四半期報告書-第6期第2四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間における国内経済は、好調な企業業績に伴う設備投資の増加、雇用環境の改善、消費者マインドの持ち直しなどを背景に緩やかな回復基調が続いております。一方、世界経済に目を向けると、各国株価指数の乱高下、米国における政策運営の行方など海外情勢の影響及び地政学的リスクの存在など、我が国の景気が下押しされる懸念もあります。
コミックを中心とする電子書籍市場は、スマートフォン・タブレットユーザーの増加を背景に、テレビやインターネットによる広告宣伝やマンガアプリ・サービスの普及による電子書籍ユーザーの拡大及び電子書籍ストアや出版社によるキャンペーンの拡大や電子書籍ストアのマーケティングノウハウ蓄積によるユーザー平均購入量の増加が続いております。
今後もスマートフォン・タブレット等のデバイスの進化や保有者の増加をベースに、認知度の拡大や利便性の向上による利用率の上昇、紙媒体の書籍との同時発売の増加、電子書籍ストアのマーケティングノウハウの高度化、電子オリジナルのコンテンツや付加価値のついた電子書籍の販売、セルフパブリッシングの拡大等により、電子書籍及び電子コミック市場の拡大が続くことが予想されています。平成28年度の電子書籍市場規模は1,976億円(内、電子コミックは1,617億円であり、全体の82%を占める)と推計され、平成27年度の1,584億円から392億円(前年度比24.8%)増加しました。平成33年度には平成28年度の約1.6倍の3,120億円に拡大すると予測されています。また、有料電子書籍の利用率は17.6%にとどまっておりますが、有料電子書籍利用者数は平成27年度から平成29年度には1.37倍に増加しております。また、購読している電子書籍のジャンルとしてのコミックはスマートフォン利用者で60.5%、タブレット利用者で53.5%と全ジャンルで最も高く、電子書籍において当社が特化するコミック市場の潜在規模は大きいと考えられます。(出典:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2017」)
しかしながら、電子書籍のビジネスモデルの多様化や成熟によって電子書籍市場が徐々に飽和していくことも想定されます。また、海賊版サイトなど電子書籍市場の健全な成長を阻害する動きも懸念されております。
紙媒体も含むコミック市場という観点では、平成24年(推定市場規模4,340億円)までは縮小傾向を辿ってきましたが、平成25年以降は電子コミックの普及により、コミック市場そのものの回復傾向が見られます(平成28年の推定市場規模4,580億円)。当社の主力である電子コミックは、コミック市場全体の35%程度を占めるまでに拡大しており、今後更なるシェア拡大が予想されるだけでなく、コミック需要の掘りおこしにも貢献していると推定されます。(出典:出版科学研究所「出版年報」/インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2017」)
このような市場環境の中で、当社は独自の良作の掘りおこし活動やオリジナル作品の創出等による他社サービスとの徹底的な差別化を進めております。また、集客につきましては従来のインターネット広告に加えて、テレビコマーシャルの実施やリアルイベント、他社サービスとのタイアップなど戦略的広告宣伝の強化による新規会員獲得及び認知度向上に努めました。更に、AI活用による作品レコメンド機能の改善やログイン手段及び決済手段の拡充など、よりお客様にご利用いただきやすいサービスへの改善も進めております。
しかしながら、昨年夏頃から影響を受けていた海賊版サイト閉鎖以降、新規課金会員の獲得は回復基調ではあるものの、テレビコマーシャルの短期間での効果が限定的であったことなどから、第1四半期の遅れを取り戻すまでにはいたっておりません。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高が4,535,498千円(前年同期比1.1%増)となり、営業損失は89,596千円(前年同期営業利益は622,984千円)、経常損失は107,024千円(前年同期経常利益は591,717千円)、四半期純損失は113,732千円(前年同期四半期純利益は370,165千円)となりました。
当社の事業はコンテンツプラットフォーム事業のみであり、報告セグメントはありません。以下、当第2四半期累計期間における主な活動状況を報告いたします。
(コンテンツプラットフォーム事業)
コミック配信サービス「まんが王国」においては、累計18作品となるオリジナルコンテンツの配信や販促キャンペーンの実施、約50ページ以上が無料で読める「じっくり試し読み」の充実等により、お客様の再訪や課金を促進する施策を展開いたしました。また、プロモーション活動においては、「まんが王国」の新規会員獲得及び認知度向上を目的にしたテレビコマーシャルを実施したほか、リアルイベント、他社サービスとのタイアップなど、積極的かつ多様な広告宣伝を展開いたしました。さらに、AI活用による作品レコメンド機能の改善により個々のお客様の属性や行動に合わせて、隠れた名作や今ブームになっている作品をリアルタイムで紹介できる、独自の「おもてなし」を実現したほか、LINEログイン及びLINE Payの導入により、お客様によりお手軽にご利用いただけるような改善を行いました。この結果、2018年4月には会員登録数100万人、累計ダウンロード数8億冊を突破いたしました。
なお、海賊版サイト対策や健全な市場の発展を目的として、他の電子書店4社と連携し「日本電子書店連合」を4月16日に発足させました。
新規・周辺ビジネスにおいては、「FUNDIY STORE」の取り扱い商品の拡充を積極的に進めているほか、スマートフォン向けアプリゲーム制作プロジェクトも始動いたしました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は7,199,239千円となり、前事業年度末に比べ489,107千円減少しました。
