有価証券報告書-第3期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/19 9:59
【資料】
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【項目】
168項目
(5)指標と目標
①気候変動に関する事項
(CO2排出量の削減目標)
カーボンニュートラルの達成を目指し、ちゅうぎんグループのエネルギー使用に伴うCO2排出量につき、『2030年度末までにScope1,2のネットゼロを達成』を目標に設定しています。また、中間目標として、中期経営計画最終年度である2026年度は2013年度比▲72%を目指しています。
引き続き、エネルギー使用量の削減をおこなうとともに、クリーンエネルギーへの切替えなどによる対応を進めていくことで目標達成に向けて意欲的に取組んでいきます。

(CO2排出量の実績)
Scope1、2、3のCO2排出量の実績は下記のとおりです。
今後もScope3の算出対象範囲の拡大や排出量数値の精緻化に努めてまいります。
(単位:t-CO2)
計測項目2024年度
Scope1直接的エネルギー消費(ガス、ガソリン、軽油など)1,137
Scope2*1間接的エネルギー消費(電気、熱などの使用)5,006
Scope3*2その他の間接的なエネルギー消費の合計(Scope1、2以外)9,411,067
カテゴリー1購入した製品・サービス26,645
カテゴリー2資本財22,363
カテゴリー3電気(Scope1、2に含まれない燃料およびエネルギー関連活動)1,481
カテゴリー4郵送・配達(上流)420
カテゴリー5事業からでる廃棄物1,489
カテゴリー6出張581
カテゴリー7雇用者の通勤1,917
カテゴリー8リース資産(上流)19
カテゴリー15投融資9,356,152
合計9,417,210

※1 マーケット基準にて算出。ロケーション基準では7,501(t-CO2)。
※2 Scope3の算出方法、排出係数等は、「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン ver.2.7(環境省・経済産業省 2025年3月)」、「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位についてVer.3.5(環境省・経済産業省 2025年3月)」、「グローバルサプライチェーンを考慮した環境負荷原単位(国立環境研究所)」を使用。
(Scope3カテゴリー15について)
Scope3のうち、特にカテゴリー15の投融資によるCO2排出量は、金融機関において重要なCO2排出量削減の対象であり、PCAFスタンダード(※1)の手法を参考に、投融資先の排出量を試算しました。試算結果については、下記のとおりです(基準日:2025年3月末、対象:中国銀行の事業性融資)。
引続き、お取引先の脱炭素化の促進に向けたエンゲージメント活動への更なる活用や試算対象範囲の拡大を検討していきます。
(単位:t-CO2)
セクター業種*2炭素強度*3排出量*4
エネルギー石油・ガス4.50361,890
石炭
電力・ユーティリティ22.921,023,413
運輸航空貨物
旅客空輸5.148,776
海上輸送5.36181,392
鉄道輸送2.0325,878
トラックサービス3.82494,778
自動車及び部品4.56227,048
素材・建築物金属・鉱業15.21595,524
化学5.67513,260
建設資材8.65439,269
資本財3.722,302,474
不動産管理・開発1.22140,236
農業・食料・林産物飲料2.5610,979
農業7.8167,196
加工食品・加工肉4.90421,182
製紙・林業製品3.82325,100
その他2.302,217,755
合計3.239,356,152

※1 PCAF(Partnership for Carbon Accounting Financials)
:投融資に関連するCO2排出量を測定・開示するための国際的な取組み
※2 業種 :TCFD提言での炭素関連資産(4セクター18業種)とその他
※3 炭素強度:投融資先の売上高1百万円当たりのCO2排出量
業種別の炭素強度=Σ(融資先毎の炭素強度)/融資先数
※4 排出量 :業種別の排出量=Σ{(炭素強度×売上高)×投融資シェア}

(サステナブルファイナンス目標)
ちゅうぎんグループは、地域金融機関として地域のお客さまの気候変動に対する理解を深めていただき、脱炭素社会に向けた取組みを支援するため、「サステナブルファイナンス目標」(※)を設定しています。
目標内容2030年度末までに3兆円(うち、環境系目標 2兆円)

中期経営計画の最終年度である2026年度までの中間目標として1.5兆円(※)を掲げ、社会関連や環境関連の課題解決に向けた投融資等を通じてお客さまの取組みを積極的に推進しています。
なお、対象のサステナブルファイナンス目標は、次の分野のファイナンスに加え、地方創生やSDGs/ESGの取組支援を含む2020年度から2030年度までの実行額としています。
社会分野環境分野
医療・介護・保育、教育 ほか太陽光、風力、バイオマス、EV ほか

※持続可能な社会の実現に向けた取組みをより一層支援していくため、2024年11月に目標の引上げを実施。
変更前:2030年度末までに1.5兆円(うち、環境系目標1兆円)
2026年度までの中間目標1兆円
サステナブルファイナンス実績(グループ合算)(単位:億円)
年度20202021202220232024累計
サステナブルファイナンス3,0351,4111,9723,0042,10311,525
社会分野2,3741,0168759699096,143
環境分野6613951,0972,0351,1945,382

サステナブルファイナンス実績(銀行単体)(単位:億円)
年度20202021202220232024累計
サステナブルファイナンス3,0351,4111,9722,9281,97311,319
社会分野2,3741,0168759618986,123
環境分野6613951,0971,9681,0755,196

