有価証券報告書-第15期(平成30年3月1日-平成31年2月28日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日本銀行の各種施策の推進により企業収益や雇用環境の改善が見られる等、緩やかな景気回復の動きが見られた一方、中国やアジア新興国経済の減速リスク、米国政権による政策動向等、世界経済の不確実性が増す中、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。当社グループの主要な関連業界である百貨店を含む小売業界におきましても、個人消費が物価上昇への懸念等により低下が継続する厳しい状況となっております。
このような環境の中、当社グループは、「ファッションにエンタテイメントを」を理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて「お客様に非日常のワクワク感を提供すること」を目指し、引続きインターネット販売や既存店の強化を行っております。また、オンラインショップと店舗の一層の連携を図るべく、引続き販売促進費の増額、SNS活動の強化、自社ブランドのポータルブログを活用したO2O戦略の強化を行った結果、インターネット販売が2,090,013千円(前連結会計年度比16.4%増)、店舗販売が1,962,177千円(同33.4%増)となり、堅調に推移しました。
ロベルタブランドのリブランディングを強化するべく、2018年9月15日にROBERTA DI CAMERINO本店をリニューアルオープンし、同年12月5日にROBERTA DI CAMERINO公式オンラインショップをリニューアルいたしました。また、顧客サービスの一層の強化及び売上の更なる拡大を図るべく、2018年10月20日にATAO有楽町店、同年11月9日にATAO新宿店をそれぞれ拡張リニューアルオープンすると共に、ブランド価値向上及び店舗展開の強化のため、2019年2月11日をもってATAO神戸本店、IANNE神戸店を一時閉店しております。さらに、2018年11月23日より、限定品のみ取り扱う新ライン「アトリエアタオ」の展開を開始しております。
以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ780,820千円増加し、2,600,514千円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ246,388千円増加し、704,061千円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ534,431千円増加し、1,896,452千円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は4,214,117千円(前連結会計年度比22.5%増)、営業利益は743,639千円(同34.6%増)、経常利益は746,294千円(同34.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は532,252千円(同48.3%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、1,394,723千円となり、前連結会計年度末より582,483千円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られたキャッシュ・フローは442,440千円(前連結会計年度比243,068千円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益746,237千円による資金の増加があった一方、たな卸資産の増加額221,043千円及び法人税等の支払額176,945千円による資金の減少があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは50,205千円(前連結会計年度比12,431千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出35,555千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得したキャッシュ・フローは190,248千円(前連結会計年度は23,349千円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入300,000千円があった一方、長期借入金の返済による支出111,931千円があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.仕入実績
仕入実績については、次の通りであります。
(注)1 金額は、仕入価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
d.販売実績
当社グループの事業セグメントは、バッグ及び財布等の企画・販売を主とするファッションブランドビジネスを行う単一セグメントであるため、販売実績について販売の業態別に示すと次の通りであります。
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次の通りであります。
(注)前連結会計年度における㈱大丸松坂屋百貨店に対する販売実績は、売上高の10%未満であるため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積もり
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準により作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして経営者による会計方針の採用、資産・負債及び収益・費用の計上については会計基準及び実務指針等により見積もりを行っております。この見積もりについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積もりには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析、検討内容
財政状態の分析
a.資産
