有価証券報告書-第11期(2024/06/01-2025/05/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度につきましては、「abceed」のサービス改善、コンテンツの拡充と販売拡大に注力し、一般ユーザー、法人等の有料会員数の獲得を図ってまいりました。当事業年度末において、有料会員数は11.7万人となっており、前事業年度末時点の10.1万人から伸長しております。当事業年度中には、その中心となる一般ユーザー向けのProプランの半額キャンペーンの実施等により多くの新規有料会員数を獲得したことが寄与したほか、2024年3月に実施した「abceed」Proプランの約2割の値上げによる影響が反映されました。大幅な値上げの影響で、有料会員転換率が低下し有料会員数の増加率は抑えられたものの、想定通りに平均単価の上昇により売上高の成長には寄与しております。
新規コンテンツの追加やユーザビリティの向上に資する機能改善や品質の向上にも引き続き注力しております。当事業年度の大きなトピックであったAI英会話機能については、2024年8月のリリース以降、累計46本の英会話シナリオをリリースしており、AIキャラクターと気軽に英会話トレーニングを行う体験が可能となっております。
次いで主要なトピックとしては、アニメコンテンツの導入です。すでに映画コンテンツで提携していたパラマウント社よりアニメ「スポンジ・ボブ」のライセンスを獲得、対応したのち、2025年4月には株式会社アニプレックスより日本アニメとして初となる「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」(英語吹替え版)のライセンスを獲得し、配信を開始いたしました。さらに、株式会社トムス・エンタテインメントの人気アニメ「ルパン三世」シリーズ(英語吹替え版)にも対応しました。アニメコンテンツはユーザーの利用率が高く、ユーザー獲得にも繋がるものと考えられ、今後もアニメコンテンツへの対応を強化してまいります。
その他にも、2025年2月には著名な英語講師のTEX加藤氏による最新のTOEIC®傾向を反映した「abceed」オリジナル文法問題集をリリースするなど、TOEIC®、英検®、学参分野などのコンテンツの強化も推進しております。
機能開発の面では、学校向けには先生の声から生まれた「AI英作文添削プラン」をリリースしております。学校現場の要望に寄り添ったリライトに重点を置いた添削機能は、今後の学校向け販売拡大にも繋がると考えております。
また2025年3月には従来のProプランに加え、各分野に特化した「映画プラン」「英会話プラン」をリリースしました。映画・ドラマ・アニメ、AI英会話といった新規領域に特化した廉価プランにより、新たな有料会員の獲得に寄与するものと考えております。
このような状況のなか、当事業年度の経営成績は、売上高は1,637,523千円(前期比27.1%の増加)、営業利益は411,481千円(前期比28.6%の増加)、経常利益は408,188千円(前期比27.5%の増加)、当期純利益は281,636千円(前期比24.2%の増加)となりました。
当社は教育サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載しておりません。
②財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における総資産につきましては、前事業年度末に比べ517,455千円増加し、2,243,652千円となりました。これは主に、販売の拡大等のため現金及び預金が124,618千円増加、前払費用が163,262千円増加したことにより流動資産が379,324千円増加した一方、機能開発及びコンテンツ開発の推進によりソフトウエアが113,816千円増加したことにより固定資産が138,131千円増加したためであります。
(負債)
当事業年度末における負債につきましては、前事業年度末と比べ232,422千円増加し、1,341,727千円となりました。これは主に、販売の拡大により契約負債が215,332千円増加したことにより流動負債が282,402千円増加した一方、長期借入金が49,980千円減少したことにより固定負債が49,980千円減少したためであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産につきましては、前事業年度末と比べ285,032千円増加し、901,925千円となりました。これは主に、資本金が1,697千円増加、資本準備金が1,697千円増加、当期純利益281,636千円の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて
124,618千円増加し、1,151,883千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は387,323千円(前事業年度は387,448千円の獲得)となりました。これは主に、契約負債などのその他の流動負債の増加額261,369千円、税引前当期純利益408,188千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は213,557千円(前事業年度は154,367千円の使用)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出190,200千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は46,584千円(前事業年度は245,169千円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出49,980千円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.当社は報告セグメントが単一のセグメントであります。
2.販売実績が前年同期比で大きく増加しているのは、主力の一般ユーザー(個人)及び法人向けの「abceed」の販売が拡大しているためであります。
3.最近2事業年度の主要な販売先及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や取引状況を勘案し、会計基準の範囲内でかつ合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
当社の財務諸表を作成するにあたって採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは以下のとおりであります。
(繰延税金資産の回収可能性)
当社は、繰延税金資産について、将来の課税所得見込額が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに基づき算出しているため、その見積りの前提条件に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産の減額により経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高、売上原価及び売上総利益)
当事業年度の売上高は1,637,523千円(前期比27.1%増)となりました。売上高の主な増加要因は、有料会員数の大幅な増加であります。「abceed」のサービス改善、コンテンツの拡充と販売拡大に注力し、一般ユーザー、法人等の有料会員数の増加を図ったことが、売上高の増加に寄与いたしました。
