有価証券報告書-第3期(2023/07/01-2024/06/30)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
イ.経営成績
当連結会計年度(2023年7月1日から2024年6月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞から脱却し、インバウンド需要が回復したこともあり経済活動の正常化が進む一方で、ロシア・ウクライナ情勢に端を発した物価高騰や世界的な金融引き締めなどにより依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが属する手芸業界及び出版業界においても、手芸コーナーの充実を図る百円ショップとの競合激化や趣味の多様化、愛好者の高齢化によるユーザー減少など、経営環境は一層厳しさを増しております。
このような状況のなか、当社は、グループ経営理念“「手づくり」を通して豊かな心を育み幸せを紡ぐ企業グループへ”とその信念に基づいたサステナビリティ方針を掲げ、環境・社会・ガバナンス面での各種課題への継続的な取組みを通じて持続可能な社会の実現に貢献したいと考えております。このような考えのもと、足元の経営環境を踏まえ、中期経営計画において成長の3本柱として掲げた、事業力強化、M&A・アライアンス推進、経営体質の強化に努めてまいりました。
事業力強化では、新規顧客獲得、販路拡大に向けBtoB事業の専担事業部を立ち上げ、業務提携先や取引先へ商品・サービスの提供を開始しました。ホームセンター大手のDCM株式会社が運営する北海道・東北地区一部店舗の手芸用品売場のプロデュースを実施しており、さらなる展開拡大の準備を進めております。
また、全国書店への展開においては、営業体制強化に努め契約数は堅調に増加しております。さらに、商業施設や携帯ショップでのワークショップを提案し、取引先の集客に寄与するとともに当社にとっては新たな顧客層との接点強化につながりました。BtoB事業をもう1つの事業の柱とすべく、売場やイベント展開のモジュール化を進め、引き続き収益改善に努めてまいります。
M&A・アライアンス推進では、株式会社IKホールディングス(以下、「IKホールディングス」という。)と業務提携契約を締結し、小売事業においてはテレビショッピングで人気の商品を当社顧客ニーズに応じて店舗で展開しクロスセルを促進するとともに、出版・教育事業においてはIKホールディングスの有する生協ルートでのカタログ通販を開始するなど販路拡大にもつながっております。
また、本新株予約権の発行について決議し、さらなるM&A・アライアンス推進に向けた資金確保の準備をしており、当社グループが保有する顧客基盤を活用し、お客様のニーズに合わせた販売網整備と商品展開、情報発信を行うべく、当社グループとの事業シナジーが創出可能な企業を中心に候補企業の選定を進めております。
経営体質の強化では、黒字体質確立に向けた構造改革の中で希望退職を実施するとともに、役員報酬減額による利益寄与及び迅速な事業運営実現のため役員数を減員し、効率的な経営体制を構築しました。
また、不採算店舗の閉鎖を戦略的に実施し、売上規模に対するコストの適正化を徹底することで2025年6月期の黒字化に向け着実に歩みを進めてまいりました。
これらの結果、当連結会計年度における経営成績は売上高153億93百万円(前年同期比9.4%減)、営業損失15億92百万円(前連結会計年度は20億85百万円の営業損失)、経常損失16億65百万円(前連結会計年度は21億49百万円の経常損失)となりました。収益性の低下に伴う減損損失2億84百万円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は20億91百万円(前連結会計年度は32億83百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりです。
(小売事業)
小売事業では、藤久が営む「クラフトハートトーカイ」ブランドを中心とした店舗とECにおいて、集客増につながる様々な施策に取組んでまいりました。専用器具を用いてオリジナルのラグなどが作製できる「タフティング」の教室を一部店舗で開講し、「2024年日本ホビーショー」や「ハンドクラフトフェア in NAGOYA」出展ブースでのワークショップにおいても人気を博しました。業務提携契約を締結している株式会社エポック社との協業では、アスナル金山にてポップアップイベント「シルバニアファミリーポップアップパーク 森の手芸屋さん」を開催し、若年層を中心に多くのお客様にご来場いただきました。今後のポップアップイベント展開拡大に向けて運営体制を整備しております。加えて、当社グループ顧客層に関心の高い「美・健康」に関する新規事業において新ブランド「アスシア」を立ち上げ、「手芸と眠り」をテーマとして、睡眠姿勢研究の第一人者である整形外科医の山田朱織氏と枕などの商品を共同開発しました。
