有価証券報告書-第5期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
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- 2020/06/30 14:29
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注記事項-金融リスク管理、連結財務諸表(IFRS)
10.金融リスク管理
当社グループは、事業活動を行う過程において金融商品に起因する次のリスクに晒されております。
・信用リスク
・流動性リスク
・市場リスク(金利リスク)
本注記ではこれら各リスクが及ぼす当社グループへの影響と、当社グループにおけるリスクの識別・分析・評価の方針について記載しております。
金融商品に起因するリスクの管理体制
当社グループは、当社グループの経営に影響を与えるリスクを許容できる一定の範囲内にとどめるために、リスクを適切に識別し、分析、評価した上で各々のリスクに応じた適切な管理体制を整備しております。
当社グループは、当社グループの経営に影響を与えるリスク全般を管理するための規程を定めており、金融商品に起因するリスクを含む各リスクは、当該リスクの所管部門を管掌する執行役が決定する具体的な管理方針及び管理体制に従い管理し、各子会社に対してもリスク管理の方針及び体制の整備を指導しております。当社グループではリスク管理統括責任者を任命し、リスク管理統括責任者が当社及び主要な子会社におけるリスク管理体制に関する整備状況及び運用状況を把握のうえ、定期的に当社の取締役会に報告しております。
① 信用リスク
信用リスクは、取引の相手方の契約不履行その他の理由により財務上の損失が発生するリスクであり、主として当社グループの顧客に対する取引先リスクからなります。
連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、関連する担保の評価額を考慮に入れない、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。なお、(顧客取引に関わるリスク)に記載した以外には、担保の受入れは行っておりません。
(顧客取引に関わるリスク)
当社グループの主力事業であるクレジット事業及び故障保証事業においては、多数分散した顧客基盤を有していること及び中古車などの対象物品の価額が取引上限となることにより、特定の顧客に対する過大な信用リスクが生じることはありません。
顧客に対する債権については、顧客からの支払が完了するまで所有権の留保の特約を設けており、顧客に対する債権についての信用リスクは限定的であります。
クレジット債権と金融保証契約の期日経過に基づく内部格付け等級別の信用リスク・エクスポージャーは下記のとおりであります。
立替金は短期に回収され信用リスクが低いと考えられるため除外しております。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
当社グループは取引先の直近の状況、支払状況、担保取得の状況等をもとに回収可能性を勘案し、貸倒引当金を設定しております。
立替払方式、提携ローン方式それぞれのクレジット債権及び金融保証に対しての貸倒引当金の増減は下記のとおりです。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
(注)その他の変動には、ステージ移動による引当金の増加も含んでおります。
貸倒引当金の変動の原因となったクレジット債権及び金融保証契約によるエクスポージャーの著しい変動要因は下記のとおりです。
また、前連結会計年度及び当連結会計年度に組成又は取得した購入金融資産にかかる当初認識時減損金額はそれぞれ1,131,769千円、1,295,154千円であります。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
当社グループは提携ローン取引に関し偶発債務を有しており、その最大エクスポージャーは、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ、222,355,100千円、及び285,985,285円であります。
なお、当該偶発債務から発生が想定される損失に対して保険契約による信用補完を行っており、その信用補完の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ、5,707,216千円及び5,363,659千円であります。
また、金融資産の貸倒によって発生が想定される損失に対しても保険契約による信用補完を行っており、その信用補完の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ2,072,784千円及び2,756,341千円であります。
② 流動性リスク
流動性リスクは、企業が現金又はその他の金融資産の引渡しその他の方法による債務の決済に支障をきたすリスクであります。
当社グループは現在、運転資金につきましては、内部資金より充当し、不足が生じた場合借入金で調達を行っております。また、クレジット事業の立替資金につきましては、内部資金により充当し、一定程度の債権が積み上がった時点で流動化を実施しております。
このような状況を踏まえ、当社グループでは資金繰り状況及び見通しの把握を随時行っており、かつ、金融機関との間でコミットメント契約及び当座貸越契約を締結していることで流動性リスクを軽減しており、当連結会計年度末における短期借入枠を未実行額は12,532,602千円(前連結会計年度は10,347,940千円)であります。
なお、金融保証契約については、債務者が保証債務の対象となっている債務を返済できない場合に、履行請求に基づき当該損失を補填する契約であり、最大金額の保証履行が要求される可能性のある最も早い期間に含めております。
各年度末における主な金融負債の期日別残高は次のとおりであります。
前連結会計年度(2019年3月31日)
当連結会計年度(2020年3月31日)
③ 市場リスク(金利リスク)
当社グループは資金調達の際に、借入額及び借入の諸条件について、契約締結時及び将来の経済状況を十分に考慮しており、さらに契約締結後もその有効性を継続的に検証することにより金利リスクを管理しております。
金利感応度分析
次の表は、前連結会計年度及び当連結会計年度において金利が10bp上昇した場合に、連結損益計算書の税引後利益に与える影響を示しております。
この分析は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末に当社グループが保有する変動金利性の長期借入金残高に10bpを乗じて算出しており、将来にわたる残高の増減、為替変動の影響、変動金利性の借入金にかかる借換時期・金利改定時期の分散効果等を考慮せず、その他のすべての変数を一定として計算しております。
当社グループは、事業活動を行う過程において金融商品に起因する次のリスクに晒されております。
・信用リスク
・流動性リスク
・市場リスク(金利リスク)
本注記ではこれら各リスクが及ぼす当社グループへの影響と、当社グループにおけるリスクの識別・分析・評価の方針について記載しております。
金融商品に起因するリスクの管理体制
当社グループは、当社グループの経営に影響を与えるリスクを許容できる一定の範囲内にとどめるために、リスクを適切に識別し、分析、評価した上で各々のリスクに応じた適切な管理体制を整備しております。
当社グループは、当社グループの経営に影響を与えるリスク全般を管理するための規程を定めており、金融商品に起因するリスクを含む各リスクは、当該リスクの所管部門を管掌する執行役が決定する具体的な管理方針及び管理体制に従い管理し、各子会社に対してもリスク管理の方針及び体制の整備を指導しております。当社グループではリスク管理統括責任者を任命し、リスク管理統括責任者が当社及び主要な子会社におけるリスク管理体制に関する整備状況及び運用状況を把握のうえ、定期的に当社の取締役会に報告しております。
