有価証券届出書(新規公開時)
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財務諸表注記事項(IFRS)
1.報告企業
株式会社ベイカレント・コンサルティング(以下、「当社」という。)は日本国に所在する企業であります。その登記されている本社は東京都港区に所在しております。当社の財務諸表は、2016年2月29日を期末日としております。
1998年3月に経営・業務とITに関するコンサルティング、システムインテグレーション及びアウトソーシングを事業目的として設立された有限会社ピーシーワークスは、2000年6月に株式会社ピーシーワークスに組織変更し、2006年12月に株式会社ベイカレント・コンサルティング(以下、「旧株式会社ベイカレント・コンサルティング」という。)に商号変更しました。その後、旧株式会社ベイカレント・コンサルティングの経営陣やSunrise Capital Ⅱ, L.P.等のファンドによる出資受入れのための受皿会社として、2014年4月18日に設立されたバイロン・ホールディングス株式会社が、同年6月6日に旧株式会社ベイカレント・コンサルティングの全ての株式を取得して完全子会社化したうえで、同年10月1日に吸収合併し、同日に株式会社ベイカレント・コンサルティングに商号変更して、現在に至っております。
2.作成の基礎
(1)国際会計基準に準拠している旨及び初度適用に関する事項
当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)第1条の2の2に掲げる「特定会社」の要件を満たすことから、第129条第2項の規定により国際会計基準(以下、「IFRS」という。)に準拠して作成しております。
当社は、2014年4月18日の設立時よりIFRSを適用しており、初度適用の免除規定等は採用しておりません。
当社は、2014年4月18日に設立されたため、2015年2月期につきましては2014年4月18日から2015年2月28日までの10ヶ月と13日間となっております。
なお、旧株式会社ベイカレント・コンサルティングは2013年3月1日をIFRSへの移行日としてIFRSの初度適用を行っております。当社の単体財務諸表上、2014年6月6日を取得日、2014年10月1日を合併受入日とした会計処理を行っております。
早期適用していないIFRSを除き、当社の会計方針は、2016年2月29日に有効なIFRSに準拠しております。
本財務諸表は2016年6月22日に代表取締役社長 萩平和巳及び取締役管理本部長 中村公亮によって承認されております。
当社の子会社は、BAYCURRENT CONSULTING INDIA PRIVATE LIMITED(インド)の1社でありますが、本財務諸表の開示対象事業年度において休眠会社であり、清算手続きを実施しております。そのため、単体財務諸表のみを作成しております。
(2)測定の基礎
当社の財務諸表は、注記「3.重要な会計方針」に記載のとおり、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
公正価値は、その価格が直接観察可能であるか、他の評価技法を用いて見積られるかにかかわらず、測定日時点で、市場参加者間の秩序ある取引において、資産を売却するために受取るであろう価格又は負債を移転するために支払うであろう価格であります。当社は、資産又は負債の公正価値の見積りに関して、市場参加者が測定日において当該資産又は負債の価格付けにその特徴を考慮に入れる場合には、その特徴を考慮しております。
財務諸表における測定及び開示目的での公正価値は、IFRS第2号「株式に基づく報酬」の公正価値、IAS第2号「棚卸資産」の正味実現可能価額、及びIAS第36号「資産の減損」の使用価値のような公正価値と何らかの類似性はあるが公正価値ではない測定を除き、上記のように決定されています。更に財務報告目的で、公正価値測定は以下に記述するように、そのインプットが観察可能である程度、及びインプットが公正価値測定全体に与える重要性に応じてレベル1、2、3に分類されます。
・レベル1のインプットは、企業が測定日現在でアクセスできる同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格であります。
・レベル2のインプットは、レベル1に含まれる相場価格以外のインプットのうち、資産又は負債について直接又は間接に観察可能なものであります。
・レベル3のインプットは、資産又は負債に関する観察可能でないインプットであります。
(3)機能通貨及び表示通貨
当社の財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、千円未満を四捨五入して表示しております。
(4)新基準の早期適用
当社は、旧株式会社ベイカレント・コンサルティングのIFRS初度適用時より、IFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、2010年10月改訂、以下、「IFRS第9号」という。)を早期適用しております。
3.重要な会計方針
(1)企業結合
企業結合は取得法を用いて会計処理しております。取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、引き受けた負債及び当社が発行する持分金融商品の取得日の公正価値の合計として測定されます。取得対価が識別可能な資産及び負債の公正価値の純額を超過する場合は、財政状態計算書においてのれんとして計上しております。反対に下回る場合には、直ちに損益計算書において収益として計上しております。
仲介手数料、弁護士費用、デュー・デリジェンス費用等の、企業結合に関連して発生する取引コストは、発生時に費用処理しております。
被取得企業における識別可能な資産及び負債は、以下を除いて、取得日の公正価値で測定しております。
① 繰延税金資産・負債及び従業員給付契約に関連する資産・負債
② 被取得企業の株式に基づく報酬契約
③ IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的に分類される資産又は処分グループ
(2)外貨換算
外貨建取引
外貨建取引は、取引日の為替レートで当社の機能通貨に換算しております。
期末日における外貨建貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しております。
公正価値で測定される外貨建非貨幣性資産及び負債は、当該公正価値の算定日における為替レートで機能通貨に換算しております。
換算又は決済により生じる換算差額は、損益として認識しております。
(3)金融商品
当社は、IFRS第9号(2010年10月改訂)を早期適用しております。
① 金融資産
イ.当初認識及び測定
当社は、金融資産について、損益又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産、償却原価で測定される金融資産に分類しております。この分類は当初認識時に決定しております。
すべての金融資産は、損益を通じて公正価値で測定される区分に分類される場合を除き、公正価値に取引コストを加算した金額で測定しております。
金融資産は、以下の要件をともに満たす場合には、償却原価で測定される金融資産に分類しております。
a.契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、資産が保有されている。
b.金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。
償却原価で測定される金融資産以外の金融資産は、公正価値で測定される金融資産に分類しております。
公正価値で測定される金融資産について、損益を通じて公正価値で測定しなければならない売買目的で保有される資本性金融商品を除き、個々の資本性金融商品ごとに損益を通じて公正価値で測定するか、その他の包括利益を通じて公正価値で測定するかを当初認識時に指定し、当該指定を継続的に適用しております。
ロ.事後測定
金融資産の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。
a.償却原価により測定される金融資産
償却原価により測定される金融資産については、実効金利法による償却原価により測定しております。
b.公正価値により測定される金融資産
公正価値により測定される金融資産の公正価値の変動額は損益として認識しております。ただし、資本性金融商品のうち、その他の包括利益を通じて公正価値で測定すると指定したものについては、公正価値の変動額はその他の包括利益として認識しております。
ハ.金融資産の減損
償却原価により測定される金融資産について、毎期、減損の客観的証拠があるかどうかを検討しております。
金融資産は、客観的な証拠によって損失事象が当該資産の当初認識後に発生したことが示されており、かつ当該損失事象によってその金融資産の見積将来キャッシュ・フローにマイナスの影響が及ぼされることが合理的に予測できる場合に減損していると判定されます。
金融資産が減損していることを示す客観的な証拠には、債務者の重大な財政状態の悪化、利息又は元本支払の債務不履行もしくは延滞、債務者の破産等が含まれます。
当社は、償却原価により測定される金融資産の減損の証拠を、個々の資産ごとに検討するとともに全体としても検討しております。個々に重要な金融資産は、個々に減損を評価しております。個々に重要な金融資産のうち個別に減損する必要がないものについては、発生しているが未特定となっている減損の有無の評価を全体として実施しております。個々に重要でない金融資産は、リスクの特徴が類似するものごとにグルーピングを行い、全体として減損の評価を行っております。
全体としての減損の評価に際しては、債務不履行の可能性、回復の時期、発生損失額に関する過去の傾向を考慮し、現在の経済及び信用状況によって実際の損失が過去の傾向より過大又は過少となる可能性を経営者が判断し、調整を加えております。
償却原価で測定される金融資産の減損損失は、その帳簿価額と当該資産の当初の実効金利で割り引いた見積将来キャッシュ・フローの現在価値との差額として測定し、減損損失は損益として認識しております。減損を認識した資産に対する利息は、時の経過に伴う割引額の割戻しを通じて引続き認識されます。減損損失認識後に減損損失を減額する事象が発生した場合は、減損損失の減少額を損益として戻し入れております。
ニ.金融資産の認識の中止
当社は、金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が失効する、又は当社が金融資産の所有のリスクと経済価値のほとんどすべてを移転する場合において、金融資産の認識を中止しております。当社が、移転した当該金融資産に対する支配を継続している場合には、継続的関与を有している範囲において資産と関連する負債を認識しております。
② 金融負債
イ.当初認識及び測定
当社は、金融負債について、損益を通じて公正価値で測定される金融負債と償却原価で測定される金融負債のいずれかに分類しております。この分類は、当初認識時に決定しております。
すべての金融負債は公正価値で当初測定しておりますが、償却原価で測定される金融負債については、直接帰属する取引コストを控除した金額で測定しております。
ロ.事後測定
金融負債の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。
a.損益を通じて公正価値で測定される金融負債
損益を通じて公正価値で測定される金融負債については、売買目的保有の金融負債と当初認識時に損益を通じて公正価値で測定すると指定した金融負債を含んでおり、当初認識後公正価値で測定し、その変動については当期の損益として認識しております。
b.償却原価で測定される金融負債
償却原価で測定される金融負債については、当初認識後実効金利法による償却原価で測定しております。
実効金利法による償却及び認識が中止された場合の利得及び損失については、金融費用の一部として当期の損益として認識しております。
ハ.金融負債の認識の中止
当社は、金融負債が消滅したとき、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消し、又は失効となった時に、金融負債の認識を中止しております。
③ 金融資産及び金融負債の相殺表示
金融資産及び金融負債は、当社が残高を相殺する法的権利を有し、かつ純額で決済するか又は資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ、財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しています。
(4)現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。
(5)たな卸資産
たな卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い価額で測定しております。正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する原価の見積額及び販売に要するコストの見積額を控除した額であります。取得原価は、主として個別法に基づいて算定されており、現在の場所及び状態に至るまでに要したすべてのコストを含んでおります。
(6)有形固定資産
有形固定資産については、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。
取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、解体・除去及び土地の原状回復費用が含まれております。
土地及び建設仮勘定以外の各資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法で計上されています。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は以下のとおりであります。
建物及び附属設備 3~14年
工具、器具及び備品 2~8年
なお、見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。
(7)のれん及び無形資産
① のれん
子会社の取得により生じたのれんは、無形資産に計上しております。
当社は、のれんを取得日時点で測定した被取得企業に対する非支配持分の認識額を含む譲渡対価の公正価値から、取得日時点における識別可能な取得資産及び引受負債の公正価値の純額を控除した額として測定しております。
のれんの償却は行わず、毎期又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しております。減損テストについては、以下の注記「3.重要な会計方針 (9)非金融資産の減損」をご参照ください。
のれんは財政状態計算書において、取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。
② その他の無形資産
個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定されます。
のれん以外の無形資産は、当初認識後、耐用年数を確定できない無形資産を除いて、それぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却され、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。主要な無形資産の見積耐用年数は以下のとおりであります。なお、耐用年数を確定できない無形資産はありません。
顧客関連資産 7年
ソフトウエア 5年
なお、見積耐用年数、残存価額及び償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。
(8)リース
契約上、資産の所有に伴うリスクと経済価値が実質的に全て当社に移転するリースは、ファイナンス・リースに分類し、それ以外の場合には、オペレーティング・リースに分類しております。
オペレーティング・リース取引においては、リース料はリース期間にわたって定額法により費用(借手)又は収益(貸手)として認識しております。
(9)非金融資産の減損
たな卸資産及び繰延税金資産を除く当社の非金融資産の帳簿価額は、期末日ごとに減損の兆候の有無を判断しております。減損の兆候が存在する場合は、当該資産の回収可能価額を見積っております。のれん及び耐用年数を確定できない、又は未だ使用可能ではない無形資産については、回収可能価額を毎年同じ時期に見積っております。
