有価証券報告書-第29期(2024/07/01-2025/06/30)

【提出】
2025/09/25 10:30
【資料】
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【項目】
161項目
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、2,383,138千円と前連結会計年度末と比べ145,467千円(6.5%)の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加132,402千円、貯蔵品の減少20,555千円及び直営駐車場・駐輪場用地の賃借に係る前払費用の増加14,857千円であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、4,728,529千円と前連結会計年度末と比べ18,687千円(0.4%)の減少となりました。その主な要因は、有形固定資産の減少45,366千円、無形固定資産の増加33,407千円及び投資その他の資産の減少6,727千円であります。
有形固定資産につきましては、福井県福井市、千葉県千葉市に所在する賃貸用不動産を売却したこと等による建物及び構築物の減少16,531千円、土地の減少156,756千円及び直営駐車場・駐輪場の新規開設に係る設備投資による機械装置及び運搬具の増加110,623千円が主な要因であります。
無形固定資産につきましては、コールセンターの入電管理システム刷新及び駐車場検索・利用料金決済が出来るスマートフォンアプリ「SmooPA」の機能拡張によりその他に含まれるソフトウエアの増加35,387千円が主な要因であります。
投資その他の資産につきましては、保有株式の売却等による投資有価証券の減少6,363千円及びサーバーのライセンス更新等によるその他に含まれる長期前払費用の増加9,002千円が主な要因であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、1,920,394千円と前連結会計年度末と比べ39,329千円(2.0%)の減少となりました。その主な要因は、買掛金の減少54,301千円、1年内返済予定の長期借入金の増加128,931千円、未払法人税等の減少45,481千円及びその他に含まれる未払金の減少50,748千円であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、2,736,138千円と前連結会計年度末と比べ8,137千円(0.3%)の減少となりました。その主な要因は、長期借入金の減少32,970千円、直営駐車場・駐輪場の開設による資産除去債務の増加39,331千円及び賃貸用建物入居者の売却に伴う長期預り敷金保証金の減少10,311千円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、2,455,135千円と前連結会計年度末と比べ174,247千円(7.6%)の増加となりました。その主な要因は、利益剰余金の増加173,815千円であります。
② 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、消費マインドの停滞による足踏み傾向が一部見られたものの、雇用・所得環境が改善する中、緩やかな回復が継続しております。一方で、物価上昇の継続や金融政策の動向、海外経済の先行き懸念等の影響による我が国の経済への下押し圧力等については、引き続き注視が必要な状況です。
当社グループが属する駐車場業界におきましては、経済の緩やかな回復が商業施設や繁華街、オフィス街等への外出機会を増やし、駐車場の堅調な稼働を支えました。一方で、昨今における物価や人件費、地価の上昇に伴い、駐車場の開設及び運営にかかるコストは増加しており、これらの価格転嫁を目的とする駐車料金の見直しが全国的に進みました。
このような環境のもと、当社グループは、コインパーキング運営事業者に対する駐車場機器の販売を中心に売上の拡大を図りつつ、収益性の高い物件を厳選して直営駐車場の開設を進めました。特に、直営駐車場においては、駐車スペースがフラットで駐車や乗り降りがしやすいフラップレス駐車場の推進や、料金精算時に硬貨詰まりなどのトラブルが起こらないキャッシュレス決済への対応など、利用者が安心して使える駐車場づくりに努めました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は7,876,897千円(前連結会計年度比3.4%増)、営業利益は426,209千円(同22.5%減)、経常利益は416,305千円(同22.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は247,048千円(同15.6%減)となりました。当連結会計年度における売上総利益率は26.2%(前連結会計年度比1.5%減)、自己資本利益率は10.4%(同3.1%減)となりました。
報告セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。
a.コインパーキング事業
当社グループのコインパーキング事業は、主に、コインパーキングの運営ビジネスと駐車場機器の販売・保守ビジネスで構成されています。前者では、土地所有者から当社グループが土地を賃借し、当社グループ直営の駐車場・駐輪場として運営し、後者では、当社グループが駐車場運営事業者に駐車場機器を販売し、当社グループが駐車場システムの保守業務を受託しております。当連結会計年度における直営及び管理受託している駐車場・駐輪場数並びに車室数は以下のとおりであります。
(直営及び管理受託の運営駐車場・駐輪場数)
区分当期首増加減少当期末増減
直営駐車場・
駐輪場(件)
1,257107541,31053
管理受託駐車場・
駐輪場(件)
6,0783877515,714△364