① 信用リスク
信用リスクは、取引の相手方の契約不履行その他の理由により財務上の損失が発生するリスクであり、主として当社グループの顧客に対する取引先リスクからなります。
連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、関連する担保の評価額を考慮に入れない、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。なお、(顧客取引に関わるリスク)に記載した以外には、担保の受入れは行っておりません。
(顧客取引に関わるリスク)
当社グループの主力事業であるクレジット事業及び故障保証事業においては、多数分散した顧客基盤を有していること及び中古車などの対象物品の価額が取引上限となることにより、特定の顧客に対する過大な信用リスクが生じることはありません。
顧客に対する債権については、顧客からの支払が完了するまで所有権の留保の特約を設けており、顧客に対する債権についての信用リスクは限定的であります。
クレジット債権と金融保証契約の期日経過に基づく内部格付け等級別の信用リスク・エクスポージャーは下記のとおりであります。
立替金は短期に回収され信用リスクが低いと考えられるため除外しております。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
クレジット債権(立替払方式) | 金融保証契約(提携ローン方式) | |||
内部格付 | 全期間 | 12か月 | 全期間 | 12か月 |
0~1か月延滞 | - | 14,262,709 | - | 221,758,978 |
2~3か月延滞 | 44,618 | - | 349,955 | - |
3か月超延滞 | 106,013 | - | 190,260 | - |
特別債権 (含む破産・更生債権) | 227,984 | - | 55,907 | - |
合計 | 378,616 | 14,262,709 | 596,122 | 221,758,978 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
クレジット債権(立替払方式) | 金融保証契約(提携ローン方式) | |||
内部格付 | 全期間 | 12か月 | 全期間 | 12か月 |
0~1か月延滞 | - | 19,642,886 | - | 285,063,316 |
2~3か月延滞 | 70,396 | - | 588,340 | - |
3か月超延滞 | 147,766 | - | 235,654 | - |
特別債権 (含む破産・更生債権) | 224,646 | - | 97,975 | - |
合計 | 442,808 | 19,624,886 | 921,969 | 285,063,316 |
当社グループは取引先の直近の状況、支払状況、担保取得の状況等をもとに回収可能性を勘案し、貸倒引当金を設定しております。
立替払方式、提携ローン方式それぞれのクレジット債権及び金融保証に対しての貸倒引当金の増減は下記のとおりです。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
クレジット債権に対する貸倒引当金 (立替払方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融資産 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2018年4月1日 | 61,466 | 31,791 | 264,792 | 358,050 |
2018年4月1日現在で認識されている金融商品による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △1,902 | 1,902 | - | - |
信用減損金融資産への振替 | - | △14,716 | 14,716 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 8,548 | △8,548 | - | - |
当期中に認識の中止が行われた金融資産 | △7,691 | △3,998 | △9,547 | △21,235 |
組成又は購入した新規の金融資産 | 37,584 | 33,974 | 76,761 | 148,319 |
直接償却 | - | - | △57,417 | △57,417 |
モデル/リスク変数の変更 | △1,563 | △1,270 | △226 | △3,060 |
その他の変動 | 1,516 | △3,316 | 20,212 | 18,412 |
2019年3月31日 | 97,958 | 35,820 | 309,291 | 443,069 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
クレジット債権に対する貸倒引当金 (立替払方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融資産 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2019年4月1日 | 97,958 | 35,820 | 309,291 | 443,069 |
2019年4月1日現在で認識されている金融商品による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △2,159 | 2,159 | - | - |
信用減損金融資産への振替 | - | △20,436 | 20,436 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 7,477 | △7,477 | - | - |
当期中に認識の中止が行われた金融資産 | △29,420 | △7,611 | △8,195 | △45,225 |
組成又は購入した新規の金融資産 | 68,224 | 33,592 | 40,783 | 142,598 |
直接償却 | - | - | △70,475 | △70,475 |
モデル/リスク変数の変更 | 1,993 | △2,064 | 723 | 652 |
その他の変動 | △3,052 | 17,721 | 122,889 | 137,558 |
2020年3月31日 | 141,021 | 51,703 | 415,452 | 608,177 |
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
金融保証契約に対する貸倒引当金 (提携ローン方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融保証契約 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2018年4月1日 | 1,344,254 | 193,912 | 180,618 | 1,718,785 |
2018年4月1日現在で認識されている金融保証契約による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △31,217 | 31,217 | - | - |
信用減損金融保証契約への振替 | - | △109,188 | 109,188 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 23,111 | △23,111 | - | - |