資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と売却費用控除後の公正価値のうちいずれか大きい方の金額としております。使用価値の算定において、見積キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて現在価値に割り引いております。減損テストにおいて個別にテストされない資産は、継続的な使用により他の資産又は資産グループのキャッシュ・インフローから、概ね独立したキャッシュ・インフローを生成する最小の資金生成単位に統合しております。のれんの減損テストを行う際には、のれんが配分される資金生成単位を、のれんが関連する最小の単位を反映して減損がテストされるように統合しております。企業結合により取得したのれんは、結合のシナジーが得られると期待される資金生成単位に配分しております。
当社の全社資産は、独立したキャッシュ・インフローを生成しません。全社資産に減損の兆候がある場合、全社資産が帰属する資金生成単位の回収可能価額を決定しております。
減損損失は、資産又は資金生成単位の帳簿価額が見積回収可能価額を超過する場合に当該差額を損益として認識します。資金生成単位に関連して認識した減損損失は、まずその単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するように配分し、次に資金生成単位内のその他の資産の帳簿価額を比例的に減額します。
のれんに関連する減損損失は戻入れしません。その他の資産については、過去に認識した減損損失は、毎期末日において損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を評価しております。回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合は、減損損失を戻入れます。減損損失は、減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から必要な減価償却費及び償却額を控除した後の帳簿価額を上限として戻入れます。
(10)株式に基づく報酬
当社は、持分決済型の株式に基づく報酬制度として、ストック・オプション制度を採用しております。ストック・オプションは、付与日における公正価値によって見積り、最終的に権利確定すると予想されるストック・オプションの数を考慮した上で、権利確定期間にわたって費用として損益計算書において認識し、同額を財政状態計算書において資本の増加として認識しております。付与されたストック・オプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズ・モデル等を用いて算定しております。また、条件については定期的に見直し、必要に応じて権利確定数の見積りを修正しております。
(11)引当金
引当金は、過去の事象の結果として、当社が、現在の法的または推定的債務を負っており、当該債務を決済するために経済的資源の流出が生じる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合に認識しております。引当金は、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値及び当該負債に特有のリスクを反映した税引前の利率を用いて現在価値に割り引いております。時の経過に伴う割引額の割戻しは金融費用として認識しております。
資産除去債務
賃借契約終了時に原状回復義務のある賃借事務所の原状回復費用見込額について、資産除去債務を計上しております。
(12)収益
収益は、物品の販売及びサービスの提供から受領する対価の公正価値から、値引、割戻及び売上関連の税金を控除した金額で測定しております。
① サービスの提供
サービスの提供からの収益は、収益の額を信頼性を持って測定でき、その取引に関する経済的便益が企業に流入する可能性が高く、その取引の進捗度を報告期間の末日において信頼性をもって測定でき、その取引について発生した原価及び取引の完了に要する原価を、信頼性をもって測定可能な場合に認識しております。
当社における主なサービスの提供に関する収益認識の方針は以下のとおりであります。
・コンサルティング:主として顧客に成果物を引き渡した時点、又は契約期間に基づく期間における役務提供を完了した時点で収益を認識しております。
・システムインテグレーション:主として顧客に成果物を引き渡した時点、又は取引の進捗度を報告期間の末日において信頼性をもって測定した時点で収益を認識しております。
② 利息収益
利息収益は、実効金利法により認識しております。
(13)法人所得税
法人所得税は、当期税金及び繰延税金から構成されています。これらは、企業結合に関連するもの、直接資本の部又はその他の包括利益で認識される項目を除き、損益として認識しております。
当期税金は、税務当局に対する納付又は税務当局から還付が予想される金額で測定されます。税額の算定にあたっては、当社が事業活動を行い、課税対象となる損益を稼得する国において、事業年度末日までに制定又は実質的に制定されている税率及び税法に従っております。
繰延税金は、決算日における資産及び負債の会計上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対して認識しております。
なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を計上しておりません。
① のれんの当初認識から生じる一時差異
② 企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を与えない取引によって発生する資産及び負債の当初認識により生じる一時差異
繰延税金負債は原則としてすべての将来加算一時差異について認識され、繰延税金資産は将来減算一時差異を使用できるだけの課税所得が稼得される可能性が高い範囲内で、すべての将来減算一時差異について認識されます。
繰延税金資産の帳簿価額は毎期見直され、繰延税金資産の全額又は一部が使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分については、帳簿価額を減額しております。未認識の繰延税金資産は毎期再評価され、将来の課税所得により繰延税金資産が回収される可能性が高くなった範囲内で認識されます。
繰延税金資産及び負債は、事業年度末日において制定されている、又は実質的に制定されている法定税率及び税法に基づいて資産が実現する期間又は負債が決済される期間に適用されると予想される税率及び税法によって測定されます。
繰延税金資産及び負債は、当期税金負債と当期税金資産を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、相殺しております。
(14)1株当たり利益
基本的1株当たり当期利益は、当社の普通株主に帰属する当期損益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有する全ての潜在株式の影響を調整して計算しております。
(15)借入コスト
当社は、意図した使用又は販売が可能となるまでに相当の期間を必要とする資産、つまり、適格資産の取得、建設又は生成に直接帰属する借入コストは、その資産が実質的に意図した使用又は販売を可能にするときまで、それらの資産の取得原価に加算しております。
上記以外のすべての借入コストは、それぞれが発生した会計期間に損益として認識しております。
4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断
IFRSに準拠した財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。
経営者が行った財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは以下のとおりであります。
(1)収益認識(注記「3.重要な会計方針 (12)収益」)
(2)仕掛品の評価(注記「11.たな卸資産」)
(3)のれん及び無形資産の減損(注記「14.のれん及び無形資産」)
(4)繰延税金資産の回収可能性(注記「16.法人所得税」)
(5)引当金の会計処理と評価(注記「18.引当金」)
5.未適用の新基準
財務諸表の承認日までに主に以下の基準書及び解釈指針の新設又は改訂が公表されておりますが、当社は、これらを早期適用しておりません。
なお、これらの適用による影響は検討中であり、現時点では見積ることはできません。
6.事業セグメント
報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定しております。事業セグメントは、他の事業セグメントとの取引を含む、収益を稼得し費用を発生させる事業活動の構成単位であります。
当社の事業内容は戦略・ビジネスプロセスコンサルティングとITコンサルティング、及びシステムインテグレーションであり、これらを1つのマネジメント単位として管理しております。
(1)製品及びサービスに関する情報
製品及びサービスごとの外部顧客に対する売上収益は以下のとおりであります。
(2)地域別に関する情報
当社営業活動はすべて日本国内におけるものであり、外国に帰属する収益及び外国にある資産がないため、記載を省略しております。
(3)主要な顧客に関する情報
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
(注) 当社は単一セグメントとしているため、関連するセグメント名は記載を省略しております。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
外部顧客への売上収益のうち、損益計算書の売上収益の10%を占める相手先がないため、記載を省略しております。
7.企業結合
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
(1)企業結合の概要
当社は、創業者からの事業承継を目的として、2014年4月18日にバイロン・ホールディングス株式会社として設立され、2014年6月6日に株式会社ベイカレント・コンサルティング(以下、「旧株式会社ベイカレント・コンサルティング」という。)の株式100%を取得して完全子会社化した後、2014年10月1日に旧株式会社ベイカレント・コンサルティングを吸収合併すると同時に、社名を株式会社ベイカレント・コンサルティングに変更致しました。
(2)取得日現在における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値
当企業結合に係る取得関連費用は、118,004千円であり、すべて「販売費及び一般管理費」にて費用処理しております。
当該企業結合により生じたのれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される超過収益力であります。
無形資産には顧客関連資産が含まれており、これは主として当社において、既存クライアントとの継続的な取引があることから、無形資産として認識したものであります。
なお、当社は、単体財務諸表のみを作成しており、取得資産及び引受負債については取得日現在の公正価値に基づき算定及び調整を行った、2014年10月1日時点の帳簿価額を基に合併受入の会計処理を行っております。
(3)事業取得に伴うキャッシュ・フロー
(注) 2014年10月1日の合併により増加しております。
(4)被取得企業の売上収益及び当期利益
合併後の被取得企業の売上収益及び当期利益は、それぞれ5,564,931千円、610,910千円であったと算定されます。
(5)企業結合が期首に完了したと仮定した場合の売上収益及び当期利益
合併が2014年3月1日に実施されたと仮定した場合、2014年3月1日から2015年2月28日までの当社の売上収益及び当期利益は、それぞれ13,115,092千円、899,147千円であったと算定されます。
なお、当該注記は監査証明を受けておりません。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
該当事項はありません。
8.現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりであります。
9.売上債権及びその他の債権
売上債権及びその他の債権の内訳は以下のとおりであります。
10.その他の金融資産
その他の金融資産の内訳は以下のとおりであります。
11.たな卸資産
たな卸資産の内訳は以下のとおりであります。
(注) 主として顧客引渡し前の案件に係る、人件費、経費であります。費用として売上原価に計上したたな卸資産の金額は、前事業年度3,404,686千円、当事業年度9,395,504千円であり、評価減を実施したたな卸資産はありません。なお、負債の担保として差し入れているたな卸資産はありません。
12.その他の資産
その他の資産の内訳は以下のとおりであります。
13.有形固定資産
増減表
有形固定資産の帳簿価額の増減は以下のとおりであります。
取得原価
(注) 2014年10月1日の合併により増加しております。
減価償却累計額
(注) 有形固定資産の減価償却費は、損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。
帳簿価額
14.のれん及び無形資産
(1)増減表
のれん及び無形資産の帳簿価額の増減は以下のとおりであります。
取得原価
(注) 2014年10月1日の合併により増加しております。
償却累計額
(注) 無形資産の償却費は、損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。
帳簿価額
(2)資金生成単位グループへののれんの配分額
企業結合で生じたのれんは、以下のとおり取得日に企業結合から利益がもたらされる主要な資金生成グループに配分しております。
(3)のれんの減損テスト
のれんは資金生成単位(又はそのグループ)で管理されており、毎期又は減損の兆候がある場合には随時、減損テストを実施しております。減損テストの回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。
のれんが配分された資金生成単位(又はそのグループ)の回収可能価額は、過去の経験と外部からの情報を反映させて作成され、経営陣によって承認された最長で3年間の予測を基礎とする使用価値に基づき算定しております。成長率は、当社の過去の実績、及び業界の趨勢を勘案し、12.6%~20.9%となっており、当該3年間を超える期間においては、わが国の中長期経済成長率の見通しを勘案し、0.0%~0.8%を使用して見積もっております。なお、市場もしくはわが国の長期平均成長率を超過する成長率は用いておりません。
使用価値は、経営者が承認した翌事業年度の事業計画を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を、税引前割引率12.79~12.81%によりそれぞれ現在価値に割り引いて算定しております。
算定された使用価値は、当該資金生成単位(又はそのグループ)の帳簿価額を十分に上回っており、使用価値算定に用いた成長率及び割引率について合理的な範囲で変動があった場合にも、使用価値が帳簿価額を下回る可能性は低いと考えています。
資金生成単位(又はそのグループ)で減損が発生する可能性は、以下のとおりであります。
(戦略・ビジネスプロセスコンサルティング)
仮に予測期間の成長率が△8.3%、それ以降の成長が0.8%となった場合。
(ITコンサルティング)
仮に予測期間の成長率が△13.4%、それ以降の成長が0.8%となった場合。
(システムインテグレーション)
仮に予測期間の成長率が△16.1%、それ以降の成長が0.0%となった場合。
15.リース
オペレーティング・リース
解約不能のオペレーティング・リースに基づく将来の最低リース料総額は以下のとおりであります。
(注) 本社事務所の賃借契約について記載しております。
費用として認識されたオペレーティング・リース契約のリース料は以下のとおりであります。
(注) 主に、本社事務所の賃借に係る費用であります。なお、変動リース料はありません。
16.法人所得税
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳及び増減は以下のとおりであります。
なお、繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異はありません。
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
(注) 2014年10月1日の合併により増加しております。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
(2)法人所得税費用
法人所得税費用の内訳は以下のとおりであります。
(3)実効税率の調整
実効税率の調整の内訳は以下のとおりであります。
17.借入金
(1)金融負債の内訳
「借入金」及び「その他の金融負債」の内訳は以下のとおりであります。
財務制限条項
前事業年度(2015年2月28日)