売上原価は主に、変動費であるプラットフォーム決済手数料、コンテンツのライセンス料等の増加であります。また、コンテンツの開発やAI英語スクール「ABCEED ENGLISH」の運営に要した人件費等も計上しており、売上原価は856,212千円(前期比24.0%増)となりました。その結果、売上総利益は781,310千円(前期比30.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当事業年度の販売費及び一般管理費は369,829千円(前期比32.8%増)となりました。営業活動に係る人件費及び採用教育費、組織運営上の一般管理費の増加に加え、広告宣伝費が増加いたしました。一方で、売上総利益が増加したことにより、営業利益は411,481千円(前期比28.6%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は主に雑収入が減少したことにより693千円(前期比38.8%減)となり、また営業外費用は主に支払利息、為替差損が増加したことにより3,986千円(前期比318.8%増)となりました。結果として、経常利益は408,188千円(前期比27.5%増)となりました。
(特別利益、特別損失、当期純利益)
特別利益及び特別損失の計上はありません。この結果、税引前当期純利益は408,188千円(前期比27.4%増)となりました。また、法人税等は126,551千円(前期比35.3%増)となり、その結果、当期純利益は281,636千円(前期比24.2%増)となりました。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性
キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社は、事業運営上必要な資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社の資金需要は、プロダクト、コンテンツの開発にかかる人件費や外注費、出版社のコンテンツ提供に対するライセンス料、広告宣伝費、営業及びカスタマーサポートに関する人件費などであります。必要な資金の調達について、自己資金又は金融機関からの借入を基本としており、都度最適な方法を選択しております。
当事業年度末における長期借入金の残高は27,827千円、1年内返済予定の長期借入金の残高は49,980千円、短期借入金の残高は30,000千円であります。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は1,151,883千円となります。
なお、当社は、教育サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。これらのリスクに対して継続的にモニタリングを行い現状把握に努めるとともに、平時から対応策を検討し、リスクの最小化・分散化を図っていきます。
⑤経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑥経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度につきましては、「abceed」のサービス改善、コンテンツの拡充と販売拡大に注力し、一般ユーザー、法人等の有料会員数の獲得を図ってまいりました。当事業年度末において、有料会員数は11.7万人となっており、前事業年度末時点の10.1万人から伸長しております。当事業年度中には、その中心となる一般ユーザー向けのProプランの半額キャンペーンの実施等により多くの新規有料会員数を獲得したことが寄与したほか、2024年3月に実施した「abceed」Proプランの約2割の値上げによる影響が反映されました。大幅な値上げの影響で、有料会員転換率が低下し有料会員数の増加率は抑えられたものの、想定通りに平均単価の上昇により売上高の成長には寄与しております。
新規コンテンツの追加やユーザビリティの向上に資する機能改善や品質の向上にも引き続き注力しております。当事業年度の大きなトピックであったAI英会話機能については、2024年8月のリリース以降、累計46本の英会話シナリオをリリースしており、AIキャラクターと気軽に英会話トレーニングを行う体験が可能となっております。
次いで主要なトピックとしては、アニメコンテンツの導入です。すでに映画コンテンツで提携していたパラマウント社よりアニメ「スポンジ・ボブ」のライセンスを獲得、対応したのち、2025年4月には株式会社アニプレックスより日本アニメとして初となる「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」(英語吹替え版)のライセンスを獲得し、配信を開始いたしました。さらに、株式会社トムス・エンタテインメントの人気アニメ「ルパン三世」シリーズ(英語吹替え版)にも対応しました。アニメコンテンツはユーザーの利用率が高く、ユーザー獲得にも繋がるものと考えられ、今後もアニメコンテンツへの対応を強化してまいります。
その他にも、2025年2月には著名な英語講師のTEX加藤氏による最新のTOEIC®傾向を反映した「abceed」オリジナル文法問題集をリリースするなど、TOEIC®、英検®、学参分野などのコンテンツの強化も推進しております。
機能開発の面では、学校向けには先生の声から生まれた「AI英作文添削プラン」をリリースしております。学校現場の要望に寄り添ったリライトに重点を置いた添削機能は、今後の学校向け販売拡大にも繋がると考えております。
また2025年3月には従来のProプランに加え、各分野に特化した「映画プラン」「英会話プラン」をリリースしました。映画・ドラマ・アニメ、AI英会話といった新規領域に特化した廉価プランにより、新たな有料会員の獲得に寄与するものと考えております。
このような状況のなか、当事業年度の経営成績は、売上高は1,637,523千円(前期比27.1%の増加)、営業利益は411,481千円(前期比28.6%の増加)、経常利益は408,188千円(前期比27.5%の増加)、当期純利益は281,636千円(前期比24.2%の増加)となりました。
当社は教育サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載しておりません。
②財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における総資産につきましては、前事業年度末に比べ517,455千円増加し、2,243,652千円となりました。これは主に、販売の拡大等のため現金及び預金が124,618千円増加、前払費用が163,262千円増加したことにより流動資産が379,324千円増加した一方、機能開発及びコンテンツ開発の推進によりソフトウエアが113,816千円増加したことにより固定資産が138,131千円増加したためであります。
(負債)