当連結会計年度末の資産については、総資産2,600,514千円であり、前連結会計年度末と比較して780,820千円増加しております。主な増加要因は、現金及び預金が582,483千円、商品が221,043千円増加したことであります。
b.負債
負債合計は704,061千円であり、前連結会計年度末と比較して246,388千円増加しております。主な増加要因は、長期借入金が95,892千円、1年内返済予定の長期借入金が92,177千円増加したことであります。
c.純資産
純資産は1,896,452千円であり、前連結会計年度末と比較して534,431千円増加しております。主な増加要因は、利益剰余金が532,252千円増加したことであります。
経営成績の分析
a.売上高及び売上総利益
O2O施策が奏功しインターネット販売及び店舗販売がともに堅調に推移し、当連結会計年度の売上高は4,214,117千円(前連結会計年度比22.5%増)となり、売上原価1,584,970千円(同20.9%増)を計上した結果、売上総利益は2,629,146千円(同23.4%増)となりました。
b.販売費及び一般管理費及び営業利益
販売促進費690,558千円(前連結会計年度比33.6%増)、支払手数料317,925千円(同20.3%増)等を計上した結果、当連結会計年度の販売費及び一般管理費は1,885,507千円(同19.5%増)となり、営業利益は743,639千円(同34.6%増)となりました。
c.営業外損益及び経常利益
受取家賃1,022千円(前連結会計年度比15.9%減)、保険解約返戻金2,408千円(前期は計上なし)等により営業外収益3,578千円(同190.0%増)を計上し、営業外費用923千円(同78.6%増)を計上した結果、当連結会計年度の経常利益は746,294千円(前連結会計年度比34.9%増)となりました。
キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
③資本の財源及び資金の流動性について
当社グループは、事業運営上必要な運転資金及び設備投資資金等を確保するとともに、経済環境の急激な変化等に備えた財務基盤の強化を図ることを基本方針としております。当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、業容拡大に伴う仕入、販売促進費、人件費等の運転資本の増加であり、設備投資資金の需要は、主に新規出店や店舗リニューアルによるものであります。所要資金については、内部資金を活用するとともに、必要に応じて金融機関からの調達等により賄うこととしております。
当連結会計年度末における有利子負債の残高は264,393千円、現金及び現金同等物の残高は1,394,723千円であり、ネット・キャッシュは1,130,330千円となっております。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載の通りでありますが、ブランド力の維持、ファッショントレンド、出店、特定取引先との関係等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、市場動向等に留意し、内部管理体制の強化、取引先との関係維持・強化、市場のニーズに合った商品の開発等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
⑤経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営の状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載の通り、当期につきましては販売促進費の増額やポータルブログ、SNS活動の強化等を行った結果、インターネット販売及び店舗販売がともに堅調に推移しました。
今後の見通しにつきましては、引続き「トレンドに左右されない商品企画と、定番商品を人気商品化するノウハウ」を強みとして、O2O戦略の強化を図り、インターネット販売及び店舗販売等の継続的な成長を目指してまいります。
2019年3月15日にブランド価値向上及び顧客サービスの一層の強化並びに売上及び利益の更なる拡大を図るべく、ATAO神戸本店及びIANNE神戸店を大幅拡張リニューアルし、当社グループが展開するすべてのコンテンツ及び限定品を取り扱う総合ショップ「アタオランド」をオープンいたしました。また、効率的な店舗運営等の観点から、同店の近隣店舗であるATAO大丸神戸店の営業を2019年3月5日をもって終了し、「アタオランド」に移転統合しております。
「アタオランド」は、当社グループが展開するすべてのコンテンツを盛り込んだ、全国初の約100坪の大型店舗であり、ブランド発祥の地である神戸から、これまで以上に発信を強化し、他府県からの観光客の取り込みや、海外からの観光客にも訴求できる魅力ある店づくりを行ってまいります。
また、堅調な「ATAO」の店舗及びオンラインショップを継続して強化していくことに加え、「IANNE」「Roberta di Camerino」「ILEMER」の各ブランドの育成及び顧客開拓、オンラインショップと店舗とのさらなる連携強化に積極的に取り組んでまいります。当社グループの主要な関連業界である百貨店を含む小売業界におきましては、今後も厳しい経営環境が続く見通しですが、好調なオンラインショップと店舗を連携させることにより当社グループ全体の売上及びブランド価値の向上を図ってまいります。
⑥経営者の問題認識と今後の方針について
経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通り、人材の確保・育成、生産体制の強化、新規販売チャネルの展開等が必要であると認識しております。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日本銀行の各種施策の推進により企業収益や雇用環境の改善が見られる等、緩やかな景気回復の動きが見られた一方、中国やアジア新興国経済の減速リスク、米国政権による政策動向等、世界経済の不確実性が増す中、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。当社グループの主要な関連業界である百貨店を含む小売業界におきましても、個人消費が物価上昇への懸念等により低下が継続する厳しい状況となっております。