前事業年度における長期借入金10,936,915千円、1年内返済予定の長期借入金1,050,000千円については、2014年6月3日付のシニアローン契約及び、メザニンローン契約の締結において、原則として日本基準に基づく財務諸表を基礎として算出される、以下の財務指標値を満たすことを確約しております。
① 各事業年度の決算期末及び中間期末におけるシニア・レバレッジ・レシオを以下に定める数値以下にそれぞれ維持すること。
② 各事業年度の決算期末及び中間期末におけるシニア・メザニン・レバレッジ・レシオを以下に定める数値以下にそれぞれ維持すること。
③ 各事業年度の決算期末及び中間期末におけるシニア・デッド・サービス・ガバレッジ・レシオを1.075以上にそれぞれ維持すること。
④ 各事業年度の決算期末及び中間期末におけるシニア・メザニン・デッド・サービス・ガバレッジ・レシオを1.050以上にそれぞれ維持すること。
⑤ 2015年2月期以降の各中間期末及び決算期末の貸借対照表における純資産の部の合計金額を前期(直前の中間期又は決算期)比90%以上に維持すること。
⑥ 2015年2月期以降の各決算期における経常利益が赤字となる状態を生じさせないこと。
⑦ 2015年2月期以降の各中間期末及び決算期末における現預金額を、8億円以上に維持すること。
当事業年度(2016年2月29日)
当事業年度における長期借入金9,840,550千円、1年内返済予定の長期借入金1,050,000千円については、借入先との金銭消費貸借契約において、原則として日本基準に基づく財務諸表を基礎として算出される、以下の財務指標値を満たすことを確約しております。
① 各事業年度の中間期末及び決算期末(いずれも直近12ヶ月)におけるレバレッジ・レシオを、各中間期末及び決算期末に、5.2未満に維持すること。
② 各事業年度の中間期末及び決算期末(但し、株式公開実施後は各決算期末)における貸借対照表の純資産の部の合計金額を直前の中間期または決算期(但し、株式公開実施後は直前の決算期)比80%以上に維持すること。
③ 各決算期における経常利益が赤字となる状態を生じさせないこと。
(2)担保に供している資産
借入金の担保に供している資産は以下のとおりであります。
なお、当事業年度における担保提供資産はありません。
対応する債務は以下のとおりであります。
(3)償還可能累積配当優先株式
当社は、2014年6月5日に償還可能累積配当優先株式であるA種優先株式200,000株を1株当たり10,000円で発行しました。当該優先株式は特定の日又はそれ以降に一定又は決定可能な金額で償還することを発行者に要求する権利を保有者に与えているものであり、かつ資本の構成要素は含まれていないため、その全体を借入金として認識分類しております。
A種優先株式の主な内容は、以下のとおりであります。
① A種優先株式優先配当金
イ.当社は、剰余金の配当を行うときは、A種優先株主に対し、普通株主に先立ち、以下に定める額のA種優先配当金を配当する。
各事業年度ごとに、当該事業年度に属する日を基準日とするA種優先配当金の額は、A種優先株式1株当たり、10,000円に3.0%を乗じて算出した額とする(但し、発行初年度は日数按分を行う)。
ロ.A種優先株主に対しては、A種優先配当金の額を超えて剰余金の配当を行わない。
② 残余財産の分配
イ.当社は、残余財産の分配を行うときは、A種優先株主に対し、普通株主に対する残余財産の分配に先立ち、A種優先株式1株につき、A種優先株式取得価額(下記④をご参照ください。)に相当する金銭を支払う。
ロ.A種優先株主に対しては、前項のほか残余財産の分配を行わない。
③ 議決権
A種優先株主は、当社の株主総会において議決権を有しない。
④ 金銭を対価とする取得条項
イ.当社は、その取締役会が別に定める日が到来したときは、A種優先株式の全部又は一部を取得することができる。
ロ.前項に定める取得によるA種優先株式1株当たりの取得価額は、その払込金額(金10,000円)に「1株当たり累積A種優先株式未払配当金相当額」と「1株当たりA種優先株式割増償還金相当額」を加算した額とする。
「1株当たり累積A種優先株式未払配当金相当額」とは、当該取得日の属する事業年度までに発生している累積A種優先株式未払配当金に、当該取得日の属する事業年度に係るA種優先株式未払配当金(当該事業年度の初日から当該取得日までの期間、年率3.0%の優先配当率に基づき日割計算により算出したA種優先配当金から当該事業年度に支払われたA種期中優先配当を減じた金額)を合計した金額を、当該取得日時点におけるA種優先株式の数で除して得られる金額をいう。
「1株当たりA種優先株式割増償還金相当額」とは、A種優先株式1株当たりの払込金額(金10,000円)に対し、年率9.0%(複利)で、払込期日から当該取得日までの期間の実日数につき日割計算により算出される金額をいう。
⑤ A種優先株主の取得請求権
A種優先株主は、当社に対し、払込期日の翌日以降、いつでも分配可能額を取得の上限として法令上可能な範囲で、当該取得請求の効力が生じる日に金銭を対価としてA種優先株式の全部又は一部を取得するよう請求することができる。
18.引当金
引当金の内訳及び増減は以下のとおりであります。
引当金の財政状態計算書における内訳は以下のとおりであります。
(注) 引当金は、賃借している本社設備に係る資産除去債務であります。
19.その他の負債
その他の負債の内訳は以下のとおりであります。
20.資本及びその他の資本項目
(1)資本金及び資本剰余金
授権株式数、発行済株式数及び資本金等の残高は以下のとおりであります。
(注)1.当社の発行する株式は、すべて権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済となっております。なお、A種優先株式は金融負債として計上しております。詳細は注記「17.借入金」をご参照ください。
2.普通株式の発行済株式の増加685,000株、及び資本剰余金の増加6,131,085千円は、新株の発行等によるものであります。
3.普通株式の発行済株式の増加86,000株は、新株の発行等によるものであります。
資本剰余金の増加1,768,846千円は、新株の発行(普通株式を対価とする借入金の返済)による1,720,000千円、及び株式報酬による48,846千円によるものであります。
(2)資本剰余金の内容及び目的
① 資本準備金
日本における会社法では、株式の発行に際しての払込み又は給付に係る額の2分の1以上を資本金に組み入れ、資本金として計上しないこととした金額は資本準備金として計上することが規定されております。
② 資本金及び準備金減少差益
資本金及び資本準備金の取り崩しによって生じる剰余金であります。
③ 新株予約権
当社はストック・オプション制度を採用しており、会社法に基づき新株予約権を発行しております。なお、契約条件及び金額等は、詳細は注記「27.株式に基づく報酬」をご参照ください。
21.配当金
配当金の支払額は以下のとおりであります。
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
該当事項はありません。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
該当事項はありません。
(注) 金融負債に分類したA種優先株式に係る配当金は、金融費用として計上しております。
22.売上収益
売上収益の全ては役務の提供によるものであります。
なお、詳細は注記「6.事業セグメント」をご参照ください。
23.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費の内訳は以下のとおりであります。
(注) 上記に加え、売上原価に含まれる人件費は、前事業年度3,219,934千円、当事業年度8,762,127千円であります。
24.その他の収益及び費用
その他の収益の内訳は以下のとおりであります。
その他の費用の内訳は以下のとおりであります。
(注) 支払手数料は、主として銀行関連の手数料であります。
25.金融収益及び金融費用
金融収益の内訳は以下のとおりであります。
金融費用の内訳は以下のとおりであります。
26.1株当たり利益
(注) 2016年3月7日開催の取締役会決議により、2016年4月1日付で普通株式1株につき20株の株式分割を行っておりますが、前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益を算定しております。
27.株式に基づく報酬
(1)株式報酬制度の内容
2016年2月29日現在で、当社は以下の株式に基づく報酬契約を有しております。
当社は、ストック・オプション制度を採用しております。この制度の目的は、当社の業績及び企業価値向上に対する当社の取締役、執行役員及び従業員の意欲や士気を高めるとともに、優秀な人材を確保することであります。
当該ストック・オプションは、当社の株主総会において承認された内容に基づき、当社の取締役会決議により付与されております。当該ストック・オプションの行使期間は割当契約に定められた期間であり、その期間内に行使されない場合は失効します。
対象者に対して付与された当該ストック・オプションは、持分決済型株式報酬として会計処理されており、持分決済型株式報酬取引に関する費用を、当事業年度においては40,419千円、損益計算書の販売費及び一般管理費に計上しております。
(注)1.べスティング
本新株予約権にかかる「新株予約権の数」は、以下の表に定めるべスティング日の経過年数に応じたべスティング割合でべスティングされた「べスティング数」(小数点以下は切り上げる。)と、以下の算式に定める各事業年度の数値により算定された「ベスティングされる本新株予約権の数」(小数点以下は切り上げる。)のいずれか少ない方の数がベスティングされる。
(表)
(算式)
「ベスティングされる本新株予約権の数」の算式は以下のとおりであります。
2.べスティング及び新株予約権の行使の条件
(1)本新株予約権にかかる「新株予約権の数」は、以下の表に定めるべスティング日の経過年数に応じたべスティング割合でべスティングされる。
(表)
(2)Sunrise Capital Ⅱ, L.P.、Sunrise Capital Ⅱ(Non-U.S.),L.P.及びSunrise Capital Ⅱ(JPY),L.P.が同社保有の当社株式の全部を第三者に譲渡したときは、ベスティングされた新株予約権の数に、残りのベスティング回数を乗じて算出した本新株予約権の数が、当該株式譲渡実行日の翌営業日に、ベスティングされるものとする。
(3)新株予約権の行使の条件
新株予約権の行使に係る権利行使価額の年間の合計額が12,000千円を超えないように、その保有する本新株予約権を行使しなければならない。ただし、当該金額は、租税特別措置法第29条の2第1項第2号に定める金額が改正された場合には、当該改正を含む改正租税特別措置法の施行日に当該改定後の金額に変更されるものとする。
3.新株予約権の行使の条件
(1)新株予約権者は、Sunrise Capital Ⅱ, L.P.、Sunrise Capital Ⅱ(Non-U.S.),L.P.及びSunrise Capital Ⅱ(JPY),L.P.が同社保有の当社株式の全部を第三者に譲渡した場合に限り本新株予約権を行使できる。
(2)新株予約権者は、本新株予約権の行使の時点において、当社を退職等(新株予約権者が死亡したことにより当社の取締役、執行役員又は従業員の地位を失った場合を含む。)していない場合に限り本新株予約権を行使できる。但し、当社の取締役会で認める場合はこの限りではない。
(3)新株予約権者が、当社の事前の承諾なくして、他社の役職員に就任し、若しくは就任することを承諾した場合又は当社の事業と直接的若しくは間接的に競合する事業を営んだ場合、新株予約権者は本新株予約権を行使できない。
(4)新株予約権者に法令又は当社の社内規程に対する重大な違反行為があった場合、新株予約権者は新株予約権を行使できない。
(5)新株予約権者が死亡した場合、新株予約権者の相続人は、新株予約権を行使できない。
(6)新株予約権の1個を分割して行使することはできない。
(7)その他の新株予約権の行使の条件は、当社の取締役会の決議に基づいて、当社及び新株予約権者との間で締結する新株予約権割当契約に定めるところによる。
(2)オプションの価格決定
付与されたストック・オプションの公正価値は、4,091円であります。
① 使用した評価技法
ブラック・ショールズ方式
② 主な基礎数値及び見積方法
(注)1.ストック・オプションの対象株式は付与時点で非上場株式のため、対象会社の事業計画に基づくディスカウントキャッシュフロー法(DCF法)により評価額を算定しております。
2.当社と類似の上場企業の実績ボラティリティをもとに見積もっております。
(3)ストック・オプションの変動状況
28.金融商品
(1)資本管理
当社は、持続的な成長と負債と資本の最適化を通じて、企業価値を最大化することを目指して資本管理をしております。
当社は、財務指標のモニタリングをマネジメントが行っております。
なお、当社が適用を受ける重要な資本規制は、注記「17.借入金」をご参照ください。
(2)財務上のリスク管理
当社は、経営活動を行う過程において、財務上のリスク(信用リスク・流動性リスク・金利リスク)に晒されており、当該財務上のリスクを軽減するために、リスク管理を行っております。
なお、当社は為替リスク、株式市場リスクを考慮すべき金融商品の保有はなく、これらのリスクには晒されておりません。
(3)信用リスク管理
信用リスクは、顧客が契約上の債務に関して債務不履行になり、当社に財務上の損失を発生させるリスクであります。
当社は、受注管理規程等に基づいて、取引先に対して与信限度額を設定し、管理しております。
当社の債権は、広範囲の産業や地域に広がる多数の取引先に対するものであります。
なお、当社は、単独の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクを有しておりません。
財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、獲得した担保の評価額を考慮に入れない、当社の金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。
報告期間の末日現在で期日が経過しているが、減損していない金融資産の年齢分析は、以下のとおりであります。
前事業年度(2015年2月28日)
当事業年度(2016年2月29日)
(4)流動性リスク管理
流動性リスクは、当社が期限の到来した金融負債の返済義務を履行するにあたり、支払期日にその支払を実行できなくなるリスクであります。
当社は、適切な返済資金を準備するとともに、金融機関より随時利用可能な信用枠を確保し、継続的にキャッシュ・フローの計画と実績をモニタリングすることで流動性リスクを管理しております。
金融負債の期日別残高は以下のとおりであります。
前事業年度(2015年2月28日)
当事業年度(2016年2月29日)
当社は、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行2行と当座貸越契約を締結しております。
報告日現在におけるこれらの契約に基づく当座貸越契約総額と借入実行残高は以下のとおりであります。
(5)金利リスク管理
当社は、事業活動の中でさまざまな金利変動リスクに晒されており、特に、金利の変動は借入コストに大きく影響します。
当社は、金利変動リスクを軽減するため、担当部署による市場動向等のモニタリングを行っております。
金利感応度分析
各報告期間において、金利が1%上昇した場合に、損益計算書の税引前利益に与える影響は以下のとおりであります。
ただし、本分析においては、その他の変動要因(残高、為替レート等)は一定であることを前提としております。
(6)金融商品の公正価値
① 公正価値
各報告期間の末日に公正価値で測定される金融商品の帳簿価額及び公正価値、並びに公正価値ヒエラルキーは以下のとおりであります。
レベル1:企業が測定日現在でアクセスできる同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格
レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外のインプットのうち、資産又は負債について直接又は間接に観察可能なインプットを使用して算出された公正価値
レベル3:資産又は負債に関する観察可能でないインプットを含む評価技法から算出された公正価値
公正価値で測定されない金融商品
各報告期間の末日に経常的に公正価値で測定しないが、公正価値の開示が要求される金融商品の帳簿価額は以下のとおりであります。
なお、当該金融商品の帳簿価額が公正価値の合理的な近似値である場合、それらの項目に関する情報はこの表には含まれておりません。
② 評価技法及びインプット