また、これまでの店舗再編を一層推し進め、エリア戦略の徹底により新規出店を四国・中国地区に1店舗行い、不採算店舗の閉鎖を北海道・東北地区17店舗、関東地区19店舗、中部地区20店舗、近畿地区14店舗、中国・四国地区10店舗、九州・沖縄地区13店舗の合計93店舗実施し、当連結会計年度末の店舗数は226店舗となりました。閉鎖店舗からの送客や顧客目線の商品導入への積極的な取組みにより、1店舗あたりの客数及び客単価は減少傾向から脱却しつつあります。
これらの結果、小売事業の売上高は122億20百万円(前年同期比10.9%減)、営業損失は12億5百万円(前連結会計年度は17億60百万円の営業損失)となりました。
(出版・教育事業)
出版・教育事業では、日本ヴォーグ社を中心に様々な施策に取組んでまいりました。日本ヴォーグ社では、新たな取組みとして着物を小物に仕立てる「きものリメイクサービス」や頒布会事業の「月イチ手芸便」を開始、また既存通信教育講座のリニューアルを行うなどサービス向上に取組みました。しかしながら書店、手芸店の減少による出版市場縮小が進んでおり、さらに用紙代、印刷コスト上昇の影響を受け、売上・損益面ともに厳しい状況となりました。一方で生協ルートでの「手づくりマルシェ」のカタログ通販は前期を上回り順調に売上を伸ばしており、新規顧客開拓につながりました。ヴォーグ学園では、ホームページ及び基幹システムを一新し、お客様の利便性を高めるとともに新システムによりコスト削減を実現しました。ヴォーグ学園の月間延べ受講生数は前期を上回り好調に推移しております。
これらの結果、出版・教育事業の売上高は32億55百万円(前年同期比3.8%減)、営業損失は67百万円(前連結会計年度は4百万円の営業利益)となりました。
ロ.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ14億22百万円減少し、112億89百万円となりました。流動資産は8億44百万円減少し、73億12百万円となりました。流動資産の減少は、主に商品及び製品が7億72百万円減少したことによるものであります。固定資産は5億77百万円減少し、39億77百万円となりました。固定資産の減少は、主に土地が2億41百万円、差入保証金が2億55百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ6億37百万円増加し、83億22百万円となりました。流動負債は11億7百万円増加し、61億20百万円となりました。流動負債の増加は、主に店舗閉鎖損失引当金が1億81百万円減少したものの、短期借入金が18億円増加したことによるものであります。固定負債は4億70百万円減少し、22億2百万円となりました。固定負債の減少は、主に長期借入金が3億76百万円、社債が40百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ20億60百万円減少し、29億66百万円となりました。純資産の減少は、主に当連結会計年度において親会社株主に帰属する当期純損失を20億91百万円計上したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億74百万円減少し、18億82百万円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、15億34百万円(前年同期は使用した資金8億82百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失19億77百万円及び棚卸資産の減少7億66百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、60百万円(前年同期は得られた資金7億30百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入3億72百万円と、資産除却債務の履行による支出2億90百万円及び無形固定資産の取得による支出1億16百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、14億20百万円(前年同期は使用した資金6億14百万円)となりました。これは主に、短期借入金の増加額18億円と、長期借入金の返済による支出3億40百万円によるものであります。
③ 仕入及び販売の実績
当連結会計年度における仕入及び販売の状況は、次のとおりであります。
イ.生産実績
ロ.仕入実績
ハ.販売実績
(注)1 セグメント間の取引につきましては、相殺消去しております。
2 主な相手先別販売実績及び当該販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.経営成績
黒字化体質確立に向けた構造改革における不採算店舗の閉鎖に加え、新ビジネス・BtoBによる売上増強に時間を要したこと及び出版業界の縮小等により売上が減少し、当連結会計年度の売上高は153億93百万円(前年同期比9.4%減)となりました。営業損失は15億92百万円(前連結会計年度は20億85百万円の営業損失)、経常損失は16億65百万円(前連結会計年度は21億49百万円の経常損失)となりました。収益性の低下に伴う減損損失2億84百万円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は20億91百万円(前連結会計年度は32億83百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