(車室数)
区分当期首増加減少当期末増減
直営駐車場・
駐輪場(車室)
23,3303,4133,14923,594264
管理受託駐車場・
駐輪場(車室)
121,23713,7449,575125,4064,169

コインパーキングの運営ビジネスにおきましては、安定的な収益が見込まれる郊外住宅地を中心に駐車場・駐輪場の開設を進めました。特に、当社グループが除雪対応等で強みを発揮できる北海道・東北・北陸での駐車場開設に注力しました。これにより、直営駐車場・駐輪場の件数は純増となりましたが、大型駐輪場の解約の影響から車室数は横ばいとなりました。既存の駐車場・駐輪場においては、周辺環境の変化に応じた駐車料金の見直しや、キャッシュレス対応など利用者の利便性向上につながる設備の普及を進めることで、収益力の向上に努めました。
駐車場機器の販売・保守ビジネスにおきましては、駐車場機器の販売数が前連結会計年度を大きく上回ったことに加え、新紙幣や新硬貨への対応を一旦見合わせていた既存駐車場において、後追いでの設備の改修・入替需要が見られました。収益性の改善を目的とした大口顧客の解約を実施したことにより、管理受託駐車場・駐輪場数は通期で減少したものの、商業施設の駐輪場の管理を複数受託したことにより、管理車室数は増加しました。
その結果、当連結会計年度における外部顧客への売上高は7,749,556千円(前連結会計年度比3.6%増)、セグメント利益は915,796千円(同11.3%減)となりました。
b.プロパティマネジメント事業
当連結会計年度においては、一部の賃貸ビルを売却したことにより売上が減少した結果、外部顧客への売上高は112,306千円(前連結会計年度比14.7%減)、セグメント損失は6,972千円(前連結会計年度は6,593千円のセグメント利益)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,467,677千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られた資金は590,628千円(前連結会計年度は得られた資金788,188千円)となりました。
その主な要因は、税金等調整前当期純利益398,729千円、減価償却費433,081千円及び仕入債務の減少54,301千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は515,966千円(前連結会計年度は使用した資金356,292千円)となりました。その主な要因は、定期預金の預入による支出60,000千円、直営駐車場・駐輪場の新規開設に係る機械装置等及び用地取得に係る有形固定資産の取得による支出618,029千円、福井県福井市、千葉県千葉市に所在する賃貸用不動産に係る有形固定資産の売却による収入238,913千円及びコールセンターの入電管理システム刷新、駐車場検索・利用料金決済が出来るスマートフォンアプリ「SmooPA」の機能拡張による無形固定資産の取得による支出62,476千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は2,259千円(前連結会計年度は使用した資金465,060千円)となりました。その主な要因は、設備投資資金の新規借入及び借り換えに伴う長期借入れによる収入700,000千円、長期借入金の返済による支出604,039千円、リース債務の返済による支出24,707千円及び配当金の支払額73,232千円であります。
④ 生産、受注及び販売の実績
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
a.生産実績
当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年7月1日
至 2025年6月30日)
金 額(千円)前期比(%)
コインパーキング事業7,749,556103.6
プロパティマネジメント事業112,30685.3
その他15,035215.3
合 計7,876,897103.4

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの財政状態及び経営成績の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況 ②経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、当社グループの資金需要のうち、運転資金にかかる主なものは、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであり、投資にかかる資金需要の主なものは、コインパーキング事業にかかる設備投資やプロパティマネジメント事業にかかる設備投資によるものであります。
これらの資金需要に対し、運転資金については営業キャッシュ・フローで充足し、設備投資については主に金融機関からの長期借入により調達することを基本としております。

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