レベル2の公正価値測定に用いられる評価技法とインプット及び重要な観察可能でないインプットは以下のとおりであります。
公正価値で測定されない金融商品
29.関連当事者
(1)関連当事者との取引
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
(注)1.資金の貸付利息については、市場金利を勘案して決定しております。
2.契約条件は以下のとおりであります。
100%直接保有していた旧株式会社ベイカレント・コンサルティングについては、2014年10月1日付けで当社を存続会社、旧株式会社ベイカレント・コンサルティングを消滅会社として吸収合併を実施しており、吸収合併時に借入金450,000千円及び未払利息1,599千円は混同により消滅しております。
3.第三者割当増資は、1株につき10,000円で行っております。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
該当事項はありません。
(2)主要な経営幹部に対する報酬
30.偶発債務
保証予約
当社は、EHRS L.P.の金融機関との取引に対して、以下のとおり保証を行っております。
(注) 保証予約は、EHRS L.P.の金融機関からの借入金に対して付しており、当社の保証義務は以下に該当する場合、生じることとなります。
(1)当社が株式公開を行う合理的な見通しが立たないものと貸付人が合理的に判断した場合。
(2)2016年9月末日以降、2016年12月末日までに、株式公開に係る東京証券取引所に対する本申請が取り下げられた場合。
(3)2016年12月末日までに、株式公開がされなかった場合。
31.後発事象
報告期間の末日から財務諸表の公表を承認された2016年6月22日までの期間に発生した、すべての事象を検討した結果、報告期間末日後に発生した事象は、以下のとおりです。
当社は、2016年3月7日開催の取締役会決議に基づき、2016年4月1日付をもって株式分割を行っております。
また、上記株式分割に伴い、定款の一部を変更し単元株制度を採用しております。
(1)株式分割、単元株制度の採用の目的
当社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的として株式分割を実施するとともに、単元株式数(売買単位)を100株に統一することを目標とする全国証券取引所の「売買単位の集約に向けた行動計画」を考慮し、1単元を100株とする単元株制度を採用いたします。
(2)株式分割の概要
① 分割方法
2016年3月31日最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有株式数を、1株につき20株の割合をもって分割しております。
② 分割により増加する株式数
株式分割前の発行済株式総数 771,000株
今回の分割により増加する株式数 14,649,000株
株式分割後の発行済株式総数 15,420,000株
株式分割後の発行可能株式総数 26,000,000株
③ 株式分割の効力発生日
2016年4月1日
④ 1株当たり情報に及ぼす影響
「26.1株当たり利益」は、当該株式分割が前事業年度の期首に行われたと仮定して算出しており、これによる影響については、当該箇所に反映されております。
(3)単元株制度の採用
単元株制度を採用し、普通株式の単元株式数を100株といたしました。
株式会社ベイカレント・コンサルティング(以下、「当社」という。)は日本国に所在する企業であります。その登記されている本社は東京都港区に所在しております。当社の財務諸表は、2016年2月29日を期末日としております。
1998年3月に経営・業務とITに関するコンサルティング、システムインテグレーション及びアウトソーシングを事業目的として設立された有限会社ピーシーワークスは、2000年6月に株式会社ピーシーワークスに組織変更し、2006年12月に株式会社ベイカレント・コンサルティング(以下、「旧株式会社ベイカレント・コンサルティング」という。)に商号変更しました。その後、旧株式会社ベイカレント・コンサルティングの経営陣やSunrise Capital Ⅱ, L.P.等のファンドによる出資受入れのための受皿会社として、2014年4月18日に設立されたバイロン・ホールディングス株式会社が、同年6月6日に旧株式会社ベイカレント・コンサルティングの全ての株式を取得して完全子会社化したうえで、同年10月1日に吸収合併し、同日に株式会社ベイカレント・コンサルティングに商号変更して、現在に至っております。
2.作成の基礎
(1)国際会計基準に準拠している旨及び初度適用に関する事項
当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)第1条の2の2に掲げる「特定会社」の要件を満たすことから、第129条第2項の規定により国際会計基準(以下、「IFRS」という。)に準拠して作成しております。
当社は、2014年4月18日の設立時よりIFRSを適用しており、初度適用の免除規定等は採用しておりません。
当社は、2014年4月18日に設立されたため、2015年2月期につきましては2014年4月18日から2015年2月28日までの10ヶ月と13日間となっております。
なお、旧株式会社ベイカレント・コンサルティングは2013年3月1日をIFRSへの移行日としてIFRSの初度適用を行っております。当社の単体財務諸表上、2014年6月6日を取得日、2014年10月1日を合併受入日とした会計処理を行っております。
早期適用していないIFRSを除き、当社の会計方針は、2016年2月29日に有効なIFRSに準拠しております。
本財務諸表は2016年6月22日に代表取締役社長 萩平和巳及び取締役管理本部長 中村公亮によって承認されております。
当社の子会社は、BAYCURRENT CONSULTING INDIA PRIVATE LIMITED(インド)の1社でありますが、本財務諸表の開示対象事業年度において休眠会社であり、清算手続きを実施しております。そのため、単体財務諸表のみを作成しております。
(2)測定の基礎
当社の財務諸表は、注記「3.重要な会計方針」に記載のとおり、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
公正価値は、その価格が直接観察可能であるか、他の評価技法を用いて見積られるかにかかわらず、測定日時点で、市場参加者間の秩序ある取引において、資産を売却するために受取るであろう価格又は負債を移転するために支払うであろう価格であります。当社は、資産又は負債の公正価値の見積りに関して、市場参加者が測定日において当該資産又は負債の価格付けにその特徴を考慮に入れる場合には、その特徴を考慮しております。
財務諸表における測定及び開示目的での公正価値は、IFRS第2号「株式に基づく報酬」の公正価値、IAS第2号「棚卸資産」の正味実現可能価額、及びIAS第36号「資産の減損」の使用価値のような公正価値と何らかの類似性はあるが公正価値ではない測定を除き、上記のように決定されています。更に財務報告目的で、公正価値測定は以下に記述するように、そのインプットが観察可能である程度、及びインプットが公正価値測定全体に与える重要性に応じてレベル1、2、3に分類されます。
・レベル1のインプットは、企業が測定日現在でアクセスできる同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格であります。
・レベル2のインプットは、レベル1に含まれる相場価格以外のインプットのうち、資産又は負債について直接又は間接に観察可能なものであります。
・レベル3のインプットは、資産又は負債に関する観察可能でないインプットであります。
(3)機能通貨及び表示通貨
当社の財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、千円未満を四捨五入して表示しております。
(4)新基準の早期適用
当社は、旧株式会社ベイカレント・コンサルティングのIFRS初度適用時より、IFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、2010年10月改訂、以下、「IFRS第9号」という。)を早期適用しております。
3.重要な会計方針
(1)企業結合
企業結合は取得法を用いて会計処理しております。取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、引き受けた負債及び当社が発行する持分金融商品の取得日の公正価値の合計として測定されます。取得対価が識別可能な資産及び負債の公正価値の純額を超過する場合は、財政状態計算書においてのれんとして計上しております。反対に下回る場合には、直ちに損益計算書において収益として計上しております。
仲介手数料、弁護士費用、デュー・デリジェンス費用等の、企業結合に関連して発生する取引コストは、発生時に費用処理しております。
被取得企業における識別可能な資産及び負債は、以下を除いて、取得日の公正価値で測定しております。
① 繰延税金資産・負債及び従業員給付契約に関連する資産・負債
② 被取得企業の株式に基づく報酬契約
③ IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的に分類される資産又は処分グループ
(2)外貨換算
外貨建取引
外貨建取引は、取引日の為替レートで当社の機能通貨に換算しております。
期末日における外貨建貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しております。
公正価値で測定される外貨建非貨幣性資産及び負債は、当該公正価値の算定日における為替レートで機能通貨に換算しております。
換算又は決済により生じる換算差額は、損益として認識しております。
(3)金融商品
当社は、IFRS第9号(2010年10月改訂)を早期適用しております。
① 金融資産
イ.当初認識及び測定
当社は、金融資産について、損益又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産、償却原価で測定される金融資産に分類しております。この分類は当初認識時に決定しております。
すべての金融資産は、損益を通じて公正価値で測定される区分に分類される場合を除き、公正価値に取引コストを加算した金額で測定しております。
金融資産は、以下の要件をともに満たす場合には、償却原価で測定される金融資産に分類しております。
a.契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、資産が保有されている。
b.金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。
償却原価で測定される金融資産以外の金融資産は、公正価値で測定される金融資産に分類しております。
公正価値で測定される金融資産について、損益を通じて公正価値で測定しなければならない売買目的で保有される資本性金融商品を除き、個々の資本性金融商品ごとに損益を通じて公正価値で測定するか、その他の包括利益を通じて公正価値で測定するかを当初認識時に指定し、当該指定を継続的に適用しております。
ロ.事後測定
金融資産の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。
a.償却原価により測定される金融資産
償却原価により測定される金融資産については、実効金利法による償却原価により測定しております。
b.公正価値により測定される金融資産
公正価値により測定される金融資産の公正価値の変動額は損益として認識しております。ただし、資本性金融商品のうち、その他の包括利益を通じて公正価値で測定すると指定したものについては、公正価値の変動額はその他の包括利益として認識しております。
ハ.金融資産の減損
償却原価により測定される金融資産について、毎期、減損の客観的証拠があるかどうかを検討しております。
金融資産は、客観的な証拠によって損失事象が当該資産の当初認識後に発生したことが示されており、かつ当該損失事象によってその金融資産の見積将来キャッシュ・フローにマイナスの影響が及ぼされることが合理的に予測できる場合に減損していると判定されます。
金融資産が減損していることを示す客観的な証拠には、債務者の重大な財政状態の悪化、利息又は元本支払の債務不履行もしくは延滞、債務者の破産等が含まれます。
当社は、償却原価により測定される金融資産の減損の証拠を、個々の資産ごとに検討するとともに全体としても検討しております。個々に重要な金融資産は、個々に減損を評価しております。個々に重要な金融資産のうち個別に減損する必要がないものについては、発生しているが未特定となっている減損の有無の評価を全体として実施しております。個々に重要でない金融資産は、リスクの特徴が類似するものごとにグルーピングを行い、全体として減損の評価を行っております。
全体としての減損の評価に際しては、債務不履行の可能性、回復の時期、発生損失額に関する過去の傾向を考慮し、現在の経済及び信用状況によって実際の損失が過去の傾向より過大又は過少となる可能性を経営者が判断し、調整を加えております。
償却原価で測定される金融資産の減損損失は、その帳簿価額と当該資産の当初の実効金利で割り引いた見積将来キャッシュ・フローの現在価値との差額として測定し、減損損失は損益として認識しております。減損を認識した資産に対する利息は、時の経過に伴う割引額の割戻しを通じて引続き認識されます。減損損失認識後に減損損失を減額する事象が発生した場合は、減損損失の減少額を損益として戻し入れております。
ニ.金融資産の認識の中止
当社は、金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が失効する、又は当社が金融資産の所有のリスクと経済価値のほとんどすべてを移転する場合において、金融資産の認識を中止しております。当社が、移転した当該金融資産に対する支配を継続している場合には、継続的関与を有している範囲において資産と関連する負債を認識しております。
② 金融負債
イ.当初認識及び測定
当社は、金融負債について、損益を通じて公正価値で測定される金融負債と償却原価で測定される金融負債のいずれかに分類しております。この分類は、当初認識時に決定しております。
すべての金融負債は公正価値で当初測定しておりますが、償却原価で測定される金融負債については、直接帰属する取引コストを控除した金額で測定しております。
ロ.事後測定
金融負債の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。
a.損益を通じて公正価値で測定される金融負債
損益を通じて公正価値で測定される金融負債については、売買目的保有の金融負債と当初認識時に損益を通じて公正価値で測定すると指定した金融負債を含んでおり、当初認識後公正価値で測定し、その変動については当期の損益として認識しております。
b.償却原価で測定される金融負債
償却原価で測定される金融負債については、当初認識後実効金利法による償却原価で測定しております。
実効金利法による償却及び認識が中止された場合の利得及び損失については、金融費用の一部として当期の損益として認識しております。
ハ.金融負債の認識の中止
当社は、金融負債が消滅したとき、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消し、又は失効となった時に、金融負債の認識を中止しております。
③ 金融資産及び金融負債の相殺表示
金融資産及び金融負債は、当社が残高を相殺する法的権利を有し、かつ純額で決済するか又は資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ、財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しています。
(4)現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。
(5)たな卸資産
たな卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い価額で測定しております。正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する原価の見積額及び販売に要するコストの見積額を控除した額であります。取得原価は、主として個別法に基づいて算定されており、現在の場所及び状態に至るまでに要したすべてのコストを含んでおります。
(6)有形固定資産
有形固定資産については、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。
取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、解体・除去及び土地の原状回復費用が含まれております。
