有価証券報告書-第11期(2025/07/01-2026/06/30)
(1) 経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度(2025年7月1日~2026年6月30日)における我が国経済は、雇用・所得環境などの改善が緩やかな回復基調を支える一方で、中東やウクライナにおける紛争の長期化、諸外国の政策動向や物価上昇の継続などにより依然として先行きは不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社では引き続きTOKYO GIRLS COLLECTION(以下、「TGC」という)のブランドを活かした独自のプロデュースノウハウを軸に、ヒト・モノ・コト・地域をさらに輝かせ、その価値を最大化していくことをミッションとして既存事業の深耕と収益基盤の多角化に注力してまいりました。
TGCプロデュース領域では、ブランド価値創造の源泉たる事業として、2025年9月に「第41回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 AUTUMN/WINTER」、2026年3月に「第42回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2026 SPRING/SUMMER」を開催し、協賛枠及び来場者チケットの完売等により当社の収益基盤として貢献しました。また、地方創生プロジェクトも活性化しており、当事業年度は2025年10月「TGC KITAKYUSHU 2025 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(福岡県北九州市)、2025年12月「ヒロマツホールディングス presents TGC HIROSHIMA 2025 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(広島県広島市)、2026年1月「SDGs推進 TGC しずおか 2026」(静岡県静岡市)、2026年2月「Samsung Galaxy presents TGC in あいち・なごや 2026」(愛知県名古屋市)の計4都市でTGCを開催しました。さらに、海外への市場拡大施策として、2025年7月に「Kao presents TGC Jakarta 2025」(インドネシア・ジャカルタ)、2026年3月に「Acecook presents TOKYO GIRLS COLLECTION in VIETNAM 2026」(ベトナム・ホーチミン)を開催し、ジャパンカルチャーの発信を行ってまいりました。
このほか、シティプロモーションとして「“さばえアクション∞”コレクション produced by TGC」(福井県鯖江市)、「EDOGAWA ストリートダンスチャレンジ 2025 supported by LDH JAPAN」「INTERNATIONAL SDGs FES in EDOGAWA 2025 supported by TGC」(いずれも東京都江戸川区)、「GAMA LOVE FES 2025」(愛知県蒲郡市)における「MIKAWA PALETTE produced by TGC STAGE」等、地方自治体のニーズに合わせた多岐にわたる手法によりシティプロモーションを実施しました。2026年5月には伊勢御遷宮委員会、公益社団法人伊勢志摩観光コンベンション機構と連携し、TGCが有する発信力やプロデュースノウハウを活用した、第63回神宮式年遷宮の若年層に向けた機運醸成の取り組みの第一弾として、「第一次お木曳(おきひき)行事」に参画いたしました。そのほか、TGCのプロデュースノウハウや発信力を活かした企業・サービスのプロモーション・プロデュース事業も引き続き実施しております。この結果、TGCプロデュース領域の売上高は3,442百万円(前事業年度比14.8%増)となりました。
コンテンツプロデュース・ブランディング領域では、イオンフィナンシャルサービス株式会社との事業提携による「TGC CARD」利用者の決済額等に基づくロイヤリティの受領、株式会社大創産業とのコラボレーション商品の開発に基づくロイヤリティの受領、「TGC teen 2025 Summer」「TGC KIDS フェス 2025」「TGC Night 2025」「TGC AUDITION 2026」の開催等、東京ガールズコレクションのブランド力やネットワークを活かし新たな価値を創造することにより収益基盤が多層化しております。また、アーティスト・タレントのキャスティングとクリエイティブ制作を組み合わせた顧客商材のブランディング案件で比較的大型契約のサービス提供開始があった影響により、堅調に推移しております。その結果、コンテンツプロデュース・ブランディング領域の売上高は905百万円(前事業年度比4.2%増)となりました。
なお、サービス領域別の状況は次のとおりであります。
サービス領域別売上高
あらゆる社会課題や企業・サービスのブランディングのニーズに対して当社が提供できるソリューションは拡大しているものの、人件費の上昇、物価の高騰が継続しており、結果として売上原価率が上昇しました。また、既存従業員の賃金ベースアップの実施や中途採用の拡大など、中長期的な事業成長を見据えた人的資本投資に引き続き注力していることから、販売費及び一般管理費も増加しましたが、増収効果により営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも前事業年度実績を上回ることとなりました。
以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高4,375百万円(前事業年度比11.5%増)、営業利益398百万円(同13.4%増)、経常利益394百万円(同15.5%増)、当期純利益251百万円(同45.5%増)となりました。
