有価証券報告書-第70期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/25 15:03
【資料】
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【項目】
113項目

事業内容

当社グループは、平成30年3月31日現在、当社及び当社連結子会社6社によって構成されており、主としてスーパーセンター事業、建設事業、貿易事業を行っております。
当社グループが営んでいる事業内容、各事業会社の当該事業における位置付けは次のとおりであります。
(スーパーセンター事業)
スーパーセンターでは、ホームセンターで扱う商品に加え日配品(牛乳・豆腐・パン等)、加工食品、生鮮食品、惣菜などを取り扱っております。日常の生活必需品を幅広く取り揃えることにより一箇所で買い物が完結するワンストップショッピングの場を提供しております。
品揃えについては、限られた売場を有効に活用し、地域に密着した特定商品の導入や品質・価格帯のバリエーションにより、より多くの品目を導入するよう努めております。
青果・鮮魚は毎朝バイヤーが市場に出向き、鮮度の高い厳選した商品を仕入れております。また、ボタニカルコーナーを充実させ、寄せ植え教室などお客様参加型のイベントを開催するなどグリーン・園芸の強化を図っております。
また、環境問題の取り組みの一環として、空き缶・ペットボトル・古紙を回収するリサイクルステーションを店舗に設置し、買い物の際に利用できるサービスを提供しております。
(建設事業)
内外装工事、自走式立体駐車場建設、土木緑化工事等の各種建設工事、建築鉄骨・鋼製橋梁上部工の工場加工製作建築・土木資材販売等の多岐に亘る事業を行っております。主要な事業は以下のとおりです。
内外装工事
新築・改修を問わず内装工事から屋根外装工事までを一貫して提供しております。特に屋根改修工事においては、特許を取得している独自のWKカバー工法を有しております。工場・倉庫等の老朽化した屋根や壁を撤去、解体せずにそのまま包み込む工法で、既存の屋根に穴を開けず施工するため、工場・倉庫の操業を休止させることなく、廃材の発生も大幅に抑えられるという特長があります。
自走式立体駐車場建設
マンション、商業施設、病院、大学、公共施設等の自走式立体駐車場の建設を行っております。国土交通省等の公共機関の安全性の評価・検証を受けた「認定品」を開発しており、平成30年3月31日現在「認定品」は55機種にのぼります。特に独自の「ロングスパンタイプ」については、通常の駐車場より柱の本数が少なく、駐車場の利用者が、駐車や乗降がしやすいという特長があります。また、基礎や杭のボリュームを削減できるため、施工コストの削減と、施工期間の短縮化を図ることができます。
建築鉄骨
静岡県焼津市と長野県飯田市、下伊那郡高森町に工場を有しております。工場において加工製作の後、現場で組立てを行っております。
(貿易事業)
医薬品原料であるウイテプゾール・アセトアミノフェン・ダルテパリン・ニトログリセリン等、化成品原料であるキャンデリラ・ホホバオイル・ユッカ・チクル等の輸入販売を行っております。また、不妊治療薬の原薬製造を行っております。
キャンデリラは、ヘアワックス等に使用される自然原料で、子会社であるメキシコのWatahan de Mexico,S.A.DEC.V.にて加工後、日本へ出荷しております。
多くの取扱商品について、日本における代理店権を保有しており、安定した商品供給ができます。不妊治療薬の原薬製造については、ヒト尿を由来とする排卵障害治療剤の性腺刺激ホルモン剤であるHMGの粗原料を中国から輸入し、神奈川県横浜市の製薬研究所内で精製し、製薬会社に販売しております。
(その他)
不動産賃貸を行っております。
このような中で当社は、持株会社としてグループ全体の経営管理、経営指導を通じ、グループ事業の方向性を定め、グループの総合力を高めるとともに、IT化の推進、人財育成、事業開発やM&Aによる事業拡大に取り組んでおります。
当社グループ各社の役割・分担は以下のとおりであります。
セグメント会社名主要な事業内容
スーパーセンター事業綿半パートナーズ㈱グループ共同仕入を行っております。
㈱綿半ホームエイド主として長野県内においてスーパーセンター及びホームセンターを展開しております。
㈱綿半フレッシュマーケット愛知県内において食品スーパーを展開しております。
㈱綿半Jマート関東甲信地域においてホームセンターを展開しております。
建設事業綿半ソリューションズ㈱建物改修工事、自走式立体駐車場、建築鉄骨等の各種建設工事を展開しております。
貿易事業綿半トレーディング㈱医薬品原料、化成品原料等の輸入・販売を行っております。

事業の系統図は、次のとおりであります。
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