土地及び建設仮勘定以外の各資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法で計上されています。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は以下のとおりであります。
建物及び附属設備 3~14年
工具、器具及び備品 2~8年
なお、見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。
(7)のれん及び無形資産
① のれん
子会社の取得により生じたのれんは、無形資産に計上しております。
当社は、のれんを取得日時点で測定した被取得企業に対する非支配持分の認識額を含む譲渡対価の公正価値から、取得日時点における識別可能な取得資産及び引受負債の公正価値の純額を控除した額として測定しております。
のれんの償却は行わず、毎期又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しております。減損テストについては、以下の注記「3.重要な会計方針 (9)非金融資産の減損」をご参照ください。
のれんは財政状態計算書において、取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。
② その他の無形資産
個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定されます。
のれん以外の無形資産は、当初認識後、耐用年数を確定できない無形資産を除いて、それぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却され、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。主要な無形資産の見積耐用年数は以下のとおりであります。なお、耐用年数を確定できない無形資産はありません。
顧客関連資産 7年
ソフトウエア 5年
なお、見積耐用年数、残存価額及び償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。
(8)リース
契約上、資産の所有に伴うリスクと経済価値が実質的に全て当社に移転するリースは、ファイナンス・リースに分類し、それ以外の場合には、オペレーティング・リースに分類しております。
オペレーティング・リース取引においては、リース料はリース期間にわたって定額法により費用(借手)又は収益(貸手)として認識しております。
(9)非金融資産の減損
たな卸資産及び繰延税金資産を除く当社の非金融資産の帳簿価額は、期末日ごとに減損の兆候の有無を判断しております。減損の兆候が存在する場合は、当該資産の回収可能価額を見積っております。のれん及び耐用年数を確定できない、又は未だ使用可能ではない無形資産については、回収可能価額を毎年同じ時期に見積っております。
資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と売却費用控除後の公正価値のうちいずれか大きい方の金額としております。使用価値の算定において、見積キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて現在価値に割り引いております。減損テストにおいて個別にテストされない資産は、継続的な使用により他の資産又は資産グループのキャッシュ・インフローから、概ね独立したキャッシュ・インフローを生成する最小の資金生成単位に統合しております。のれんの減損テストを行う際には、のれんが配分される資金生成単位を、のれんが関連する最小の単位を反映して減損がテストされるように統合しております。企業結合により取得したのれんは、結合のシナジーが得られると期待される資金生成単位に配分しております。
当社の全社資産は、独立したキャッシュ・インフローを生成しません。全社資産に減損の兆候がある場合、全社資産が帰属する資金生成単位の回収可能価額を決定しております。
減損損失は、資産又は資金生成単位の帳簿価額が見積回収可能価額を超過する場合に当該差額を損益として認識します。資金生成単位に関連して認識した減損損失は、まずその単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するように配分し、次に資金生成単位内のその他の資産の帳簿価額を比例的に減額します。
のれんに関連する減損損失は戻入れしません。その他の資産については、過去に認識した減損損失は、毎期末日において損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を評価しております。回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合は、減損損失を戻入れます。減損損失は、減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から必要な減価償却費及び償却額を控除した後の帳簿価額を上限として戻入れます。
(10)株式に基づく報酬
当社は、持分決済型の株式に基づく報酬制度として、ストック・オプション制度を採用しております。ストック・オプションは、付与日における公正価値によって見積り、最終的に権利確定すると予想されるストック・オプションの数を考慮した上で、権利確定期間にわたって費用として損益計算書において認識し、同額を財政状態計算書において資本の増加として認識しております。付与されたストック・オプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズ・モデル等を用いて算定しております。また、条件については定期的に見直し、必要に応じて権利確定数の見積りを修正しております。
(11)引当金
引当金は、過去の事象の結果として、当社が、現在の法的または推定的債務を負っており、当該債務を決済するために経済的資源の流出が生じる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合に認識しております。引当金は、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値及び当該負債に特有のリスクを反映した税引前の利率を用いて現在価値に割り引いております。時の経過に伴う割引額の割戻しは金融費用として認識しております。
資産除去債務
賃借契約終了時に原状回復義務のある賃借事務所の原状回復費用見込額について、資産除去債務を計上しております。
(12)収益
収益は、物品の販売及びサービスの提供から受領する対価の公正価値から、値引、割戻及び売上関連の税金を控除した金額で測定しております。
① サービスの提供
サービスの提供からの収益は、収益の額を信頼性を持って測定でき、その取引に関する経済的便益が企業に流入する可能性が高く、その取引の進捗度を報告期間の末日において信頼性をもって測定でき、その取引について発生した原価及び取引の完了に要する原価を、信頼性をもって測定可能な場合に認識しております。
当社における主なサービスの提供に関する収益認識の方針は以下のとおりであります。
・コンサルティング:主として顧客に成果物を引き渡した時点、又は契約期間に基づく期間における役務提供を完了した時点で収益を認識しております。
・システムインテグレーション:主として顧客に成果物を引き渡した時点、又は取引の進捗度を報告期間の末日において信頼性をもって測定した時点で収益を認識しております。
② 利息収益
利息収益は、実効金利法により認識しております。
(13)法人所得税
法人所得税は、当期税金及び繰延税金から構成されています。これらは、企業結合に関連するもの、直接資本の部又はその他の包括利益で認識される項目を除き、損益として認識しております。
当期税金は、税務当局に対する納付又は税務当局から還付が予想される金額で測定されます。税額の算定にあたっては、当社が事業活動を行い、課税対象となる損益を稼得する国において、事業年度末日までに制定又は実質的に制定されている税率及び税法に従っております。
繰延税金は、決算日における資産及び負債の会計上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対して認識しております。
なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を計上しておりません。
① のれんの当初認識から生じる一時差異
② 企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を与えない取引によって発生する資産及び負債の当初認識により生じる一時差異
繰延税金負債は原則としてすべての将来加算一時差異について認識され、繰延税金資産は将来減算一時差異を使用できるだけの課税所得が稼得される可能性が高い範囲内で、すべての将来減算一時差異について認識されます。
繰延税金資産の帳簿価額は毎期見直され、繰延税金資産の全額又は一部が使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分については、帳簿価額を減額しております。未認識の繰延税金資産は毎期再評価され、将来の課税所得により繰延税金資産が回収される可能性が高くなった範囲内で認識されます。
繰延税金資産及び負債は、事業年度末日において制定されている、又は実質的に制定されている法定税率及び税法に基づいて資産が実現する期間又は負債が決済される期間に適用されると予想される税率及び税法によって測定されます。
繰延税金資産及び負債は、当期税金負債と当期税金資産を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、相殺しております。
(14)1株当たり利益
基本的1株当たり当期利益は、当社の普通株主に帰属する当期損益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有する全ての潜在株式の影響を調整して計算しております。
(15)借入コスト
当社は、意図した使用又は販売が可能となるまでに相当の期間を必要とする資産、つまり、適格資産の取得、建設又は生成に直接帰属する借入コストは、その資産が実質的に意図した使用又は販売を可能にするときまで、それらの資産の取得原価に加算しております。
上記以外のすべての借入コストは、それぞれが発生した会計期間に損益として認識しております。
4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断
IFRSに準拠した財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。
経営者が行った財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは以下のとおりであります。
(1)収益認識(注記「3.重要な会計方針 (12)収益」)
(2)仕掛品の評価(注記「11.たな卸資産」)
(3)のれん及び無形資産の減損(注記「14.のれん及び無形資産」)
(4)繰延税金資産の回収可能性(注記「16.法人所得税」)
(5)引当金の会計処理と評価(注記「18.引当金」)
5.未適用の新基準
財務諸表の承認日までに主に以下の基準書及び解釈指針の新設又は改訂が公表されておりますが、当社は、これらを早期適用しておりません。
なお、これらの適用による影響は検討中であり、現時点では見積ることはできません。
| 基準書 | 基準名 | 強制適用時期 (以降開始年度) | 当社適用時期 | 新設・改訂の概要 |
| IFRS第2号 | 株式に基づく報酬 | 2018年1月1日 | 2019年2月期 | 現金決済型の株式に基づく報酬に関連する改訂等 |
| IFRS第9号 | 金融商品 | 2018年1月1日 | 2019年2月期 | 一般ヘッジに係るヘッジ会計の改訂 |
| IFRS第15号 | 顧客との契約から生じる収益 | 2018年1月1日 | 2019年2月期 | 収益認識に関する会計処理の改訂 |
| IFRS第16号 | リース | 2019年1月1日 | 2020年2月期 | リース資産の資産化方法の明確化 |
| IAS第1号 | 財務諸表の表示 | 2016年1月1日 | 2017年2月期 | 財務諸表の表示及び注記に関連する改訂 |
| IAS第7号 | キャッシュ・フロー計算書 | 2017年1月1日 | 2018年2月期 | 財務活動に係る負債に関する開示に関連する 改訂 |
| IAS第12号 | 法人所得税 | 2017年1月1日 | 2018年2月期 | 未実現損失に関する繰延税金資産の認識方法の取扱いを明確化 |
| IAS第16号 | 有形固定資産 | 2016年1月1日 | 2017年2月期 | 減価償却の許容される方法の明確化 |
| IAS第38号 | 無形資産 | 2016年1月1日 | 2017年2月期 | 償却の許容される方法の明確化 |
6.事業セグメント
報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定しております。事業セグメントは、他の事業セグメントとの取引を含む、収益を稼得し費用を発生させる事業活動の構成単位であります。
当社の事業内容は戦略・ビジネスプロセスコンサルティングとITコンサルティング、及びシステムインテグレーションであり、これらを1つのマネジメント単位として管理しております。
(1)製品及びサービスに関する情報
製品及びサービスごとの外部顧客に対する売上収益は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| サービスの名称 | 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) |
| 戦略・ビジネスプロセスコンサルティング | 1,152,556 | 3,485,542 |
| ITコンサルティング | 2,517,345 | 8,030,620 |
| システムインテグレーション | 1,895,030 | 4,317,515 |
| 合計 | 5,564,931 | 15,833,677 |
(2)地域別に関する情報
当社営業活動はすべて日本国内におけるものであり、外国に帰属する収益及び外国にある資産がないため、記載を省略しております。
(3)主要な顧客に関する情報
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
| (単位:千円) |
| 顧客の氏名又は名称 | 売上収益 |
| メットライフ生命保険株式会社 | 667,794 |
(注) 当社は単一セグメントとしているため、関連するセグメント名は記載を省略しております。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
外部顧客への売上収益のうち、損益計算書の売上収益の10%を占める相手先がないため、記載を省略しております。
7.企業結合
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
(1)企業結合の概要
当社は、創業者からの事業承継を目的として、2014年4月18日にバイロン・ホールディングス株式会社として設立され、2014年6月6日に株式会社ベイカレント・コンサルティング(以下、「旧株式会社ベイカレント・コンサルティング」という。)の株式100%を取得して完全子会社化した後、2014年10月1日に旧株式会社ベイカレント・コンサルティングを吸収合併すると同時に、社名を株式会社ベイカレント・コンサルティングに変更致しました。
(2)取得日現在における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値
| (単位:千円) |
| 金額 | |
| 支払対価の公正価値 | 21,000,000 |
| 合計 | 21,000,000 |
| 取得資産及び引受負債の公正価値 | |
| 現金及び現金同等物 | 1,404,953 |
| 売上債権及びその他の債権 | 1,470,916 |
| たな卸資産 | 15,805 |
| その他の流動資産 | 48,187 |
| 流動資産合計 | 2,939,861 |
| 有形固定資産 | 84,128 |
| 無形資産 | 1,287,486 |
| その他の金融資産 | 350,719 |
| 繰延税金資産 | 41,844 |
| 非流動資産合計 | 1,764,177 |
| 資産合計 | 4,704,038 |
| その他の金融負債 | 262,244 |
| 未払法人所得税 | 194,352 |
| その他の流動負債 | 2,384,258 |
| 流動負債合計 | 2,840,854 |
| 引当金 | 50,384 |
| 非流動負債合計 | 50,384 |
| 負債合計 | 2,891,238 |
| 取得資産及び引受負債の公正価値(純額) | 1,812,800 |