ロ.財政状態
当連結会計年度の財政状態の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 ロ.財政状態」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
イ.キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
ロ.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要の主なものは、商品仕入、人件費等の販売費及び一般管理費であり、設備投資需要のうち主なものは、新規店舗出店に伴う建物及び什器、備品の取得等であります。このような資金需要に対しましては、自己資金及び金融機関からの借入による資金調達により充当しております。
なお、資金の流動性に関しては、当社を借入人として運転資金を安定的かつ機動的に調達することを目的としたタームアウト型コミットメントライン契約(貸付極度額29億円)を2023年2月24日に締結(当連結会計年度末における借入実行残高12億円、未実行残高17億円)したことに加え、2024年5月28日開催の取締役会及び2024年6月28日開催の臨時株主総会において、合同会社ルビィを割当先とする本株式及び本新株予約権の発行(以下、「第三者割当増資」という。)について決議し、本株式の発行については、7月1日に払込手続きが完了しており、9億64百万円の資金調達を実施しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
④ 経営上の目標を達成するための客観的な指標等
経営上の目標を達成するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
イ.経営成績
当連結会計年度(2023年7月1日から2024年6月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞から脱却し、インバウンド需要が回復したこともあり経済活動の正常化が進む一方で、ロシア・ウクライナ情勢に端を発した物価高騰や世界的な金融引き締めなどにより依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが属する手芸業界及び出版業界においても、手芸コーナーの充実を図る百円ショップとの競合激化や趣味の多様化、愛好者の高齢化によるユーザー減少など、経営環境は一層厳しさを増しております。
このような状況のなか、当社は、グループ経営理念“「手づくり」を通して豊かな心を育み幸せを紡ぐ企業グループへ”とその信念に基づいたサステナビリティ方針を掲げ、環境・社会・ガバナンス面での各種課題への継続的な取組みを通じて持続可能な社会の実現に貢献したいと考えております。このような考えのもと、足元の経営環境を踏まえ、中期経営計画において成長の3本柱として掲げた、事業力強化、M&A・アライアンス推進、経営体質の強化に努めてまいりました。
事業力強化では、新規顧客獲得、販路拡大に向けBtoB事業の専担事業部を立ち上げ、業務提携先や取引先へ商品・サービスの提供を開始しました。ホームセンター大手のDCM株式会社が運営する北海道・東北地区一部店舗の手芸用品売場のプロデュースを実施しており、さらなる展開拡大の準備を進めております。
また、全国書店への展開においては、営業体制強化に努め契約数は堅調に増加しております。さらに、商業施設や携帯ショップでのワークショップを提案し、取引先の集客に寄与するとともに当社にとっては新たな顧客層との接点強化につながりました。BtoB事業をもう1つの事業の柱とすべく、売場やイベント展開のモジュール化を進め、引き続き収益改善に努めてまいります。
M&A・アライアンス推進では、株式会社IKホールディングス(以下、「IKホールディングス」という。)と業務提携契約を締結し、小売事業においてはテレビショッピングで人気の商品を当社顧客ニーズに応じて店舗で展開しクロスセルを促進するとともに、出版・教育事業においてはIKホールディングスの有する生協ルートでのカタログ通販を開始するなど販路拡大にもつながっております。
また、本新株予約権の発行について決議し、さらなるM&A・アライアンス推進に向けた資金確保の準備をしており、当社グループが保有する顧客基盤を活用し、お客様のニーズに合わせた販売網整備と商品展開、情報発信を行うべく、当社グループとの事業シナジーが創出可能な企業を中心に候補企業の選定を進めております。
経営体質の強化では、黒字体質確立に向けた構造改革の中で希望退職を実施するとともに、役員報酬減額による利益寄与及び迅速な事業運営実現のため役員数を減員し、効率的な経営体制を構築しました。