当期中に認識の中止が行われた金融保証契約 | △169,458 | △79,993 | △78,196 | △327,647 |
組成又は購入した新規の金融保証契約 | 424,917 | 239,175 | 181,370 | 845,462 |
直接償却 | - | - | △206,022 | △206,022 |
モデル/リスク変数の変更 | 71,724 | 902 | 3,516 | 76,142 |
2019年3月31日 | 1,663,332 | 252,914 | 190,474 | 2,106,720 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
金融保証契約に対する貸倒引当金 (提携ローン方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融保証契約 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2019年4月1日 | 1,663,332 | 252,914 | 190,474 | 2,106,720 |
2019年4月1日現在で認識されている金融保証契約による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △44,560 | 44,560 | - | - |
信用減損金融保証契約への振替 | - | △160,594 | 160,594 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 26,560 | △26,560 | - | - |
当期中に認識の中止が行われた金融保証契約 | △461,261 | △95,772 | △97,390 | △654,423 |
組成又は購入した新規の金融保証契約 | 866,519 | 143,072 | 58,707 | 1,068,298 |
直接償却 | - | - | △244,440 | △244,440 |
モデル/リスク変数の変更 | 53,013 | △3,714 | 6,119 | 55,419 |
その他の変動 | 68 | 254,638 | 180,992 | 435,698 |
2020年3月31日 | 2,103,672 | 408,544 | 255,056 | 2,767,272 |
(注)その他の変動には、ステージ移動による引当金の増加も含んでおります。
貸倒引当金の変動の原因となったクレジット債権及び金融保証契約によるエクスポージャーの著しい変動要因は下記のとおりです。
また、前連結会計年度及び当連結会計年度に組成又は取得した購入金融資産にかかる当初認識時減損金額はそれぞれ1,131,769千円、1,295,154千円であります。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
クレジット債権 (立替払方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融資産 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2018年4月1日 | 8,976,409 | 41,531 | 267,828 | 9,285,768 |
2018年4月1日現在で認識されている金融商品による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △143,504 | 143,504 | - | - |
信用減損金融資産への振替 | - | △130,965 | 130,965 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 12,075 | △12,075 | - | - |
認識の中止が行われた金融資産 | △2,711,025 | △14,682 | △37,669 | △2,763,375 |
組成又は購入した新規の金融資産 | 8,128,754 | 17,304 | 19,651 | 8,165,709 |
直接償却 | - | - | △80,324 | △80,324 |
その他の変動 | - | - | 33,547 | 33,547 |
2019年3月31日 | 14,262,709 | 44,618 | 333,998 | 14,641,325 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
クレジット債権 (立替払方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融資産 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2019年4月1日 | 14,262,709 | 44,618 | 333,998 | 14,641,325 |
2019年4月1日現在で認識されている金融商品による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △169,766 | 169,766 | - | - |
信用減損金融資産への振替 | - | △161,544 | 161,544 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 9,369 | △9,369 | - | - |
認識の中止が行われた金融資産 | △3,982,884 | △16,489 | △39,209 | △4,038,582 |
組成又は購入した新規の金融資産 | 9,626,981 | 43,414 | 49,697 | 9,720,092 |
直接償却 | - | - | △87,864 | △87,864 |
その他の変動 | △104,901 | - | 37,514 | △67,387 |
2020年3月31日 | 19,641,508 | 70,396 | 455,680 | 20,167,584 |
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
金融保証契約 (提携ローン方式) | 12か月の 予想信用損失 | 全期間の 予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損 金融保証契約 (全期間予想信用損失) | 組成又は購入した 信用減損金融資産 | 合計 |
2018年4月1日 | 184,847,860 | 271,956 | 231,071 | 196,844 | 185,547,731 |
2018年4月1日現在で認識されている金融保証契約による変動 | |||||
全期間の予想信用損失への振替 | △1,994,168 | 1,994,168 | - | - | - |
信用減損金融保証契約への振替 | - | △1,755,785 | 1,755,785 | - | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 33,733 | △33,733 | - | - | - |
認識の中止が行われた金融保証契約 | △66,869,804 | △208,213 | △171,337 | △163,864 | △67,413,218 |
組成又は購入した新規の金融保証契約 | 110,615,253 | 85,321 | 60,396 | 184,319 | 110,945,289 |
直接償却 | - | - | △1,627,087 | - | △1,627,087 |
その他の変動 | △4,873,895 | △3,759 | △2,661 | - | △4,880,316 |