| のれん | 19,187,200 |
当企業結合に係る取得関連費用は、118,004千円であり、すべて「販売費及び一般管理費」にて費用処理しております。
当該企業結合により生じたのれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される超過収益力であります。
無形資産には顧客関連資産が含まれており、これは主として当社において、既存クライアントとの継続的な取引があることから、無形資産として認識したものであります。
なお、当社は、単体財務諸表のみを作成しており、取得資産及び引受負債については取得日現在の公正価値に基づき算定及び調整を行った、2014年10月1日時点の帳簿価額を基に合併受入の会計処理を行っております。
(3)事業取得に伴うキャッシュ・フロー
| (単位:千円) |
| 金額 | |
| 事業取得のため支出した現金及び現金同等物 | △21,046,503 |
| 合併により増加した現金及び現金同等物(注) | 1,037,259 |
(注) 2014年10月1日の合併により増加しております。
(4)被取得企業の売上収益及び当期利益
合併後の被取得企業の売上収益及び当期利益は、それぞれ5,564,931千円、610,910千円であったと算定されます。
(5)企業結合が期首に完了したと仮定した場合の売上収益及び当期利益
合併が2014年3月1日に実施されたと仮定した場合、2014年3月1日から2015年2月28日までの当社の売上収益及び当期利益は、それぞれ13,115,092千円、899,147千円であったと算定されます。
なお、当該注記は監査証明を受けておりません。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
該当事項はありません。
8.現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 現金及び現金同等物 | ||
| 現金及び預金 | 1,620,655 | 2,209,089 |
| 合計 | 1,620,655 | 2,209,089 |
9.売上債権及びその他の債権
売上債権及びその他の債権の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 売掛金 | 1,601,090 | 2,149,987 |
| 未収入金 | 3,500 | 6,325 |
| 合計 | 1,604,590 | 2,156,312 |
10.その他の金融資産
その他の金融資産の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| その他の金融資産 | ||
| 敷金 | 318,438 | 319,412 |
| その他 | 263 | 263 |
| 合計 | 318,701 | 319,675 |
11.たな卸資産
たな卸資産の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 仕掛品 (注) | 79,789 | 15,660 |
| 合計 | 79,789 | 15,660 |
(注) 主として顧客引渡し前の案件に係る、人件費、経費であります。費用として売上原価に計上したたな卸資産の金額は、前事業年度3,404,686千円、当事業年度9,395,504千円であり、評価減を実施したたな卸資産はありません。なお、負債の担保として差し入れているたな卸資産はありません。
12.その他の資産
その他の資産の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| その他の流動資産 | ||
| 前払費用 | 38,884 | 41,816 |
| 預け金 | 29,428 | 22,357 |
| その他 | 7,431 | 17 |
| 合計 | 75,743 | 64,190 |
13.有形固定資産
増減表
有形固定資産の帳簿価額の増減は以下のとおりであります。
取得原価
| (単位:千円) |
| 建物及び附属設備 | 工具、器具及び備品 | 合計 | |
| 2014年4月18日 | - | - | - |
| 取得 | 740 | 1,765 | 2,505 |
| 合併による増加(注) | 209,429 | 12,430 | 221,859 |
| 2015年2月28日 | 210,169 | 14,195 | 224,364 |
| 取得 | 12,455 | 45,213 | 57,668 |
| 2016年2月29日 | 222,624 | 59,408 | 282,032 |
(注) 2014年10月1日の合併により増加しております。
減価償却累計額
| (単位:千円) |
| 建物及び附属設備 | 工具、器具及び備品 | 合計 | |
| 2014年4月18日 | - | - | - |
| 減価償却費 | △5,626 | △3,103 | △8,729 |
| 2015年2月28日 | △5,626 | △3,103 | △8,729 |
| 減価償却費 | △15,970 | △14,718 | △30,688 |
| 2016年2月29日 | △21,596 | △17,821 | △39,417 |
(注) 有形固定資産の減価償却費は、損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。
帳簿価額
| (単位:千円) |
| 建物及び附属設備 | 工具、器具及び備品 | 合計 | |
| 2014年4月18日 | - | - | - |
| 2015年2月28日 | 204,543 | 11,092 | 215,635 |
| 2016年2月29日 | 201,028 | 41,587 | 242,615 |
14.のれん及び無形資産
(1)増減表
のれん及び無形資産の帳簿価額の増減は以下のとおりであります。
取得原価
| (単位:千円) |
| のれん | 無形資産 | |||
| 顧客関連資産 | ソフトウエア | 合計 | ||
| 2014年4月18日 | - | - | - | - |
| 取得 | - | - | 667 | 667 |
| 合併による増加(注) | 19,187,200 | 1,215,238 | 10,237 | 1,225,475 |
| 2015年2月28日 | 19,187,200 | 1,215,238 | 10,904 | 1,226,142 |
| 取得 | - | - | 8,752 | 8,752 |
| 2016年2月29日 | 19,187,200 | 1,215,238 | 19,656 | 1,234,894 |
(注) 2014年10月1日の合併により増加しております。
償却累計額
| (単位:千円) |
| のれん | 無形資産 | |||
| 顧客関連資産 | ソフトウエア | 合計 | ||
| 2014年4月18日 | - | - | - | - |
| 償却費 | - | △75,952 | △1,657 | △77,609 |
| 2015年2月28日 | - | △75,952 | △1,657 | △77,609 |
| 償却費 | - | △182,286 | △4,524 | △186,810 |
| 2016年2月29日 | - | △258,238 | △6,181 | △264,419 |
(注) 無形資産の償却費は、損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。
帳簿価額
| (単位:千円) |
| のれん | 無形資産 | |||
| 顧客関連資産 | ソフトウエア | 合計 | ||
| 2014年4月18日 | - | - | - | - |
| 2015年2月28日 | 19,187,200 | 1,139,286 | 9,247 | 1,148,533 |
| 2016年2月29日 | 19,187,200 | 957,000 | 13,475 | 970,475 |
(2)資金生成単位グループへののれんの配分額
企業結合で生じたのれんは、以下のとおり取得日に企業結合から利益がもたらされる主要な資金生成グループに配分しております。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 戦略・ビジネスプロセスコンサルティング | 5,772,187 | 5,772,187 |
| ITコンサルティング | 10,806,965 | 10,806,965 |
| システムインテグレーション | 2,608,048 | 2,608,048 |
| 合計 | 19,187,200 | 19,187,200 |
(3)のれんの減損テスト
のれんは資金生成単位(又はそのグループ)で管理されており、毎期又は減損の兆候がある場合には随時、減損テストを実施しております。減損テストの回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。
のれんが配分された資金生成単位(又はそのグループ)の回収可能価額は、過去の経験と外部からの情報を反映させて作成され、経営陣によって承認された最長で3年間の予測を基礎とする使用価値に基づき算定しております。成長率は、当社の過去の実績、及び業界の趨勢を勘案し、12.6%~20.9%となっており、当該3年間を超える期間においては、わが国の中長期経済成長率の見通しを勘案し、0.0%~0.8%を使用して見積もっております。なお、市場もしくはわが国の長期平均成長率を超過する成長率は用いておりません。
使用価値は、経営者が承認した翌事業年度の事業計画を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を、税引前割引率12.79~12.81%によりそれぞれ現在価値に割り引いて算定しております。
算定された使用価値は、当該資金生成単位(又はそのグループ)の帳簿価額を十分に上回っており、使用価値算定に用いた成長率及び割引率について合理的な範囲で変動があった場合にも、使用価値が帳簿価額を下回る可能性は低いと考えています。
資金生成単位(又はそのグループ)で減損が発生する可能性は、以下のとおりであります。
(戦略・ビジネスプロセスコンサルティング)
仮に予測期間の成長率が△8.3%、それ以降の成長が0.8%となった場合。
(ITコンサルティング)
仮に予測期間の成長率が△13.4%、それ以降の成長が0.8%となった場合。
(システムインテグレーション)
仮に予測期間の成長率が△16.1%、それ以降の成長が0.0%となった場合。
15.リース
オペレーティング・リース
解約不能のオペレーティング・リースに基づく将来の最低リース料総額は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 1年以内 | 269,942 | 269,942 |
| 1年超5年以内 | 359,923 | 89,981 |
| 合計 | 629,865 | 359,923 |
(注) 本社事務所の賃借契約について記載しております。
費用として認識されたオペレーティング・リース契約のリース料は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| リース費用 | 115,554 | 283,515 |
(注) 主に、本社事務所の賃借に係る費用であります。なお、変動リース料はありません。
16.法人所得税
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳及び増減は以下のとおりであります。
なお、繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異はありません。
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
| (単位:千円) |
| 2014年 4月18日 | 合併による増加(注) | 損益を通じて認識 | 資本に直接認識 | 2015年 2月28日 | |
| 繰延税金資産 | |||||
| 未払賞与 | - | 182,692 | △21,653 | - | 161,039 |
| 未払事業税 | - | 44,045 | △29,505 | - | 14,540 |
| 未払地代家賃 | - | 25,044 | 16,784 | - | 41,828 |
| 未払有給休暇費用 | - | 220,649 | 6,325 | - | 226,974 |
| その他 | - | 25,173 | 30,328 | 8,897 | 64,398 |
| 合計 | - | 497,603 | 2,279 | 8,897 | 508,779 |
| 繰延税金負債 | |||||
| 企業結合により識別された無形資産 | - | △450,975 | 28,186 | - | △422,789 |
| 借入コスト | - | - | △108,795 | - | △108,795 |
| その他 | - | △25,390 | 1,276 | - | △24,114 |
| 合計 | - | △476,365 | △79,333 | - | △555,698 |
(注) 2014年10月1日の合併により増加しております。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
| (単位:千円) |
| 2015年3月1日 | 損益を通じて認識 | 2016年2月29日 | |
| 繰延税金資産 | |||
| 未払賞与 | 161,039 | 1,707 | 162,746 |
| 未払事業税 | 14,540 | 91,239 | 105,779 |
| 未払地代家賃 | 41,828 | △20,664 | 21,164 |
| 未払有給休暇費用 | 226,974 | △10,446 | 216,528 |
| その他 | 64,398 | △1,889 | 62,509 |
| 合計 | 508,779 | 59,947 | 568,726 |
| 繰延税金負債 | |||
| 企業結合により識別された無形資産 | △422,789 | 112,603 | △310,186 |
| 借入コスト | △108,795 | 81,580 | △27,215 |
| その他 | △24,114 | 8,110 | △16,004 |
| 合計 | △555,698 | 202,293 | △353,405 |
(2)法人所得税費用
法人所得税費用の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 当期税金費用 | 177,689 | 1,293,070 |
| 繰延税金費用 | 77,054 | △262,240 |
| 合計 | 254,743 | 1,030,830 |
(3)実効税率の調整
実効税率の調整の内訳は以下のとおりであります。
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| (%) | (%) | |
| 法定実効税率 | 37.1 | 37.1 |
| 住民税均等割 | 0.5 | 0.1 |
| 交際費等永久に損金に算入されない項目 | 0.8 | 0.8 |
| 過年度法人税 | 2.2 | △0.5 |
| 雇用促進税制税額控除 | - | △2.8 |
| 償還可能累積配当支払額 | - | 3.7 |
| その他 | 0.0 | 1.5 |
| 税効果会計適用後の法人税等の負担税率 | 40.6 | 39.9 |
17.借入金
(1)金融負債の内訳
「借入金」及び「その他の金融負債」の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | 平均利率 | 返済期間 | |
| (%) | ||||
| 1年内返済予定の長期借入金 | 1,050,000 | 1,050,000 | 1.07 | |
| 長期借入金 | 10,936,915 | 9,840,550 | 1.26 | 2017年~2020年 |
| 償還可能累積配当優先株式 | 1,993,940 | - | ||
| 未払金 | 127,266 | 131,030 | ||
| 長期未払金 | 26,165 | - | ||
| 合計 | 14,134,286 | 11,021,580 | ||
| 流動負債 | 1,177,266 | 1,181,030 | ||
| 非流動負債 | 12,957,020 | 9,840,550 | ||
| 合計 | 14,134,286 | 11,021,580 |
財務制限条項
前事業年度(2015年2月28日)
前事業年度における長期借入金10,936,915千円、1年内返済予定の長期借入金1,050,000千円については、2014年6月3日付のシニアローン契約及び、メザニンローン契約の締結において、原則として日本基準に基づく財務諸表を基礎として算出される、以下の財務指標値を満たすことを確約しております。