また、不採算店舗の閉鎖を戦略的に実施し、売上規模に対するコストの適正化を徹底することで2025年6月期の黒字化に向け着実に歩みを進めてまいりました。
これらの結果、当連結会計年度における経営成績は売上高153億93百万円(前年同期比9.4%減)、営業損失15億92百万円(前連結会計年度は20億85百万円の営業損失)、経常損失16億65百万円(前連結会計年度は21億49百万円の経常損失)となりました。収益性の低下に伴う減損損失2億84百万円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は20億91百万円(前連結会計年度は32億83百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりです。
(小売事業)
小売事業では、藤久が営む「クラフトハートトーカイ」ブランドを中心とした店舗とECにおいて、集客増につながる様々な施策に取組んでまいりました。専用器具を用いてオリジナルのラグなどが作製できる「タフティング」の教室を一部店舗で開講し、「2024年日本ホビーショー」や「ハンドクラフトフェア in NAGOYA」出展ブースでのワークショップにおいても人気を博しました。業務提携契約を締結している株式会社エポック社との協業では、アスナル金山にてポップアップイベント「シルバニアファミリーポップアップパーク 森の手芸屋さん」を開催し、若年層を中心に多くのお客様にご来場いただきました。今後のポップアップイベント展開拡大に向けて運営体制を整備しております。加えて、当社グループ顧客層に関心の高い「美・健康」に関する新規事業において新ブランド「アスシア」を立ち上げ、「手芸と眠り」をテーマとして、睡眠姿勢研究の第一人者である整形外科医の山田朱織氏と枕などの商品を共同開発しました。
また、これまでの店舗再編を一層推し進め、エリア戦略の徹底により新規出店を四国・中国地区に1店舗行い、不採算店舗の閉鎖を北海道・東北地区17店舗、関東地区19店舗、中部地区20店舗、近畿地区14店舗、中国・四国地区10店舗、九州・沖縄地区13店舗の合計93店舗実施し、当連結会計年度末の店舗数は226店舗となりました。閉鎖店舗からの送客や顧客目線の商品導入への積極的な取組みにより、1店舗あたりの客数及び客単価は減少傾向から脱却しつつあります。
これらの結果、小売事業の売上高は122億20百万円(前年同期比10.9%減)、営業損失は12億5百万円(前連結会計年度は17億60百万円の営業損失)となりました。
(出版・教育事業)
出版・教育事業では、日本ヴォーグ社を中心に様々な施策に取組んでまいりました。日本ヴォーグ社では、新たな取組みとして着物を小物に仕立てる「きものリメイクサービス」や頒布会事業の「月イチ手芸便」を開始、また既存通信教育講座のリニューアルを行うなどサービス向上に取組みました。しかしながら書店、手芸店の減少による出版市場縮小が進んでおり、さらに用紙代、印刷コスト上昇の影響を受け、売上・損益面ともに厳しい状況となりました。一方で生協ルートでの「手づくりマルシェ」のカタログ通販は前期を上回り順調に売上を伸ばしており、新規顧客開拓につながりました。ヴォーグ学園では、ホームページ及び基幹システムを一新し、お客様の利便性を高めるとともに新システムによりコスト削減を実現しました。ヴォーグ学園の月間延べ受講生数は前期を上回り好調に推移しております。
これらの結果、出版・教育事業の売上高は32億55百万円(前年同期比3.8%減)、営業損失は67百万円(前連結会計年度は4百万円の営業利益)となりました。
ロ.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ14億22百万円減少し、112億89百万円となりました。流動資産は8億44百万円減少し、73億12百万円となりました。流動資産の減少は、主に商品及び製品が7億72百万円減少したことによるものであります。固定資産は5億77百万円減少し、39億77百万円となりました。固定資産の減少は、主に土地が2億41百万円、差入保証金が2億55百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ6億37百万円増加し、83億22百万円となりました。流動負債は11億7百万円増加し、61億20百万円となりました。流動負債の増加は、主に店舗閉鎖損失引当金が1億81百万円減少したものの、短期借入金が18億円増加したことによるものであります。固定負債は4億70百万円減少し、22億2百万円となりました。固定負債の減少は、主に長期借入金が3億76百万円、社債が40百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ20億60百万円減少し、29億66百万円となりました。