有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2018/02/14 15:02
【資料】
PDFをみる
【項目】
112項目

事業内容

当社グループは、当社及び連結子会社2社(株式会社YAZアミューズメント及び株式会社シティエンタテインメント)の計3社で構成されており、経営理念「三つの楽しみ(顧客満足の楽しみ、一生懸命の楽しみ、実践と行動の楽しみ)」の下、アミューズメント施設の運営と、アミューズメント機器(注)等の販売の2分野を中心としたアミューズメント事業を主たる業務としております。
(注) アミューズメント機器とは、ゲームセンターに設置してある業務用ゲーム機をいいます。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
(1) アミューズメント施設運営事業
アミューズメント施設の運営は、当社グループのアミューズメント事業の中核をなすものであります。
当社グループの直営店は、長野県を中心として、新潟、富山、埼玉、東京、神奈川、静岡等の各県のロードサイド、ショッピングセンター及び繁華街に、アミューズメント施設の店舗を展開しております。当社グループは、アミューズメント機器メーカーの傘下に属さない独立系であり、各メーカーの新製品のゲーム、人気機種を取り揃え、「APINA(アピナ)」「YAZ(ヤズ)」「GAMECITY(ゲームシティ)」の3ブランドで遊空間の創出を行っております。
近年店舗は大型化してきておりますが、当社グループは以前より、効率性の観点から1,500㎡以下の小回りの利く中型店を中心に展開しており、主に、居抜き物件を利用することでローコストでの出店を実現しております。店舗は、明るくて(外壁が硝子仕様)、健全(スポーツ施設を併設)、衛生的(分煙・禁煙)をモットーに、安心、安全、安価で身近な娯楽施設として、カップル、ファミリーをはじめ、3世代で来店できる店舗を目指してきました。各店舗では景品ゲーム、テレビゲーム及びメダルゲームをメインとして扱っております。店舗では、お客様と直接触れ合うことで、お客様の動向、話題、人気の機種及び景品の把握を通じて店舗運営に生かしており、また、各店舗では、お客様のニーズにあった景品選定や地域特性を反映したイベントやサービスを行うことでお客様満足度の向上に努めております。さらに、店舗間での機器の流動化を行うことで、お客様が継続的に当社店舗を楽しんでいただけるよう努めております。
バッティングセンターの運営においては、初心者からプロ志望者までレベルに合わせて、アミューズメントながら本格的に楽しめるように、趣向を凝らした機器を導入しております。また、ゲームセンターとバッティングセンターを併設した大型店舗の展開も精力的に行っており、ゲームの種類等で施設内をエリア別に区切ることでアミューズメント機器の特性を際立たせ、顧客が満足できる空間作りを行っております。
ボウリング場の運営においては、家族連れから競技ボウラーまで、幅広い顧客が足を運びやすく、顧客の満足を提供できる様、ボールウォール(ガターなし)レーンやプロショップ等、新しい試みを重ねております。また、アミューズメント企業としての特色を活かして、ボウリング場内でのゲームコーナーの充実を図る等、年代やレベルの違いを問わず、顧客が満足できる空間作りを行っております。
当社グループの出店戦略は再生及び活性化を核としております。複数名による商圏調査を十分行ったうえで物件を慎重に選定するとともに、居ぬきを基本としたローコスト出店にて運営できる点が強みであると考えております。また M&Aから店舗再生するノウハウにも実績があり、今後も新規出店と並行し規模拡大を目指しております。
さらに、当社は、直営店舗の他に、集客力のあるショッピングセンター、ボウリング場、リゾートホテル等のくつろぎスペース・コーナー等において、施設保有者との合意のもとに、当社グループのアミューズメント機器を施設保有者に賃貸して管理を委託する「管理委託」も行っております。
エリア別の店舗出店状況は次のとおりであります。
エリア平成24年
9月末
店舗数
平成25年
9月末
店舗数
平成27年
3月末
店舗数
平成28年
3月末
店舗数
平成29年
3月末
店舗数
平成29年
12月末
店舗数
北海道111111
東北111111
関東4411101514
東海015666
甲信越191918201919
北陸445555
近畿001111
合計293042444847

(注)1.店舗数には管理委託を含んでおりません。
2.平成29年7月に運営を開始したオンラインクレーンゲーム「@pina」は含んでおりません。
ブランド別の出店状況は次の通りであります。
ブランド平成24年
9月末
店舗数
平成25年
9月末
店舗数
平成27年
3月末
店舗数
平成28年
3月末
店舗数
平成29年
3月末
店舗数
平成29年
12月末
店舗数
アピナ282930302929
YAZ0010111111
ゲームシティ000054
その他112333
合計293042444847

(注)1.その他の店舗数には白樺リゾート池の平ホテルアミューズメント館(平成24年9月末以降)、GAME SQUARE茂原(平成27年3月末以降)、タイトーFステーション松本店(平成28年3月末以降)を含んでおります。
2.その他の店舗数には管理委託を含んでおりません。
3.平成29年7月に運営を開始したオンラインクレーンゲーム「@pina」は含んでおりません。
ブランド主な事業内容主な運営会社主な店舗
アピナ長野県を中心に信越、北陸、北関東等のエリアにおいてロードサイド店舗を軸に展開しております。三世代家族をメインターゲットとしており、景品ゲーム機運営と接客サービスを重視しております。当社アピナ長野村山店、アピナ長野川中島店、アピナ塩尻店、アピナ太田店、アピナ長岡店、アピナ橋本店、アピナ鈴鹿店ほか22店舗
YAZ東海地方を中心に、千葉県から大阪府までの太平洋側の地域におけるYAZ、YAZワールド、シートピアYAZの運営によって、小規模ショッピングセンター内店舗を軸に展開しております。㈱YAZアミューズメントYAZワールド八王子みなみ野店、YAZ川崎店、YAZワールド四日市店ほか8店舗
ゲームシティ東京都及び埼玉県の都市圏におけるゲームシティ、ゲームシティプラスの運営によって、20代~30代の年齢層をターゲットにした繁華街型ロードサイド店舗を展開し、メダルゲームとテレビゲームを中心としたサービスを提供しております。㈱シティエンタテインメントゲームシティプラス川越店ほか3店舗


(2) アミューズメント機器販売事業
当社において、全国各地のアミューズメント施設のオペレーター(注)1、ディストリビューター(注)2に、アミューズメント関連機器等の販売を行っております。当社は、業務用の国内アミューズメント機器製造各社の新商品をはじめ、中古機器、シールプリント用紙、部品類、景品類と多岐にわたる商品を取扱っております。その殆どは、メーカーからの直送によるもので、顧客の少量多品種の要望にも対応可能な態勢をとっております。
販売部門の拠点を、東京に置き、通常の受注活動の他に、メンテナンスの手配や当社グループで運営している店舗で得た機種稼働データや店舗運営ノウハウ等を通じた助言・提案、新たな店舗作りの運営支援等のコンサルティングを含むトータルセールスを行っております。
アミューズメント業界では、最新の人気機種の確保が重要なため、当社が運営するアミューズメント施設での自社使用分も含めた仕入れをしておりますので、メーカーとはスケールメリットを加味した交渉が可能であります。
(注) 1.オペレーターとは、アミューズメント施設運営業者であります。
2.ディストリビューターとは、アミューズメント機器等の卸売業者であります。
(3) その他事業
当社において、その他事業として、主に広告代理店等を行っております。主に地元長野県において、チラシ、TVコマーシャルをはじめとした各種媒体を利用した広告代理店業、インターネット等を利用した販促品の販売、店舗デザイン及び看板作成等まで幅広く行っております。
[事業系統図]