有価証券報告書-第11期(2025/07/01-2026/06/30)
当社グループは、2028年6月期を最終年度とする中期経営目標の達成に向け、その実現に必要な人材の質及び量を確保することを人的資本戦略の目的としております。必要な人材要件としては、データ・AI領域における専門性、事業領域の拡大に対応する多様性及び組織の拡大に耐える生産性を主要な観点として整理し、これに対応する取組として次の5つのテーマを設定しております。なお、人材要件及びテーマの構成は、経営戦略の見直しに応じて改めることとしております。
人的資本戦略の基盤として「全社人事データ基盤の整備」及び「ミッションシートを用いた人事評価制度の運用」を位置づけ、その上で5つのテーマを柱として「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の浸透」、「未来をつくる人材の継続的な確保・拡大」、「グローバル企業としてのダイバーシティ実現」、「チャレンジを褒め称えるチームワーク」、「高い生産性と競争力のある報酬体系」を設定し、それぞれのテーマごとに独自の施策やKPIを設け、長期的な企業価値の最大化を図ってまいります。

① ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の浸透
当社グループは、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の浸透を従業員エンゲージメント向上の基盤と考えております。定期的に開催するオフサイトMTGや、マネジメント層との1on1面談を通じてMVVへの理解と共感を深めるとともに、従業員アンケートやeNPS(従業員推奨度)を定点的に計測することで、その効果を検証しています。特に当連結会計年度においては、組織の拡大及び株式会社ブログウォッチャーの完全子会社化に伴い、「チームメンバーとの関係・チーム内コミュニケーション」を課題として設定し、制度整備やコミュニケーション強化を通じて改善に取り組んでいます。
当連結会計年度の調査は、株式会社ブログウォッチャーの完全子会社化の直後に実施いたしました。企業文化の異なる2社が統合した直後の時期であったことから、eNPSは前事業年度末の△30.7%から当連結会計年度末は△39.0%となり、一時的に低下する結果となりました。意識調査の分析においては、従業員の推奨意向を左右する要因が、前事業年度までの「担当業務における手応え」から「所属チーム内の関係性及び会社の方向性に対する納得感」へと変化したことを確認しております。
当社グループは、このeNPSの低下は、統合初年度における一時的な低下と捉え、統合におけるシナジーを最大化させるために、身近な関係性の質の向上と会社の方向性の丁寧な共有を最優先課題として設定いたしました。調査項目のうち「チームメンバーとのコミュニケーション」には一部改善の兆しも見られることから、この動きを起点とし、全社会議を通じた情報発信に加え、部門やチームの単位で統合の意義や目指すべき姿を深掘りして共有する場を設けることで、組織の一体感の醸成に努めております。また、統合直後は開示可能な情報の範囲が一時的に限られたことが、情報共有のオープンさに対する評価を押し下げ、eNPSの低下の一因となったと分析しており、今後は情報発信の頻度及び粒度を一層高め、エンゲージメントの回復と向上に取り組んでまいります。
② 未来をつくる人材の継続的な確保・拡大
当社グループはデータ・AI活用を事業成長の中核と位置づけ、データ専門職比率やデータ人材比率をKPIとして設定し、採用・育成の両面で取り組みを進めてまいりました。入社後100日間の成長を支援するオンボーディングプランやチューター/メンター制度、生成AI・データ分析の勉強会、資格取得支援制度などを体系的に整備し、専門性を高めるとともに非専門職のデータリテラシー向上にも力を注いでまいります。
当連結会計年度末におけるデータ専門職比率は63.2%とほぼ横ばいで推移する一方、ビッグデータの分析・集計の実績を有するデータ人材の比率は78.0%から80.2%へと2.2ポイント上昇しており、専門性を備えた人材の層は着実に厚みを増しております。