純資産の減少は、主に当連結会計年度において親会社株主に帰属する当期純損失を20億91百万円計上したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億74百万円減少し、18億82百万円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、15億34百万円(前年同期は使用した資金8億82百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失19億77百万円及び棚卸資産の減少7億66百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、60百万円(前年同期は得られた資金7億30百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入3億72百万円と、資産除却債務の履行による支出2億90百万円及び無形固定資産の取得による支出1億16百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、14億20百万円(前年同期は使用した資金6億14百万円)となりました。これは主に、短期借入金の増加額18億円と、長期借入金の返済による支出3億40百万円によるものであります。
③ 仕入及び販売の実績
当連結会計年度における仕入及び販売の状況は、次のとおりであります。
イ.生産実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 小売事業 | - | - |
| 出版・教育事業 | 543,233 | 82.6 |
| 合計 | 543,233 | 82.6 |
ロ.仕入実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 小売事業 | 4,882,636 | 95.9 |
| 出版・教育事業 | 725,497 | 91.1 |
| 合計 | 5,608,133 | 95.2 |
ハ.販売実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 小売事業 | 12,213,803 | 89.1 |
| 出版・教育事業 | 3,179,866 | 96.8 |
| 合計 | 15,393,669 | 90.6 |
(注)1 セグメント間の取引につきましては、相殺消去しております。
2 主な相手先別販売実績及び当該販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.経営成績
黒字化体質確立に向けた構造改革における不採算店舗の閉鎖に加え、新ビジネス・BtoBによる売上増強に時間を要したこと及び出版業界の縮小等により売上が減少し、当連結会計年度の売上高は153億93百万円(前年同期比9.4%減)となりました。営業損失は15億92百万円(前連結会計年度は20億85百万円の営業損失)、経常損失は16億65百万円(前連結会計年度は21億49百万円の経常損失)となりました。収益性の低下に伴う減損損失2億84百万円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は20億91百万円(前連結会計年度は32億83百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
ロ.財政状態
当連結会計年度の財政状態の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 ロ.財政状態」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
イ.キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
ロ.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要の主なものは、商品仕入、人件費等の販売費及び一般管理費であり、設備投資需要のうち主なものは、新規店舗出店に伴う建物及び什器、備品の取得等であります。このような資金需要に対しましては、自己資金及び金融機関からの借入による資金調達により充当しております。
なお、資金の流動性に関しては、当社を借入人として運転資金を安定的かつ機動的に調達することを目的としたタームアウト型コミットメントライン契約(貸付極度額29億円)を2023年2月24日に締結(当連結会計年度末における借入実行残高12億円、未実行残高17億円)したことに加え、2024年5月28日開催の取締役会及び2024年6月28日開催の臨時株主総会において、合同会社ルビィを割当先とする本株式及び本新株予約権の発行(以下、「第三者割当増資」という。)について決議し、本株式の発行については、7月1日に払込手続きが完了しており、9億64百万円の資金調達を実施しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
④ 経営上の目標を達成するための客観的な指標等
経営上の目標を達成するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。