有価証券報告書-第10期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)

【提出】
2014/03/28 11:13
【資料】
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【項目】
74項目

有報資料

当社が事業を推進していくために重要な課題と認識している点は以下のとおりです。
(1) マーケットシェアの拡大
断熱材市場における当社のマーケットシェアを拡大することを重要な課題と認識しております。そのために次の施策を進めていきます。
①拠点の拡大
受注拡大を目的に平成25年12月31日現在40拠点に営業拠点を展開しておりますが、平成26年12月期中にさらに拠点を拡大する見込みです。当社は、北海道から九州までの全国にわたり営業拠点を展開してきました。住宅着工件数の市場規模に合わせて重点的な取り組みを行っており、特に関東、近畿、中部エリアにおいて拠点展開を進め、受注の取り込み増加に寄与しております。さらに機能的な営業拠点展開を進め、受注の拡大、マーケットシェアの拡大を図って参ります。
②RC造マンション等の建築物市場への積極展開
当社は、これまで木造戸建住宅を中心に断熱材の施工販売を行って参りましたが、平成24年12月期より、R C造(注)のマンション、病院、学校、倉庫等の建築物への断熱材の施工販売を開始しました。建築物市場は、木造戸建住宅市場と異なり、当社の販売する硬質ウレタンの断熱材が主流となっております。そのような中、当事業年度においては、工務人員の採用、施工技術向上のための研修、並びに人材の育成を行って、施工体制の整備を進めるとともに、平成25年7月に建築事業部を立ち上げ受注体制の整備を整えました。その結果、当事業年度下期より積極的な受注活動が可能な体制となりました。今後は、大手ゼネコンをはじめ、幅広い顧客より受注獲得を進め、建築物市場におけるマーケットシェアの拡大を図って参ります。
注.RCとはReinforced Concreteの略称。
RC造とは、コンクリートと鉄筋とが一体となった構造で鉄筋コンクリートのこと。コンクリートの中に
鉄筋を入れ、圧縮にも引張りにも強い部材を作るのがこの構造の特徴。
③施工能力の強化
営業拠点に隣接する工務拠点の機能充実を図ります。これまで工務拠点は倉庫機能だけでしたが、シャワールームの設置等のリフレッシュ機能、事務機能等を整備することで、工務人員の労働環境の改善を図り、士気の向上を目指します。また、中核拠点で技術研修を行うことにより工務社員の技術力を向上させ、受注拡大に対応できる施工能力を強化します。
④ハブ&スポークによる拠点の効率化
現在は工務拠点において少量の原料を管理しておりますが、今後は営業拠点を全国8ブロックに分割し、ハブ機能として各々に中核拠点を設置する計画です。中核拠点では、原料の備蓄倉庫としての機能を拡充し、スポークとなる工務拠点には常時使用するだけの原料を保管することで、全社レベルでの業務の効率化を図ります。また、技術研修も可能な中核拠点の整備を行う構想であります。
(2) 施工体制の拡充
当社の売上を増やすためには、受注の増加と施工能力の強化をすることが課題と認識しております。そのためには、前述のとおり自社工務部門の増強とともに、認定施工店の拡充が必須条件となります。当社は、地域に根ざす認定施工店を断熱材施工業務の委託先としてのみならず、営業活動における情報収集や顧客の紹介等、きわめて重要なパートナーとして位置づけており、今後も各地で認定施工店網を維持・強化して参ります。
(3) 工務人材教育の強化
人材教育は、営業、工務、事務の各部門で必要となりますが、当社の施工品質に直結する工務部門の人材育成が最優先の課題であると認識しております。施工品質を確保していくために、エリアマネージャー、サブマネージャーを中心とした組織運営を進め、新人工務社員に対する技術指導を中心とする教育訓練を実施していきます。また、マイスターと呼ばれる社内資格制度を導入しており、経験を積んだ工務社員がより高い技術認定を目指せる仕組みを整備しております。建築物向け断熱施工技術については、施工技術を習得した人員を着実に増強していきます。
(4) 安全管理の強化
施工品質の確保と並んで現場安全管理の強化も最重要課題であると認識しております。現場での安全指導に加え工務リーダー会議を継続的に開催することにより、各工務社員の安全意識の向上を図っております。全国的な工務組織を5ブロックに分け、全ブロックで安全大会を行い、自社工務、認定施工店の現場事故の根絶を目指しております。
(5) コスト削減の強化
当社の収益性を向上させるには、コスト削減が重要な課題であると認識しております。そのために、当社の主たる事業である断熱材の施工販売において、使用するウレタン原料のコスト削減を図ります。前事業年度より、仕入価格の引き下げを図るため、米国のハンツマン社より直接原料の仕入を開始しました。また、原料の供給リスクの分散を図るため、2社以上による複数購買を行い、価格、品質等の条件の良いメーカーより優先的に仕入れるようにしております。
ウレタン原料の価格は、原料が石油製品であるため、ナフサの国際価格の影響を受けます。昨今の円安の進行により、原料価格が上昇傾向にありますが、当社は、拠点の倉庫機能の拡充を進め、一括して原料を大量に仕入れることにより、物流コストの削減と仕入価格の引き下げを図り、売上原価の上昇を抑えるよう努めております。また、積算業務について、フィリピンの日系企業への外注移管により、積算関連業務のコスト削減を図っております。さらに、これまで本社と営業所で行っていた主要副資材の調達を本社で一括して行い、品目別に集中購買することで仕入単価の引き下げを図って参ります。
(6) 関連資材の販売強化
売上を増加させるために、アクアフォーム®と併せて施工・設置する関連資材の販売強化を図り、1棟当たり受注単価の向上を図ることが課題であると認識しております。住宅の断熱性能をより向上させるアクエアーシルバー(通気層確保用スペーサー)、アクアシルバーウォール(透湿・防水シート)をパッケージ化して工務店、ビルダーに提案していきます。
また、ハンツマン社との連携による防水施工、防水コート工事等の分野に進出し、接着剤等の新規商材の開発も進めます。
(7) 技術開発、テクニカルセンターの開設
当社は、新たな省エネルギー基準に対応した商品を提供することが課題であると認識しております。そのために、平成26年3月にテクニカルセンターを立ち上ました。そこでは、既存の断熱材の品質の検証等を行うとともに、新たな省エネルギー基準に対応できる断熱材の研究開発を行い、将来に向けた事業の拡大・成長を図って参ります。

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