③ グローバル企業としてのダイバーシティ実現
当社グループは、女性管理職比率30%以上、外国籍従業員比率10%以上を中期的な目標として掲げ、外国籍人材の積極的な採用や語学研修・学習支援の充実を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる組織づくりを進めています。当連結会計年度末においては、外国籍比率7.5%(前事業年度末7.7%)、女性CxO及び管理職比率18.5%(同18.8%)と、いずれも前事業年度末からほぼ横ばいで推移しております。当社グループは、管理職候補層の育成及び外国籍人材の計画的な採用を重点課題として設定し、目標の達成に向けた取組を推進しています。なお、これらの目標水準及び達成時期は、事業環境並びに組織及び人員構成の変化を踏まえ、定期的に見直すこととしております。

④ チャレンジを褒め称えるチームワーク
当社グループは、従業員同士が互いの挑戦や貢献を称え合う文化を、心理的安全性と挑戦を奨励する組織の基盤と位置づけております。前事業年度までは外部サービスを活用し、「チャレンジ賞賛指標」及び「チーム間助け合い指標」を独自のKPIとして設定しておりましたが、当連結会計年度における株式会社ブログウォッチャーの完全子会社化を踏まえ、グループ全体での運用に適した方法を検討するため、当該サービスの利用を終了し、現在、運用方法の見直しを進めております。当連結会計年度においては、全社定例会における表彰を通じて互いの挑戦や貢献を称え合う機会を設けるとともに、組織間の相互理解を深めるための研修を実施しております。当該テーマに係る指標につきましては、これらの取組の浸透度を、定期的に実施している従業員コンディションサーベイにより測定することとし、子会社との組織統合の進捗を踏まえ、翌連結会計年度に改めて設定する予定であります。なお、テーマ自体は引き続き重視しており、部門横断のプロジェクト運営等を通じて、部門を越えた協働を促進しています。
⑤ 高い生産性と競争力のある報酬体系
社員一人ひとりを当社グループの最も重要な成長ドライバーと位置づけています。生産性は前年比で8.4%アップ、平均年間給与は4.5%アップを実現し、成果と処遇を連動させる仕組みを整えてまいりました。当連結会計年度より運用を開始したミッションシートを活用した人事評価制度により、目標設定とKPIの連動を通じて、さらなる透明性と納得感のある評価・処遇の実現に取り組んでいます。
当社グループは、次の重点課題として「生産性の向上により得られた成果を、従業員に還元する仕組みの整備」と設定しました。当連結会計年度に一人当たり生産性が前年比8.4%アップとなった成果を踏まえ、等級制度と報酬水準の対応関係の明確化に取り組んでいます。

人的資本戦略の基盤として「全社人事データ基盤の整備」及び「ミッションシートを用いた人事評価制度の運用」を位置づけ、その上で5つのテーマを柱として「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の浸透」、「未来をつくる人材の継続的な確保・拡大」、「グローバル企業としてのダイバーシティ実現」、「チャレンジを褒め称えるチームワーク」、「高い生産性と競争力のある報酬体系」を設定し、それぞれのテーマごとに独自の施策やKPIを設け、長期的な企業価値の最大化を図ってまいります。

① ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の浸透
当社グループは、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の浸透を従業員エンゲージメント向上の基盤と考えております。定期的に開催するオフサイトMTGや、マネジメント層との1on1面談を通じてMVVへの理解と共感を深めるとともに、従業員アンケートやeNPS(従業員推奨度)を定点的に計測することで、その効果を検証しています。特に当連結会計年度においては、組織の拡大及び株式会社ブログウォッチャーの完全子会社化に伴い、「チームメンバーとの関係・チーム内コミュニケーション」を課題として設定し、制度整備やコミュニケーション強化を通じて改善に取り組んでいます。
当連結会計年度の調査は、株式会社ブログウォッチャーの完全子会社化の直後に実施いたしました。企業文化の異なる2社が統合した直後の時期であったことから、eNPSは前事業年度末の△30.7%から当連結会計年度末は△39.0%となり、一時的に低下する結果となりました。意識調査の分析においては、従業員の推奨意向を左右する要因が、前事業年度までの「担当業務における手応え」から「所属チーム内の関係性及び会社の方向性に対する納得感」へと変化したことを確認しております。
当社グループは、このeNPSの低下は、統合初年度における一時的な低下と捉え、統合におけるシナジーを最大化させるために、身近な関係性の質の向上と会社の方向性の丁寧な共有を最優先課題として設定いたしました。調査項目のうち「チームメンバーとのコミュニケーション」には一部改善の兆しも見られることから、この動きを起点とし、全社会議を通じた情報発信に加え、部門やチームの単位で統合の意義や目指すべき姿を深掘りして共有する場を設けることで、組織の一体感の醸成に努めております。また、統合直後は開示可能な情報の範囲が一時的に限られたことが、情報共有のオープンさに対する評価を押し下げ、eNPSの低下の一因となったと分析しており、今後は情報発信の頻度及び粒度を一層高め、エンゲージメントの回復と向上に取り組んでまいります。
② 未来をつくる人材の継続的な確保・拡大
当社グループはデータ・AI活用を事業成長の中核と位置づけ、データ専門職比率やデータ人材比率をKPIとして設定し、採用・育成の両面で取り組みを進めてまいりました。入社後100日間の成長を支援するオンボーディングプランやチューター/メンター制度、生成AI・データ分析の勉強会、資格取得支援制度などを体系的に整備し、専門性を高めるとともに非専門職のデータリテラシー向上にも力を注いでまいります。
当連結会計年度末におけるデータ専門職比率は63.2%とほぼ横ばいで推移する一方、ビッグデータの分析・集計の実績を有するデータ人材の比率は78.0%から80.2%へと2.2ポイント上昇しており、専門性を備えた人材の層は着実に厚みを増しております。

③ グローバル企業としてのダイバーシティ実現
当社グループは、女性管理職比率30%以上、外国籍従業員比率10%以上を中期的な目標として掲げ、外国籍人材の積極的な採用や語学研修・学習支援の充実を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる組織づくりを進めています。当連結会計年度末においては、外国籍比率7.5%(前事業年度末7.7%)、女性CxO及び管理職比率18.5%(同18.8%)と、いずれも前事業年度末からほぼ横ばいで推移しております。当社グループは、管理職候補層の育成及び外国籍人材の計画的な採用を重点課題として設定し、目標の達成に向けた取組を推進しています。なお、これらの目標水準及び達成時期は、事業環境並びに組織及び人員構成の変化を踏まえ、定期的に見直すこととしております。

④ チャレンジを褒め称えるチームワーク
当社グループは、従業員同士が互いの挑戦や貢献を称え合う文化を、心理的安全性と挑戦を奨励する組織の基盤と位置づけております。前事業年度までは外部サービスを活用し、「チャレンジ賞賛指標」及び「チーム間助け合い指標」を独自のKPIとして設定しておりましたが、当連結会計年度における株式会社ブログウォッチャーの完全子会社化を踏まえ、グループ全体での運用に適した方法を検討するため、当該サービスの利用を終了し、現在、運用方法の見直しを進めております。当連結会計年度においては、全社定例会における表彰を通じて互いの挑戦や貢献を称え合う機会を設けるとともに、組織間の相互理解を深めるための研修を実施しております。当該テーマに係る指標につきましては、これらの取組の浸透度を、定期的に実施している従業員コンディションサーベイにより測定することとし、子会社との組織統合の進捗を踏まえ、翌連結会計年度に改めて設定する予定であります。なお、テーマ自体は引き続き重視しており、部門横断のプロジェクト運営等を通じて、部門を越えた協働を促進しています。
⑤ 高い生産性と競争力のある報酬体系
社員一人ひとりを当社グループの最も重要な成長ドライバーと位置づけています。生産性は前年比で8.4%アップ、平均年間給与は4.5%アップを実現し、成果と処遇を連動させる仕組みを整えてまいりました。当連結会計年度より運用を開始したミッションシートを活用した人事評価制度により、目標設定とKPIの連動を通じて、さらなる透明性と納得感のある評価・処遇の実現に取り組んでいます。
当社グループは、次の重点課題として「生産性の向上により得られた成果を、従業員に還元する仕組みの整備」と設定しました。当連結会計年度に一人当たり生産性が前年比8.4%アップとなった成果を踏まえ、等級制度と報酬水準の対応関係の明確化に取り組んでいます。