流動資産は2,978,058千円となり、前事業年度末に比べ500,598千円減少しました。これは主に、売掛金が48,880千円、有価証券が200,000千円増加した一方で、現金及び預金が788,803千円減少したことによるものです。
固定資産は4,221,180千円となり、前事業年度末に比べ11,491千円増加しました。これは主に、無形固定資産が13,099千円増加したことによるものです。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は2,667,980千円となり、前事業年度末に比べ46,300千円減少しました。
流動負債は1,947,980千円となり、前事業年度末に比べ73,699千円増加しました。これは主に、買掛金が175,871千円、未払金が283,371千円増加した一方で、未払法人税等が281,983千円、未払消費税等が66,242千円、ポイント引当金が41,457千円減少したことによるものです。
固定負債は720,000千円となり、前事業年度末に比べ120,000千円減少しました。これは、長期借入金が120,000千円減少したことによるものです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は4,531,258千円となり、前事業年度末に比べ442,806千円減少しました。これは主に、利益剰余金が113,732千円減少したこと及び自己株式が348,130千円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、1,225,343千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における営業活動においては、主な資金増加要因として、減価償却費61,740千円、のれん償却費121,948千円、仕入債務の増加額175,871千円、未払金の増加額228,256千円等がありました。これに対して主な資金減少要因として、税引前四半期純損失108,024千円、ポイント引当金の減少額41,457千円、売上債権の増加額48,880千円、未払法人税等の減少額31,642千円、未払又は未収消費税等の増減額112,294千円、法人税等の支払額256,048千円等がありました。
この結果、獲得した資金は13,374千円(前年同期は652,744千円の獲得)となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における投資活動においては、主な資金減少要因として、無形固定資産の取得による支出132,231千円等がありました。
この結果、使用した資金は133,490千円(前年同期は47,070千円の使用)となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における財務活動においては、主な資金減少要因として、長期借入金の返済による支出120,000千円、自己株式の取得による支出348,130千円等がありました。
この結果、使用した資金は468,687千円(前年同期は18,033千円の獲得)となりました。
(4) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間における国内経済は、好調な企業業績に伴う設備投資の増加、雇用環境の改善、消費者マインドの持ち直しなどを背景に緩やかな回復基調が続いております。一方、世界経済に目を向けると、各国株価指数の乱高下、米国における政策運営の行方など海外情勢の影響及び地政学的リスクの存在など、我が国の景気が下押しされる懸念もあります。
コミックを中心とする電子書籍市場は、スマートフォン・タブレットユーザーの増加を背景に、テレビやインターネットによる広告宣伝やマンガアプリ・サービスの普及による電子書籍ユーザーの拡大及び電子書籍ストアや出版社によるキャンペーンの拡大や電子書籍ストアのマーケティングノウハウ蓄積によるユーザー平均購入量の増加が続いております。
今後もスマートフォン・タブレット等のデバイスの進化や保有者の増加をベースに、認知度の拡大や利便性の向上による利用率の上昇、紙媒体の書籍との同時発売の増加、電子書籍ストアのマーケティングノウハウの高度化、電子オリジナルのコンテンツや付加価値のついた電子書籍の販売、セルフパブリッシングの拡大等により、電子書籍及び電子コミック市場の拡大が続くことが予想されています。平成28年度の電子書籍市場規模は1,976億円(内、電子コミックは1,617億円であり、全体の82%を占める)と推計され、平成27年度の1,584億円から392億円(前年度比24.8%)増加しました。平成33年度には平成28年度の約1.6倍の3,120億円に拡大すると予測されています。また、有料電子書籍の利用率は17.6%にとどまっておりますが、有料電子書籍利用者数は平成27年度から平成29年度には1.37倍に増加しております。また、購読している電子書籍のジャンルとしてのコミックはスマートフォン利用者で60.5%、タブレット利用者で53.5%と全ジャンルで最も高く、電子書籍において当社が特化するコミック市場の潜在規模は大きいと考えられます。(出典:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2017」)
しかしながら、電子書籍のビジネスモデルの多様化や成熟によって電子書籍市場が徐々に飽和していくことも想定されます。また、海賊版サイトなど電子書籍市場の健全な成長を阻害する動きも懸念されております。
紙媒体も含むコミック市場という観点では、平成24年(推定市場規模4,340億円)までは縮小傾向を辿ってきましたが、平成25年以降は電子コミックの普及により、コミック市場そのものの回復傾向が見られます(平成28年の推定市場規模4,580億円)。当社の主力である電子コミックは、コミック市場全体の35%程度を占めるまでに拡大しており、今後更なるシェア拡大が予想されるだけでなく、コミック需要の掘りおこしにも貢献していると推定されます。(出典:出版科学研究所「出版年報」/インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2017」)
