有価証券報告書-第28期(2023/07/01-2024/06/30)

【提出】
2024/09/27 11:41
【資料】
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【項目】
135項目
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、2,237,671千円と前連結会計年度末と比べ73,987千円(3.4%)の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金の減少33,164千円、リース債権の減少15,653千円及び売掛金の増加123,127千円であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、4,747,217千円と前連結会計年度末と比べ36,558千円(0.8%)の増加となりました。その主な要因は、無形固定資産の減少69千円、投資その他の資産の減少25,842千円及び有形固定資産の増加62,470千円であります。
有形固定資産につきましては、直営駐車場・駐輪場の新規開設に係る設備投資による機械装置及び運搬具の増加118,262千円並びに減損損失による建物及び構築物等の減少73,873千円が主な要因であります。
無形固定資産につきましては、駐車場検索・利用料金決済が出来るスマートフォンアプリ「SmooPA」の機能拡張によるその他に含まれるソフトウエアの増加8,793千円及び減価償却が進んだことが主な要因であります。
投資その他の資産につきましては、投資有価証券の減少24,752千円が主な要因であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、1,959,723千円と前連結会計年度末と比べ40,060千円(2.0%)の減少となりました。その主な要因は、買掛金の増加74,485千円、その他に含まれる未払消費税等の増加64,354千円及び1年内返済予定の長期借入金の減少232,545千円であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、2,744,275千円と前連結会計年度末と比べ81,985千円(2.9%)の減少となりました。その主な要因は、直営駐車場・駐輪場の開設による資産除去債務の増加50,723千円、長期借入金の減少116,512千円及びリース債務の減少24,213千円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、2,280,888千円と前連結会計年度末と比べ232,590千円(11.4%)の増加となりました。その主な要因は、利益剰余金の増加220,823千円であります。
② 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、2023年5月に新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことで経済活動が正常化し、個人消費こそ物価高の影響で伸び悩むも、高水準の企業利益が賃金・設備投資に回り始めるなど、緩やかな回復基調が見られました。
当社グループが属する駐車場業界におきましても、飲食・宿泊等の対面サービスの消費回復に伴って人の流れが増加し、駐車場の稼働が堅調に推移しました。一方で、インボイス制度の施行(2023年10月)、新紙幣の発行(2024年7月)を受けて、駐車場運営事業者は設備の改修・入替を強いられました。
このような環境のもと、当社グループは、新規駐車場の開設や既存駐車場の料金見直しにより売上の拡大を図りつつ、フラップレス駐車場の推進やインボイス・新紙幣への対応など利用者が安心して使える駐車場づくりに努めて参りました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は7,616,755千円(前連結会計年度比10.6%増)、営業利益は549,641千円(同27.7%増)、経常利益は538,465千円(同27.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は292,862千円(同10.2%増)となりました。当連結会計年度における売上総利益率は27.7%(前連結会計年度比0.2%減)、自己資本利益率は13.5%(同0.8%減)となりました。
報告セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。
a.コインパーキング事業
当社グループのコインパーキング事業は、主に、コインパーキングの運営ビジネスと駐車場機器の販売・保守ビジネスで構成されています。前者では、土地所有者から当社グループが土地を賃借し、当社グループ直営の駐車場・駐輪場として運営し、後者では、当社グループが駐車場運営事業者に駐車場機器を販売し、当社グループが駐車場システムの保守業務を受託しております。当連結会計年度における直営及び管理受託している駐車場・駐輪場数並びに車室数は以下のとおりであります。
(直営及び管理受託の運営駐車場・駐輪場数)
区分当期首増加減少当期末増減
直営駐車場・駐輪場
(件)
1,201109531,25756
管理受託駐車場・
駐輪場(件)
6,1713774706,078△93

(車室数)
区分当期首増加減少当期末増減
直営駐車場・駐輪場
(車室)
22,5071,9071,08423,330823
管理受託駐車場・
駐輪場(車室)
113,79914,1696,731121,2377,438

コインパーキングの運営ビジネスにおきましては、安定的な収益が見込まれる郊外住宅地に加え、北陸新幹線が新規開業した金沢-敦賀間の新駅周辺においても、積極的に駐車場・駐輪場の開設を進めました。
駐車場機器の販売・保守ビジネスにおきましては、新紙幣発行に伴う紙幣識別機交換の特需に加え、駐車場機器の販売数も前連結会計年度を上回りました。大口顧客の解約の影響で管理受託件数は通期で減少となったものの、医療施設の大型駐車場や商業施設の駐輪場の管理受託によって管理車室数は大きく増加しました。
その結果、当連結会計年度における外部顧客への売上高は7,478,038千円(前連結会計年度比10.6%増)、セグメント利益は1,032,312千円(同15.0%増)となりました。
b.プロパティマネジメント事業
当連結会計年度においては、コストの見直し及び不要不急の投資を控え、利益の確保に努めました。その結果、外部顧客への売上高は131,735千円(前連結会計年度比8.2%増)、セグメント利益は6,593千円(同150.8%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,395,275千円(前連結会計年度比2.3%減)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られた資金は788,188千円(前連結会計年度は得られた資金563,834千円)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純利益471,716千円、減価償却費370,250千円、減損損失73,873千円、売上債権の増加額107,473千円及び法人税等の支払額172,749千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は356,292千円(前連結会計年度は使用した資金415,710千円)となりました。その主な要因は、特定投資株式の保有目的見直しに伴う売却に係る投資有価証券売却による収入62,256千円及び直営駐車場・駐輪場の新規開設に係る有形固定資産の取得による支出385,673千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は465,060千円(前連結会計年度は使用した資金338,492千円)となりました。その主な要因は、直営駐車場に係る設備投資等のための長期借入れによる収入400,000千円、長期借入金の返済による支出749,057千円、リース債務の返済による支出43,964千円及び配当金の支払額72,038千円であります。
④ 生産、受注及び販売の実績
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
a.生産実績
当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年7月1日
至 2024年6月30日)
金 額(千円)前期比(%)
コインパーキング事業7,478,038110.6
プロパティマネジメント事業131,735108.2
その他6,982148.0
合 計7,616,755110.6

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの財政状態及び経営成績の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況 ②経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、当社グループの資金需要のうち、運転資金にかかる主なものは、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであり、投資にかかる資金需要の主なものは、コインパーキング事業にかかる設備投資やプロパティマネジメント事業にかかる設備投資によるものであります。
これらの資金需要に対し、運転資金については営業キャッシュ・フローで充足し、設備投資については主に金融機関からの長期借入により調達することを基本としております。

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