このような環境の中、当社グループは、「ファッションにエンタテイメントを」を理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて「お客様に非日常のワクワク感を提供すること」を目指し、引続きインターネット販売や既存店の強化を行っております。また、オンラインショップと店舗の一層の連携を図るべく、引続き販売促進費の増額、SNS活動の強化、自社ブランドのポータルブログを活用したO2O戦略の強化を行った結果、インターネット販売が2,090,013千円(前連結会計年度比16.4%増)、店舗販売が1,962,177千円(同33.4%増)となり、堅調に推移しました。
ロベルタブランドのリブランディングを強化するべく、2018年9月15日にROBERTA DI CAMERINO本店をリニューアルオープンし、同年12月5日にROBERTA DI CAMERINO公式オンラインショップをリニューアルいたしました。また、顧客サービスの一層の強化及び売上の更なる拡大を図るべく、2018年10月20日にATAO有楽町店、同年11月9日にATAO新宿店をそれぞれ拡張リニューアルオープンすると共に、ブランド価値向上及び店舗展開の強化のため、2019年2月11日をもってATAO神戸本店、IANNE神戸店を一時閉店しております。さらに、2018年11月23日より、限定品のみ取り扱う新ライン「アトリエアタオ」の展開を開始しております。
以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ780,820千円増加し、2,600,514千円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ246,388千円増加し、704,061千円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ534,431千円増加し、1,896,452千円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は4,214,117千円(前連結会計年度比22.5%増)、営業利益は743,639千円(同34.6%増)、経常利益は746,294千円(同34.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は532,252千円(同48.3%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、1,394,723千円となり、前連結会計年度末より582,483千円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られたキャッシュ・フローは442,440千円(前連結会計年度比243,068千円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益746,237千円による資金の増加があった一方、たな卸資産の増加額221,043千円及び法人税等の支払額176,945千円による資金の減少があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは50,205千円(前連結会計年度比12,431千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出35,555千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得したキャッシュ・フローは190,248千円(前連結会計年度は23,349千円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入300,000千円があった一方、長期借入金の返済による支出111,931千円があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.仕入実績
仕入実績については、次の通りであります。
| 品目 | 当連結会計年度 (自 2018年3月1日 至 2019年2月28日) | |
| 仕入高(千円) | 前年同期比(%) | |
| オリジナルバッグ等 | 1,806,013 | 129.2 |
| 合計 | 1,806,013 | 129.2 |
(注)1 金額は、仕入価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
d.販売実績
当社グループの事業セグメントは、バッグ及び財布等の企画・販売を主とするファッションブランドビジネスを行う単一セグメントであるため、販売実績について販売の業態別に示すと次の通りであります。
| 業態 | 当連結会計年度 (自 2018年3月1日 至 2019年2月28日) | |
| 販売高(千円) | 前年同期比(%) | |
| インターネット販売 | 2,090,013 | 116.4 |
| 店舗販売 | 1,962,177 | 133.4 |
| その他 | 161,925 | 92.7 |
| 合計 | 4,214,117 | 122.5 |
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次の通りであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2017年3月1日 至 2018年2月28日) | 当連結会計年度 (自 2018年3月1日 至 2019年2月28日) | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| ㈱デジサーチアンドアドバタイジング | 1,801,788 | 52.4 | 2,094,896 | 49.7 |
| ㈱大丸松坂屋百貨店 | ― | ― | 603,331 | 14.3 |
(注)前連結会計年度における㈱大丸松坂屋百貨店に対する販売実績は、売上高の10%未満であるため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積もり
