有価証券報告書-第8期(2023/11/01-2024/10/31)

【提出】
2025/01/29 15:30
【資料】
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【項目】
111項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国の経済は、社会経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復が続いておりました。一方で、世界的な情勢不安による物価上昇、各国の金融政策による金利上昇などにより、経済の回復ペースが鈍化しており、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
労働市場においては、各都道府県における地域別最低賃金の改定が行われ、全国平均は昨年度から51円増加の1,055円となっており、最低賃金が上昇しております。加えて、人口減少や少子高齢化に伴い社会全体での人手不足が恒常化する中、企業の外部人材の受け入れや多様な働き方へのニーズが広がり、新しい「働き方」を提供する当社への需要は今後更に拡大していくものと考えております。
このような我が国の社会・経済環境のもと、マッチング事業として人材流動化を促進し、飲食業や小売業を中心とした登録クライアント事業所数が引き続き増加しているほか、広告媒体ごとの広告市況や顧客の反応、CPI(注1)を随時モニタリングしながらマーケティング効率の向上に努めており、2023年11月・12月・2024年3月・7月に実施した主にワーカー向けのTVCMなどの大型マスプロモーションによるマーケティング活動により、登録ワーカー数においても大幅に増加しております。
以上の結果、当事業年度において登録ワーカー数は9.5百万人を超え、また、登録クライアント事業所数は31.6万拠点を超えて、流通総額(ワーカーに支払う賃金報酬等の合計額)は90,779百万円(前年同期比66.6%増加)となりました。
また、当事業年度における売上高は26,880,693千円(前年同期比66.5%増加)、営業利益は4,247,676千円(前年同期比117.0%増加)、経常利益は3,924,631千円(前年同期比103.9%増加)、当期純利益は2,797,078千円(前年同期比55.2%増加)となりました。
なお、当社は「タイミー」事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(注1)Cost Per Installの略であり、新規ワーカーの一人あたり獲得コストであります。
(資産)
当事業年度末における流動資産は25,360,846千円となり、前事業年度末に比べ8,530,818千円増加いたしました。これは主に、借入に伴い現金及び預金が4,242,776千円増加、売上高の増加に伴い売掛金が1,017,072千円増加、「タイミー」利用増加に伴い賃金報酬等の立替金が3,251,146千円増加したことによるものであります。また、当事業年度末における固定資産は1,214,163千円となり、前事業年度末に比べ244,034千円増加いたしました。これは主に、増床予定の本社オフィスに関する差入保証金が115,740千円増加、繰延税金資産が132,483千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、26,575,010千円となり、前事業年度末に比べ8,774,853千円増加いたしました。
(負債)
当事業年度末における流動負債は16,699,104千円となり、前事業年度末に比べ6,027,436千円増加いたしました。これは主に、事業拡大に伴い立替払いを行うための短期借入金が3,449,800千円増加、前事業年度は税務上の繰越欠損金を活用したため未払法人税等が1,262,782千円増加したことによるものであります。また、当事業年度末における固定負債は779,913千円となり、前事業年度末に比べ146,610千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が143,315千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、17,479,018千円となり、前事業年度末に比べ5,880,826千円増加いたしました。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は9,095,992千円となり、前事業年度末に比べ2,894,027千円増加いたしました。これは主に、当事業年度において当期純利益2,797,078千円を計上したことに伴い利益剰余金が増加したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ4,242,776千円増加し、当事業年度末には12,238,870千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果獲得した資金は1,183,639千円(前事業年度は749,230千円の使用)となりました。これは主に、立替金の増減額による支出3,251,146千円(前年同期比183,159千円減少)、税引前当期純利益による収入3,925,158千円(前年同期比2,000,812千円増加)によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は284,335千円(前事業年度は541,618千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出138,038千円(前年同期比355,335千円減少)、敷金及び保証金の差入による支出146,758千円(前年同期比82,513千円増加)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果獲得した資金は3,343,471千円(前事業年度は5,306,420千円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純増減額による収入3,449,800千円(前年同期比2,100,400千円減少)によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b.受注実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当社は、「タイミー」事業の単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績をサービス区分別に示すと、次のとおりであります。
サービス区分の名称当事業年度
(自 2023年11月1日
至 2024年10月31日)
金額(千円)前年同期比(%)
「タイミー」マッチングサービス26,842,14066.4
その他38,552142.9
合計26,880,69366.5

(注)主要な販売先につきましては、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産、負債、収益及び費用の報告額ならびに開示に影響を及ぼす見積りを用いております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。
② 経営成績の分析
(売上高)
当事業年度における売上高は、前事業年度と比べて66.5%増の26,880,693千円となりました。これは主に、大型マス広告やデジタル広告をはじめとしたマーケティング活動による登録ワーカー数の増加及びコアワーカー率を上昇させたことによる稼働人数の増加、他業種展開を実現させたことによる登録クライアント事業所数の拡大によるものであります。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当事業年度における販売費及び一般管理費は、前事業年度と比べて58.0%増の21,358,901千円となりました。これは主に、事業拡大に伴い中途採用による従業員数が増加し人件費が増加したことや、サービスの認知度向上のための広告宣伝費が増加したことによるものであります。この結果、営業利益は前事業年度と比べて117.0%増の4,247,676千円となりました。
(営業外収益、営業外費用及び経常利益)
当事業年度における経常利益は前事業年度と比べて103.9%増の3,924,631千円となりました。これは主に、ポイント収入額等を営業外収益に23,668千円、上場関連費用等を営業外費用に346,712千円計上したことによるものであります。
(特別利益、法人税等合計及び当期純利益)
当事業年度において、法人税、住民税及び事業税を1,260,563千円、法人税等調整額を△132,483千円計上しております。この結果、当期純利益は前事業年度と比べて55.2%増の2,797,078千円となりました。
③ 財政状態の分析
財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社の主な資金需要は、ワーカーの勤務終了後に立替払いを行う賃金報酬等に加え、広告宣伝費、人件費等の販売費及び一般管理費、本社及び支社に係る設備投資であります。
当社の事業活動の維持拡大に必要な資金は、主に営業活動により得られた資金のほか、金融機関からの借入により調達しております。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社の経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等及び当該指標の推移につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営戦略及び目標とする経営指標等」に記載のとおりであります。

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