また、当社は、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、調整後営業利益、調整後当期純利益を採用しております。これらの指標は、当社のTOKYO GIRLS COLLECTIONというブランド価値を活用した社会への価値提供の程度、また当社における経営の効率性を測るためのものとして適切であると考えております。
(調整後利益の計算方法)
調整後営業利益=営業利益+のれん償却額+商標権償却額
調整後当期純利益=税引前当期純利益+のれん償却額+商標権償却額-想定税金費用(※1)
※1想定税金費用=法人税、住民税及び事業税+法人税等調整額+商標権償却額×実効税率(課税所得が発生する場合)
当事業年度の調整後営業利益は561百万円(前事業年度比9.0%増)、調整後当期純利益は387百万円(同25.4%増)となりました。なお、調整後営業利益、調整後当期純利益については、PwC Japan有限責任監査法人の監査を受けておりません。
当社は、ブランディングプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載はしておりません。
②財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における総資産は、前事業年度末と比較して516百万円増加し、3,102百万円となりました。この増加は主に、売掛金及び契約資産213百万円の増加、現金及び預金200百万円の増加、前渡金197百万円の増加、商標権90百万円及びのれん72百万円の償却による減少等によるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末と比較して261百万円増加し、1,275百万円となりました。この増加は主に、前受金361百万円の増加と長期借入金(1年内返済予定を含む)112百万円の約定返済による減少等によるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比較して254百万円増加し、1,826百万円となりました。この増加は主に、当期純利益の計上による利益剰余金251百万円の増加があったことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ200百万円増加し、2,044百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は343百万円(前事業年度は568百万円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益394百万円の計上に加え、前受金361百万円の増加、商標権90百万円及びのれん72百万円の償却費の計上により資金が増加した一方、売上債権213百万円の増加、前渡金197百万円の増加及び法人税等の支払130百万円等による資金の減少があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は33百万円(前事業年度は83百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出8百万円、出資金の払込による支出20百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は109百万円(前事業年度は570百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の約定返済による支出112百万円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。
なお、当社は、ブランディングプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載はしておりません。
(注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(注) 総販売実績に対する割合が100分の10未満の相手先については記載を省略しております。また、前事業年度における株式会社NTTドコモに対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成に当たり、決算日における財政状態及び会計期間における経営成績に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、この見積りと異なる場合があります。
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。また、当該注記事項に記載の翌事業年度の財務諸表に与える影響は、翌事業年度以降においても同様に影響を及ぼす可能性があります。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・結果内容
(売上高、営業費用及び営業利益)
「(1)経営成績等の状況の概要①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(営業外損益及び経常利益)
当事業年度において、受取利息3百万円、受取賃貸料9百万円等により営業外収益が15百万円(前事業年度は2百万円)、支払利息4百万円、投資事業組合運用損4百万円、賃貸費用9百万円等により営業外費用が19百万円(前事業年度は12百万円)発生しております。この結果、経常利益は、前事業年度に比べ52百万円増加し、394百万円(前事業年度比15.5%増)となりました。
