四半期報告書-第54期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/13 15:30
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、米国新政権の政策や欧州の政治リスク、東アジアの地政学的リスクなどによる国内景気への影響が懸念されるなか、大規模な金融緩和をはじめ政府の各種経済対策、製造業における生産設備の高度化・自動化を背景とした旺盛な需要もあり景気は緩やかな回復基調で推移しました。
このような経済状況のもとで、当社グループは「接着・樹脂加工を基盤とし、拠点相互のネットワークを最大限活かした成長事業、新規事業とグローバル展開」を基本方針として、「ソリューションビジネスの展開」「グローバル展開の推進」「成長事業・新規事業推進」を目標に取り組んでまいりました。
当第3四半期連結累計期間においては、鉄鋼・食品業界向けのベルトの販売が堅調に推移したほかウレタンタイミングベルト、ディスプレイガラス向け部材の販売が堅調に推移しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,164百万円(前年同期比25.5%増)、営業利益は154百万円(前年同期比92.2%増)、経常利益は169百万円(前年同期比173.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は168百万円(前年同期比370.6%増)となりました。
当社グループは、「総合接着・樹脂加工事業」の単一セグメントでしたが、株式会社日新製作所の連結子会社化に伴い、報告セグメントを「総合接着・樹脂加工事業」と「特殊設計機械事業」に変更しております。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
総合接着・樹脂加工
総合接着・樹脂加工につきましては、鉄鋼・食品業界向けのベルトの販売が堅調に推移したほかウレタンタイミングベルト、ディスプレイガラス向け部材の販売が堅調に推移しました。以上の結果、売上高は1,889百万円となりました。
特殊設計機械
特殊設計機械につきましては、食品向け機械の販売が堅調に推移しました。以上の結果、売上高は274百万円となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べて343百万円増加し、5,586百万円となりました。このうち、流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べて108百万円増加し、2,446百万円となりました。これは主に、現金及び預金が240百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が229百万円、仕掛品が65百万円、原材料及び貯蔵品が34百万円増加したことによるものであります。また、固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べて235百万円増加し、3,140百万円となりました。これは主に、建設仮勘定が123百万円、土地が65百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べて173百万円増加し、1,142百万円となりました。このうち、流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べて205百万円増加し、817百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が166百万円増加したことによるものであります。また、固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べて31百万円減少し、324百万円となりました。これは主に役員退職慰労引当金が14百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて170百万円増加し、4,444百万円となりました。これは主に、利益剰余金が129百万円増加したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、18百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。