2019年3月31日 | 221,758,978 | 349,955 | 246,167 | 217,299 | 222,572,399 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
金融保証契約 (提携ローン方式) | 12か月の 予想信用損失 | 全期間の 予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損 金融保証契約 (全期間の予想信用損失) | 組成又は購入した 信用減損金融資産 | 合計 |
2019年4月1日 | 221,758,978 | 349,955 | 246,167 | 217,299 | 222,572,399 |
2019年4月1日現在で認識されている金融保証契約による変動 | |||||
全期間の予想信用損失への振替 | △2,658,696 | 2,658,696 | - | - | - |
信用減損金融保証契約への振替 | - | △2,315,587 | 2,315,587 | - | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 37,455 | △37,455 | - | - | - |
認識の中止が行われた金融保証契約 | △70,253,415 | △254,116 | △209,144 | △194,228 | △70,910,902 |
組成又は購入した新規の金融保証契約 | 136,151,063 | 204,668 | 82,604 | 202,765 | 136,641,100 |
直接償却 | - | - | △2,091,476 | - | △2,091,476 |
その他の変動 | 19 | △11 | △8 | - | - |
2020年3月31日 | 285,035,404 | 606,151 | 343,730 | 225,836 | 286,211,121 |
当社グループは提携ローン取引に関し偶発債務を有しており、その最大エクスポージャーは、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ、222,355,100千円、及び285,985,285円であります。
なお、当該偶発債務から発生が想定される損失に対して保険契約による信用補完を行っており、その信用補完の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ、5,707,216千円及び5,363,659千円であります。
また、金融資産の貸倒によって発生が想定される損失に対しても保険契約による信用補完を行っており、その信用補完の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ2,072,784千円及び2,756,341千円であります。
② 流動性リスク
流動性リスクは、企業が現金又はその他の金融資産の引渡しその他の方法による債務の決済に支障をきたすリスクであります。
当社グループは現在、運転資金につきましては、内部資金より充当し、不足が生じた場合借入金で調達を行っております。また、クレジット事業の立替資金につきましては、内部資金により充当し、一定程度の債権が積み上がった時点で流動化を実施しております。
このような状況を踏まえ、当社グループでは資金繰り状況及び見通しの把握を随時行っており、かつ、金融機関との間でコミットメント契約及び当座貸越契約を締結していることで流動性リスクを軽減しており、当連結会計年度末における短期借入枠を未実行額は12,532,602千円(前連結会計年度は10,347,940千円)であります。
なお、金融保証契約については、債務者が保証債務の対象となっている債務を返済できない場合に、履行請求に基づき当該損失を補填する契約であり、最大金額の保証履行が要求される可能性のある最も早い期間に含めております。
各年度末における主な金融負債の期日別残高は次のとおりであります。
前連結会計年度(2019年3月31日)
帳簿価額 | 契約上のキャッシュ・フロー | 1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 4年以内 | 4年超 5年以内 | 5年超 | |||||||||
(千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | |||||||||
借入金 | 10,636,788 | 10,782,088 | 4,803,367 | 2,156,978 | 1,859,843 | 928,211 | 616,544 | 417,145 | ||||||||
買掛金 | 275,085 | 275,085 | 275,085 | - | - | - | - | - | ||||||||
未払金 | 2,769,438 | 2,769,438 | 2,769,438 | - | - | - | - | - | ||||||||
リース負債 | 95,840 | 97,522 | 73,617 | 23,905 | - | - | - | - | ||||||||
金融保証契約 | - | 222,355,100 | 225,355,100 | - | - | - | - | - | ||||||||
合計 | 13,777,151 | 236,279,233 | 230,276,607 | 2,180,883 | 1,859,843 | 928,211 | 616,544 | 417,145 |
当連結会計年度(2020年3月31日)
帳簿価額 | 契約上のキャッシュ・フロー | 1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 4年以内 | 4年超 5年以内 | 5年超 | |||||||||
(千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | |||||||||
借入金 | 16,420,882 | 16,786,418 | 4,847,844 | 3,933,549 | 2,948,463 | 2,392,721 | 1,389,608 | 1,274,233 | ||||||||
買掛金 | 357,753 | 357,753 | 357,753 | - | - | - | - | - | ||||||||
未払金 | 3,836,922 | 3,836,922 | 3,836,922 | - | - | - | - | - | ||||||||
リース負債 | 2,145,750 | 2,187,874 | 690,151 | 488,366 | 360,136 | 356,644 | 292,576 | - | ||||||||
金融保証契約 | - | 285,985,285 | 285,985,285 | - | - | - | - | - | ||||||||
合計 | 22,761,307 | 309,154,253 | 295,717,955 | 4,421,915 | 3,308,599 | 2,749,366 | 1,682,184 | 1,274,233 |
③ 市場リスク(金利リスク)
当社グループは資金調達の際に、借入額及び借入の諸条件について、契約締結時及び将来の経済状況を十分に考慮しており、さらに契約締結後もその有効性を継続的に検証することにより金利リスクを管理しております。
金利感応度分析
次の表は、前連結会計年度及び当連結会計年度において金利が10bp上昇した場合に、連結損益計算書の税引後利益に与える影響を示しております。
この分析は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末に当社グループが保有する変動金利性の長期借入金残高に10bpを乗じて算出しており、将来にわたる残高の増減、為替変動の影響、変動金利性の借入金にかかる借換時期・金利改定時期の分散効果等を考慮せず、その他のすべての変数を一定として計算しております。