(特別損益、法人税等及び当期純利益)
当事業年度において、投資有価証券評価損26千円により、特別損失が26千円発生しております。
法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合算した法人税等は、142百万円(前事業年度比2.8%増)となりました。これは主に、課税所得の増加により法人税、住民税及び事業税が増加したためであります。
この結果、当期純利益は、前事業年度に比べ78百万円増加し、251百万円(前事業年度比45.5%増)となりました。また、当社の経営方針、経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としている調整後当期純利益は、前事業年度に比べ78百万円増加し、387百万円(前事業年度比25.4%増)となりました。なお、調整後当期純利益については、PwC Japan有限責任監査法人の監査を受けておりません。
財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要②財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、人件費、外注費等の営業費用であります。必要な運転資金は自己資金、金融機関からの借入で調達し、事業運営上必要な流動性を確保していくことを基本方針としております。なお、資金調達方法の優先順位等に特段方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて柔軟に検討を行う予定です。
なお、キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑤経営者の問題意識と今後の方針に関して
当社は、「すべてのヒト・モノ・コト・地域が輝く世界をつくる」というビジョンを掲げ、事業を拡大してまいりました。当社がこの経営方針のもと、長期的な競争力を維持し持続的な成長を図るためには、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対して、経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、最善の経営方針を立案していくことが必要であると認識しております。
⑥経営戦略の現状と見通し
経営戦略の現状と見通しについては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
⑦経営方針、経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、主な経営指標として売上高、営業利益、調整後営業利益及び調整後当期純利益を重視しております。
(参考情報)
当社は、過去に子会社との合併及び商標権の取得を実施しています。このため当社の貸借対照表には、当該取引に起因するのれん及び商標権が計上されており、損益計算書にはこれらにかかる償却費が計上されています。子会社との合併及び商標権の取得の概要は下記のとおりです。
a.子会社との合併
2016年9月に、株式会社TOKYO GIRLS COLLECTION(以下㈱TGC。現在の当社)が当時TGCの企画・運営を行っていた株式会社W media(以下㈱W media)を100%子会社化しました。その後に、㈱W mediaは㈱TGCを存続会社とする吸収合併により消滅しました(本合併により、存続会社である㈱TGCはのれんを引継ぎました)。
b.商標権
2018年6月に、当社は当時の親会社であった株式会社ディー・エル・イーよりTGCに関連する広範な商標権を取得しました。
上記の取引は、商標権の保有者及び、TGCの企画・運営者が分離していたという当社固有の事情を解消するために実行されたものであり、このような特殊事情がなければのれん及び商標権は生じていなかったものです。従って、当社の正常な収益力を評価する上では、これらの償却額の影響を調整した営業利益と当期純利益を参照することが適切と考えており、当社ではこれらの調整後利益を重要な指標として重視しております。
前事業年度及び当事業年度における各指標は以下のとおりであり、引き続き経営課題の改善を図りながら、経営戦略を推進してまいります。
売上高、営業利益、調整後営業利益及び調整後当期純利益
(注) 調整後営業利益、調整後税引前当期純利益、調整後当期純利益については、PwC Japan有限責任監査法人の監査を受けておりません。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度(2025年7月1日~2026年6月30日)における我が国経済は、雇用・所得環境などの改善が緩やかな回復基調を支える一方で、中東やウクライナにおける紛争の長期化、諸外国の政策動向や物価上昇の継続などにより依然として先行きは不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社では引き続きTOKYO GIRLS COLLECTION(以下、「TGC」という)のブランドを活かした独自のプロデュースノウハウを軸に、ヒト・モノ・コト・地域をさらに輝かせ、その価値を最大化していくことをミッションとして既存事業の深耕と収益基盤の多角化に注力してまいりました。
