有価証券報告書-第16期(2025/01/01-2025/12/31)
② 戦略
当社では、気候変動の観点からリスク・機会を洗い出し、4℃シナリオや1.5℃シナリオに基づきシナリオ分析を行い、2030年時点のリスクや機会の影響度を評価しています。これらのリスクや機会に対し「7つの約束」に取り組み、「サステナブル経営」を推進することで、リスクの低減と機会の拡大を図り、企業価値の向上を目指します。
(気候変動に対する戦略)

(気候変動関連のリスクと機会)
(注)当社に対して、リスク又は機会の影響度が極めて大きい項目を記載しています
当社では、気候変動の観点からリスク・機会を洗い出し、4℃シナリオや1.5℃シナリオに基づきシナリオ分析を行い、2030年時点のリスクや機会の影響度を評価しています。これらのリスクや機会に対し「7つの約束」に取り組み、「サステナブル経営」を推進することで、リスクの低減と機会の拡大を図り、企業価値の向上を目指します。
(気候変動に対する戦略)

(気候変動関連のリスクと機会)
| 分類 | リスク又は機会の内容 | 主な対応策 | |
| 物理リスク (4℃シナリオ) | 異常気象による操業への影響 | 気候変動により、高潮・豪雨・洪水・台風等の異常気象が増加し、操業への影響が増加するおそれがあります。 | ・訓練等を通じた、BCM/BCPの理解度と実効性の向上 |
| 移行リスク (1.5℃シナリオ) | カーボンプライシングの導入 | 脱炭素社会の実現に向け、炭素税等のカーボンプライシングの導入が進み、財務的な負担が増加するおそれがあります。2024年のCO2排出量と同水準:約37.5万t-CO2、2030年の炭素価格:130USD/1t-CO2 (為替1USD=150円)と想定した場合、約71.3億円/年の負担増加の可能性があります。 | ・2050年カーボンニュートラルを目指した省エネ化・新技術導入の推進 ・2030年の温室効果ガス排出量30%削減(2017年度比)の目標達成 ・製品の原料としてのCO2使用 ・インターナルカーボンプライシングの導入(1万円/1t-CO2) ・再生可能エネルギー電力の導入 |
| 特定原料調達不能 | 石油精製メーカーが脱炭素の流れを受けて製油所を減らした場合、製油所から購入する原料の調達が難しくなるおそれがあります。 | ・複数購買の推進 | |
| バイオ由来原料への転換による影響 | 原料が石油由来からバイオ由来に転換することにより、品質トラブルが生じるおそれや調達コストが増加するおそれがあります。 | ・品質管理体制の維持・向上 | |
| ESG投資対応遅れ | 化石燃料の大量使用への批判が高まり、投資撤退(ダイベストメント)、株価の下落等のおそれがあります。 | ・2050年カーボンニュートラルを目指した省エネ化・新技術導入の推進 ・2030年の温室効果ガス排出量30%削減(2017年度比)の目標達成 | |
| 機会 (4℃シナリオ) | 適応型製品への ニーズ拡大 | 熱中症の増加等、気候変動による悪影響が拡大する中、悪影響を低減し、気候変動への適応に資する製品へのニーズが増加する可能性があります。 | ・熱中症を防ぐエアコンに不可欠な冷凍機油原料の提供の拡大 |
| 機会 (1.5℃シナリオ) | 脱炭素製品への ニーズ拡大 | 環境配慮要請の高まりに伴い、GHG排出量が少ない製品へのニーズが増加する可能性があります。 | ・世界中で環境に配慮したエアコンへのシフトが加速する中、そうしたエアコンに用いられる冷媒に対応した冷凍機油原料の提供の拡大 ・製品の原料としてのCO2使用 |
(注)当社に対して、リスク又は機会の影響度が極めて大きい項目を記載しています