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準により作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして経営者による会計方針の採用、資産・負債及び収益・費用の計上については会計基準及び実務指針等により見積もりを行っております。この見積もりについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積もりには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析、検討内容
財政状態の分析
a.資産
当連結会計年度末の資産については、総資産2,600,514千円であり、前連結会計年度末と比較して780,820千円増加しております。主な増加要因は、現金及び預金が582,483千円、商品が221,043千円増加したことであります。
b.負債
負債合計は704,061千円であり、前連結会計年度末と比較して246,388千円増加しております。主な増加要因は、長期借入金が95,892千円、1年内返済予定の長期借入金が92,177千円増加したことであります。
c.純資産
純資産は1,896,452千円であり、前連結会計年度末と比較して534,431千円増加しております。主な増加要因は、利益剰余金が532,252千円増加したことであります。
経営成績の分析
a.売上高及び売上総利益
O2O施策が奏功しインターネット販売及び店舗販売がともに堅調に推移し、当連結会計年度の売上高は4,214,117千円(前連結会計年度比22.5%増)となり、売上原価1,584,970千円(同20.9%増)を計上した結果、売上総利益は2,629,146千円(同23.4%増)となりました。
b.販売費及び一般管理費及び営業利益
販売促進費690,558千円(前連結会計年度比33.6%増)、支払手数料317,925千円(同20.3%増)等を計上した結果、当連結会計年度の販売費及び一般管理費は1,885,507千円(同19.5%増)となり、営業利益は743,639千円(同34.6%増)となりました。
c.営業外損益及び経常利益
受取家賃1,022千円(前連結会計年度比15.9%減)、保険解約返戻金2,408千円(前期は計上なし)等により営業外収益3,578千円(同190.0%増)を計上し、営業外費用923千円(同78.6%増)を計上した結果、当連結会計年度の経常利益は746,294千円(前連結会計年度比34.9%増)となりました。
キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
③資本の財源及び資金の流動性について
当社グループは、事業運営上必要な運転資金及び設備投資資金等を確保するとともに、経済環境の急激な変化等に備えた財務基盤の強化を図ることを基本方針としております。当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、業容拡大に伴う仕入、販売促進費、人件費等の運転資本の増加であり、設備投資資金の需要は、主に新規出店や店舗リニューアルによるものであります。所要資金については、内部資金を活用するとともに、必要に応じて金融機関からの調達等により賄うこととしております。
当連結会計年度末における有利子負債の残高は264,393千円、現金及び現金同等物の残高は1,394,723千円であり、ネット・キャッシュは1,130,330千円となっております。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載の通りでありますが、ブランド力の維持、ファッショントレンド、出店、特定取引先との関係等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、市場動向等に留意し、内部管理体制の強化、取引先との関係維持・強化、市場のニーズに合った商品の開発等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
⑤経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営の状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載の通り、当期につきましては販売促進費の増額やポータルブログ、SNS活動の強化等を行った結果、インターネット販売及び店舗販売がともに堅調に推移しました。
今後の見通しにつきましては、引続き「トレンドに左右されない商品企画と、定番商品を人気商品化するノウハウ」を強みとして、O2O戦略の強化を図り、インターネット販売及び店舗販売等の継続的な成長を目指してまいります。
2019年3月15日にブランド価値向上及び顧客サービスの一層の強化並びに売上及び利益の更なる拡大を図るべく、ATAO神戸本店及びIANNE神戸店を大幅拡張リニューアルし、当社グループが展開するすべてのコンテンツ及び限定品を取り扱う総合ショップ「アタオランド」をオープンいたしました。また、効率的な店舗運営等の観点から、同店の近隣店舗であるATAO大丸神戸店の営業を2019年3月5日をもって終了し、「アタオランド」に移転統合しております。
「アタオランド」は、当社グループが展開するすべてのコンテンツを盛り込んだ、全国初の約100坪の大型店舗であり、ブランド発祥の地である神戸から、これまで以上に発信を強化し、他府県からの観光客の取り込みや、海外からの観光客にも訴求できる魅力ある店づくりを行ってまいります。
また、堅調な「ATAO」の店舗及びオンラインショップを継続して強化していくことに加え、「IANNE」「Roberta di Camerino」「ILEMER」の各ブランドの育成及び顧客開拓、オンラインショップと店舗とのさらなる連携強化に積極的に取り組んでまいります。当社グループの主要な関連業界である百貨店を含む小売業界におきましては、今後も厳しい経営環境が続く見通しですが、好調なオンラインショップと店舗を連携させることにより当社グループ全体の売上及びブランド価値の向上を図ってまいります。
⑥経営者の問題認識と今後の方針について
経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通り、人材の確保・育成、生産体制の強化、新規販売チャネルの展開等が必要であると認識しております。