TGCプロデュース領域では、ブランド価値創造の源泉たる事業として、2025年9月に「第41回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 AUTUMN/WINTER」、2026年3月に「第42回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2026 SPRING/SUMMER」を開催し、協賛枠及び来場者チケットの完売等により当社の収益基盤として貢献しました。また、地方創生プロジェクトも活性化しており、当事業年度は2025年10月「TGC KITAKYUSHU 2025 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(福岡県北九州市)、2025年12月「ヒロマツホールディングス presents TGC HIROSHIMA 2025 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(広島県広島市)、2026年1月「SDGs推進 TGC しずおか 2026」(静岡県静岡市)、2026年2月「Samsung Galaxy presents TGC in あいち・なごや 2026」(愛知県名古屋市)の計4都市でTGCを開催しました。さらに、海外への市場拡大施策として、2025年7月に「Kao presents TGC Jakarta 2025」(インドネシア・ジャカルタ)、2026年3月に「Acecook presents TOKYO GIRLS COLLECTION in VIETNAM 2026」(ベトナム・ホーチミン)を開催し、ジャパンカルチャーの発信を行ってまいりました。
このほか、シティプロモーションとして「“さばえアクション∞”コレクション produced by TGC」(福井県鯖江市)、「EDOGAWA ストリートダンスチャレンジ 2025 supported by LDH JAPAN」「INTERNATIONAL SDGs FES in EDOGAWA 2025 supported by TGC」(いずれも東京都江戸川区)、「GAMA LOVE FES 2025」(愛知県蒲郡市)における「MIKAWA PALETTE produced by TGC STAGE」等、地方自治体のニーズに合わせた多岐にわたる手法によりシティプロモーションを実施しました。2026年5月には伊勢御遷宮委員会、公益社団法人伊勢志摩観光コンベンション機構と連携し、TGCが有する発信力やプロデュースノウハウを活用した、第63回神宮式年遷宮の若年層に向けた機運醸成の取り組みの第一弾として、「第一次お木曳(おきひき)行事」に参画いたしました。そのほか、TGCのプロデュースノウハウや発信力を活かした企業・サービスのプロモーション・プロデュース事業も引き続き実施しております。この結果、TGCプロデュース領域の売上高は3,442百万円(前事業年度比14.8%増)となりました。
コンテンツプロデュース・ブランディング領域では、イオンフィナンシャルサービス株式会社との事業提携による「TGC CARD」利用者の決済額等に基づくロイヤリティの受領、株式会社大創産業とのコラボレーション商品の開発に基づくロイヤリティの受領、「TGC teen 2025 Summer」「TGC KIDS フェス 2025」「TGC Night 2025」「TGC AUDITION 2026」の開催等、東京ガールズコレクションのブランド力やネットワークを活かし新たな価値を創造することにより収益基盤が多層化しております。また、アーティスト・タレントのキャスティングとクリエイティブ制作を組み合わせた顧客商材のブランディング案件で比較的大型契約のサービス提供開始があった影響により、堅調に推移しております。その結果、コンテンツプロデュース・ブランディング領域の売上高は905百万円(前事業年度比4.2%増)となりました。
なお、サービス領域別の状況は次のとおりであります。
サービス領域別売上高
| サービス領域 | 2025年6月期 (前事業年度) | 2026年6月期 (当事業年度) | 前事業年度比 | |||||||||
| 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 増減率 | |||||||
| TGCプロデュース領域 | 2,998 | 百万円 | 76.4 | % | 3,442 | 百万円 | 78.7 | % | 443 | 百万円 | 14.8 | % |
| コンテンツプロデュース・ブランディング領域 | 868 | 百万円 | 22.1 | % | 905 | 百万円 | 20.7 | % | 36 | 百万円 | 4.2 | % |
| デジタル広告領域 | 57 | 百万円 | 1.5 | % | 27 | 百万円 | 0.6 | % | △30 | 百万円 | △52.5 | % |
| 合計 | 3,925 | 百万円 | 100.0 | % | 4,375 | 百万円 | 100.0 | % | 450 | 百万円 | 11.5 | % |
あらゆる社会課題や企業・サービスのブランディングのニーズに対して当社が提供できるソリューションは拡大しているものの、人件費の上昇、物価の高騰が継続しており、結果として売上原価率が上昇しました。また、既存従業員の賃金ベースアップの実施や中途採用の拡大など、中長期的な事業成長を見据えた人的資本投資に引き続き注力していることから、販売費及び一般管理費も増加しましたが、増収効果により営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも前事業年度実績を上回ることとなりました。
以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高4,375百万円(前事業年度比11.5%増)、営業利益398百万円(同13.4%増)、経常利益394百万円(同15.5%増)、当期純利益251百万円(同45.5%増)となりました。