(感応度分析表) | |||||
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | ||||
千円 | 千円 | ||||
税引後利益 | △ 1,457 | △ 3,599 |
注記事項-金融リスク管理、連結財務諸表(IFRS)
10.金融リスク管理
当社グループは、事業活動を行う過程において金融商品に起因する次のリスクに晒されております。
・信用リスク
・流動性リスク
・市場リスク(金利リスク)
本注記ではこれら各リスクが及ぼす当社グループへの影響と、当社グループにおけるリスクの識別・分析・評価の方針について記載しております。
金融商品に起因するリスクの管理体制
当社グループは、当社グループの経営に影響を与えるリスクを許容できる一定の範囲内にとどめるために、リスクを適切に識別し、分析、評価した上で各々のリスクに応じた適切な管理体制を整備しております。
当社グループは、当社グループの経営に影響を与えるリスク全般を管理するための規程を定めており、金融商品に起因するリスクを含む各リスクは、当該リスクの所管部門を管掌する執行役が決定する具体的な管理方針及び管理体制に従い管理し、各子会社に対してもリスク管理の方針及び体制の整備を指導しております。当社グループではリスク管理統括責任者を任命し、リスク管理統括責任者が当社及び主要な子会社におけるリスク管理体制に関する整備状況及び運用状況を把握のうえ、定期的に当社の取締役会に報告しております。
① 信用リスク
信用リスクは、取引の相手方の契約不履行その他の理由により財務上の損失が発生するリスクであり、主として当社グループの顧客に対する取引先リスクからなります。
連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、関連する担保の評価額を考慮に入れない、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。なお、(顧客取引に関わるリスク)に記載した以外には、担保の受入れは行っておりません。
(顧客取引に関わるリスク)
当社グループの主力事業であるクレジット事業及び故障保証事業においては、多数分散した顧客基盤を有していること及び中古車などの対象物品の価額が取引上限となることにより、特定の顧客に対する過大な信用リスクが生じることはありません。
顧客に対する債権については、顧客からの支払が完了するまで所有権の留保の特約を設けており、顧客に対する債権についての信用リスクは限定的であります。
クレジット債権と金融保証契約の期日経過に基づく内部格付け等級別の信用リスク・エクスポージャーは下記のとおりであります。
立替金は短期に回収され信用リスクが低いと考えられるため除外しております。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
当社グループは取引先の直近の状況、支払状況、担保取得の状況等をもとに回収可能性を勘案し、貸倒引当金を設定しております。
立替払方式、提携ローン方式それぞれのクレジット債権及び金融保証に対しての貸倒引当金の増減は下記のとおりです。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
(注)その他の変動には、ステージ移動による引当金の増加も含んでおります。
貸倒引当金の変動の原因となったクレジット債権及び金融保証契約によるエクスポージャーの著しい変動要因は下記のとおりです。
また、前連結会計年度及び当連結会計年度に組成又は取得した購入金融資産にかかる当初認識時減損金額はそれぞれ1,131,769千円、1,295,154千円であります。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
当社グループは提携ローン取引に関し偶発債務を有しており、その最大エクスポージャーは、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ、222,355,100千円、及び285,985,285円であります。
なお、当該偶発債務から発生が想定される損失に対して保険契約による信用補完を行っており、その信用補完の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ、5,707,216千円及び5,363,659千円であります。
また、金融資産の貸倒によって発生が想定される損失に対しても保険契約による信用補完を行っており、その信用補完の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ2,072,784千円及び2,756,341千円であります。
② 流動性リスク
流動性リスクは、企業が現金又はその他の金融資産の引渡しその他の方法による債務の決済に支障をきたすリスクであります。
当社グループは現在、運転資金につきましては、内部資金より充当し、不足が生じた場合借入金で調達を行っております。また、クレジット事業の立替資金につきましては、内部資金により充当し、一定程度の債権が積み上がった時点で流動化を実施しております。
このような状況を踏まえ、当社グループでは資金繰り状況及び見通しの把握を随時行っており、かつ、金融機関との間でコミットメント契約及び当座貸越契約を締結していることで流動性リスクを軽減しており、当連結会計年度末における短期借入枠を未実行額は12,532,602千円(前連結会計年度は10,347,940千円)であります。
なお、金融保証契約については、債務者が保証債務の対象となっている債務を返済できない場合に、履行請求に基づき当該損失を補填する契約であり、最大金額の保証履行が要求される可能性のある最も早い期間に含めております。
各年度末における主な金融負債の期日別残高は次のとおりであります。
前連結会計年度(2019年3月31日)
当連結会計年度(2020年3月31日)
③ 市場リスク(金利リスク)
当社グループは資金調達の際に、借入額及び借入の諸条件について、契約締結時及び将来の経済状況を十分に考慮しており、さらに契約締結後もその有効性を継続的に検証することにより金利リスクを管理しております。
金利感応度分析
次の表は、前連結会計年度及び当連結会計年度において金利が10bp上昇した場合に、連結損益計算書の税引後利益に与える影響を示しております。
この分析は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末に当社グループが保有する変動金利性の長期借入金残高に10bpを乗じて算出しており、将来にわたる残高の増減、為替変動の影響、変動金利性の借入金にかかる借換時期・金利改定時期の分散効果等を考慮せず、その他のすべての変数を一定として計算しております。
当社グループは、事業活動を行う過程において金融商品に起因する次のリスクに晒されております。
・信用リスク
・流動性リスク
・市場リスク(金利リスク)
本注記ではこれら各リスクが及ぼす当社グループへの影響と、当社グループにおけるリスクの識別・分析・評価の方針について記載しております。
金融商品に起因するリスクの管理体制
当社グループは、当社グループの経営に影響を与えるリスクを許容できる一定の範囲内にとどめるために、リスクを適切に識別し、分析、評価した上で各々のリスクに応じた適切な管理体制を整備しております。
当社グループは、当社グループの経営に影響を与えるリスク全般を管理するための規程を定めており、金融商品に起因するリスクを含む各リスクは、当該リスクの所管部門を管掌する執行役が決定する具体的な管理方針及び管理体制に従い管理し、各子会社に対してもリスク管理の方針及び体制の整備を指導しております。当社グループではリスク管理統括責任者を任命し、リスク管理統括責任者が当社及び主要な子会社におけるリスク管理体制に関する整備状況及び運用状況を把握のうえ、定期的に当社の取締役会に報告しております。
