有価証券報告書-第4期(2022/04/01-2023/03/31)
(2) 戦略
アクサグループCEOトーマス・ブベルは、「このまま放置した場合に想定される平均気温が4度も上昇する世界では、保険の提供は不可能になる。世界規模の保険会社や投資家の役割が鍵を握る」と述べており、アクサ・ホールディングス・ジャパンにおいても「気候リーダーシップ」を戦略計画「#ONE AXA 2023 ― お客さまと共に」に組み込み、グリーン投資の実行やカーボンニュートラルの実現を目指し、以下のような取り組みを推進しております。
・東京本社オフィスの総電力使用量の約50%に相当する、照明および電源エネルギーを再生可能エネルギーに切り替え。
・出張に伴う飛行機や鉄道での移動に関わるCO2の排出量削減に貢献するために、オンラインツールを活用することにより、実際の出張とのバランスを取り、出張数の最適化を促進。
・全社用車のハイブリッド車両(HV)への切り替えを順次行うとともに、エコ運転を社内啓発。
・気候変動や生物多様性に関するリテラシー向上のためのeラーニングプログラム「アクサ気候アカデミー」全従業員の受講を義務化。
・毎年開催される、全世界のグループ企業の従業員が参加する“AXA WEEK for GOOD”において、気候変動対策や生物多様性の保全の重要性に対する理解を深め、フィールドワークを通じて地域の課題を自分事として捉え、解決に向けた行動を促進;森林を保全するための植樹、河川の水質調査、河川敷や海岸の清掃活動などにボランティア参加する「アクサハーツインアクション」を企画・実行、自然災害のリスクから子どもたちの命を守るESD(持続可能な地域社会をつくる教育)「アクサ ユネスコ協会減災教育プログラム」への寄付の継続と参加他。
また、当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
経営戦略における人的資本、多様性拡充に向けた取組の位置づけ
アクサ・ホールディングス・ジャパンは、「#ONE AXA 2023 ― お客さまと共に」戦略の下、傘下の保険会社3社(アクサ生命、アクサ損害保険(アクサダイレクト)、アクサダイレクト生命)と互いに密接な連携を図りながら、お客さまやビジネスパートナー、そして地域社会にとって大切なものをさまざまなリスクからお守りするために商品やサービスをお届けしております。
戦略遂行を支える力(イネイブラー)として、「人材・カルチャー」を優先事項の一つと位置づけ、多様性に富んだ従業員一人ひとりの持てる力を最大限に発揮できる職場環境づくりを推進しております。
多様性を強みに変えるインクルーシブな企業カルチャー
アクサジャパングループのカルチャー:アクサでは、すべての従業員が受け入れられ、成功するためのサポートを得られる職場環境の構築、そして刻々と変化する社会的課題や要請、多様化するお客さまの期待にお応えするために、オープンでフラット、多様性に富んだインクルーシブな企業カルチャーの醸成に取り組んでいます。
インクルージョン&ダイバーシティ(I&D):従業員の多様性を強みに変えるために、従業員一人ひとりが異なる価値観を活かして意見やアイデアを存分に発信できるインクルーシブなカルチャーを醸成するための体制整備と各種施策を実行しております。
・インクルージョン&ダイバーシティ推進体制:
従業員の行動指針として、アクサグループ共通の4つの価値「Our Value」(お客さま第一、勇気、誠実、ひとつのチーム)に基づく「Our Commitment(私たちの誓い)」が定められています。特にI&Dの重要性については、「多様性と協調性を通じてともに成功する。大いなる決断や革新性に富んだ発想、そして持続的な成功はお互いの知性やサポート、そしてエネルギーなくしては実現できない」と明確に定義し、経営陣をトップとするI&D推進体制を構築し、優先課題の対応策について協議するとともに、女性役員比率をはじめとする主要なKPIの進捗をモニタリングしております。
・ERG(Employee Resource Group)の支援:
ERGは、特定の属性を持つ従業員とそれに関心のある従業員が自発的に発足、運営を行うグループです。情報交換やネットワーキングにより、その属性特有の課題を共有しお互いにサポートし合っています。従業員一人ひとりが輝くとともに、会社のインクルージョン&ダイバーシティを力強く推進するために、活動を就業時間内の業務とみなすなど、従業員の自主的な活動を会社がサポートしております。
<インクルージョン&ダイバーシティ体制とEmployee Resource Group>
・LGBTQ+に関する取組:
アクサジャパングループは、さまざまなSOGI(性的指向/性自認)の従業員が自分らしく働くことができる職場環境の構築を目指すとともに、社内外に向けてLGBTQ+への理解の輪を広げています。社内では、福利厚生制度において、従業員の多様化する家族形態に対応するために、従業員の配偶者を公的な婚姻相手のみならず、内縁関係やパートナーシップに基づくものを含めるものとしています(パートナーシップ証明にあたっては、一般社団法人Famieeの「パートナーシップ証明書」を導入しています)。また、アジア最大級のLGBTQ+関連イベントで「“性”と“生”の多様性」を祝福する祭典、東京レインボープライドに2017年より参加しています。これらの取り組みが評価され、2022年、保険会社3社は、LGBTQ+への取組の評価指標である「PRIDE 指標」において最高位の「ゴールド」を同時に取得しました。
・障害のある従業員が活躍できる職場づくりの取組:
障害のある仲間があたりまえに混ざる職場づくりを目指した取組を行っており、障害のある従業員が安心して能力を発揮できるよう、管理職に「インクルーシブな職場での対応」に関するEラーニングなどを実施しているほか、個人のニーズに合わせて細やかな面談の実施、社外支援機関との連携による定着・キャリア形成支援、また従業員が障害への理解を深めるための講座(Disability Inclusion Program)を実施しております。
・従業員意識調査について:
アクサグループは、毎年、全世界の従業員に対して実施する調査の中で、「この職場をインクルーシブな職場として推奨しますか」という質問を設定し、企業文化の進展を定点観測しています。2022年の調査結果では、「私たちの歩みが道半ばであり、継続した取り組み、意識のさらなる変革とコミュニケーションが重要である」との声などが届いており、社内の啓発活動や管理職必須研修にI&D関連のコンテンツの拡充を図っております。
・2022年度の管理職必須研修:
2022年9月から12月にかけて、アクサジャパングループの全管理職を必須対象とし、チームマネジメントにおいて心理的安全性の高い環境の構築方法や、多様な人材の能力の活かし方について学習する研修を実施しました。
多様な従業員のニーズに対応した職場環境の構築
従業員の健康とウェルビーイングの向上:
従業員のウェルビーイング向上を重要施策の一つと位置付け、従業員が健康に対して高い意識をもち、最大限の力を発揮できるよう、さまざまな取組を実施しております。
CEOはチーフ・ヘルス・オフィサー(CHO)として、ウェルビーイング向上を牽引するとともに、健康教育・セミナーの実施をはじめ、各種健康増進のためのアクションに取り組んでおります。
さらに、アクサグループの「Global Health & Well-being/Healthy You(ヘルシーユー) Program」を導入し、健康アクションを推進するキャンペーン「Healthy You Days」キャンペーンを開催しております。
また、アクサ生命は、2018年より、にアクサ・ウェルネス・プログラムを開始し、「食事」「運動」「メンタルヘルス」「がん対策」の4つの柱を中心に、統括産業医がリードする健康教育であるHealth KIOSKの開催をはじめとしたアクションを実施。健康指標5つのKPIを設定し、管理職を健康推進マネージャーに任命して積極的に参画を推進するなど、ウェルビーイング向上のためのPDCAサイクルを実施しております。
アクサ生命健康指標5つのKPI
スマートワーキング:
アクサジャパングループは、全社共通の運用方針として、オフィス勤務を月8日以上としながら、業務特性や必要性に応じて、在宅勤務・時差出勤・直行直帰といった働き方を適切に組み合わせる柔軟な働き方を実践しております。また、お客さまとのコミュニケーションに関しても柔軟に対応し、従来の対面形式に加えて、リモートツールやデジタルを活用した非対面形式も取り入れ、多様化、個別化するお客さまのニーズに適切に対応できる体制を構築しております。
職場環境に関する第三者機関の認定取得
アクサグループCEOトーマス・ブベルは、「このまま放置した場合に想定される平均気温が4度も上昇する世界では、保険の提供は不可能になる。世界規模の保険会社や投資家の役割が鍵を握る」と述べており、アクサ・ホールディングス・ジャパンにおいても「気候リーダーシップ」を戦略計画「#ONE AXA 2023 ― お客さまと共に」に組み込み、グリーン投資の実行やカーボンニュートラルの実現を目指し、以下のような取り組みを推進しております。
・東京本社オフィスの総電力使用量の約50%に相当する、照明および電源エネルギーを再生可能エネルギーに切り替え。
・出張に伴う飛行機や鉄道での移動に関わるCO2の排出量削減に貢献するために、オンラインツールを活用することにより、実際の出張とのバランスを取り、出張数の最適化を促進。