また、当社は、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、調整後営業利益、調整後当期純利益を採用しております。これらの指標は、当社のTOKYO GIRLS COLLECTIONというブランド価値を活用した社会への価値提供の程度、また当社における経営の効率性を測るためのものとして適切であると考えております。
(調整後利益の計算方法)
調整後営業利益=営業利益+のれん償却額+商標権償却額
調整後当期純利益=税引前当期純利益+のれん償却額+商標権償却額-想定税金費用(※1)
※1想定税金費用=法人税、住民税及び事業税+法人税等調整額+商標権償却額×実効税率(課税所得が発生する場合)
当事業年度の調整後営業利益は561百万円(前事業年度比9.0%増)、調整後当期純利益は387百万円(同25.4%増)となりました。なお、調整後営業利益、調整後当期純利益については、PwC Japan有限責任監査法人の監査を受けておりません。
当社は、ブランディングプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載はしておりません。
②財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における総資産は、前事業年度末と比較して516百万円増加し、3,102百万円となりました。この増加は主に、売掛金及び契約資産213百万円の増加、現金及び預金200百万円の増加、前渡金197百万円の増加、商標権90百万円及びのれん72百万円の償却による減少等によるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末と比較して261百万円増加し、1,275百万円となりました。この増加は主に、前受金361百万円の増加と長期借入金(1年内返済予定を含む)112百万円の約定返済による減少等によるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比較して254百万円増加し、1,826百万円となりました。この増加は主に、当期純利益の計上による利益剰余金251百万円の増加があったことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ200百万円増加し、2,044百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は343百万円(前事業年度は568百万円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益394百万円の計上に加え、前受金361百万円の増加、商標権90百万円及びのれん72百万円の償却費の計上により資金が増加した一方、売上債権213百万円の増加、前渡金197百万円の増加及び法人税等の支払130百万円等による資金の減少があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は33百万円(前事業年度は83百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出8百万円、出資金の払込による支出20百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は109百万円(前事業年度は570百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の約定返済による支出112百万円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。
なお、当社は、ブランディングプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載はしておりません。
| セグメントの名称 | 当事業年度 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) | |
| 金額(百万円) | 前事業年度比(%) | |
| ブランディングプラットフォーム事業 | 4,375 | 111.5 |
| 計 | 4,375 | 111.5 |
(注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) | 当事業年度 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 株式会社NTTドコモ | - | - | 473 | 10.8 |
(注) 総販売実績に対する割合が100分の10未満の相手先については記載を省略しております。また、前事業年度における株式会社NTTドコモに対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成に当たり、決算日における財政状態及び会計期間における経営成績に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、この見積りと異なる場合があります。
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。また、当該注記事項に記載の翌事業年度の財務諸表に与える影響は、翌事業年度以降においても同様に影響を及ぼす可能性があります。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・結果内容
(売上高、営業費用及び営業利益)
「(1)経営成績等の状況の概要①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(営業外損益及び経常利益)
