有価証券報告書-第13期(平成28年3月1日-平成29年2月28日)

【提出】
2017/05/30 11:12
【資料】
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【項目】
89項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、緩やかな景気回復の動きが見られた一方、中国をはじめとする世界経済の減速懸念、英国のEU離脱問題、米国の新政権発足による政策動向など、景気の先行については不透明な状況が続いております。当社グループの主要な関連業界である百貨店を含む小売業界におきましても、消費マインドの低下が継続する厳しい状況となっております。
このような環境のなか、当社グループは、「ファッションにエンタテイメントを」を理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて「お客様に非日常のワクワク感を提供すること」を目指し、引続きインターネット販売の強化、人材の確保と育成、新規出店や新ブランドの展開等に取り組んでまいりました。また、オンラインショップと店舗の一層の連携を図るべく、販売促進費の増額、SNS活動の強化、自社ブランドのポータルブログを活用したO2O戦略の強化等を行った結果、インターネット販売が1,491,730千円(前連結会計年度比49.9%増)、店舗販売が1,218,764千円(同38.6%増)となり、好調に推移しました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,869,534千円(前連結会計年度比47.6%増)、営業利益は461,806千円(同88.4%増)、経常利益は444,470千円(同76.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は303,395千円(同92.6%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、698,854千円となり、前連結会計年度末より452,167千円増加いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得したキャッシュ・フローは262,303千円(前連結会計年度比172,247千円の増加)となりました。これは、税金等調整前当期純利益444,470千円の計上及び未払金の増加67,194千円等による資金の増加が、たな卸資産の増加131,917千円及び法人税等の支払78,902千円等の資金の減少を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは49,374千円(前連結会計年度比40,585千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出36,625千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得したキャッシュ・フローは239,238千円(前連結会計年度比185,397千円の増加)となりました。これは主に、株式の発行による収入230,957千円によるものであります。