有価証券報告書-第7期(2025/04/01-2026/03/31)
(2) 戦略
アクサグループは、自社の行動をモニタリングし、より社会的なインパクトを高めていくための指標として「AXA for Progress Index」を導入しています。これは、気候変動分野においてリーダー的役割を果たし、インクルーシブ(包摂的)な保険会社を目指す持続可能な成長戦略における3つの行動領域の進捗を示しています。詳細については、(4)「指標及び目標」に記載しています。
アクサジャパンにおいても、2024年にスタートした戦略計画「AXA Japan 2026」の主要イニシアティブの1つとして、「気候変動対策とサステナビリティ」を掲げ、温室効果ガスの削減やネットゼロへの貢献に向けた以下の取組みを進めています。
投資家として
・毎年50億ユーロをトランジションサポートに投資するというグループの方針に沿って、アクサ生命においても年間2億ユーロの目標を設定。
・アクサ生命は、「ゼロカーボン北海道」を掲げる北海道や、「環境首都SAPP‿RO」を掲げて脱炭素や再生可能エネルギーへの移行を進める札幌市と連携し、札幌市中島公園エリアにおいて高い環境性能を備えた複合ビル「ライラックスクエア」へのグリーン投資を実施。2025年6月に竣工し、アクサ生命も札幌本社の拠点を同ビルに移転し、2025年10月1日に営業を開始。
保険会社として
・アクサ損害保険は、脱炭素社会の実現に向けた取組みとして「EV割引」を2022年から継続的に提供。「EV割引」は、ご契約のお車が自家用車8車種 である場合、型式発売年月が2016年1月以降、かつ、当社が定めたEV(電気自動車)またはPHEV(プラグインハイブリッド車)に対し割引を適用。
・アクサ損害保険は、ご契約のEV(電気自動車)の充電が切れ「電欠」状態となった場合に、現地へ駆けつけて給電を行う「EV駆けつけ充電サービス」を2023年から提供し、EVユーザーの安心をサポート。
模範となる企業として
・「アクサ ユネスコ協会減災教育プログラム」による気候変動と減災に対する理解を促す社会啓発を2014年より継続。本プログラムに参加した各学校では、研修や活動助成をベースに減災活動に取り組んでおり、これまでに、その活動に参加した児童・生徒・保護者・先生・地域の方々の数は延べ10万人を超える。2025年度に秋田県が新たに参加したことをもって、プログラム開始以来、全47都道府県からの参加が実現。
・高知県および高知市と協働の森づくりパートナーズ協定を締結(2023年7月)。約12ヘクタールの森林を「アクサの森」と名付け、協定を通じた資金拠出により、間伐などによる森林保護活動をサポートしCO2吸収に貢献。また、地域コミュニティとの交流を深めるため、従業員とその家族が参加する間伐体験ワークショップを2025年10月に開催。当初の3年間の協定が2026年3月末時点で満了となったが、契約を更新し、パートナーズ協定を継続することを決定。
・全社用車のハイブリッド車への切り替えを 2023年より開始。
・持続可能な未来に向けた取組みについて考え、行動するアクサグループのグローバルイベント、「AXA Week for Good(アクサ・ウィーク・ フォー・グッド)」を 2011年より毎年実施。2025年は、6月16日~20日に「気候変動対策」と「ソーシャルインクルージョン」をテーマに開催。全国でチャリティウォークやゴミ拾いアプリを活用した清掃活動などを推進し、海洋保全に取り組む一般社団法人タラオセアンジャパン、及び「当たり前に混ざり合う社会の実現」を目指して活動する特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会に115万円ずつ寄付。アクサジャパンでは延べ6,534人、従業員の約7割が積極的に参加。
多様性を強みに変えるインクルーシブな企業カルチャー
インクルージョン&ダイバーシティ(I&D):従業員の多様性を強みとするために、従業員一人ひとりの異なる属性、価値観、経験を活かして意見やアイデアを存分に発揮できるインクルーシブなカルチャーを醸成するための体制整備と各種施策を実行しております。
・インクルージョン&ダイバーシティ推進体制:
従業員の行動指針として、アクサグループ共通の4つの価値基準「Our Value」(お客さま第一、誠実、勇気、ひとつのチーム)が定められています。特にI&Dの重要性については、「私たちは、協力し、インクルーシブなひとつのチームとなることで、より強くなることができます」と明確に定義し、経営陣をトップとするI&D推進体制を構築し、優先課題の対応策について協議するとともに、女性管理職割合をはじめとする主要なKPIの進捗をモニタリングしております。
・We Careプログラムの導入:
本プログラムは従業員のさまざまなライフステージを幅広くサポートするアクサグループ共通の人事制度で、「妊娠・出産・育児へのCare」「DV・家族内暴力、性暴力へのCare」「家族へのCare」「健康へのCare」の4つの柱で仕事と家庭の両立、そしてその土台となる健康を支え、多様な従業員のウェルビーイングと活躍をサポートしております。2025年10月には、新たに不登校相談サポート(従業員の子どもの不登校兆候に早期対応できる相談窓口の設置)を導入しました。これらのサポートによって、従業員の家庭生活に安心感をもたらし、ワークエンゲージメントの向上を図ることを目指しています。
・ERG(Employee Resource Group)の支援:
ERGは、特定の属性を持つ従業員とそれに関心のある従業員が自発的に発足、運営を行うグループです。情報交換やネットワーキングにより、その属性特有の課題を共有しお互いにサポートし合っています。従業員一人ひとりが輝くとともに、会社のインクルージョン&ダイバーシティを力強く推進するために、活動を就業時間内の業務とみなすなど、従業員の自主的な活動を会社がサポートしております。
<インクルージョン&ダイバーシティ体制とEmployee Resource Group>
多様な従業員が活躍できる職場環境の構築
・従業員の健康とウェルビーイングの向上:
アクサジャパンでは、従業員が健康に対して高い意識をもち、心身ともに健やかな状態で最大限の力を発揮できるよう、従業員の健康増進施策を「Healthy You(ヘルシーユー)」として展開しています。CEOはチーフ・ヘルス・オフィサー(CHO)として、トップ自ら従業員の健康づくりを牽引。また、全管理職を「健康推進マネージャー」に任命し、従業員の積極的な参画をサポートしています。
健康増進施策を推進していくにあたり、戦略マップを作成して、健康経営を通じて解決したい経営課題に対し、それを解消する具体的な健康課題と取り組みを関連付けています。6つの健康課題「運動」「食事」「睡眠」「禁煙」「女性の健康」「メンタル」の解消に向けた取り組みを実施し、最終的に「アブセンティーズムやプレゼンティーズムの低減」「ワークエンゲージメントの向上」を目指していきます。課題解決に向け、5つの健康指標(KPI)を設定し、2026年度末の達成を目指しています。
アクサ生命健康指標5つのKPI
*2026年3月末時点
職場環境に関する第三者機関の認定取得
アクサグループは、自社の行動をモニタリングし、より社会的なインパクトを高めていくための指標として「AXA for Progress Index」を導入しています。これは、気候変動分野においてリーダー的役割を果たし、インクルーシブ(包摂的)な保険会社を目指す持続可能な成長戦略における3つの行動領域の進捗を示しています。詳細については、(4)「指標及び目標」に記載しています。
アクサジャパンにおいても、2024年にスタートした戦略計画「AXA Japan 2026」の主要イニシアティブの1つとして、「気候変動対策とサステナビリティ」を掲げ、温室効果ガスの削減やネットゼロへの貢献に向けた以下の取組みを進めています。
投資家として
・毎年50億ユーロをトランジションサポートに投資するというグループの方針に沿って、アクサ生命においても年間2億ユーロの目標を設定。
・アクサ生命は、「ゼロカーボン北海道」を掲げる北海道や、「環境首都SAPP‿RO」を掲げて脱炭素や再生可能エネルギーへの移行を進める札幌市と連携し、札幌市中島公園エリアにおいて高い環境性能を備えた複合ビル「ライラックスクエア」へのグリーン投資を実施。2025年6月に竣工し、アクサ生命も札幌本社の拠点を同ビルに移転し、2025年10月1日に営業を開始。
保険会社として
・アクサ損害保険は、脱炭素社会の実現に向けた取組みとして「EV割引」を2022年から継続的に提供。「EV割引」は、ご契約のお車が自家用車8車種 である場合、型式発売年月が2016年1月以降、かつ、当社が定めたEV(電気自動車)またはPHEV(プラグインハイブリッド車)に対し割引を適用。
・アクサ損害保険は、ご契約のEV(電気自動車)の充電が切れ「電欠」状態となった場合に、現地へ駆けつけて給電を行う「EV駆けつけ充電サービス」を2023年から提供し、EVユーザーの安心をサポート。
模範となる企業として
・「アクサ ユネスコ協会減災教育プログラム」による気候変動と減災に対する理解を促す社会啓発を2014年より継続。本プログラムに参加した各学校では、研修や活動助成をベースに減災活動に取り組んでおり、これまでに、その活動に参加した児童・生徒・保護者・先生・地域の方々の数は延べ10万人を超える。2025年度に秋田県が新たに参加したことをもって、プログラム開始以来、全47都道府県からの参加が実現。
・高知県および高知市と協働の森づくりパートナーズ協定を締結(2023年7月)。約12ヘクタールの森林を「アクサの森」と名付け、協定を通じた資金拠出により、間伐などによる森林保護活動をサポートしCO2吸収に貢献。また、地域コミュニティとの交流を深めるため、従業員とその家族が参加する間伐体験ワークショップを2025年10月に開催。当初の3年間の協定が2026年3月末時点で満了となったが、契約を更新し、パートナーズ協定を継続することを決定。
・全社用車のハイブリッド車への切り替えを 2023年より開始。
・持続可能な未来に向けた取組みについて考え、行動するアクサグループのグローバルイベント、「AXA Week for Good(アクサ・ウィーク・ フォー・グッド)」を 2011年より毎年実施。2025年は、6月16日~20日に「気候変動対策」と「ソーシャルインクルージョン」をテーマに開催。全国でチャリティウォークやゴミ拾いアプリを活用した清掃活動などを推進し、海洋保全に取り組む一般社団法人タラオセアンジャパン、及び「当たり前に混ざり合う社会の実現」を目指して活動する特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会に115万円ずつ寄付。アクサジャパンでは延べ6,534人、従業員の約7割が積極的に参加。