① 各事業年度の決算期末及び中間期末におけるシニア・レバレッジ・レシオを以下に定める数値以下にそれぞれ維持すること。
| 2015年2月期 | 4.40 |
| 2015年8月期 | 4.00 |
| 2016年2月期 | 3.60 |
| 2016年8月期 | 3.40 |
| 2017年2月期 | 3.00 |
| 2017年8月期 | 2.80 |
| 2018年2月期 | 2.50 |
| 2018年8月期 | 2.20 |
| 2019年2月期以降 | 2.00 |
② 各事業年度の決算期末及び中間期末におけるシニア・メザニン・レバレッジ・レシオを以下に定める数値以下にそれぞれ維持すること。
| 2015年2月期 | 5.70 |
| 2015年8月期 | 5.20 |
| 2016年2月期 | 4.80 |
| 2016年8月期 | 4.60 |
| 2017年2月期 | 4.20 |
| 2017年8月期 | 4.00 |
| 2018年2月期 | 3.80 |
| 2018年8月期 | 3.40 |
| 2019年2月期以降 | 3.30 |
③ 各事業年度の決算期末及び中間期末におけるシニア・デッド・サービス・ガバレッジ・レシオを1.075以上にそれぞれ維持すること。
④ 各事業年度の決算期末及び中間期末におけるシニア・メザニン・デッド・サービス・ガバレッジ・レシオを1.050以上にそれぞれ維持すること。
⑤ 2015年2月期以降の各中間期末及び決算期末の貸借対照表における純資産の部の合計金額を前期(直前の中間期又は決算期)比90%以上に維持すること。
⑥ 2015年2月期以降の各決算期における経常利益が赤字となる状態を生じさせないこと。
⑦ 2015年2月期以降の各中間期末及び決算期末における現預金額を、8億円以上に維持すること。
当事業年度(2016年2月29日)
当事業年度における長期借入金9,840,550千円、1年内返済予定の長期借入金1,050,000千円については、借入先との金銭消費貸借契約において、原則として日本基準に基づく財務諸表を基礎として算出される、以下の財務指標値を満たすことを確約しております。
① 各事業年度の中間期末及び決算期末(いずれも直近12ヶ月)におけるレバレッジ・レシオを、各中間期末及び決算期末に、5.2未満に維持すること。
② 各事業年度の中間期末及び決算期末(但し、株式公開実施後は各決算期末)における貸借対照表の純資産の部の合計金額を直前の中間期または決算期(但し、株式公開実施後は直前の決算期)比80%以上に維持すること。
③ 各決算期における経常利益が赤字となる状態を生じさせないこと。
(2)担保に供している資産
借入金の担保に供している資産は以下のとおりであります。
なお、当事業年度における担保提供資産はありません。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 現金及び現金同等物 | 1,620,655 | - |
| 売掛金 | 1,601,090 | - |
| 合計 | 3,221,745 | - |
対応する債務は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 1年内返済予定の長期借入金 | 1,050,000 | - |
| 長期借入金 | 8,429,214 | - |
| 合計 | 9,479,214 | - |
(3)償還可能累積配当優先株式
当社は、2014年6月5日に償還可能累積配当優先株式であるA種優先株式200,000株を1株当たり10,000円で発行しました。当該優先株式は特定の日又はそれ以降に一定又は決定可能な金額で償還することを発行者に要求する権利を保有者に与えているものであり、かつ資本の構成要素は含まれていないため、その全体を借入金として認識分類しております。
A種優先株式の主な内容は、以下のとおりであります。
① A種優先株式優先配当金
イ.当社は、剰余金の配当を行うときは、A種優先株主に対し、普通株主に先立ち、以下に定める額のA種優先配当金を配当する。
各事業年度ごとに、当該事業年度に属する日を基準日とするA種優先配当金の額は、A種優先株式1株当たり、10,000円に3.0%を乗じて算出した額とする(但し、発行初年度は日数按分を行う)。
ロ.A種優先株主に対しては、A種優先配当金の額を超えて剰余金の配当を行わない。
② 残余財産の分配
イ.当社は、残余財産の分配を行うときは、A種優先株主に対し、普通株主に対する残余財産の分配に先立ち、A種優先株式1株につき、A種優先株式取得価額(下記④をご参照ください。)に相当する金銭を支払う。
ロ.A種優先株主に対しては、前項のほか残余財産の分配を行わない。
③ 議決権
A種優先株主は、当社の株主総会において議決権を有しない。
④ 金銭を対価とする取得条項
イ.当社は、その取締役会が別に定める日が到来したときは、A種優先株式の全部又は一部を取得することができる。
ロ.前項に定める取得によるA種優先株式1株当たりの取得価額は、その払込金額(金10,000円)に「1株当たり累積A種優先株式未払配当金相当額」と「1株当たりA種優先株式割増償還金相当額」を加算した額とする。
「1株当たり累積A種優先株式未払配当金相当額」とは、当該取得日の属する事業年度までに発生している累積A種優先株式未払配当金に、当該取得日の属する事業年度に係るA種優先株式未払配当金(当該事業年度の初日から当該取得日までの期間、年率3.0%の優先配当率に基づき日割計算により算出したA種優先配当金から当該事業年度に支払われたA種期中優先配当を減じた金額)を合計した金額を、当該取得日時点におけるA種優先株式の数で除して得られる金額をいう。
「1株当たりA種優先株式割増償還金相当額」とは、A種優先株式1株当たりの払込金額(金10,000円)に対し、年率9.0%(複利)で、払込期日から当該取得日までの期間の実日数につき日割計算により算出される金額をいう。
⑤ A種優先株主の取得請求権
A種優先株主は、当社に対し、払込期日の翌日以降、いつでも分配可能額を取得の上限として法令上可能な範囲で、当該取得請求の効力が生じる日に金銭を対価としてA種優先株式の全部又は一部を取得するよう請求することができる。
18.引当金
引当金の内訳及び増減は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 資産除去債務 | 合計 | |
| 2014年4月18日 | - | - |
| 期中増加額 | 54,507 | 54,507 |
| 割引計算の期間利息費用 | 216 | 216 |
| 2015年2月28日 | 54,723 | 54,723 |
| 割引計算の期間利息費用 | 519 | 519 |
| 2016年2月29日 | 55,242 | 55,242 |
引当金の財政状態計算書における内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 非流動負債 | 54,723 | 55,242 |
| 合計 | 54,723 | 55,242 |
(注) 引当金は、賃借している本社設備に係る資産除去債務であります。
19.その他の負債
その他の負債の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| その他の流動負債 | ||
| 未払費用 | 1,506,716 | 1,358,010 |
| 未払消費税等 | 204,094 | 397,004 |
| 未払賞与 | 381,204 | 431,768 |
| その他 | 108,283 | 60,392 |
| 合計 | 2,200,297 | 2,247,174 |
20.資本及びその他の資本項目
(1)資本金及び資本剰余金
授権株式数、発行済株式数及び資本金等の残高は以下のとおりであります。
| (単位:株) | (単位:千円) |
| 授権株式数 | 発行済株式数 | 資本金 | 資本剰余金 | |
| 2014年4月18日 | - | - | - | - |
| 期中増減(注)2 | 1,300,000 | 685,000 | 100,000 | 6,131,085 |
| 2015年2月28日 | 1,300,000 | 685,000 | 100,000 | 6,131,085 |
| 期中増減(注)3 | - | 86,000 | - | 1,768,846 |
| 2016年2月29日 | 1,300,000 | 771,000 | 100,000 | 7,899,931 |
(注)1.当社の発行する株式は、すべて権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済となっております。なお、A種優先株式は金融負債として計上しております。詳細は注記「17.借入金」をご参照ください。
2.普通株式の発行済株式の増加685,000株、及び資本剰余金の増加6,131,085千円は、新株の発行等によるものであります。
3.普通株式の発行済株式の増加86,000株は、新株の発行等によるものであります。
資本剰余金の増加1,768,846千円は、新株の発行(普通株式を対価とする借入金の返済)による1,720,000千円、及び株式報酬による48,846千円によるものであります。
(2)資本剰余金の内容及び目的
① 資本準備金
日本における会社法では、株式の発行に際しての払込み又は給付に係る額の2分の1以上を資本金に組み入れ、資本金として計上しないこととした金額は資本準備金として計上することが規定されております。
② 資本金及び準備金減少差益
資本金及び資本準備金の取り崩しによって生じる剰余金であります。
③ 新株予約権
当社はストック・オプション制度を採用しており、会社法に基づき新株予約権を発行しております。なお、契約条件及び金額等は、詳細は注記「27.株式に基づく報酬」をご参照ください。
21.配当金
配当金の支払額は以下のとおりであります。
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
該当事項はありません。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
該当事項はありません。
(注) 金融負債に分類したA種優先株式に係る配当金は、金融費用として計上しております。
22.売上収益
売上収益の全ては役務の提供によるものであります。
なお、詳細は注記「6.事業セグメント」をご参照ください。
23.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 役員報酬 | 100,109 | 249,528 |
| 給与 | 231,377 | 861,934 |
| 賞与 | 16,511 | 83,182 |
| 法定福利費 | 27,178 | 148,137 |
| 採用費 | 163,099 | 621,121 |
| 減価償却費及び償却費 | 76,459 | 187,069 |
| 外注費 | 76,315 | 139,054 |
| その他 | 233,513 | 621,764 |
| 合計 | 924,561 | 2,911,789 |
(注) 上記に加え、売上原価に含まれる人件費は、前事業年度3,219,934千円、当事業年度8,762,127千円であります。
24.その他の収益及び費用
その他の収益の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 雑収入 | 104 | 1,439 |
| その他 | 1,879 | 1,378 |
| 合計 | 1,983 | 2,817 |
その他の費用の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 支払手数料(注) | 76,565 | 97,616 |
| 期限前弁済に伴う借入金償還損 | - | 212,663 |
| その他 | 5,700 | 3,630 |
| 合計 | 82,265 | 313,909 |
(注) 支払手数料は、主として銀行関連の手数料であります。
25.金融収益及び金融費用
金融収益の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 受取利息 | ||
| 償却原価で測定される金融資産 | 56 | 47 |
| 合計 | 56 | 47 |
金融費用の内訳は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 支払利息 | ||
| 償却原価で測定される金融負債 | 528,165 | 633,004 |
| 引当金(資産除去債務) | 216 | 519 |
| 合計 | 528,381 | 633,523 |
26.1株当たり利益
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 当社の普通株主に帰属する当期利益(千円) | 372,334 | 1,550,986 |
| 当社の普通株主に帰属しない金額(千円) | - | - |
| 基本的1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(千円) | 372,334 | 1,550,986 |
| 当期利益調整額(千円) | - | - |
| 希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(千円) | 372,334 | 1,550,986 |
| 期中平均普通株式数(株) | 11,652,874 | 14,489,508 |
| 普通株式増加数(株) | - | 39,315 |
| 希薄化後の期中平均普通株式数(株) | 11,652,874 | 14,528,823 |
| 基本的1株当たり当期利益(円) | 31.95 | 107.04 |
| 希薄化後1株当たり当期利益(円) | 31.95 | 106.75 |
(注) 2016年3月7日開催の取締役会決議により、2016年4月1日付で普通株式1株につき20株の株式分割を行っておりますが、前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益を算定しております。
27.株式に基づく報酬
(1)株式報酬制度の内容
2016年2月29日現在で、当社は以下の株式に基づく報酬契約を有しております。
当社は、ストック・オプション制度を採用しております。この制度の目的は、当社の業績及び企業価値向上に対する当社の取締役、執行役員及び従業員の意欲や士気を高めるとともに、優秀な人材を確保することであります。
当該ストック・オプションは、当社の株主総会において承認された内容に基づき、当社の取締役会決議により付与されております。当該ストック・オプションの行使期間は割当契約に定められた期間であり、その期間内に行使されない場合は失効します。
対象者に対して付与された当該ストック・オプションは、持分決済型株式報酬として会計処理されており、持分決済型株式報酬取引に関する費用を、当事業年度においては40,419千円、損益計算書の販売費及び一般管理費に計上しております。
| 第1回新株予約権 | 第2回新株予約権 | |
| 新株予約権の数(個) | 15,196 | 15,196 |
| 新株予約権の目的となる株式の数(株) | 15,196 | 15,196 |
| 付与日 | 2015年2月27日 | 2015年2月27日 |
| 権利行使期限 | 2023年2月28日 | 2023年2月28日 |
| 行使価格(円) | 8,885 | 8,885 |
| 権利行使条件 | (注)1、3 | (注)2、3 |
(注)1.べスティング
本新株予約権にかかる「新株予約権の数」は、以下の表に定めるべスティング日の経過年数に応じたべスティング割合でべスティングされた「べスティング数」(小数点以下は切り上げる。)と、以下の算式に定める各事業年度の数値により算定された「ベスティングされる本新株予約権の数」(小数点以下は切り上げる。)のいずれか少ない方の数がベスティングされる。
(表)
| べスティング回数 | ベスティング日 | ベスティング割合 |
| 1回目 | 2016年5月31日 | 25% |
| 2回目 | 2017年5月31日 | 25% |
| 3回目 | 2018年5月31日 | 25% |
| 4回目 | 2019年5月31日 | 25% |
(算式)
「ベスティングされる本新株予約権の数」の算式は以下のとおりであります。
| ベスティングされる本新株予約権の数=ベスティング数× | EBITDA |
| 目標EBITDA |
2.べスティング及び新株予約権の行使の条件
(1)本新株予約権にかかる「新株予約権の数」は、以下の表に定めるべスティング日の経過年数に応じたべスティング割合でべスティングされる。
