盤を有するMetaps Entertainment Limitedを子会社化し、コンテンツの海外展開時に必要な翻訳・カルチャライズ・マーケティング等の“総合ローカライゼーションサービス”をワンストップで提供できる体制の構築に努めるなど、グローバル領域での事業成長を加速させる取り組みを開始致しました。
今後も、高い収益性と成長性が期待される市場に対してサービスを提供することを基本方針とし、持続的な成長に向けた海外事業基盤の構築に努めて参ります。
④ 事業領域の拡大及び新規事業の推進について
当社グループでは、エンターテインメント事業を収益の軸としつつも、多様な収益源による安定的な成長を遂げていくためには、既存の事業領域を拡大するとともに新規事業を推進することが経営上の重要な課題であると認識しております。
そのため、M&A等を活用した多角的な事業規模の拡大や独自性を追求した新サービスの開発に積極的に取り組んで参りました。今後も、新たな事業領域の開拓や新規事業の創出・発展に注力するとともに、多様な収益源による安定的な事業ポートフォリオの形成を目指して参ります。
⑤ 安定的な財務基盤の維持について
当社グループでは、強いキャッシュ・フロー創出力を有するエンターテインメント事業を中心に高い収益性を維持しており、安定的な配当や自社株買い等の株主還元を実施しつつ健全な財務体質を維持して参りました。
当社グループでは、エンターテインメント事業を収益の軸としつつも、多様な収益源による安定的な成長を遂げていくためには、既存の事業領域を拡大するとともに新規事業を推進することが経営上の重要な課題であると認識しております。
そのため、M&A等を活用した多角的な事業規模の拡大や独自性を追求した新サービスの開発に積極的に取り組んで参りました。今後も、新たな事業領域の開拓や新規事業の創出・発展に注力するとともに、多様な収益源による安定的な事業ポートフォリオの形成を目指して参ります。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする世界的な経済の長期低迷リスク等、外部環境が激変するなか、財務基盤の強化は従来以上に経営上の重要な課題になっていると認識しております。引き続きキャッシュ・フローマネジメントを強化するとともに、必要に応じて金融機関からの資金調達を含めた機動的な対応を実施するなど、今後も安定的な財務基盤の確保に努めて参ります。