有価証券報告書-第13期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/23 16:00
【資料】
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【項目】
72項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、本書提出日時点において当社が判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積もりが必要な事項につきましては合理的な基準に基づき、会計上の見積もりを行っております。この見積もりに関しては、過去の実績や適切と判断する仮定に基づいて合理的に算出しておりますが、実際の結果はこれらの見積もりと相違する可能性があります。
(2) 財政状態の分析
① 流動資産
当事業年度末における流動資産は前事業年度末より1,635,378千円増加し、2,791,358千円となりました。この主な要因は、原材料及び貯蔵品が103,583千円減少しましたが、現金及び預金が1,731,721千円増加したためであります。
② 固定資産
当事業年度末における固定資産は前事業年度末より14,406千円増加し、85,893千円となりました。これは主に、工具、器具及び備品が5,623千円及びソフトウエア仮勘定が9,352千円増加したためであります。
③ 流動負債
当事業年度末における流動負債は、前事業年度末より50,012千円減少し、128,897千円となりました。これは主に、前受金が50,488千円減少したためであります。
④ 固定負債
当事業年度末における固定負債は前事業年度末より3,262千円増加し、27,690千円となりました。これは主に、退職給付引当金が3,552千円増加したためであります。
⑤ 純資産
当事業年度末における純資産は前事業年度末より1,696,535千円増加し、2,720,663千円となりました。これは主に、利益剰余金が994,464千円減少しましたが、資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,345,500千円増加したためであります。
以上の結果、自己資本比率は、前事業年度末の83.4%から94.6%となりました。
(3) 経営成績の分析
経営成績の分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」をご参照ください。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」をご参照ください。
(5) 資金の財源及び資金の流動性についての分析
資本の財源及び資金の流動性についての分析は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(6) 経営戦略の現状と見通し
当社は、設立以来、ITK-1の開発に注力し、平成23年11月に富士フイルム株式会社にライセンス・アウトし、現在国内で第Ⅲ相臨床試験を実施しております。これに続くGRN-1201は、グローバル展開を前提に、米国で研究開発を実施し、グローバル製薬企業へライセンス・アウトしていくことを想定しています。
一方、近年医薬品の主要市場たる米国において薬効を示した開発成功事例(デンドレオン社のプロベンジやブリストル・マイヤーズ・スクイブ社のヤーボイ)が紹介されたのをきっかけに世界の製薬企業が注目する開発領域の一つとなったがん免疫治療薬領域においては、サイエンスも日進月歩の進展を見せており、ペプチドワクチンのみならず様々な形態のがん免疫治療薬が、それらの併用も含めて試されています。ITK-1及びGRN-1201に続く開発候補品においては、この機会を捉えるべく、様々な形態および組み合わせのがん免疫治療薬の開発に取り組み、経営の安定化及び企業価値の増大に向けて、パイプラインを順次増やしていく予定であります。
当社が物質特許を有するがん抗原と免疫細胞を修飾して活性を高める技術との融合による治療薬の研究開発又はがんペプチドワクチンと他のがん免疫治療薬、特に免疫チェックポイント阻害剤との併用療法、他のがん種への適応拡大など、日本・海外を問わず、外部の研究機関との共同研究や導入も含め、引き続きがん免疫治療薬領域に焦点を当てた研究開発をしていきます。
(7) 経営者の問題認識と今後の方針について
近年の世界的ながん免疫治療薬に対する開発意欲の高まりの中で、がんワクチン・シーズとなる多くのがん抗原を久留米大学から承継し、ペプチドワクチンという一つのプラットフォームにおいて製剤化検討から後期臨床試験までの一気通貫の開発経験を有する当社は、これらの開発ノウハウを中核に多面的ながん免疫治療薬の開発に取り組むことのできる好位置にあり、その機会を捉えきれるかどうかが課題となってくると考えております。シーズ導入と開発品の導出において、提携の機会を拡げ、開発段階も先例に囚われることなく、他のがん免疫療法との併用を前提とする等のライセンス・アウト先との新たなアライアンスにも取り組んで参ります。また、早期にGRN-1201をグローバル製薬企業へのライセンス・アウトが可能になる段階まで開発を進めるとともに、新規技術を積極的に展開することによって、がん免疫治療薬領域において世界的に存在感のある企業へと発展させていく所存であります。

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