(表)
| べスティング回数 | ベスティング日 | ベスティング割合 |
| 1回目 | 2016年5月31日 | 25% |
| 2回目 | 2017年5月31日 | 25% |
| 3回目 | 2018年5月31日 | 25% |
| 4回目 | 2019年5月31日 | 25% |
(2)Sunrise Capital Ⅱ, L.P.、Sunrise Capital Ⅱ(Non-U.S.),L.P.及びSunrise Capital Ⅱ(JPY),L.P.が同社保有の当社株式の全部を第三者に譲渡したときは、ベスティングされた新株予約権の数に、残りのベスティング回数を乗じて算出した本新株予約権の数が、当該株式譲渡実行日の翌営業日に、ベスティングされるものとする。
(3)新株予約権の行使の条件
新株予約権の行使に係る権利行使価額の年間の合計額が12,000千円を超えないように、その保有する本新株予約権を行使しなければならない。ただし、当該金額は、租税特別措置法第29条の2第1項第2号に定める金額が改正された場合には、当該改正を含む改正租税特別措置法の施行日に当該改定後の金額に変更されるものとする。
3.新株予約権の行使の条件
(1)新株予約権者は、Sunrise Capital Ⅱ, L.P.、Sunrise Capital Ⅱ(Non-U.S.),L.P.及びSunrise Capital Ⅱ(JPY),L.P.が同社保有の当社株式の全部を第三者に譲渡した場合に限り本新株予約権を行使できる。
(2)新株予約権者は、本新株予約権の行使の時点において、当社を退職等(新株予約権者が死亡したことにより当社の取締役、執行役員又は従業員の地位を失った場合を含む。)していない場合に限り本新株予約権を行使できる。但し、当社の取締役会で認める場合はこの限りではない。
(3)新株予約権者が、当社の事前の承諾なくして、他社の役職員に就任し、若しくは就任することを承諾した場合又は当社の事業と直接的若しくは間接的に競合する事業を営んだ場合、新株予約権者は本新株予約権を行使できない。
(4)新株予約権者に法令又は当社の社内規程に対する重大な違反行為があった場合、新株予約権者は新株予約権を行使できない。
(5)新株予約権者が死亡した場合、新株予約権者の相続人は、新株予約権を行使できない。
(6)新株予約権の1個を分割して行使することはできない。
(7)その他の新株予約権の行使の条件は、当社の取締役会の決議に基づいて、当社及び新株予約権者との間で締結する新株予約権割当契約に定めるところによる。
(2)オプションの価格決定
付与されたストック・オプションの公正価値は、4,091円であります。
① 使用した評価技法
ブラック・ショールズ方式
② 主な基礎数値及び見積方法
| 第1回新株予約権 | 第2回新株予約権 | |
| 付与日の株価(円)(注)1 | 10,000 | 10,000 |
| 行使価格(円) | 8,885 | 8,885 |
| 予想ボラティリティ(注)2 | 36.8% | 36.8% |
| 予想残存期間 | 8.2年 | 8.2年 |
| 配当利回り | 0% | 0% |
| リスクフリーレート | 0.3% | 0.3% |
(注)1.ストック・オプションの対象株式は付与時点で非上場株式のため、対象会社の事業計画に基づくディスカウントキャッシュフロー法(DCF法)により評価額を算定しております。
2.当社と類似の上場企業の実績ボラティリティをもとに見積もっております。
(3)ストック・オプションの変動状況
| 第1回新株予約権 | 第2回新株予約権 | |||
| 株式数 | 加重平均行使価格 | 株式数 | 加重平均行使価格 | |
| 権利確定前 | ||||
| 2014年4月18日 | - | - | - | - |
| 付与 | 13,504 | 10,000 | 13,504 | 10,000 |
| 2015年2月28日 | 13,504 | 10,000 | 13,504 | 10,000 |
| 付与 | 1,692 | 8,885 | 1,692 | 8,885 |
| 2016年2月29日 | 15,196 | 8,885 | 15,196 | 8,885 |
| 権利確定後 | ||||
| 2014年4月18日 | - | - | - | - |
| 2015年2月28日 | - | - | - | - |
| 2016年2月29日 未行使残高 | - | - | - | - |
28.金融商品
(1)資本管理
当社は、持続的な成長と負債と資本の最適化を通じて、企業価値を最大化することを目指して資本管理をしております。
当社は、財務指標のモニタリングをマネジメントが行っております。
なお、当社が適用を受ける重要な資本規制は、注記「17.借入金」をご参照ください。
(2)財務上のリスク管理
当社は、経営活動を行う過程において、財務上のリスク(信用リスク・流動性リスク・金利リスク)に晒されており、当該財務上のリスクを軽減するために、リスク管理を行っております。
なお、当社は為替リスク、株式市場リスクを考慮すべき金融商品の保有はなく、これらのリスクには晒されておりません。
(3)信用リスク管理
信用リスクは、顧客が契約上の債務に関して債務不履行になり、当社に財務上の損失を発生させるリスクであります。
当社は、受注管理規程等に基づいて、取引先に対して与信限度額を設定し、管理しております。
当社の債権は、広範囲の産業や地域に広がる多数の取引先に対するものであります。
なお、当社は、単独の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクを有しておりません。
財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、獲得した担保の評価額を考慮に入れない、当社の金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。
報告期間の末日現在で期日が経過しているが、減損していない金融資産の年齢分析は、以下のとおりであります。
前事業年度(2015年2月28日)
| (単位:千円) |
| 合計 | 期日経過額 | ||
| 30日以内 | 30日超 | ||
| 売上債権及びその他の債権 | 2,432 | 2,432 | - |
当事業年度(2016年2月29日)
| (単位:千円) |
| 合計 | 期日経過額 | ||
| 30日以内 | 30日超 | ||
| 売上債権及びその他の債権 | 27,133 | 27,133 | - |
(4)流動性リスク管理
流動性リスクは、当社が期限の到来した金融負債の返済義務を履行するにあたり、支払期日にその支払を実行できなくなるリスクであります。
当社は、適切な返済資金を準備するとともに、金融機関より随時利用可能な信用枠を確保し、継続的にキャッシュ・フローの計画と実績をモニタリングすることで流動性リスクを管理しております。
金融負債の期日別残高は以下のとおりであります。
前事業年度(2015年2月28日)
| (単位:千円) |
| 帳簿価額 | 契約上の金額 | 1年以内 | 1年超 5年以内 | 5年超 | |
| 借入金 | 1,050,000 | 1,050,000 | 1,050,000 | - | - |
| 未払金 | 127,266 | 127,266 | 127,266 | - | - |
| 長期借入金 | 12,930,855 | 13,232,021 | - | 13,232,021 | - |
| 長期未払金 | 26,165 | 26,165 | - | 26,165 | - |
| 合計 | 14,134,286 | 14,435,452 | 1,177,266 | 13,258,186 | - |
当事業年度(2016年2月29日)
| (単位:千円) |
| 帳簿価額 | 契約上の金額 | 1年以内 | 1年超 5年以内 | 5年超 | |
| 借入金 | 1,050,000 | 1,050,000 | 1,050,000 | - | - |
| 未払金 | 131,030 | 131,030 | 131,030 | - | - |
| 長期借入金 | 9,840,550 | 9,925,000 | - | 9,925,000 | - |
| 合計 | 11,021,580 | 11,106,030 | 1,181,030 | 9,925,000 | - |
当社は、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行2行と当座貸越契約を締結しております。
報告日現在におけるこれらの契約に基づく当座貸越契約総額と借入実行残高は以下のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |
| 当座貸越契約の総額 | 1,000,000 | 1,000,000 |
| 借入実行残高 | - | - |
| 差引額 | 1,000,000 | 1,000,000 |
(5)金利リスク管理
当社は、事業活動の中でさまざまな金利変動リスクに晒されており、特に、金利の変動は借入コストに大きく影響します。
当社は、金利変動リスクを軽減するため、担当部署による市場動向等のモニタリングを行っております。
金利感応度分析
各報告期間において、金利が1%上昇した場合に、損益計算書の税引前利益に与える影響は以下のとおりであります。
ただし、本分析においては、その他の変動要因(残高、為替レート等)は一定であることを前提としております。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 税引前利益 | △109,437 | △77,109 |
(6)金融商品の公正価値
① 公正価値
各報告期間の末日に公正価値で測定される金融商品の帳簿価額及び公正価値、並びに公正価値ヒエラルキーは以下のとおりであります。
レベル1:企業が測定日現在でアクセスできる同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格
レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外のインプットのうち、資産又は負債について直接又は間接に観察可能なインプットを使用して算出された公正価値
レベル3:資産又は負債に関する観察可能でないインプットを含む評価技法から算出された公正価値
公正価値で測定されない金融商品
各報告期間の末日に経常的に公正価値で測定しないが、公正価値の開示が要求される金融商品の帳簿価額は以下のとおりであります。
なお、当該金融商品の帳簿価額が公正価値の合理的な近似値である場合、それらの項目に関する情報はこの表には含まれておりません。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (2015年2月28日) | 当事業年度 (2016年2月29日) | |||
| 帳簿価額 | 公正価値 | 帳簿価額 | 公正価値 | |
| 資産 | ||||
| 敷金(レベル2) | 318,438 | 293,010 | 319,412 | 316,734 |
| 負債 | ||||
| 借入金(レベル2) | 13,980,855 | 14,904,288 | 10,890,550 | 10,890,550 |
② 評価技法及びインプット
レベル2の公正価値測定に用いられる評価技法とインプット及び重要な観察可能でないインプットは以下のとおりであります。
公正価値で測定されない金融商品
| 評価技法 | 重要な観察可能でないインプット | |
| 敷金 | ディスカウントキャッシュフロー法(DCF法): 償還予定時期を見積り、安全性の高い長期の債券の利回りで割り引いた現在価値により算定しております。 | 該当なし |
| 借入金 | ディスカウントキャッシュフロー法(DCF法): 前事業年度の借入金は、将来キャッシュ・フローを同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。 当事業年度の借入金は変動金利のため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。 | 該当なし |
29.関連当事者
(1)関連当事者との取引
前事業年度(自 2014年4月18日 至 2015年2月28日)
| (単位:千円) |
| 種類 | 名称 | 関連当事者関係の内容 | 取引金額 | 未決済金額 |
| 子会社 | 旧株式会社ベイカレント・コンサルティング | 資金の借入(注)1,2 | 450,000 | - |
| 借入利息の支払 | 1,599 | - | ||
| 重要な影響力を有する企業 | Sunrise Capital Ⅱ, L.P. | 第三者割当増資の引受 (注)3 | 1,877,590 | - |
(注)1.資金の貸付利息については、市場金利を勘案して決定しております。
2.契約条件は以下のとおりであります。
100%直接保有していた旧株式会社ベイカレント・コンサルティングについては、2014年10月1日付けで当社を存続会社、旧株式会社ベイカレント・コンサルティングを消滅会社として吸収合併を実施しており、吸収合併時に借入金450,000千円及び未払利息1,599千円は混同により消滅しております。
| 金額 | 300,000千円 | 150,000千円 |
| 契約日 | 2014年6月9日 | 2014年8月26日 |
| 返済期限 | 2014年12月31日 | 2014年12月31日 |
| 利率 | 1.475% | |
| 使途 | 借入金の返済及び諸費用の支払 | |
3.第三者割当増資は、1株につき10,000円で行っております。
当事業年度(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
該当事項はありません。
(2)主要な経営幹部に対する報酬
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| 短期従業員給付 | 100,109 | 249,528 |
| 株式報酬費用 | - | 23,212 |
| 合計 | 100,109 | 272,740 |
30.偶発債務
保証予約
当社は、EHRS L.P.の金融機関との取引に対して、以下のとおり保証を行っております。
| (単位:千円) |
| 前事業年度 (自 2014年4月18日 至 2015年2月28日) | 当事業年度 (自 2015年3月1日 至 2016年2月29日) | |
| EHRS L.P.(注) | - | 1,850,000 |
| 合計 | - | 1,850,000 |
(注) 保証予約は、EHRS L.P.の金融機関からの借入金に対して付しており、当社の保証義務は以下に該当する場合、生じることとなります。
(1)当社が株式公開を行う合理的な見通しが立たないものと貸付人が合理的に判断した場合。
(2)2016年9月末日以降、2016年12月末日までに、株式公開に係る東京証券取引所に対する本申請が取り下げられた場合。
(3)2016年12月末日までに、株式公開がされなかった場合。
31.後発事象
報告期間の末日から財務諸表の公表を承認された2016年6月22日までの期間に発生した、すべての事象を検討した結果、報告期間末日後に発生した事象は、以下のとおりです。
当社は、2016年3月7日開催の取締役会決議に基づき、2016年4月1日付をもって株式分割を行っております。
また、上記株式分割に伴い、定款の一部を変更し単元株制度を採用しております。
(1)株式分割、単元株制度の採用の目的
当社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的として株式分割を実施するとともに、単元株式数(売買単位)を100株に統一することを目標とする全国証券取引所の「売買単位の集約に向けた行動計画」を考慮し、1単元を100株とする単元株制度を採用いたします。
(2)株式分割の概要
① 分割方法
2016年3月31日最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有株式数を、1株につき20株の割合をもって分割しております。
② 分割により増加する株式数
株式分割前の発行済株式総数 771,000株
今回の分割により増加する株式数 14,649,000株
株式分割後の発行済株式総数 15,420,000株
株式分割後の発行可能株式総数 26,000,000株
③ 株式分割の効力発生日
2016年4月1日
④ 1株当たり情報に及ぼす影響
「26.1株当たり利益」は、当該株式分割が前事業年度の期首に行われたと仮定して算出しており、これによる影響については、当該箇所に反映されております。
(3)単元株制度の採用
単元株制度を採用し、普通株式の単元株式数を100株といたしました。