① 信用リスク
信用リスクは、取引の相手方の契約不履行その他の理由により財務上の損失が発生するリスクであり、主として当社グループの顧客に対する取引先リスクからなります。
連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、関連する担保の評価額を考慮に入れない、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。なお、(顧客取引に関わるリスク)に記載した以外には、担保の受入れは行っておりません。
(顧客取引に関わるリスク)
当社グループの主力事業であるクレジット事業及び故障保証事業においては、多数分散した顧客基盤を有していること及び中古車などの対象物品の価額が取引上限となることにより、特定の顧客に対する過大な信用リスクが生じることはありません。
顧客に対する債権については、顧客からの支払が完了するまで所有権の留保の特約を設けており、顧客に対する債権についての信用リスクは限定的であります。
クレジット債権と金融保証契約の期日経過に基づく内部格付け等級別の信用リスク・エクスポージャーは下記のとおりであります。
立替金は短期に回収され信用リスクが低いと考えられるため除外しております。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
クレジット債権(立替払方式) | 金融保証契約(提携ローン方式) | |||
内部格付 | 全期間 | 12か月 | 全期間 | 12か月 |
0~1か月延滞 | - | 14,262,709 | - | 221,758,978 |
2~3か月延滞 | 44,618 | - | 349,955 | - |
3か月超延滞 | 106,013 | - | 190,260 | - |
特別債権 (含む破産・更生債権) | 227,984 | - | 55,907 | - |
合計 | 378,616 | 14,262,709 | 596,122 | 221,758,978 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
クレジット債権(立替払方式) | 金融保証契約(提携ローン方式) | |||
内部格付 | 全期間 | 12か月 | 全期間 | 12か月 |
0~1か月延滞 | - | 19,642,886 | - | 285,063,316 |
2~3か月延滞 | 70,396 | - | 588,340 | - |
3か月超延滞 | 147,766 | - | 235,654 | - |
特別債権 (含む破産・更生債権) | 224,646 | - | 97,975 | - |
合計 | 442,808 | 19,624,886 | 921,969 | 285,063,316 |
当社グループは取引先の直近の状況、支払状況、担保取得の状況等をもとに回収可能性を勘案し、貸倒引当金を設定しております。
立替払方式、提携ローン方式それぞれのクレジット債権及び金融保証に対しての貸倒引当金の増減は下記のとおりです。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
クレジット債権に対する貸倒引当金 (立替払方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融資産 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2018年4月1日 | 61,466 | 31,791 | 264,792 | 358,050 |
2018年4月1日現在で認識されている金融商品による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △1,902 | 1,902 | - | - |
信用減損金融資産への振替 | - | △14,716 | 14,716 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 8,548 | △8,548 | - | - |
当期中に認識の中止が行われた金融資産 | △7,691 | △3,998 | △9,547 | △21,235 |
組成又は購入した新規の金融資産 | 37,584 | 33,974 | 76,761 | 148,319 |
直接償却 | - | - | △57,417 | △57,417 |
モデル/リスク変数の変更 | △1,563 | △1,270 | △226 | △3,060 |
その他の変動 | 1,516 | △3,316 | 20,212 | 18,412 |
2019年3月31日 | 97,958 | 35,820 | 309,291 | 443,069 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
クレジット債権に対する貸倒引当金 (立替払方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融資産 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2019年4月1日 | 97,958 | 35,820 | 309,291 | 443,069 |
2019年4月1日現在で認識されている金融商品による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △2,159 | 2,159 | - | - |
信用減損金融資産への振替 | - | △20,436 | 20,436 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 7,477 | △7,477 | - | - |
当期中に認識の中止が行われた金融資産 | △29,420 | △7,611 | △8,195 | △45,225 |
組成又は購入した新規の金融資産 | 68,224 | 33,592 | 40,783 | 142,598 |
直接償却 | - | - | △70,475 | △70,475 |
モデル/リスク変数の変更 | 1,993 | △2,064 | 723 | 652 |
その他の変動 | △3,052 | 17,721 | 122,889 | 137,558 |
2020年3月31日 | 141,021 | 51,703 | 415,452 | 608,177 |
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
金融保証契約に対する貸倒引当金 (提携ローン方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融保証契約 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2018年4月1日 | 1,344,254 | 193,912 | 180,618 | 1,718,785 |
2018年4月1日現在で認識されている金融保証契約による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △31,217 | 31,217 | - | - |
信用減損金融保証契約への振替 | - | △109,188 | 109,188 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 23,111 | △23,111 | - | - |
当期中に認識の中止が行われた金融保証契約 | △169,458 | △79,993 | △78,196 | △327,647 |
