HPC事業においては、大学等公的研究機関向けが小規模案件を中心に低調であったものの、過去最大規模の大口案件の売上を計上するなど民間企業向けが好調であったことで大幅増収となりました。CTO事業においては、新規顧客向けが低調であったものの、継続顧客向けが分野毎の好不調はあるものの全体としては堅調に推移したことで増収となりました。HPC事業が大幅増収となったことで、売上高は、前事業年度と比べ2,832,291千円増加の8,854,176千円となり過去最高売上を達成することが出来ました。一方、部材価格の高騰、急速な円安進行による輸入コスト上昇で原価が上昇した他、一部顧客のコストダウン要請による採算悪化もあり、利益率が低下したことで、増収にも関わらず売上総利益は前事業年度と比べ196,160千円減少し、1,666,732千円となりました。
営業利益は、人員増による人件費増加、出張増加で旅費交通費等の営業費用が増加したことで、販売費及び一般管理費が198,485千円増加し、258,670千円となりました。
経常利益は、銀行借入に伴う支払利息(16,549千円)、コミットメントライン設定による支払手数料(21,372千円)を計上したものの、円安進行に伴い外貨建資産の評価益を計上したことで為替差益(52,508千円)を計上し、営業外損益がプラスとなり、275,308千円となりました。
2023/09/28 15:12