このような市場環境の中で、当社は独自の良作の掘りおこし活動やオリジナル作品の創出等による他社サービスとの徹底的な差別化を進めております。また、集客につきましては従来のインターネット広告に加えて、テレビコマーシャルの実施やリアルイベント、他社サービスとのタイアップなど戦略的広告宣伝の強化による新規会員獲得及び認知度向上に努めました。更に、AI活用による作品レコメンド機能の改善やログイン手段及び決済手段の拡充など、よりお客様にご利用いただきやすいサービスへの改善も進めております。
しかしながら、昨年夏頃から影響を受けていた海賊版サイト閉鎖以降、新規課金会員の獲得は回復基調ではあるものの、テレビコマーシャルの短期間での効果が限定的であったことなどから、第1四半期の遅れを取り戻すまでにはいたっておりません。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高が4,535,498千円(前年同期比1.1%増)となり、営業損失は89,596千円(前年同期営業利益は622,984千円)、経常損失は107,024千円(前年同期経常利益は591,717千円)、四半期純損失は113,732千円(前年同期四半期純利益は370,165千円)となりました。
当社の事業はコンテンツプラットフォーム事業のみであり、報告セグメントはありません。以下、当第2四半期累計期間における主な活動状況を報告いたします。
(コンテンツプラットフォーム事業)
コミック配信サービス「まんが王国」においては、累計18作品となるオリジナルコンテンツの配信や販促キャンペーンの実施、約50ページ以上が無料で読める「じっくり試し読み」の充実等により、お客様の再訪や課金を促進する施策を展開いたしました。また、プロモーション活動においては、「まんが王国」の新規会員獲得及び認知度向上を目的にしたテレビコマーシャルを実施したほか、リアルイベント、他社サービスとのタイアップなど、積極的かつ多様な広告宣伝を展開いたしました。さらに、AI活用による作品レコメンド機能の改善により個々のお客様の属性や行動に合わせて、隠れた名作や今ブームになっている作品をリアルタイムで紹介できる、独自の「おもてなし」を実現したほか、LINEログイン及びLINE Payの導入により、お客様によりお手軽にご利用いただけるような改善を行いました。この結果、2018年4月には会員登録数100万人、累計ダウンロード数8億冊を突破いたしました。
なお、海賊版サイト対策や健全な市場の発展を目的として、他の電子書店4社と連携し「日本電子書店連合」を4月16日に発足させました。
新規・周辺ビジネスにおいては、「FUNDIY STORE」の取り扱い商品の拡充を積極的に進めているほか、スマートフォン向けアプリゲーム制作プロジェクトも始動いたしました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は7,199,239千円となり、前事業年度末に比べ489,107千円減少しました。
流動資産は2,978,058千円となり、前事業年度末に比べ500,598千円減少しました。これは主に、売掛金が48,880千円、有価証券が200,000千円増加した一方で、現金及び預金が788,803千円減少したことによるものです。
固定資産は4,221,180千円となり、前事業年度末に比べ11,491千円増加しました。これは主に、無形固定資産が13,099千円増加したことによるものです。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は2,667,980千円となり、前事業年度末に比べ46,300千円減少しました。
流動負債は1,947,980千円となり、前事業年度末に比べ73,699千円増加しました。これは主に、買掛金が175,871千円、未払金が283,371千円増加した一方で、未払法人税等が281,983千円、未払消費税等が66,242千円、ポイント引当金が41,457千円減少したことによるものです。
固定負債は720,000千円となり、前事業年度末に比べ120,000千円減少しました。これは、長期借入金が120,000千円減少したことによるものです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は4,531,258千円となり、前事業年度末に比べ442,806千円減少しました。これは主に、利益剰余金が113,732千円減少したこと及び自己株式が348,130千円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、1,225,343千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における営業活動においては、主な資金増加要因として、減価償却費61,740千円、のれん償却費121,948千円、仕入債務の増加額175,871千円、未払金の増加額228,256千円等がありました。これに対して主な資金減少要因として、税引前四半期純損失108,024千円、ポイント引当金の減少額41,457千円、売上債権の増加額48,880千円、未払法人税等の減少額31,642千円、未払又は未収消費税等の増減額112,294千円、法人税等の支払額256,048千円等がありました。
この結果、獲得した資金は13,374千円(前年同期は652,744千円の獲得)となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における投資活動においては、主な資金減少要因として、無形固定資産の取得による支出132,231千円等がありました。
この結果、使用した資金は133,490千円(前年同期は47,070千円の使用)となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における財務活動においては、主な資金減少要因として、長期借入金の返済による支出120,000千円、自己株式の取得による支出348,130千円等がありました。
この結果、使用した資金は468,687千円(前年同期は18,033千円の獲得)となりました。
(4) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。