組成又は購入した新規の金融保証契約 | 424,917 | 239,175 | 181,370 | 845,462 |
直接償却 | - | - | △206,022 | △206,022 |
モデル/リスク変数の変更 | 71,724 | 902 | 3,516 | 76,142 |
2019年3月31日 | 1,663,332 | 252,914 | 190,474 | 2,106,720 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
金融保証契約に対する貸倒引当金 (提携ローン方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融保証契約 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2019年4月1日 | 1,663,332 | 252,914 | 190,474 | 2,106,720 |
2019年4月1日現在で認識されている金融保証契約による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △44,560 | 44,560 | - | - |
信用減損金融保証契約への振替 | - | △160,594 | 160,594 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 26,560 | △26,560 | - | - |
当期中に認識の中止が行われた金融保証契約 | △461,261 | △95,772 | △97,390 | △654,423 |
組成又は購入した新規の金融保証契約 | 866,519 | 143,072 | 58,707 | 1,068,298 |
直接償却 | - | - | △244,440 | △244,440 |
モデル/リスク変数の変更 | 53,013 | △3,714 | 6,119 | 55,419 |
その他の変動 | 68 | 254,638 | 180,992 | 435,698 |
2020年3月31日 | 2,103,672 | 408,544 | 255,056 | 2,767,272 |
(注)その他の変動には、ステージ移動による引当金の増加も含んでおります。
貸倒引当金の変動の原因となったクレジット債権及び金融保証契約によるエクスポージャーの著しい変動要因は下記のとおりです。
また、前連結会計年度及び当連結会計年度に組成又は取得した購入金融資産にかかる当初認識時減損金額はそれぞれ1,131,769千円、1,295,154千円であります。
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
クレジット債権 (立替払方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融資産 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2018年4月1日 | 8,976,409 | 41,531 | 267,828 | 9,285,768 |
2018年4月1日現在で認識されている金融商品による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △143,504 | 143,504 | - | - |
信用減損金融資産への振替 | - | △130,965 | 130,965 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 12,075 | △12,075 | - | - |
認識の中止が行われた金融資産 | △2,711,025 | △14,682 | △37,669 | △2,763,375 |
組成又は購入した新規の金融資産 | 8,128,754 | 17,304 | 19,651 | 8,165,709 |
直接償却 | - | - | △80,324 | △80,324 |
その他の変動 | - | - | 33,547 | 33,547 |
2019年3月31日 | 14,262,709 | 44,618 | 333,998 | 14,641,325 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
クレジット債権 (立替払方式) | 12か月の予想信用損失 | 全期間の予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損金融資産 (全期間の予想信用損失) | 合計 |
2019年4月1日 | 14,262,709 | 44,618 | 333,998 | 14,641,325 |
2019年4月1日現在で認識されている金融商品による変動 | ||||
全期間の予想信用損失への振替 | △169,766 | 169,766 | - | - |
信用減損金融資産への振替 | - | △161,544 | 161,544 | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 9,369 | △9,369 | - | - |
認識の中止が行われた金融資産 | △3,982,884 | △16,489 | △39,209 | △4,038,582 |
組成又は購入した新規の金融資産 | 9,626,981 | 43,414 | 49,697 | 9,720,092 |
直接償却 | - | - | △87,864 | △87,864 |
その他の変動 | △104,901 | - | 37,514 | △67,387 |
2020年3月31日 | 19,641,508 | 70,396 | 455,680 | 20,167,584 |
前連結会計年度(2019年3月31日) (千円)
金融保証契約 (提携ローン方式) | 12か月の 予想信用損失 | 全期間の 予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損 金融保証契約 (全期間予想信用損失) | 組成又は購入した 信用減損金融資産 | 合計 |
2018年4月1日 | 184,847,860 | 271,956 | 231,071 | 196,844 | 185,547,731 |
2018年4月1日現在で認識されている金融保証契約による変動 | |||||
全期間の予想信用損失への振替 | △1,994,168 | 1,994,168 | - | - | - |
信用減損金融保証契約への振替 | - | △1,755,785 | 1,755,785 | - | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 33,733 | △33,733 | - | - | - |
認識の中止が行われた金融保証契約 | △66,869,804 | △208,213 | △171,337 | △163,864 | △67,413,218 |
組成又は購入した新規の金融保証契約 | 110,615,253 | 85,321 | 60,396 | 184,319 | 110,945,289 |
直接償却 | - | - | △1,627,087 | - | △1,627,087 |
その他の変動 | △4,873,895 | △3,759 | △2,661 | - | △4,880,316 |
2019年3月31日 | 221,758,978 | 349,955 | 246,167 | 217,299 | 222,572,399 |
当連結会計年度(2020年3月31日) (千円)