(ロードマップ)
各種取組みの計画的な実施により、目標達成を目指しています。

(イニシアチブへの賛同)
ちゅうぎんグループは、持続可能な社会づくりに向けて、国内外のイニシアチブへの参画しています。
また外部からの評価、ステークホルダーとのパートナーシップをSDGs・ESGの取り組みの向上に活かしています。
持続可能な開発目標(SDGs)

「国連持続可能な開発サミット」で採択された人間、地球および繁栄のための行動計画で、17の目標と169のターゲットを掲げている。
ちゅうぎんグループは趣旨に賛同し、SDGs達成に向けた取組みを継続して実施。
21世紀金融行動原則

持続可能な社会形成に必要な責任と役割を果たすため、国内の金融機関向けに2011年10月に策定された行動原則。
ちゅうぎんグループは2011年12月に署名、参画。
2024年度には「最優良取組事例 環境大臣賞」を受賞。
気候関連
財務情報開示
タスクフォース(TCFD)

気候変動の影響を個々の企業が財務報告において公表することを求めるタスクフォース。
ちゅうぎんグループは、気候変動問題を経営上の重点課題と捉え、地域・お客さまの持続的な成長を支援するため、2021年5月にTCFDに対する賛同を表明。
GXリーグ

GX(グリーントランスフォーメーション)に積極的に取組む「企業群」が、官・学・金と協働し、経済社会システム全体の変革のための議論と新たな市場の創造のための実践を行う場。
ちゅうぎんグループは2024年に参画し、排出量や目標を掲載。
CDP

気候変動に関する機関投資家と企業経営者との継続的な対話を促すことで気候変動の影響を測定、管理、削減する取組み。
環境問題への取組みについて8段階で評価され、当社グループは2024年度はBスコア(上位から3番目)。
自然関連財務情報開示
タスクフォース
(TNFD)

ネイチャーポジティブを目指し、企業が自然資本等に関するリスクや機会を評価・開示するための国際的イニシアチブ。
ちゅうぎんグループは2023年12月にTNFDの取組みに賛同し、TNFDフォーラムへ参画。2025年度から開示予定。
ポセイドン原則

海運業界の脱炭素化に向け、各行独自の与信判断に気候変動リスクを統合し、その取組みを金融面から支援していくことを目的とした民間金融機関主導の原則。ちゅうぎんグループは2023年10月に署名、参画。
同原則への参画を通じ、お客さまの脱炭素化支援並びに国際海事機関の温室効果ガス削減目標達成に寄与することを目指す。
(当社グループの2024年12月末時点のPCA実績)
PCA(Minimum)10.5% PCA(Striving)15.9%
※ PCA:Portfolio Climate Alignment(船舶融資ポートフォリオの気候変動整合度)
Minimumは2030年までに20%削減、2040年までに70%削減する目標との整合度スコア
Strivingは2030年までに30%削減、2040年までに80%削減する目標との整合度スコア。
30by30

生物多様性のための30by30目標を達成するために、企業・自治体・団体などの有志が参加するアライアンス。当社グループは2023年に参画。
※30by30目標…2030年までに我が国の陸域・海域の少なくとも30%を保全・保護する目標
グリーンパートナー2024

脱炭素社会の実現に貢献するため森林づくり活動に取組んでいる企業等の活動を、林野庁が「脱炭素」の視点から顕彰することで、更なる森林づくり活動の推進を図ることを目的とした制度。ちゅうぎんグループは「森林づくり部門」で認定。

②人的資本に関する事項
ちゅうぎんグループにおける人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針、社内環境整備に関する指標及び目標は次のとおりであります。
(人的資本投資の拡大)
現中期経営計画では人的資本投資を「企業価値の向上に資する、従業員への金銭的・時間的な投資」としており、主に人財育成分野への投資拡大を目指しておりましたが、2025年4月以降は従来以上に従業員の働きがい向上施策にも注力することで、「中長期的な人財育成」と「従業員の定着」を促進し、持続的な企業価値の向上を図ります。

(女性活躍推進)
人的資本の効果的活用、多様化するお客さまニーズを満たすイノベーション創出の観点から女性の活躍を推進します。

(キャリア採用・専門コース)
ちゅうぎんグループでは、事業軸の拡大に合わせて多様なスキルやキャリアを有する人財を積極的に採用することも、ダイバーシティ&インクルージョンの促進に繋がると考えています。そのため、近年は新しい事業領域を中心に、金融業界未経験者についても採用を行っています。
また、このような人財を、年齢・性別等を問わず柔軟に受け入れるため、2021年10月より『専門コース制度』を策定し、受け入れ態勢を整えています。

(外部評価)
両立支援、女性活躍推進、健康経営に関連して、次の外部評価の認定を受けています。
2018年に子育て企業の中でもより高い水準の取組みを行う企業として「プラチナくるみん認定」を取得しました。
さらに不妊治療と仕事の両立支援の取組みが評価され、2024年4月に岡山県で初めて「プラチナくるみんプラス認定」を取得しました。
女性活躍推進法にもとづく認定制度「えるぼし」において、採用、継続就労、労働時間、多様なキャリアコースの基準を満たし、女性活躍推進に関する取組みの実施状況が優良であるとされ、2024年1月に2段階目の認定を受けました。
従業員およびその家族の心身の健康保持・増進がちゅうぎんグループの成長に不可欠であるとの認識のもと、健康経営を実践しています。
従業員の健康増進のためにスポーツ活動の促進・支援に積極的に取り組んでいる企業として、2025年1月にスポーツ庁に認定されました。

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