当事業年度において、受取利息3百万円、受取賃貸料9百万円等により営業外収益が15百万円(前事業年度は2百万円)、支払利息4百万円、投資事業組合運用損4百万円、賃貸費用9百万円等により営業外費用が19百万円(前事業年度は12百万円)発生しております。この結果、経常利益は、前事業年度に比べ52百万円増加し、394百万円(前事業年度比15.5%増)となりました。
(特別損益、法人税等及び当期純利益)
当事業年度において、投資有価証券評価損26千円により、特別損失が26千円発生しております。
法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合算した法人税等は、142百万円(前事業年度比2.8%増)となりました。これは主に、課税所得の増加により法人税、住民税及び事業税が増加したためであります。
この結果、当期純利益は、前事業年度に比べ78百万円増加し、251百万円(前事業年度比45.5%増)となりました。また、当社の経営方針、経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としている調整後当期純利益は、前事業年度に比べ78百万円増加し、387百万円(前事業年度比25.4%増)となりました。なお、調整後当期純利益については、PwC Japan有限責任監査法人の監査を受けておりません。
財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要②財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、人件費、外注費等の営業費用であります。必要な運転資金は自己資金、金融機関からの借入で調達し、事業運営上必要な流動性を確保していくことを基本方針としております。なお、資金調達方法の優先順位等に特段方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて柔軟に検討を行う予定です。
なお、キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑤経営者の問題意識と今後の方針に関して
当社は、「すべてのヒト・モノ・コト・地域が輝く世界をつくる」というビジョンを掲げ、事業を拡大してまいりました。当社がこの経営方針のもと、長期的な競争力を維持し持続的な成長を図るためには、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対して、経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、最善の経営方針を立案していくことが必要であると認識しております。
⑥経営戦略の現状と見通し
経営戦略の現状と見通しについては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
⑦経営方針、経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、主な経営指標として売上高、営業利益、調整後営業利益及び調整後当期純利益を重視しております。
(参考情報)
当社は、過去に子会社との合併及び商標権の取得を実施しています。このため当社の貸借対照表には、当該取引に起因するのれん及び商標権が計上されており、損益計算書にはこれらにかかる償却費が計上されています。子会社との合併及び商標権の取得の概要は下記のとおりです。
a.子会社との合併
2016年9月に、株式会社TOKYO GIRLS COLLECTION(以下㈱TGC。現在の当社)が当時TGCの企画・運営を行っていた株式会社W media(以下㈱W media)を100%子会社化しました。その後に、㈱W mediaは㈱TGCを存続会社とする吸収合併により消滅しました(本合併により、存続会社である㈱TGCはのれんを引継ぎました)。
b.商標権
2018年6月に、当社は当時の親会社であった株式会社ディー・エル・イーよりTGCに関連する広範な商標権を取得しました。
上記の取引は、商標権の保有者及び、TGCの企画・運営者が分離していたという当社固有の事情を解消するために実行されたものであり、このような特殊事情がなければのれん及び商標権は生じていなかったものです。従って、当社の正常な収益力を評価する上では、これらの償却額の影響を調整した営業利益と当期純利益を参照することが適切と考えており、当社ではこれらの調整後利益を重要な指標として重視しております。
前事業年度及び当事業年度における各指標は以下のとおりであり、引き続き経営課題の改善を図りながら、経営戦略を推進してまいります。
売上高、営業利益、調整後営業利益及び調整後当期純利益
| 前事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) | 当事業年度 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) | |||
| 売上高 | 3,925 | 百万円 | 4,375 | 百万円 |
| 営業利益 | 351 | 百万円 | 398 | 百万円 |
| +のれん償却額 | 72 | 百万円 | 72 | 百万円 |
| +商標権償却額 | 90 | 百万円 | 90 | 百万円 |
| 調整後営業利益 | 515 | 百万円 | 561 | 百万円 |
| 調整後税引前当期純利益 | 475 | 百万円 | 557 | 百万円 |
| 想定税金費用 | 166 | 百万円 | 170 | 百万円 |
| 調整後当期純利益 | 308 | 百万円 | 387 | 百万円 |
(注) 調整後営業利益、調整後税引前当期純利益、調整後当期純利益については、PwC Japan有限責任監査法人の監査を受けておりません。