金融保証契約 (提携ローン方式) | 12か月の 予想信用損失 | 全期間の 予想信用損失 (集合的に評価) | 信用減損 金融保証契約 (全期間の予想信用損失) | 組成又は購入した 信用減損金融資産 | 合計 |
2019年4月1日 | 221,758,978 | 349,955 | 246,167 | 217,299 | 222,572,399 |
2019年4月1日現在で認識されている金融保証契約による変動 | |||||
全期間の予想信用損失への振替 | △2,658,696 | 2,658,696 | - | - | - |
信用減損金融保証契約への振替 | - | △2,315,587 | 2,315,587 | - | - |
12か月の予想信用損失への振替 | 37,455 | △37,455 | - | - | - |
認識の中止が行われた金融保証契約 | △70,253,415 | △254,116 | △209,144 | △194,228 | △70,910,902 |
組成又は購入した新規の金融保証契約 | 136,151,063 | 204,668 | 82,604 | 202,765 | 136,641,100 |
直接償却 | - | - | △2,091,476 | - | △2,091,476 |
その他の変動 | 19 | △11 | △8 | - | - |
2020年3月31日 | 285,035,404 | 606,151 | 343,730 | 225,836 | 286,211,121 |
当社グループは提携ローン取引に関し偶発債務を有しており、その最大エクスポージャーは、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ、222,355,100千円、及び285,985,285円であります。
なお、当該偶発債務から発生が想定される損失に対して保険契約による信用補完を行っており、その信用補完の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ、5,707,216千円及び5,363,659千円であります。
また、金融資産の貸倒によって発生が想定される損失に対しても保険契約による信用補完を行っており、その信用補完の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ2,072,784千円及び2,756,341千円であります。
② 流動性リスク
流動性リスクは、企業が現金又はその他の金融資産の引渡しその他の方法による債務の決済に支障をきたすリスクであります。
当社グループは現在、運転資金につきましては、内部資金より充当し、不足が生じた場合借入金で調達を行っております。また、クレジット事業の立替資金につきましては、内部資金により充当し、一定程度の債権が積み上がった時点で流動化を実施しております。
このような状況を踏まえ、当社グループでは資金繰り状況及び見通しの把握を随時行っており、かつ、金融機関との間でコミットメント契約及び当座貸越契約を締結していることで流動性リスクを軽減しており、当連結会計年度末における短期借入枠を未実行額は12,532,602千円(前連結会計年度は10,347,940千円)であります。
なお、金融保証契約については、債務者が保証債務の対象となっている債務を返済できない場合に、履行請求に基づき当該損失を補填する契約であり、最大金額の保証履行が要求される可能性のある最も早い期間に含めております。
各年度末における主な金融負債の期日別残高は次のとおりであります。
前連結会計年度(2019年3月31日)
帳簿価額 | 契約上のキャッシュ・フロー | 1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 4年以内 | 4年超 5年以内 | 5年超 | |||||||||
(千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | |||||||||
借入金 | 10,636,788 | 10,782,088 | 4,803,367 | 2,156,978 | 1,859,843 | 928,211 | 616,544 | 417,145 | ||||||||
買掛金 | 275,085 | 275,085 | 275,085 | - | - | - | - | - | ||||||||
未払金 | 2,769,438 | 2,769,438 | 2,769,438 | - | - | - | - | - | ||||||||
リース負債 | 95,840 | 97,522 | 73,617 | 23,905 | - | - | - | - | ||||||||
金融保証契約 | - | 222,355,100 | 225,355,100 | - | - | - | - | - | ||||||||
合計 | 13,777,151 | 236,279,233 | 230,276,607 | 2,180,883 | 1,859,843 | 928,211 | 616,544 | 417,145 |
当連結会計年度(2020年3月31日)
帳簿価額 | 契約上のキャッシュ・フロー | 1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 4年以内 | 4年超 5年以内 | 5年超 | |||||||||
(千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | (千円) | |||||||||
借入金 | 16,420,882 | 16,786,418 | 4,847,844 | 3,933,549 | 2,948,463 | 2,392,721 | 1,389,608 | 1,274,233 | ||||||||
買掛金 | 357,753 | 357,753 | 357,753 | - | - | - | - | - | ||||||||
未払金 | 3,836,922 | 3,836,922 | 3,836,922 | - | - | - | - | - | ||||||||
リース負債 | 2,145,750 | 2,187,874 | 690,151 | 488,366 | 360,136 | 356,644 | 292,576 | - | ||||||||
金融保証契約 | - | 285,985,285 | 285,985,285 | - | - | - | - | - | ||||||||
合計 | 22,761,307 | 309,154,253 | 295,717,955 | 4,421,915 | 3,308,599 | 2,749,366 | 1,682,184 | 1,274,233 |
③ 市場リスク(金利リスク)
当社グループは資金調達の際に、借入額及び借入の諸条件について、契約締結時及び将来の経済状況を十分に考慮しており、さらに契約締結後もその有効性を継続的に検証することにより金利リスクを管理しております。
金利感応度分析
次の表は、前連結会計年度及び当連結会計年度において金利が10bp上昇した場合に、連結損益計算書の税引後利益に与える影響を示しております。
この分析は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末に当社グループが保有する変動金利性の長期借入金残高に10bpを乗じて算出しており、将来にわたる残高の増減、為替変動の影響、変動金利性の借入金にかかる借換時期・金利改定時期の分散効果等を考慮せず、その他のすべての変数を一定として計算しております。
(感応度分析表) | |||||
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | ||||
千円 | 千円 | ||||
税引後利益 | △ 1,457 | △ 3,599 |