当事業年度末における負債につきましては、前事業年度末と比べ232,422千円増加し、1,341,727千円となりました。これは主に、販売の拡大により契約負債が215,332千円増加したことにより流動負債が282,402千円増加した一方、長期借入金が49,980千円減少したことにより固定負債が49,980千円減少したためであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産につきましては、前事業年度末と比べ285,032千円増加し、901,925千円となりました。これは主に、資本金が1,697千円増加、資本準備金が1,697千円増加、当期純利益281,636千円の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて
124,618千円増加し、1,151,883千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は387,323千円(前事業年度は387,448千円の獲得)となりました。これは主に、契約負債などのその他の流動負債の増加額261,369千円、税引前当期純利益408,188千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は213,557千円(前事業年度は154,367千円の使用)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出190,200千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は46,584千円(前事業年度は245,169千円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出49,980千円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当事業年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 教育サービス事業 | 1,637,523 | 127.1 |
| 合計 | 1,637,523 | 127.1 |
(注)1.当社は報告セグメントが単一のセグメントであります。
2.販売実績が前年同期比で大きく増加しているのは、主力の一般ユーザー(個人)及び法人向けの「abceed」の販売が拡大しているためであります。
3.最近2事業年度の主要な販売先及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前事業年度 (自 2023年6月1日 至 2024年5月31日) | 当事業年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| Apple Inc. | 628,981 | 56.7 | 867,198 | 59.1 |
| SBペイメントサービス株式会社 | 364,538 | 32.8 | 445,904 | 30.4 |
| Google LLC | 116,561 | 10.5 | 153,918 | 10.5 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や取引状況を勘案し、会計基準の範囲内でかつ合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
当社の財務諸表を作成するにあたって採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは以下のとおりであります。
(繰延税金資産の回収可能性)
当社は、繰延税金資産について、将来の課税所得見込額が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに基づき算出しているため、その見積りの前提条件に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産の減額により経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高、売上原価及び売上総利益)
当事業年度の売上高は1,637,523千円(前期比27.1%増)となりました。売上高の主な増加要因は、有料会員数の大幅な増加であります。「abceed」のサービス改善、コンテンツの拡充と販売拡大に注力し、一般ユーザー、法人等の有料会員数の増加を図ったことが、売上高の増加に寄与いたしました。
売上原価は主に、変動費であるプラットフォーム決済手数料、コンテンツのライセンス料等の増加であります。また、コンテンツの開発やAI英語スクール「ABCEED ENGLISH」の運営に要した人件費等も計上しており、売上原価は856,212千円(前期比24.0%増)となりました。その結果、売上総利益は781,310千円(前期比30.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当事業年度の販売費及び一般管理費は369,829千円(前期比32.8%増)となりました。営業活動に係る人件費及び採用教育費、組織運営上の一般管理費の増加に加え、広告宣伝費が増加いたしました。一方で、売上総利益が増加したことにより、営業利益は411,481千円(前期比28.6%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は主に雑収入が減少したことにより693千円(前期比38.8%減)となり、また営業外費用は主に支払利息、為替差損が増加したことにより3,986千円(前期比318.8%増)となりました。結果として、経常利益は408,188千円(前期比27.5%増)となりました。
(特別利益、特別損失、当期純利益)
特別利益及び特別損失の計上はありません。この結果、税引前当期純利益は408,188千円(前期比27.4%増)となりました。また、法人税等は126,551千円(前期比35.3%増)となり、その結果、当期純利益は281,636千円(前期比24.2%増)となりました。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性
キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社は、事業運営上必要な資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社の資金需要は、プロダクト、コンテンツの開発にかかる人件費や外注費、出版社のコンテンツ提供に対するライセンス料、広告宣伝費、営業及びカスタマーサポートに関する人件費などであります。必要な資金の調達について、自己資金又は金融機関からの借入を基本としており、都度最適な方法を選択しております。
当事業年度末における長期借入金の残高は27,827千円、1年内返済予定の長期借入金の残高は49,980千円、短期借入金の残高は30,000千円であります。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は1,151,883千円となります。
なお、当社は、教育サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。これらのリスクに対して継続的にモニタリングを行い現状把握に努めるとともに、平時から対応策を検討し、リスクの最小化・分散化を図っていきます。
⑤経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑥経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。