訂正有価証券報告書-第4期(平成29年1月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/05/11 9:59
【資料】
PDFをみる
【項目】
107項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響が懸念されたものの、企業収益や雇用・所得環境の改善に支えられ、緩やかな回復基調で推移しました。
こうしたなか、当連結会計年度の売上高については、主にガス事業の売上高が増加したことにより、5.6%増加の595億99百万円となりましたが、ガス仕入費用の増加やヨウ素販売価格の低下などにより、営業利益については5.7%減少の30億51百万円、経常利益については4.2%減少の34億76百万円となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益については、税金費用の減少などにより、0.5%増加の24億15百万円となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであり、増減の比較については、全て「前連結会計年度」との比較となっております。なお、当連結会計年度より報告セグメントの名称を変更しており、従来の「ヨード・かん水事業」を「ヨウ素事業」に変更しております。当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。
<ガス事業>輸入エネルギー価格の影響による一部のガス販売価格の上昇や発電用途でのガス販売量の増加などにより、売上高については7.6%増加の539億39百万円となりましたが、ガス仕入費用や天然ガスの新規開発による減価償却費の増加などにより、営業利益については3.0%減少の44億40百万円となりました。
<ヨウ素事業>国際的な価格低下の影響を受けヨウ素販売価格が低下したことや、ヨウ素販売量が減少したことなどにより、売上高については15.3%減少の32億97百万円、営業利益については13.4%減少の11億14百万円となりました。
<その他>器具販売事業の売上高が減少したものの、利益率が向上したことなどにより、売上高については2.0%減少の23億62百万円、営業利益については71.9%増加の1億59百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
<現金及び現金同等物の期末残高>当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、期首に比べ16.8%減少の194億51百万円となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>税金等調整前当期純利益や減価償却費などにより、66億74百万円の収入(前連結会計年度に比べ15.0%増加)となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>有形固定資産の取得などにより、97億72百万円の支出(前連結会計年度に比べ70.6%増加)となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>配当金の支払いなどにより、8億32百万円の支出(前連結会計年度に比べ1.9%減少)となりました。