多様性を強みに変えるインクルーシブな企業カルチャー
インクルージョン&ダイバーシティ(I&D):従業員の多様性を強みとするために、従業員一人ひとりの異なる属性、価値観、経験を活かして意見やアイデアを存分に発揮できるインクルーシブなカルチャーを醸成するための体制整備と各種施策を実行しております。
・インクルージョン&ダイバーシティ推進体制:
従業員の行動指針として、アクサグループ共通の4つの価値基準「Our Value」(お客さま第一、誠実、勇気、ひとつのチーム)が定められています。特にI&Dの重要性については、「私たちは、協力し、インクルーシブなひとつのチームとなることで、より強くなることができます」と明確に定義し、経営陣をトップとするI&D推進体制を構築し、優先課題の対応策について協議するとともに、女性管理職割合をはじめとする主要なKPIの進捗をモニタリングしております。
・We Careプログラムの導入:
本プログラムは従業員のさまざまなライフステージを幅広くサポートするアクサグループ共通の人事制度で、「妊娠・出産・育児へのCare」「DV・家族内暴力、性暴力へのCare」「家族へのCare」「健康へのCare」の4つの柱で仕事と家庭の両立、そしてその土台となる健康を支え、多様な従業員のウェルビーイングと活躍をサポートしております。2025年10月には、新たに不登校相談サポート(従業員の子どもの不登校兆候に早期対応できる相談窓口の設置)を導入しました。これらのサポートによって、従業員の家庭生活に安心感をもたらし、ワークエンゲージメントの向上を図ることを目指しています。
・ERG(Employee Resource Group)の支援:
ERGは、特定の属性を持つ従業員とそれに関心のある従業員が自発的に発足、運営を行うグループです。情報交換やネットワーキングにより、その属性特有の課題を共有しお互いにサポートし合っています。従業員一人ひとりが輝くとともに、会社のインクルージョン&ダイバーシティを力強く推進するために、活動を就業時間内の業務とみなすなど、従業員の自主的な活動を会社がサポートしております。
<インクルージョン&ダイバーシティ体制とEmployee Resource Group>

多様な従業員が活躍できる職場環境の構築
・従業員の健康とウェルビーイングの向上:
アクサジャパンでは、従業員が健康に対して高い意識をもち、心身ともに健やかな状態で最大限の力を発揮できるよう、従業員の健康増進施策を「Healthy You(ヘルシーユー)」として展開しています。CEOはチーフ・ヘルス・オフィサー(CHO)として、トップ自ら従業員の健康づくりを牽引。また、全管理職を「健康推進マネージャー」に任命し、従業員の積極的な参画をサポートしています。
健康増進施策を推進していくにあたり、戦略マップを作成して、健康経営を通じて解決したい経営課題に対し、それを解消する具体的な健康課題と取り組みを関連付けています。6つの健康課題「運動」「食事」「睡眠」「禁煙」「女性の健康」「メンタル」の解消に向けた取り組みを実施し、最終的に「アブセンティーズムやプレゼンティーズムの低減」「ワークエンゲージメントの向上」を目指していきます。課題解決に向け、5つの健康指標(KPI)を設定し、2026年度末の達成を目指しています。
アクサ生命健康指標5つのKPI
| 項目 | 健康診断実施率 | 二次健診 (再検査)実施率 | 喫煙率 | 特定保健指導 実施率 | ストレスチェック受検率 |
| KPI | 100.0% | 80.0% | 20.0% | 60.0% | 90% |
| 2025年度実績* | 100.0% | 80.3% | 25.2% | 70.9% | 98.5% |
*2026年3月末時点
職場環境に関する第三者機関の認定取得
| 2025年度認定項目 | 認定取得会社 | 備考 |
| くるみん | アクサ生命保険(プラチナくるみん) アクサ損害保険(くるみん) | 厚生労働大臣による「子育てサポート企業」認定 |
| えるぼし | アクサ生命保険 アクサ損害保険 | 厚生労働大臣による女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業の認定 |
| PRIDE指標「ゴールド」 | アクサ・ホールディングス・ジャパン | 一般社団法人work with PRIDEによる職場におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティへの取組の評価指標 |
| 健康経営優良法人・大規模法人部門(ホワイト500) | アクサ生命保険 | 経済産業省と日本健康会議が主催、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する認証制度 |
| 健康優良企業 金の認定 | アクサ生命保険 アクサ損害保険 | 健康保険組合連合会東京連合会や東京商工会議所などの関係団体により構成される「健康企業宣言東京推進協議会」による認定制度 |
| 東京都スポーツ推進企業 | アクサ・ホールディングス・ジャパン | 東京都が従業員のスポーツの促進やスポーツ支援に取り組む企業等を認定 |
| スポーツエールカンパニー ブロンズ認定 | アクサ・ホールディングス・ジャパン | スポーツ庁が従業員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取組を行っている企業を認定 |