・全社用車のハイブリッド車両(HV)への切り替えを順次行うとともに、エコ運転を社内啓発。
・気候変動や生物多様性に関するリテラシー向上のためのeラーニングプログラム「アクサ気候アカデミー」全従業員の受講を義務化。
・毎年開催される、全世界のグループ企業の従業員が参加する“AXA WEEK for GOOD”において、気候変動対策や生物多様性の保全の重要性に対する理解を深め、フィールドワークを通じて地域の課題を自分事として捉え、解決に向けた行動を促進;森林を保全するための植樹、河川の水質調査、河川敷や海岸の清掃活動などにボランティア参加する「アクサハーツインアクション」を企画・実行、自然災害のリスクから子どもたちの命を守るESD(持続可能な地域社会をつくる教育)「アクサ ユネスコ協会減災教育プログラム」への寄付の継続と参加他。
また、当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
経営戦略における人的資本、多様性拡充に向けた取組の位置づけ
アクサ・ホールディングス・ジャパンは、「#ONE AXA 2023 ― お客さまと共に」戦略の下、傘下の保険会社3社(アクサ生命、アクサ損害保険(アクサダイレクト)、アクサダイレクト生命)と互いに密接な連携を図りながら、お客さまやビジネスパートナー、そして地域社会にとって大切なものをさまざまなリスクからお守りするために商品やサービスをお届けしております。
戦略遂行を支える力(イネイブラー)として、「人材・カルチャー」を優先事項の一つと位置づけ、多様性に富んだ従業員一人ひとりの持てる力を最大限に発揮できる職場環境づくりを推進しております。
多様性を強みに変えるインクルーシブな企業カルチャー
アクサジャパングループのカルチャー:アクサでは、すべての従業員が受け入れられ、成功するためのサポートを得られる職場環境の構築、そして刻々と変化する社会的課題や要請、多様化するお客さまの期待にお応えするために、オープンでフラット、多様性に富んだインクルーシブな企業カルチャーの醸成に取り組んでいます。
インクルージョン&ダイバーシティ(I&D):従業員の多様性を強みに変えるために、従業員一人ひとりが異なる価値観を活かして意見やアイデアを存分に発信できるインクルーシブなカルチャーを醸成するための体制整備と各種施策を実行しております。
・インクルージョン&ダイバーシティ推進体制:
従業員の行動指針として、アクサグループ共通の4つの価値「Our Value」(お客さま第一、勇気、誠実、ひとつのチーム)に基づく「Our Commitment(私たちの誓い)」が定められています。特にI&Dの重要性については、「多様性と協調性を通じてともに成功する。大いなる決断や革新性に富んだ発想、そして持続的な成功はお互いの知性やサポート、そしてエネルギーなくしては実現できない」と明確に定義し、経営陣をトップとするI&D推進体制を構築し、優先課題の対応策について協議するとともに、女性役員比率をはじめとする主要なKPIの進捗をモニタリングしております。
・ERG(Employee Resource Group)の支援:
ERGは、特定の属性を持つ従業員とそれに関心のある従業員が自発的に発足、運営を行うグループです。情報交換やネットワーキングにより、その属性特有の課題を共有しお互いにサポートし合っています。従業員一人ひとりが輝くとともに、会社のインクルージョン&ダイバーシティを力強く推進するために、活動を就業時間内の業務とみなすなど、従業員の自主的な活動を会社がサポートしております。
<インクルージョン&ダイバーシティ体制とEmployee Resource Group>

・LGBTQ+に関する取組:
アクサジャパングループは、さまざまなSOGI(性的指向/性自認)の従業員が自分らしく働くことができる職場環境の構築を目指すとともに、社内外に向けてLGBTQ+への理解の輪を広げています。社内では、福利厚生制度において、従業員の多様化する家族形態に対応するために、従業員の配偶者を公的な婚姻相手のみならず、内縁関係やパートナーシップに基づくものを含めるものとしています(パートナーシップ証明にあたっては、一般社団法人Famieeの「パートナーシップ証明書」を導入しています)。また、アジア最大級のLGBTQ+関連イベントで「“性”と“生”の多様性」を祝福する祭典、東京レインボープライドに2017年より参加しています。これらの取り組みが評価され、2022年、保険会社3社は、LGBTQ+への取組の評価指標である「PRIDE 指標」において最高位の「ゴールド」を同時に取得しました。
・障害のある従業員が活躍できる職場づくりの取組:
障害のある仲間があたりまえに混ざる職場づくりを目指した取組を行っており、障害のある従業員が安心して能力を発揮できるよう、管理職に「インクルーシブな職場での対応」に関するEラーニングなどを実施しているほか、個人のニーズに合わせて細やかな面談の実施、社外支援機関との連携による定着・キャリア形成支援、また従業員が障害への理解を深めるための講座(Disability Inclusion Program)を実施しております。
・従業員意識調査について:
アクサグループは、毎年、全世界の従業員に対して実施する調査の中で、「この職場をインクルーシブな職場として推奨しますか」という質問を設定し、企業文化の進展を定点観測しています。2022年の調査結果では、「私たちの歩みが道半ばであり、継続した取り組み、意識のさらなる変革とコミュニケーションが重要である」との声などが届いており、社内の啓発活動や管理職必須研修にI&D関連のコンテンツの拡充を図っております。
・2022年度の管理職必須研修:
2022年9月から12月にかけて、アクサジャパングループの全管理職を必須対象とし、チームマネジメントにおいて心理的安全性の高い環境の構築方法や、多様な人材の能力の活かし方について学習する研修を実施しました。
多様な従業員のニーズに対応した職場環境の構築
従業員の健康とウェルビーイングの向上:
従業員のウェルビーイング向上を重要施策の一つと位置付け、従業員が健康に対して高い意識をもち、最大限の力を発揮できるよう、さまざまな取組を実施しております。
CEOはチーフ・ヘルス・オフィサー(CHO)として、ウェルビーイング向上を牽引するとともに、健康教育・セミナーの実施をはじめ、各種健康増進のためのアクションに取り組んでおります。
さらに、アクサグループの「Global Health & Well-being/Healthy You(ヘルシーユー) Program」を導入し、健康アクションを推進するキャンペーン「Healthy You Days」キャンペーンを開催しております。
また、アクサ生命は、2018年より、にアクサ・ウェルネス・プログラムを開始し、「食事」「運動」「メンタルヘルス」「がん対策」の4つの柱を中心に、統括産業医がリードする健康教育であるHealth KIOSKの開催をはじめとしたアクションを実施。健康指標5つのKPIを設定し、管理職を健康推進マネージャーに任命して積極的に参画を推進するなど、ウェルビーイング向上のためのPDCAサイクルを実施しております。
アクサ生命健康指標5つのKPI
| 項目 | 健康診断実施率 | 二次健診 (再検査)実施率 | 喫煙率 | 特定保健指導実施率 | ストレスチェック受検率 |
| KPI | 100% | 70% | 20% | 55% | 90% |
| 2022年度実績 | 99.3% | 77.5% | 25.7% | 70.2% | 97.3% |
スマートワーキング:
アクサジャパングループは、全社共通の運用方針として、オフィス勤務を月8日以上としながら、業務特性や必要性に応じて、在宅勤務・時差出勤・直行直帰といった働き方を適切に組み合わせる柔軟な働き方を実践しております。また、お客さまとのコミュニケーションに関しても柔軟に対応し、従来の対面形式に加えて、リモートツールやデジタルを活用した非対面形式も取り入れ、多様化、個別化するお客さまのニーズに適切に対応できる体制を構築しております。
職場環境に関する第三者機関の認定取得
| 2022年度認定項目 | 認定取得会社 | 備考 |
| プラチナくるみん | アクサ生命 | 厚生労働大臣による「子育てサポート企業」認定 |
| えるぼし | アクサ生命 アクサ損害保険 アクサダイレクト生命 | 厚生労働大臣による女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業の認定 |
| PRIDE指標「ゴールド」 | アクサ生命 アクサ損害保険 アクサダイレクト生命 | 一般社団法人work with PRIDEによる職場におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティへの取組の評価指標 |
| 健康経営優良法人・大規模法人部門(ホワイト500) | アクサ生命 | 経済産業省と日本健康会議が主催、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する認証制度 |
| 健康優良企業 金の認定/銀の認定 | アクサ生命(金の認定) アクサ損害(銀の認定) アクサダイレクト生命(銀の認定) | 健康保険組合連合会東京連合会や東京商工会議所などの関係団体により構成される「健康企業宣言東京推進協議会」による認定制度 |